ヤクルト(2対2)DeNA =リーグ戦15回戦(2021.08.28)・東京ドーム=
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DeNA
0000101002402
ヤクルト
20000000021001
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(11号・5回表ソロ),佐野 恵太(9号・7回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(31号・1回裏2ラン)

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◆ヤクルトは初回、2死二塁の好機から村上が2ランを放ち、先制に成功する。対するDeNAは5回表に宮崎のソロで1点差に迫ると、そのまま迎えた7回には佐野のソロが飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は両軍ともに無得点に終わり、試合は規定により引き分けとなった。

◆関西出身のDeNA三浦大輔監督(47)が28日の試合前、予告先発のフェルナンド・ロメロ投手(26)と、ジミー大西ばりのやりとりをしていたことを明かした。 ある日のミーティング後のこと。 ロメロ 「ガンバッテ」 三浦監督 「お前が頑張れよ」 三浦監督が通訳に「『ガンバリマス』やろ」と伝えると、ロメロはあいさつを修正した。現在は「ガンバリマス」と言うようになったという。 外国人選手はコロナ禍で来日し、苦労を強いられている。三浦監督は「知らない国に来て。(日本が)初めての外国人が多いですから。エスコバー見ててもそうだけど、どれだけ溶け込めるか。国籍が違ってもチームメートですから。1つのチームとしてスタッフ、選手が受け入れて動いていますから」と気遣った。チームとの一体感が日本での成功の鍵とみていた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、弾丸ライナーの1発を放った。 1回2死二塁で、フルカウントから外角低めのチェンジアップを逆らわず、払うようにスイング。低い弾道のまま左翼席最前列へと運んだ。先制となる31号2ラン。「昨日、点が取れなかったので、今日はなんとか先に先制点を取りたかった。初回から点を取ることができて良かったです」と振り返った。 本塁打リーグトップの岡本和に1本差に迫り、史上最年少での通算100号まであと4本とした。

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、球団新人記録を更新する通算21本目の二塁打を放った。3回の先頭打者として、サイスニードのスライダーを左中間へ運んだ。1959年(昭34)桑田武の20二塁打を抜いて、62年ぶりに球団記録を更新した。 牧にとって桑田は中大の先輩にあたる。

◆ヤクルトは1回2死二塁で村上が左翼へ31号2ランを放って先制。先発サイスニードは3回まで1安打無失点と上々の立ち上がり。 DeNAは5回、先頭の宮崎が左翼へ2試合連発となる11号ソロ。ヤクルト・サイスニードは6回まで2安打1失点と試合をつくる。 DeNAは7回先頭の佐野恵太が右翼へ9号ソロを放って同点に追いつく。ヤクルトは2回以降得点を挙げられず引き分け。

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(29)が、強肩でチームを救った。 2-2の同点で迎えた9回2死一塁、抑えの三嶋一輝投手が坂口に右前打を打たれた。オースティンが打球を捕って素早く三塁へダイレクト送球し、一塁走者の代走の俊足渡辺を刺した。絶体絶命のピンチから、一気にゲームセットとなった。 三浦監督は「いやあ素晴らしかったですね。2回ともピンチが広がるところを食い止めてくれて。しかもストライク送球で、非常に大きなプレーだったと思います。両方とも」と絶賛した。サヨナラ負けピンチが一転した幕切れに、ベンチは勝利したかのような盛り上がりを見せたという。 オースティンは4回にも無死一、二塁からフライを捕球。タッチアップで三塁を狙った二塁走者の山田哲人を刺していた。打撃では4打数無安打だったが、守備での貢献度は大きかった。【斎藤直樹】

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、球団新人記録を更新する通算21本目の二塁打を放った。3回の先頭打者として、サイスニードのスライダーを左中間へ運んだ。1959年(昭34)桑田武の20二塁打を抜いて、62年ぶりに球団記録を更新した。 桑田は牧にとって中大の先輩にあたる。桑田は60年に大洋(現DeNA)が初優勝した時の4番打者で、新人最多本塁打記録(31本=西武清原和博とタイ)も持っている。 三浦大輔監督は試合後「牧は何でも新記録になってくると思うので、どんどん塗り替えてもらえたら」と祝福した。牧はこの3試合で、球界初の新人サイクル安打、球団新人タイ記録の1試合5打点、球団の新人で初めて3者連続本塁打をマークと、記録をつくり続けている。【斎藤直樹】

