楽天(★0対1☆)ロッテ =リーグ戦18回戦(2021.08.29)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:佐々木 千隼(7勝0敗1S)
(セーブ:益田 直也(0勝4敗28S))
敗戦投手:宋 家豪(1勝2敗1S)
  DAZN
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◆ロッテは両軍無得点のまま迎えた9回表、2死二三塁から田村の適時打が飛び出し、試合の均衡を破った。投げては、先発・ロメロが6回無失点の好投。その後は3人の継投で完封リレーを展開し、3番手の佐々木千が今季7勝目を挙げた。敗れた楽天は、打線が最終回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆今季初登板初先発の楽天石橋良太投手(30)が5回まで無安打投球の力投で、6回2安打無失点と好投した。 おととし8勝を挙げた右腕が、序盤から懸命に白球に力を込めた。1回、前日に先頭打者弾を放っているロッテ荻野を一飛、藤原を二飛、中村奨を三飛と全て内野フライで立ち上がると、2回も3者凡退。3回1死から藤岡に四球を与え、犠打で二塁に進めるも荻野を一ゴロに抑えた。 4、5回も3者凡退。最速148キロの直球とカットボール、フォーク、シュートを織り交ぜ、ロッテ打線を封じた。 だが6回、先頭の藤岡にこの日初安打となる中前打を許すと、1死を挟み荻野に右前打で一、二塁とされる。それでも藤原を二直、中村奨を右飛に打ち取り、82球でマウンドを降りた。 今季初登板での快投に「自分でもびっくりしています」と驚きの反応を見せ「調子はそんなに良い訳ではなかったですけど、その分、開き直って投げました。腕を振って投げられたのが良かったです」と振り返った。

◆今季初先発の楽天石橋は3回まで1四球無安打無失点。同2度目の先発のロッテ・ロメロも3回まで1安打無失点。 楽天先発石橋は6回に初安打でピンチを招くも無失点。打線は6回に1死二塁と好機を作るも無得点。0-0で終盤を迎える。 ロッテは9回2死から田村が決勝適時打で4連勝。佐々木千が7勝目。楽天は今季3度目の同一カード3連敗で、ロッテに6連敗。楽天宋家豪は2敗目。

◆佐々木千隼投手が開幕から無傷の7勝目。ロッテで開幕7連勝以上したのは、01年に9連勝した黒木以来20年ぶり。オール救援勝利の開幕7連勝は、95年成本に次ぎ球団2人目。

◆楽天が3試合で2得点と打線がつながらず、今季4度目の同一カード3連敗を喫した。 前日2番に座ったオコエが7番、6番の鈴木大が2番に入り、欠場した茂木が6番でスタメン復帰した。2回2死から茂木が左前打で出塁し、二盗に成功。2死二塁もオコエが空振り三振に倒れた。 4回には先頭鈴木大が中前打を放つも、続く浅村が二ゴロ併殺。7回も先頭浅村が遊撃失策で出塁も、島内が二ゴロ併殺に倒れ、好機を作れない。0-0のまま、9回は宋家豪が登板。浅村の悪送球が絡み無死二、三塁とピンチをまねくと、2死を奪うも田村に決勝打を許した。 打線は9回2死三塁とするも、島内が空振り三振に倒れた。チームはこの3連戦で20安打を放つも2得点。ロッテ相手に08年以来13年ぶり5度目の6連敗となった。首位オリックスに今季最大タイの4・5ゲーム差。 以下、石井一久GM兼監督(47)一問一答 -9回にミスが絡み決勝点を許した あそこまでなかなか点をとれなかったので、仕方ないかなと思います。ミスと言っても、浅村は中心選手で多くの勝利をチームにもたらしてくれている。1つのミスを挙げられてもフェアじゃない。積極的にいったので、しょうがないかなと思います。それでもなかなかチームの打線的につながらないことがここ最近すごく続いているので、対策を立てるということを考えて、いろいろなプランを練っていきたいです。 -無死から出塁も併殺が2つ つながらない時はそういうものだと思う。何とか違うランナーの進め方も考えないといけないなと思います。 -今季初先発の石橋は5回まで無安打投球で6回無失点 勝つチャンスをくれたので、すごく丁寧に投げていたし、また大胆にいくところはいけていたので、このピッチングを次回にも向けていい調整をして、次の登板に向けてほしいです。 -良かった点は 制球も良かったですし、いろんな変化球の精度もすごく良かったので、次回また投げるチャンスも彼自身もつかんだと思うので、次の登板も引き続き調子を維持してほしいと思います。

◆7月下旬に来日したロッテ左腕エニー・ロメロ投手が、6回無失点で接戦を演出した。 中日時代の19年以来となる楽天戦登板で、許したのは単打2本と1四球のみ。三塁を踏ませなかった。「変化球を意識して投げた。全体的にコントロールすることができたよ。準備してきたことがゲームで出せた」と納得の表情。新天地初勝利とはならず、井口監督は「早い回に援護してあげたかったけど」と思いやった。

