中日(1対1)巨人 =リーグ戦19回戦(2021.08.28)・バンテリンドーム=
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巨人
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中日
0100000001211
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【中日】ビシエド(16号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は2回裏、ビシエドのソロが飛び出し、先制に成功する。一方の巨人は6回、2死満塁の好機から大城が適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。その後は両軍の投手陣が得点を許さず、試合は規定により引き分けに終わった。なお、この試合で巨人のビエイラが球団新記録となる30試合連続無失点を達成した。

◆今月の巨人は12試合を消化して月間打率がリーグワーストの2割1分9厘。2桁安打は後半戦初戦の13日だけで、14日から現在まで11試合連続で2桁安打なしが続いている。今日は打線が奮起して快勝となるか。

◆巨人陽岱鋼外野手(34)が1軍に今季初昇格した。試合前練習に姿を見せ、ストレッチ、フリー打撃などで汗を流した。代わりに石川慎吾外野手(28)が出場選手登録を抹消された。 陽岱鋼は、オープン戦では6試合に出場したが、以降は1軍出場はなかった。2軍では45試合に出場し、打率2割4分、5本塁打だった。 沈黙気味の打線を活性化するため、プロ16年目のベテランに白羽の矢が立った。チームは後半戦が開幕してから、12試合で1試合平均得点は3・2点にとどまっている。月間打率はリーグワーストの2割1分9厘。27日の中日戦でも岡本和の本塁打のみの3安打1得点に終わった。試合後に原監督は「あすも仕切り直しだよ。また仕切り直してやるということ」と話していた。

◆巨人の守護神チアゴ・ビエイラ投手(28)が、球団新記録となる30試合連続無失点を達成した。同点の9回に2番手で登板。先頭の中日京田を156キロ直球で中飛、福田を156キロ直球で右飛、最後は大島を142キロのスライダーで二ゴロに打ち取った。二塁手吉川が捕球した瞬間には、すでに左胸を強くたたくおなじみの豪快なガッツポーズを披露した。試合後には、記念のパネルが贈られ、スタンドから拍手で祝福を受けた。 ビエイラは今季41試合に登板し、14セーブ、防御率2・11をマーク。5月3日の広島戦から30試合連続無失点で、12年の高木京が達成した29試合を上回った。

◆中日は2回、ビシエドの16号ソロで先制。先発の柳は3回まで巨人打線に対して2安打2四球も無得点に抑えた。 巨人は6回、敵失からチャンスを広げ、大城の適時打で同点に追いつく。先発戸郷は3回から6回まで無安打に抑えた。 巨人は8回2死一、二塁で代打若林が三振。中日も8回まで戸郷に2安打。ともに決め手を欠き、引き分けに終わった。

◆巨人の守護神チアゴ・ビエイラ投手(28)が、球団新記録となる30試合連続無失点を達成した。同点の9回に2番手で登板。先頭の中日京田を156キロ直球で中飛、福田を156キロ直球で右飛、最後は大島を142キロのスライダーで二ゴロに打ち取った。二塁手吉川が捕球した瞬間には、すでに左胸を強くたたくおなじみの豪快なガッツポーズを披露した。試合後には、記念のパネルが贈られ、スタンドから拍手で祝福を受けた。 ビエイラは「本当にうれしいですし、すごい記録に到達出来て感慨深いです。こういう素晴らしいチームメートでなかったら、こんな記録にもたどり着けてないと思う。周りのチームメートに感謝したいと思います」と感謝を強調した。今季41試合に登板し、14セーブ、防御率2・11をマーク。5月3日の広島戦から30試合連続無失点で、12年に高木京が達成した29試合を上回った。

◆巨人戸郷翔征投手(21)が8回2安打1失点と好投した。 2回にビシエドに高めに浮いたスライダーを右中間席に運ばれ「1球の怖さを改めて感じた試合だった」と反省。それでも6月26日以来の白星には届かなかったが、先発投手の役割を十分に果たす108球の力投で引き分けに持ち込んだ。「チームが勝てれば一番でしたけど」としつつ、「こういうゲームを続けようと思います」と次戦以降を見据えた。