◆ヤクルトは村上宗隆内野手(21)の先制弾以降、打線が沈黙した。 1回2死二塁、フルカウントから外角低めチェンジアップを払うようにスイング。「昨日、点が取れなかったので、なんとか先制点を取りたかった」と主砲が幸先よく左翼席最前列に31号2ランを放ったが、その後は打線が追加点を奪えず、引き分け。前日27日は2安打無得点。2戦続けて投手陣を援護できなかった。 ▽サイスニード(6回0/3を2被弾で2失点) すごくいい調整ができて、状態良くマウンドに上がることができた。ストレート、変化球も思い通りに操れたが、失点が本塁打というのは悔いが残る。

◆負けなかった。ヤクルトはリリーフ陣が踏ん張りを見せた。先発サイスニード投手(28)が6回まで2安打1失点と好投も、7回先頭の佐野に同点ソロを献上。流れが傾きかけたところで、今野龍太投手(26)が2番手で登板。ソトに安打を許したが得点は許さず、流れを渡さなかった。8回に登板した清水昇投手(24)は3者三振。9回のマクガフ投手(31)も3人で打ち取り、大事な終盤を無失点。DeNA打線を完全に封じ、高津臣吾監督(52)も「リリーフは大変な場面でマウンドに上がるのが仕事。今日も相手の打線を考えると、大変な3イニングだったと思う。本当によく踏ん張ってくれた。勝てなかったが、負けなかったのは彼らのピッチング」と評価した。 敗戦ムードから逆転勝ちを収めることもあれば、勝てる試合を落とすこともある。51試合を残して2位巨人とは0・5差。紙一重の戦いの積み重ねが順位に直結する。この日は投手陣の活躍が光った一方で、打線は10安打で2得点と振るわなかった。指揮官は「毎日反省して、次どうやって勝つか、点取るか、防ぐかというところが毎日の課題だと思います」。収穫も改善点も明日に生かす。優勝へ向けて、この1分けは無駄にしない。【湯本勝大】

◆DeNA佐野恵太主将(26)が、久々に本塁打を放った。 7回、先頭打者として151キロ直球を右翼席に突き刺した。値千金の9号同点ソロ本塁打で、チームがここまで3安打と苦しんでいた相手先発のサイスニードを降板に追い込んだ。「自分のスイングでしっかり捉えることができました。何とか塁に出ようと思い打席に向いました。最高の結果になりうれしいです」と喜んだ。 本塁打は7月7日広島戦(マツダスタジアム)以来52日ぶり、19試合ぶり。三浦監督は「相手投手も非常にいい投球をしていて、ちょっと押され気味でしたけど、まず宮崎がホームランで勢いつけてくれて、佐野が仕留めてくれた。大きなホームランでした」と主将の一打に感謝した。 佐野は前日、チームに3者連続本塁打が出た次の回、内野ゴロでダメ押しの4店目を挙げていた。本塁打こそ久々だが「毎試合毎試合チームを引っ張ってくれている。頼もしい存在です」と三浦監督。献身的な打撃も含めて、あらためて評価していた。【斎藤直樹】

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が、2死二塁から左翼席へ先制の31号2ランを放った。 DeNAの先発、ロメロが投じた外角のチェンジアップにやや体勢を崩されながらも捉え「昨日(27日)点が取れず、今日は何とか先制点を取りたかったので、初回から点を取ることができて良かったです」。通算100本塁打まで残り「4」とした。

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(32)が27日に続き2戦連発となる本塁打を放った。 「ストレートを完璧に捉えることができました。先頭だったので、まず出塁することを考え打席に向いました」 2点を追う五回先頭で打席に入り、サイスニードの初球142キロを一閃。左翼席中段に突き刺す豪快なアーチで反撃に出た。27日のヤクルト戦(東京ドーム)では0―0の七回2死に宮崎が左中間へ先制の10号ソロ。さらに続くソト、牧にも本塁打が飛び出し、3者連続弾で勝利をつかんでいた。この日は再現とはいかなかったが、まずは1点を返し、反撃の突破口を開いた。

◆DeNA・佐野恵太外野手(26)が七回に先頭で9号ソロを放ち、同点に追いついた。 「自分のスイングでしっかり捉えることができました。何とか塁に出ようと思い打席に向いました。最高の結果になり嬉しいです」 ヤクルト先発のサイスニードに対し、1ストライクからの2球目、151キロの直球を振り抜き右翼席へ運んだ。7月7日の広島戦(マツダ)以来の一発で、試合を振り出しに戻した。

