DeNA(☆7対6★)広島 =リーグ戦15回戦(2021.08.31)・横浜スタジアム=
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広島
0132000006710
DeNA
10021030X71113
勝利投手:エスコバー(3勝2敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(1勝4敗18S))
敗戦投手:島内 颯太郎(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(16号・4回裏2ラン),佐野 恵太(10号・5回裏ソロ),ソト(19号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAは3-6で迎えた5回裏、佐野がソロを放ち2点差に迫る。そのまま迎えた7回には、宮崎の適時打とソトの2ランで3点を奪い、逆転に成功した。投げては、5番手・エスコバーが今季3勝目。敗れた広島は、投手陣が序盤のリードを守れず、打線も最終回の好機を生かせなかった。

◆広島鈴木誠也外野手(27)が6年連続20本塁打に王手。 広島で20本塁打を6年以上続けたのは衣笠、山本浩(ともに74~86年)金本(95~02年)江藤(93~99年)の4人だけ。鈴木誠が1発を打てば球団5人目の快記録になる。

◆東京五輪の野球・ソフトボールのメイン会場となった横浜スタジアムで、6月6日以来、86日ぶりにプロ野球公式戦が行われた。試合に先立ってセレモニーが行われ、DeNA山崎康晃投手、広島鈴木誠也外野手、米国代表として出場したDeNAタイラー・オースティン外野手、女子ソフトボール日本代表として金メダル獲得に尽力した清原奈侑捕手(30)が参加し、花束を受け取った。 清原捕手は「無観客ではありましたが、テレビ、SNSを通して、皆さんの熱い声援が金メダルにつながったと思います。ありがとうございました」とあいさつ。セレモニアルピッチにも登場し、広島鈴木誠を相手にソフトボールよりも遠い、通常の野球マウンドからワンバウンドで投げ込んだ。

◆DeNAの4番タイラー・オースティン外野手が先制適時打を放った。1回2死三塁、広島先発森下の3球目、150キロの外角直球を中前にはじき返した。 森下には東京オリンピック(五輪)決勝で対し2打数無安打に抑えられたが、公式戦で「リベンジ」に成功。「コンパクトなスイングで捉えられました。ランナーをかえすことができうれしいです」と振りかえった。

◆DeNA先発浜口遥大投手が3回途中4失点(自責点3)で降板した。東京オリンピック(五輪)の野球・ソフトボールのメイン会場となっていた本拠横浜で86日ぶりの公式戦。 「しっかり(ストライク)ゾーン内を大きく使って、手元で差し込む、緩急を崩すというイメージを持って対戦していきたい」と意気込んでいた左腕だったが、2回1/3を被安打2ながら3四球、61球と制球に苦しみ、悔しい途中降板となった。

◆DeNA佐野恵太外野手が、2年連続2桁となる10号ソロ本塁打を放った。 3点を追う5回無死、広島先発森下の2球目、153キロの外角直球を逆らわず、ライナーで左翼ポール際に運んだ。好投手から技ありの1発に「ストレートを自分のスイングで捉えることができました。イニングの先頭だったので出塁することを心掛けた結果、最高の形になりよかったです」と話した。

◆DeNA牧秀悟内野手が16号2ランを放った。5点を追う4回無死三塁、広島先発森下の初球、外角高め143キロカットボールを引っ張り、左翼席中段へ運んだ。 3回には失点につながる失策をおかしていただけに汚名返上の1発。「自分のエラーが点に絡んでしまったので、ランナーをかえすんだと強い気持ちで打席に向かいました。得点圏にランナーがいたので積極的に打ちにいきました」と話した。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手が、逆転の19号2ランを放った。 1点を追う7回1死一塁、広島3番手島内の2球目を逆らわず右中間席に運んだ。4回無死の第2打席では来日4年目初となる三塁打をマークするなど、久々の本拠ハマスタで大暴れ。終盤で試合をひっくり返す1発に「スゴイ! カンペキ!! ボールが良く見えていたので、引きつけて捉えることができました。逆転することができ良かったです」と喜んだ。 ▽DeNA浜口(3回途中4失点で降板)「早いイニングでの降板となりチームおよび中継ぎ陣に申し訳ないです」