◆巨人の守護神チアゴ・ビエイラ投手(28)が5月3日広島戦から30試合連続無失点。 連続試合無失点のプロ野球記録は今年の平良(西武)がマークした39試合だが、巨人では12年高木京の29試合を抜く球団新記録。 また、外国人投手で30試合以上は11年ファルケンボーグ(ソフトバンク)31試合に次いで2人目となり、外国人記録へあと1試合に迫った。

◆巨人が得点力不足に苦しんだ。 1回1死一、二塁で岡本和、亀井が凡退。6回に同点に追いつき、なお2死満塁でウィーラーが投ゴロ。8回2死一、二塁で代打若林が空振り三振。得点機での一打に精彩を欠いた。2戦連続1得点にとどまり原辰徳監督(63)は「ここぞという場面でボール球を振っているケースがある。プレッシャーのかかる場面でストライクをスイングできるようにしないと」と指摘した。

◆中日は力投の柳裕也投手(27)を援護出来ず、リーグ最多14度目の引き分けとなった。以下は与田剛監督(55)との一問一答。 -先発柳は6回1失点(自責0)と力投 与田監督 6回のところ(同点とされ、なお2死満塁のピンチ)も柳は勝ち越されなかったし、なんとかしのいでくれた。 -球数(124球)もあっての6回降板か 与田監督 長打力のある打者が多いので多少慎重になったかもしれないが、粘り強く投げたと思う。 -打線は2安打でビシエド以外が打てない 与田監督 (7回までは)タンケ(ビシエド)の1本だけ。(8回に)溝脇が1本出しましたけど、2安打ではなかなか勝てない。両チーム、点が取れなければこういうゲーム(引き分け)ということですね。 -巨人戸郷はどうだったか 与田監督 縦の変化もコースも、いいところに投げてきたんじゃないかな。いろいろ対策はスコアラーともやっているが、打つしかない。打てるようにするしかない。

◆中日は力投の柳裕也投手を援護出来ず、リーグ最多14度目の引き分けとなった。打線は巨人戸郷に8回まで2安打。2回、ビシエドの16号ソロで先制したが、そのビシエドの失策から6回に柳が同点を許した。与田監督は「(7回までは)タンケ(ビシエド)の1本だけ。(8回に)溝脇が1本出しましたけど、2安打ではなかなか勝てない」と打線の奮起を促した。 中日又吉(4年ぶりの50試合登板)「登板数は結果なので、それに関しては気にせずこれからもやっていきたい」

◆巨人の守護神チアゴ・ビエイラ投手(28)が球団史に名前を刻んだ。 同点の9回に登板。中日打線を3者凡退に封じ、30試合連続無失点の球団新記録を樹立した。「すごい記録に到達できて感慨深い。人間は誰でも人生において使命というものはあると思う。自分がグラウンドで少しでも何か前に向くようなエネルギーを与えるようになっているということは、本当にうれしい」とかみしめた。 サッカー王国のブラジル・サンパウロ出身の剛腕はNPB記録も樹立した。13日中日戦(東京ドーム)で166キロをマーク。日本ハム時代のエンゼルス大谷超えの日本球界最速をたたき出した。エネルギーの源はひたむきな努力にある。宮本投手チーフコーチは「世界一、練習する投手。普段の生活、会話、人間性からすべてにおいて素晴らしい野球人」と絶賛した。 初選出された球宴でも「毎日毎日が勝負」と、お祭りムード皆無だった。試合前の走り込みで他球団の選手を驚かせた。努力は裏切らない。4月末からの3試合で7失点し、5月頭には2軍降格も味わった。変化球の制球力を身につけ、再昇格後から無失点を続ける。鍛錬を惜しまない男の大記録はまだ続く。【小早川宗一郎】

◆来日2年目の巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)が5月3日の広島戦(マツダ)から続く連続試合無失点記録を「30」に伸ばし、2012年に高木京介がマークした球団最長を更新する新記録を打ち立てた。1―1の九回に登板し、京田を中飛、福田を右飛、大島を二ゴロに仕留めた。

◆巨人が追い付き、引き分けた。0―1の六回に失策を足掛かりに2死満塁とし、大城が同点打を放った。戸郷は8回2安打1失点の好投。中日は柳が9奪三振の6回1失点と踏ん張ったが、攻撃はビシエドのソロ本塁打のみに終わった。

