日本ハム(☆3対1★)オリックス =リーグ戦15回戦(2021.08.31)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:上沢 直之(8勝5敗0S)
(セーブ:B.ロドリゲス(0勝2敗2S))
敗戦投手:山﨑 福也(5勝8敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは4回裏、佐藤の適時打で1点を先制する。直後に同点を許すも、5回に野村の適時打で再びリードを奪うと、7回には木村の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・上沢が7回1失点10奪三振の力投で今季8勝目。敗れたオリックスは、打線が9安打で1得点とつながりを欠いた。

◆日本ハム上沢、オリックス山崎福の両先発。序盤は両軍得点圏に走者を進めながらも得点は奪えず。3回終えて0-0。 日本ハムは4回、佐藤が先制適時打。オリックスは5回、紅林が同点適時打を放つも、直後野村の適時二塁打で日本ハムがリード。 上沢が7回135球1失点の力投で8勝目。オリックスは拙攻が響き、連勝は2でストップした。山崎福は8敗目。

◆北海道にゆかりのある西武からの移籍コンビが、首位討ちのキーマンになった。日本ハムは8月31日、オリックス15回戦(札幌ドーム)で3-1で競り勝ち、後半戦初の3連勝。4回に厚岸町出身の佐藤龍世内野手(24)が移籍後、初打点となる先制の左前適時打、2-1の7回には、父が白老町出身の木村文紀外野手(32)が、移籍後、初安打となる追加点の左中間適時二塁打で勝利に貢献し、仲良くお立ち台に並んだ。西武から移籍してきた打のヒーロー2人が、本拠地の札幌ドームで、初めてお立ち台に上がった。まずは、4回に先制の左前適時打を放った佐藤だ。インタビュアーから「白老町出身」と紹介され「厚岸町です」と苦笑いで訂正も「いやあ、うれしいです」と、地元での殊勲打に感無量。7回に、追加点の左中間適時二塁打を放った先輩の木村は「こんなに広い札幌ドームで、皆さんが僕に注目してくれているのは良い気持ち。1988年9月13日生まれ、おとめ座の0型です」と、本拠地ファンに丁寧に自己紹介した。 道産子で、札幌ドームと同じ札幌市豊平区内にある母校、北海高OBの佐藤。木村も父の実家が白老町にあり、幼少期には何度も北海道を訪れていたという。そんな2人が、トレードで加入して、まだ半月ほど。この日、佐藤の先制適時打は移籍後、初打点。木村の適時二塁打は移籍後、初安打となり、栗山監督は「まずは、自分の特徴を思いっきり見せて欲しい。今日みたいに2人の2点で勝てれば、本当にうれしい」と、目尻を下げた。 2人の目の下には、いつも"絆のアイブラック"が一直線に引かれている。本来は太陽や照明のまぶしさを緩和するためのもので、札幌ドームで使用する選手は、ほとんど、いない。木村は、その理由について「(西武時代も)ずっと2人でファームの時からやってきたので、ファイターズに来てもやり続けようと」と佐藤との約束を明かし「これをやることによって、気持ちが入ります」。8歳の年齢差はあれど、強い絆で結ばれている。 お立ち台を降りると、両手でハイタッチし、互いの健闘をたたえ合った。佐藤は「まさか、キムさん(木村)と2人で、初めて同じ日にヒーローになるとは。引退する最後まで、ずっと忘れられない日になると思います」。2人で踏み出した、1歩。感動的な、新天地の記念日となった。【中島宙恵】

◆首位オリックスが最下位日本ハムに痛い黒星を喫した。今季対戦成績3試合で0勝2敗、20イニングで5得点(自責4)と封じられている天敵上沢に、打線は7回135球を投げさせ粘りを見せたが、5回に紅林の適時打で奪った1得点に終わった。 中嶋監督は9安打1得点の打線に「フィニッシュのところ。頑張って(球数を)投げさせたのは非常に大きい。最終的には点を取らなきゃ勝てない」と決定打不足に唇をかんだ。これで貯金を1つ減らして11。リーグ最速の50勝到達はお預けとなった。

◆西武からトレードで移籍した日本ハム・佐藤龍世内野手(24)が「7番・二塁」で先発出場し、移籍後初打点となる先制適時打を放った。 「(打ったのは)チェンジアップ。ストライクが来たら積極的にいこうという気持ちで打席に入ったことが、いい結果につながったと思います。試合は振り出しに戻ったので、次もチームに貢献できるように頑張ります」 両軍無得点で迎えた四回2死一、三塁の第2打席。カウント2-0から相手先発・山崎福のチェンジアップを捉え、左前へ運んだ。貴重な先制点をたたき出し、佐藤は一塁ベース上でガッツポーズを見せた。 北海道厚岸町出身。今月、木村とともに西武から2対2のトレードで日本ハムに新加入した。