◆DeNAは1回にオースティンの適時打で1点先制。広島は2回に追いつき、3回に小園の適時打などで3点を勝ち越した。 広島は4回に小園の二塁打で2点を追加。DeNAはその裏に牧の2ランで2点をかえし、5回に佐野のソロで加点した。 DeNAは7回に宮崎の適時打と、ソトの2ランで3点を奪い逆転。小刻みな継投で逃げ切った。広島の連勝は4で止まった。エスコバー3勝目、三嶋18セーブ目。島内は初黒星。

◆広島小園海斗内野手が、複数安打複数打点を記録した。 3回1死一、三塁でDeNA浜口から右前適時打。4回1死一、二塁では同桜井の146キロの球を捉えて右中間フェンス直撃の2点二塁打に。だが、1点を追う9回無死一、二塁でバント失敗。「あれで負けたので。本当に悔しいですし、練習からまた、できるようにやっていきたいと思います」。反撃の流れを止めるミスを悔やんだ。

◆DeNAが最大5点差を逆転し、6月6日以来、86日ぶりとなる本拠横浜スタジアムでの公式戦を白星で飾った。1点を追う7回1死一塁、6番ソトが広島島内から右中間へ値千金の19号逆転2ランを放ち「チーム全体がやっとハマスタでプレーできる喜びを感じていた。最後まであきらめず戦ったことが良い結果につながったと思う」と喜んだ。4回無死には広島森下から来日4年目、446試合、1842打席目にして初の三塁打もマーク。3打数2安打2打点の活躍でチームを5位浮上に導いた。 節目のハマスタには劇的なゲームがよく似合う。6月6日ロッテ戦は大和のサヨナラ打。夏休み最終日の後半戦初試合は1-6からの逆転劇だ。打のヒーローは反撃の口火を切り、続く牧の2ランにつながった三塁打について「初めてあれだけ速く走ったと思います。(米国マイナー時代も)覚えてない。この三塁打は忘れないです」と喜んだ。 大逆転に三浦監督も「よかったです。ほっとしました。最後はピンチになりましたけど内野陣もよく守ってくれた」と安堵(あんど)の表情。これで8月は6勝6敗2分けの勝率5割。今日から9月。最後まで諦めず1つ1つ借金を返していく。【鈴木正章】 ▽DeNA三浦監督(先発浜口の乱調に) 多少の荒れ球で投げていく投手だが今日は悪すぎた。なんとか修正しようという姿は見えましたが、ちょっと早かったですが代えました。 ▽DeNA浜口(3回途中4失点で降板) 早いイニングでの降板となりチームおよび中継ぎ陣に申し訳ないです。 ▽DeNAエスコバー(ビハインドの7回から登板し3勝目) オトコハ、ダマッテ、ナゲルダケ!

◆広島森下暢仁投手(24)が5回4失点で降板し、後半戦初勝利はお預けとなった。自己ワーストタイの6四球と制球を乱し、2アーチを浴びるなどして、クオリティースタート(QS、6回以上、自責3以下)は12試合連続でストップ。勝利投手の権利を持って降板したが、3番手島内が逆転を許し、チームの連勝は4で止まった。DeNAと同率の5位で、再び最下位に転落した。5回を投げ終えた森下は、うつむきながらベンチに向かった。直球の最速は155キロを計測するも、制球に苦しみ自己ワーストタイの6四球。プロ初の2試合連続の複数被弾を許し、5回6安打4失点。東京五輪決勝の米国戦で先発し、5回無失点の好投で金メダルを獲得して以来の横浜だったが、あの時の笑顔はなかった。 「全球種のレベルが低い。先制(点)もそうですけど、自分がしっかり投げ切れてなくてホームランが出てしまった。チームに迷惑をかけて申し訳ないです」 終始、不安定な投球が続いた。初回、先頭の桑原を四球で出塁させると、2死三塁から東京五輪決勝では2打数無安打に封じたオースティンに中前打を浴び、先制を許した。 味方に援護点をもらい、5点リードの4回には、ソトに左中間越えの三塁打。その直後にルーキー牧に初球の甘いカットボールを捉えられ、左越えの2ランを浴びた。5回は先頭の佐野に、外角153キロ速球を左翼ポール際に運ばれた。会沢とは昨年7月31日以来久々のバッテリーを組んだが、「アツさんの構えたところに投げきれなかった」と悔やんだ。 本来の姿には、ほど遠かった。武器の1つのカーブがゾーンに決まらず、2回先頭のソトへは珍しく抜け球となり、頭部付近へ大きく外れた。逆球も目立ち、試行錯誤を重ねるも、立て直せず。佐々岡監督は「先頭の入りから四球と、珍しいこと。調子が悪かったんでしょうね。こういう姿はあまり見ることない。森下も人間ではあるけど。次にはしっかり調整してもらうしかない」と期待した。 これで12試合続いていたQSも止まった。降板後にはベンチで鈴木誠から「研究もされているし、その上を越えていかないといけない」と声をかけてもらったという。「チームが良い流れで来ていた中でこんな投球をしてしまった。これが今の実力なので、しっかり自分と向き合って。(次戦は)しっかり入っていけるようにと思っています」と切り替えた。 8月25日に誕生日を迎えた右腕。次こそ自らの快投で、24歳初勝利をもぎ取ってみせる。【古財稜明】 ▽広島島内(2点リードの7回に3失点してプロ初黒星)「自分の投球ができた中で、自分の球を打たれたので悔しい。次は勝利につながる投球をしたい」