◆巨人は先発の戸郷が8回2安打1失点と好投。九回はビエイラが三者凡退に抑え、30試合連続無失点の球団新記録を樹立した。ただ、打線が1点どまりで今季12度目の引き分け。原監督が試合を振り返った。 --戸郷が粘った 「いい状態を継続してくれていますね。好調を維持してくれている、というところですね」 --同点の七回、先頭の戸郷の打席では代打を送らず続投させた。信頼感も 「そうですね、あれはね」 --以前は戸郷に対して「このままだと二流の投手になる」と 「ここがまた踏ん張りどころよ。やっぱり勝ち星がついていないだけにね、本人がポジティブに考えてほしいね」 --ビエイラは30試合連続無失点 「昨年と違うところは、全てのボールでストライクが取れるようになったところじゃないでしょうか。全ての球種でね」 --打線もしぶとく同点に追い付いた 「しかしここぞという場面でボール球を振っているケースがあるね。ああいう場面で、プレッシャーのかかる場面でストライクをスイングできるようにしないといけませんね。そういうところですね」 --中島は六回2死一、二塁の場面で10球粘って四球を選び、その後の同点につなげた 「そうそうそうそう。ああいうものが今、打者にとって一番重要。やっぱりボール球を振っちゃうと重心が上がっちゃうというかね、丹田のところでボールを捕まえにいくような感じでいかないとね。そういうところを明日からまただね」

◆5球でねじ伏せた。巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)が九回を3人で締め、球団新記録となる30試合連続無失点を達成した。 「すごい記録に到達できて感慨深い。素晴らしいチームメートがいなければ、こんな記録にもたどり着けてないと思う。感謝したい」 150キロ台中盤の直球で押し、最後はスライダー。2012年の高木京介を抜く球団最長を更新し、恒例のド派手なガッツポーズを決めた。日本史上最速166キロをたたき出した剛腕に新たな栄誉が加わった。 母国ブラジルでの少年時代に日系人指導者から勤勉さを学んだ〝練習の虫〟。来日1年目の昨年、コロナ禍で活動が制限された4、5月の個人調整期間。午前7時から正午までしかジャイアンツ球場を使えない日も午前6時に球場へ。グラウンドキーパーらに迷惑がかからない場所を探して走り込んだ。 その姿が周囲から「お手本」とされていることを聞いたビエイラは「人間は誰でも、人生において使命がある。周りの人を少しでも駆り立てているのはうれしい」と語った。 原監督は「昨年と違うところは、全ての球種でストライクが取れるようになったところ」と成長を認める。今季途中から守護神となった努力の男は〝使命〟を胸に腕を振る。(谷川直之)

◆中日の又吉が4年ぶりにシーズン50試合登板を果たした。今季は主に八回を任され、防御率1・52と安定感を誇っている。大台到達にも「登板数は結果なので、そこに関しては気にせずやっていきたい」と冷静に話した。 新人だった2014年から3年続けて60戦以上に登板した。18年は40試合に登板して防御率6点台。登板数も減っていたが、昨季途中から1軍で本来の力を発揮している。同点の八回にマウンドに上がり、2死一、二塁のピンチを招いたが、代打の若林を空振り三振で切り抜けた。与田監督は「去年から良くなっていた。試合の中でも修正できている」と評価した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
55403 0.579
(↓0.006)
-
(-)
45406
(+6)
365
(+7)
99
(-)
89
(+3)
0.253
(↑0.001)
3.430
(↓0.05)
2
(-)
巨人
493712 0.570
(-)
1.5
(↑0.5)
45396
(+1)
362
(+1)
127
(-)
52
(-)
0.248
(-)
3.480
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
463511 0.568
(-)
2
(↑0.5)
51404
(+2)
360
(+2)
95
(+1)
56
(-)
0.255
(↑0.001)
3.640
(↑0.02)
4
(-)
中日
374814 0.435
(-)
13
(↑0.5)
44282
(+1)
321
(+1)
53
(+1)
51
(-)
0.236
(↓0.001)
3.130
(↑0.04)
5
(-)
DeNA
364913 0.424
(-)
14
(↑0.5)
45392
(+2)
450
(+2)
99
(+2)
21
(-)
0.258
(↓0.001)
4.380
(↑0.02)
5
(1↑)
広島
364910 0.424
(↑0.007)
14
(↑1)
48349
(+7)
403
(+6)
72
(+3)
45
(-)
0.258
(-)
3.900
(↓0.02)