◆日本ハムが1分けを挟んで3連勝。1―1の五回に野村の適時二塁打で1点を勝ち越し、七回には木村の適時二塁打で1点を加えた。上沢は10三振を奪い、7回1失点で8勝目。オリックスは継投に失敗し、3連勝を逃した。

◆オリックスは1―1に追い付いた直後の五回に勝ち越しを許した。粘り強く投げていた山崎福が2死一、三塁としたところでベンチは継投を決断。ただ、救援した吉田凌が初球の浮いたスライダーを適時二塁打された。中嶋監督は「そういう場面で出る投手。初球だけ、何とか頑張ってほしかった」と悔やんだ。 この回は無死二塁で、捕手の伏見が飛び出しかけた走者をけん制しようとした際に三遊間に球をたたきつけ、進塁を許す失策もあった。守備のほころびも響き、最下位日本ハム相手に黒星が先行した。

◆日本ハムの野村が1―1の五回2死一、三塁で勝ち越しの適時二塁打を放った。変わったばかりの吉田凌の初球の甘い変化球を逃さず、左翼線にはじき返した。「追い込まれる前に勝負しようと積極的にいった結果」と胸を張った。 4番打者としての仕事を果たし、10試合連続安打とした。「チャンスですごく多くの打順が回ってくる。僕が4番を打つときは点が取れるようにしたい」と表情を引き締めた。

◆日本ハムは31日、オリックス15回戦(札幌ドーム)に3-1で勝ち、後半戦初の3連勝を飾った。8月12日に西武からトレードで移籍した新加入コンビが活躍。佐藤龍世内野手(24)が四回に先制の左前適時打を放つと、木村文紀外野手(32)も七回に新天地での初安打となる適時二塁打をマークした。 ■素手で捕球し好返球 最後は木村が好守で締めた。3-1の九回二死。右中間フェンスを直撃した来田の打球を素手で捕球して好返球。中継を挟み、三塁で刺した。 七回の打席では移籍後初安打となる適時二塁打を放ち、先制打の佐藤とともに初めて札幌ドームで初のお立ち台へ。「こんなに広いドームで皆さんが僕のことを注目してくれているので、いい気持ちです。1988年9月13日生まれ、おとめ座のO型。木村文紀です」とスタンドのファンに笑顔で自己紹介した。 ■「引退するまで忘れられない日に」 8月12日にトレードで佐藤とともに西武から移籍。その佐藤も四回に左前適時打で新天地での初打点をマークし、「まさかキムさん(木村)と2人で、初めて同じ日にヒーローになるとは。引退するまで、ずっと忘れられない日になると思います」と感慨深い表情を浮かべた。 2人は目の下に、西武時代からおそろいのアイブラックをつけている。本来は日差しや照明からまぶしさを軽減させるのが目的で、札幌ドームで使用する選手はあまりいないが、「ファイターズに来てもやり続けよう」と互いに誓いあった。 新加入コンビの活躍に、栗山監督は「きょうみたいに2人の2点で勝てれば本当にうれしい」と目尻を下げた。(石井孝尚)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
493813 0.563
(↓0.007)
-
(-)
43405
(+1)
355
(+3)
92
(-)
31
(-)
0.255
(↑0.001
3.330
(-)
2
(-)
ロッテ
463814 0.548
(↑0.006)
1.5
(↑1)
45443
(+5)
402
(+1)
95
(+1)
83
(-)
0.252
(-)
3.880
(↑0.03)
3
(-)
楽天
464213 0.523
(↑0.006)
3.5
(↑1)
42382
(+6)
376
(+3)
81
(+3)
34
(-)
0.244
(-)
3.560
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
424317 0.494
(↓0.006)
6
(-)
41392
(+3)
340
(+6)
85
(-)
62
(-)
0.249
(-)
3.210
(↓0.03)
5
(-)
西武
374717 0.440
(↓0.006)
10.5
(-)
42381
(+1)
423
(+5)
83
(-)
70
(-)
0.245
(↓0.001)
3.980
(-)
6
(-)
日本ハム
344713 0.420
(↑0.007)
12
(↑1)
49290
(+3)
365
(+1)
52
(-)
49
(-)
0.229
(↑0.001
3.540
(↑0.03)