◆途中出場のロッテ田村龍弘捕手が投手戦に決着をつけた。0-0で迎えた9回。2死二、三塁でこの日初の打席に立った。 「見逃し三振だけは絶対にしないって決めて。少々ボールでも食らい付いていくくらいの感じで立ちました」。フルカウントからファウルで4球粘った10球目、浮いたチェンジアップを左前へ運び、両軍唯一の得点を挙げた。 ガッツポーズはやや控えめ。「ホームだったら終わりですけど、守備守備って切り替えて。喜ぶのは終わってから。逆転されてたら話にならないんで」。9回裏2死三塁、楽天の4番島内を三振に仕留めて初めて、勝利の余韻に浸った。 コンディションが万全でなく、ここ10試合は加藤が先発マスクをかぶった。遠征3カードを6勝1敗1分けで終え、今季最多貯金7とチーム状況は良好。一方で「個人的にはあまりよくないのが続いていた」。腐らず、備えた。戦局を左右する場面で代打を出さずに使ってくれた井口監督への、感謝とアピールの気持ちをバットに乗せた。 これで4連勝。楽天には7月から6連勝だ。「週の最後で、引き分けで帰るのか負けで帰るのかは全然違う。今日はしっかり喜んで、またね、休み明けからしっかり準備してやりたいと思います」。ベンチスタートであろうとも、田村がいれば心強い。【鎌田良美】

◆ロッテが4連勝した。九回2死二、三塁から田村の適時打で均衡を破った。4投手が無失点でリレーし、3番手の佐々木千が7勝目、益田が28セーブ目を挙げた。楽天は石橋の6回2安打無失点の好投を生かせず、九回に守備が乱れた。

◆楽天・石橋良太投手(30)が今季初先発し、6回2安打無失点と好投したが、初勝利はならなかった。チームは今季8度目の零封負けを喫し、ロッテ戦は2008年以来の同一シーズン6連敗。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。 --九回にミスが絡んで相手に決勝点 「ミスといっても、(二失を犯した)浅村はうちの中心選手で、多くの勝利をチームにもたらしてくれている。1つのミスを挙げられてもフェアではないし、積極的なプレーなのでしようがないと思います」 --味方打線は併殺打が2つあった 「つながらないときはそういうものだと思う。何とか違うランナーの進め方も考えたいです。なかなか打線的につながらないことが、ここ最近すごく続いているので、いろいろなプランを練っていきたいです」 --先発した石橋は五回まで無安打投球で6回無失点 「勝つチャンスを与えてくれました。すごく丁寧に投げていたし、また大胆に攻めていた。制球と、いろいろな変化球の精度もすごくよかった。次回の登板に向けて、いい調整をしてほしいです」

◆楽天は打線が散発4安打と不振から抜け出せず、今季8度目の零敗を喫した。1点を先制された九回には1死二塁では浅村の右翼への当たりを右翼手に好捕され、なお2死三塁で4番島内が空振り三振に倒れた。 ロッテとの3連戦で奪った得点は2点だけで2位の座を明け渡した。ロッテには6連敗となり、首位オリックスとのゲーム差は4・5に広がった。石井監督は「打線がつながらないのがここ最近すごく続いている。何か対策を立てることを考えたい」と悩ましげだった。

◆楽天の石橋は今季初登板で6回2安打無失点と好投したが、打線の援護がなく、チームは敗れた。五回までは無安打で1四球だけ。六回に先頭打者に中前打を許すなど単打2本で招いた1死一、二塁のピンチでは藤原を二直、中村奨を右飛に仕留め「腕を振って投げられたのが良かった」と振り返った。 プロ6年目の今季は3月下旬に右ふくらはぎを肉離れし、出遅れた。涌井らの不振で回ってきた先発登板で好結果を出し「自分でもびっくりしている」と実感を込めた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
493713 0.570
(↑0.005)
-
(-)
44404
(+6)
352
(+3)
92
(-)
31
(+1)
0.254
(-)
3.330
(-)
2
(-)
ロッテ
453814 0.542
(↑0.005)
2.5
(-)
46438
(+1)
401
(-)
94
(-)
83
(-)
0.252
(↓0.001)
3.910
(↑0.05)
3
(-)
楽天
454213 0.517
(↓0.006)
4.5
(↓1)
43376
(-)
373
(+1)
78
(-)
34
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.570
(↑0.04)
4
(-)
ソフトバンク
424217 0.500
(↓0.006)
6
(↓1)
42389
(+3)
334
(+6)
85
(+2)
62
(-)
0.249
(-)
3.180
(↓0.02)
5
(-)
西武
374617 0.446
(↓0.005)
10.5
(↓1)
43380
(-)
418
(+6)
83
(-)
70
(-)
0.246
(↓0.001)
3.980
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
334713 0.413
(↑0.008)
13
(-)
50287
(+6)
364
(-)
52
(-)
49
(-)
0.228
(-)
3.570
(↑0.04)