◆ヤクルトは引き分けた。一回に村上が、DeNAの先発・ロメロから左翼席へ先制31号2ランを放ち、通算100本塁打まで残り「4」とした。先発のサイスニードはソロ本塁打2発を浴びたが6回0/3を投げ9三振を奪うなど3安打2失点と好投し、その後は今野、清水、マクガフが追加点を許さなかった。ヤクルトは九回2死一塁で坂口が今季初安打となる右前打を放ち、一走・渡辺が三塁を狙い、走塁死。試合終了となった。 八回に登板し、3者連続三振を奪った清水昇=東京ドーム(撮影・塩浦孝明) ◆サイスニード 「すごく良い調整ができて状態良くマウンドにあがることができた。ストレート、変化球も自分の思い通りに操れたが、失点が本塁打というのは悔いが残る」

◆DeNAは0―2の五回に宮崎のソロ、七回には佐野のソロで同点とした。ヤクルトは一回に村上の31号2ランで先制したが、その後は好機を生かせなかった。サイスニードは七回途中まで9三振と力投しながら2本の本塁打に泣いた。

◆DeNAのD2位・牧秀悟内野手(23)が、球団新人記録を更新する通算21本目の二塁打を放った。三回、先頭でヤクルト先発・サイスニードの131キロのスライダーを捉えて左中間へ運んだ。この二塁打で1959年に桑田武が記録した20二塁打を上回り、62年ぶりに球団記録を更新した。 牧は25日の阪神戦(京セラドーム)で同じく桑田氏が持つ球団新人記録を更新する8度目の猛打賞をマークし、さらにNPB史上初となる新人でのサイクル安打も達成。驚異の新人に三浦監督は「牧は何でも新記録になってくる。どんどん塗り替えてくれると思う」と目を細めた。

◆ヤクルトは一回に村上の31号2ランで先制しながら追加点を奪えず引き分けに持ち込まれた。九回2死一塁で代打坂口が今季初安打を右前に放ったが、代走として出場していた一塁走者の渡辺が三塁で刺されて試合終了。10安打をマークしながら2得点に終わり、高津監督は「安打は出たけどね。僕の作戦を含めて反省」と首をひねった。 優勝争いの中でここ3試合は打線が奮わず、1敗2分けと重苦しい展開が続いている。「厳しい紙一重の試合ばかり。何とか負けなかったのか、あと一つ足りなかったのか。次にどう勝つかが大事」と自身に言い聞かせるように話した。

◆セ・リーグ3位のヤクルトは28日、DeNA15回戦(東京ドーム)に2―2で引き分けた。若き4番・村上宗隆内野手(21)が一回、左翼席へ先制の31号2ラン。勝利へのアーチとはならなかったが、1989年に清原和博(西武)が21歳9カ月で達成した最年少での通算100本塁打の更新まで4とした。2位・巨人とのゲーム差は0・5のまま。29日に2位浮上を目指す。 ■パワーと技術の驚弾 これでもスタンドまで届くのか。村上のすごさを見た一発だった。一回2死二塁で左翼席へ先制の31号2ラン。打線は27日に2安打無得点に抑えられていただけに、若き主砲が流れを変えた。 「昨日(27日)、点が取れなくて、何とか先制点を取りたかった」 打ったのは、右腕ロメロが投じた外角に逃げていくチェンジアップ。やや体勢を崩されながら軸足の左足に体重を残し、白球をバットに乗せた。弾道は低かったが、左翼席最前列に飛び込んだ。パワーと技術を兼ね備えた村上だからこそのアーチだ。 新たな快挙達成が近づく。21歳6カ月の村上は、1989年に清原和博(西武)が21歳9カ月の最年少で達成した通算100号の更新へ、残り4。ただ「(通算100本は)あまり意識していない。打てればいいですけど、それ以上のことが目標なので、そこが通過点」と飽くなき向上心で、上だけを見続ける。 4番の一発で幸先いいスタートに見えたが、二回以降は無得点。首位・阪神、2位・巨人と同様に、Bクラスとの戦いが続く1週間。逆転Vへ取りこぼしが許されない中、最高の形で先制しただけに5位・DeNAを相手に手痛い引き分けとなった。 だが、決してチームの雰囲気は暗くない。2-2の九回は2死から代打・中村が中前打を放ち、続く代打の坂口も右前打。一走・渡辺が坂口の打球で三塁憤死してゲームセットとなったが、サヨナラ勝ちを願ったナインの誰もがベンチ最前列で声援を送った。 高津監督は「何度もチーム一丸となって、ということは言ってきた。チームとして動く中で、一番大事なところかもしれない。あと一歩でしたけど、みんなあと1点と思いながらベンチ、打席で頑張っていた」と選手をねぎらった。今季11度目の引き分けで、2位・巨人とのゲーム差は0・5のまま。負けなかったことはプラス。結束し、勝ちをつかむ。(赤尾裕希)