◆東京五輪で日本代表が金メダルを獲得した野球・ソフトボールの会場となった横浜スタジアムで五輪後初めて試合が行われ、ソフトボール日本代表の清原奈侑(日立)が始球式を務めた。打席に鈴木誠(広島)が立ち、ワンバウンドで捕手のミットに投げ込んだ。 東京五輪野球・ソフトボールのメモリアルセレモニーで投球するソフトボール日本代表・清原奈侑=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一) 始球式の前には野球日本代表の鈴木誠、山崎(DeNA)、米国代表で銀メダルのオースティン(DeNA)とともにセレモニーで花束を受け取った。清原は「皆さんの熱いご声援が日本の金メダルにつながった」と感謝を述べ、山崎は「横浜スタジアムで金メダルを取ることができてうれしい」と話した。

◆DeNAの浜口は3回持たず4失点で降板した。立ち上がりから制球が不安定で、二回に先頭打者への四球を起点に2死二塁を招くと、菊池涼に中前打を許して同点とされた。立ち直る気配がなく、三回も四球が絡んで1死一、三塁とし、小園に右前適時打を浴びてマウンドを降りた。 【プロ野球DeNA対広島】3回 降板するDeNA先発・浜口遥大=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一) 東京五輪の野球・ソフトボールの会場となった横浜スタジアムでは6月6日以来の試合だった。本拠地での約3カ月ぶりの試合を任され「シーズンをいい形で終われるように、ここからチャージをかけたい。勝ちきれるように貢献したい」と巻き返しへ強い思いで臨んだが、期待を裏切る結果に終わった。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(32)が七回1死一塁で逆転の19号2ランを放った。 「『スゴイ!カンペキ!!』ボールが良く見えていたので、引きつけて捉えることができました。逆転することができ良かったです」 一時は1―6と5点差をつけられていたが、四回に牧の2ラン、五回には佐野にソロが飛び出し、2点差に。七回1死二塁で宮崎が左前適時打を放って1点差に迫ったところで、助っ人にもアーチが飛び出し試合をひっくり返した。

◆DeNAが逆転勝ちで5位に並んだ。1―6の四回に牧の2ラン、五回に佐野のソロで追い上げ、4―6の七回に宮崎の適時打とソトの2ランで逆転した。広島は投手陣が前半のリードを守り切れず、連勝が4で止まった。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
513712 0.580
(↑0.005)
-
(-)
43411
(+10)
371
(+8)
129
(+2)
52
(-)
0.249
(↑0.001)
3.500
(↓0.04)
2
(1↑)
阪神
55423 0.567
(↓0.006)
0.5
(↑1)
43411
(+5)
378
(+8)
99
(-)
89
(-)
0.253
(↑0.001)
3.460
(↓0.04)
3
(1↓)
ヤクルト
473611 0.566
(↓0.007)
1.5
(↓1)
49417
(+8)
372
(+10)
98
(+2)
56
(-)
0.257
(↑0.002)
3.700
(↓0.08)
4
(-)
中日
384914 0.437
(↑0.007)
12.5
(-)
42291
(+8)
331
(+5)
53
(-)
53
(-)
0.238
(↑0.003)
3.170
(↓0.02)
5
(1↑)
DeNA
375013 0.425
(↑0.006)
13.5
(-)
43401
(+7)
461
(+6)
103
(+3)
21
(-)
0.259
(↑0.001
4.390
(-)
5
(1↓)
広島
375010 0.425
(↓0.005)
13.5
(↓1)
46360
(+6)
410
(+7)
74
(-)
47
(+2)
0.258
(-)
3.900
(↓0.04)