◆ヤクルトは一回、村上宗隆内野手(21)が左翼席へ先制の31号2ラン。先発のサイスニード投手(28)は七回途中2失点と好投したが、二回以降打線が無得点で5位・DeNAに引き分けた。ただ、九回には2死から安打が続き、サヨナラムードが漂うなど雰囲気は決して悪くない。高津臣吾監督(52)もチームの一体感を口にした。 ――先制点を取った 「投打の立ち上がりというのはすごく意識して入れたのかなと。一回の表をゼロで帰ってきましたし、先頭の塩見がヒットで出て得点にはならなかったですけど、2アウトから、哲人(山田)のヒットとムネ(村上)のホームランというところで、投打ともにいい立ち上がりだったのかなと思います」 ――二回以降は無得点 「ヒットは出るんですけど、なかなかそれ以降、点につながらなかった。僕の作戦も含めて反省しないといけないと思います」 ――サイスニードは好投 「非常によかったです。これまでより、制球もずいぶんよかったですし、真っすぐも力ありましたし、変化球も低めに投げようという意識のもとに、いろいろなことを考えながらの投球ができたのかなと思います」 ――救援陣の踏ん張り 「リリーフはもちろん大変な場面でマウンドに上がるのが仕事ですし、すごく大変な残りの3イニングだったと思うんですけど、本当によく踏ん張ってくれたと思います。勝てなかったですけど、負けなかったのは彼らのピッチング(が要因)だと思います」 ――最終回の攻撃に粘り、チームの一体感を感じた 「もちろんみんな勝ちたいですし、負けたくないですし、今言われたところがチームとして動く中で一番大事なところかもしれない。何度もチーム一丸となってということは言ってきましたし、最後の場面だけじゃなくて、常に相手に向かっていく気持ちだったり、勝ちたいという思いであったり、なんとかしたいという気持ちは、試合に出ている人、出てない人、ユニホーム着ていない人もそういう気持ちでグラウンドに立ってくれていると思う。特に最後の回はあと一歩でしたけど、みんなあと1点、この1点と思いながらベンチなり、打席なりで頑張っていたと思います」 ――九回に坂口に安打 「僕以上に本人の方がもやもやした感じが必ずあったと思います。開幕してすぐけがで離脱して、なかなかヒットがでなかったんですけど、これで吹っ切れてまた次の打席いいバッティングしてくれるんじゃないですかね。期待しています」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
55403 0.579
(↓0.006)
-
(-)
45406
(+6)
365
(+7)
99
(-)
89
(+3)
0.253
(↑0.001)
3.430
(↓0.05)
2
(-)
巨人
493712 0.570
(-)
1.5
(↑0.5)
45396
(+1)
362
(+1)
127
(-)
52
(-)
0.248
(-)
3.480
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
463511 0.568
(-)
2
(↑0.5)
51404
(+2)
360
(+2)
95
(+1)
56
(-)
0.255
(↑0.001
3.640
(↑0.02)
4
(-)
中日
374814 0.435
(-)
13
(↑0.5)
44282
(+1)
321
(+1)
53
(+1)
51
(-)
0.236
(↓0.001)
3.130
(↑0.04)
5
(-)
DeNA
364913 0.424
(-)
14
(↑0.5)
45392
(+2)
450
(+2)
99
(+2)
21
(-)
0.258
(↓0.001)
4.380
(↑0.02)
5
(1↑)
広島
364910 0.424
(↑0.007)
14
(↑1)
48349
(+7)
403
(+6)
72
(+3)
45
(-)
0.258
(-)
3.900
(↓0.02)