1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 4 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | 10 | 1 | 2 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | 0 | 0 | 8 | 16 | 1 | 2 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |
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◆日本ハムは初回に野村、王の適時打と高濱の犠飛で4点を先制するなど、7回までに8点を奪う。一方の西武は、4点ビハインドの7回裏に外崎の2ランと愛斗、源田の連続適時打で同点とした。その後は両軍の救援陣が得点を許さず、試合は規定により引き分けに終わった。
◆日本ハムが今季初めて初回の攻撃で4点を奪った。 無死一、三塁で3番野村佑希内野手(21)が左翼へ先制適時二塁打。8試合連続安打&5試合連続打点とした野村は「先輩方がチャンスをつくってくれて、甘いボールをしっかりと捉えることができ、得点につなげられたのでよかったです」と1番浅間、2番西川に感謝した。 さらに4番近藤が四球でつなぎ、無死満塁で5番王柏融外野手(27)が左翼前へポトリと落ちる適時二塁打で2点を追加。王柏融は「みんながつないでつくってくれたチャンスだったので、なんとかつないでいこうという気持ちでした。いいところに落ちてくれてよかったです」と振り返った。なお無死二、三塁の場面で6番高浜祐仁内野手(25)が左翼へ犠飛を放って4点目。高浜は「粘りながらなんとかランナーをかえそうという気持ちで打席に入っていました。(三塁走者で横浜高の先輩でもある)近藤さんの走塁に感謝したいです」と、コメントした。 西武の先発今井の出はなをくじき、3回には王柏融が後半戦初本塁打&チームトップタイとなる7号ソロなどで2点を追加した。
◆西武栗山巧外野手(37)が中前打を放ち、通算2000安打まで残り5本とした。5点を追う5回1死、日本ハム先発加藤の3球目、真ん中高め130キロフォークをきっちりと中前にはじき返した。 前日27日には7月6日の同カード以来の3安打猛打賞をマーク。日ごろから「1本ずつ」と淡々と話す大ベテランが、20年目の大記録到達まで、いよいよ秒読み段階に入ってきた。
◆日本ハムは1回に西武先発今井を攻め、野村の適時二塁打などで4点を先制。3回にも王柏融のソロなどで2点を加点した。 日本ハムは5回に高浜のソロで加点。西武も5回に源田の2ランなどで4点をかえした。日本ハム先発加藤は5回4失点で降板。 日本ハムは7回にも1点を追加。西武はその裏、外崎の2ランなどで一挙4点で同点に。試合は8-8の引き分けとなった。
◆日本ハム野村佑希内野手(21)が8試合連続安打&5試合連続打点をマークした。1回無死一、三塁で今井の内寄りスライダーを左翼線にはじき返す先制の適時二塁打。「先輩方がチャンスを作ってくれて、甘いボールをしっかりと捉えることができ、得点につなげられたのでよかった」と振り返った。
◆西武の山賊打線が最大7点差を追いつき、リーグ記録を更新する17度目の引き分けに持ち込んだ。1番に起用された源田が4安打3打点2盗塁と機能すれば、5番外崎が2安打4打点と勝負強さを発揮。新型コロナウイルス陽性者との濃厚接触の疑いで森と山川を欠く中、看板の強力打線が脅威の粘りを発揮した。 5回表終了時点で0-7の劣勢もベンチは諦めていなかった。5回無死一塁から2号2ランを放って反撃の口火を切った源田は「今日も守備練習をやらず打撃練習に時間を充てました。チームとして粘り強く追いかけて、追いつくことができたのは良かったと思います!」。再び4点差とされた7回無死一塁から7号2ランを放った外崎も「勢いに乗って大量点を取ることができたと思いますし、諦めずやった結果だと思います」と振り返った。まだ8月末。山賊打線が最後まで貪欲に、獲物を狙い続ける。 ▽西武辻監督(7点差を追いついての引き分けに)「素晴らしい。普通だったら打つ方は淡泊になりがちなんだけど、しっかりとつないでね。よく点を取ってくれました」
◆日本ハムがメットライフドームで、また悪夢を見た。西武13回戦は最大7点リードを守れず、84年に記録した球団最多に並ぶ13度目の引き分けに終わった。7点以上のリードをしながら勝てなかったのは19年5月15日楽天戦(楽天生命パーク)以来2年ぶりで、同球場では3年ぶり。うまくいかない現状が詰まったような、重苦しい結果に終わった。後半戦初の連勝へ、石橋をたたいたつもりが結果的には、たたき割ってしまっていた。負けに等しい引き分けに栗山監督は「申し訳ない。相手より点を多く取って終わるゲームだった」と悔やんだ。 4点リードの7回に登板した堀が、打者一巡の猛攻を受けて同点とされた。42試合目の登板で、1試合4失点は今季ワースト。リーグトップの25ホールドと獅子奮迅の活躍をしてきた5年目左腕は責められない。最大7点リードを奪いながら、堀を投入せざるを得なくなったことが最大の誤算だった。 悪夢の起点は失策だった。5回先頭の西武愛斗の遊ゴロを石井がエラーし、直後に先発加藤が源田に2号2ランを被弾した。1死を挟んで、さらに加藤は3連打を浴びて、この回は一挙4失点。加藤は「5回に粘り切れず、空気を悪くしてしまったと思います。長いイニングを投げられず、ブルペン陣に負担をかける結果になり申し訳ないです」と、降板後に振り返った通りの試合展開となって5月12日以来の白星を逃した。 メットライフドームでは3年前の18年4月に8-0から8-9の大逆転負けを喫したことがある。さらに、同球場の夏場の試合では失策が黒星につながる、手痛い試合を近年は繰り返してきた。また、大きな課題を突きつけられた、埼玉の夜。栗山監督は「こっち(首脳陣)が7点取って(選手に)勝たせてあげられなかった。それだけ」と選手を責めることはなかったが、苦境を打破しきれないもどかしさだけが試合後に残った。【木下大輔】
◆「3番・三塁」で先発出場した日本ハム・野村佑希内野手(21)が第1打席に5試合連続打点となる先制適時打を放った。 「(打ったのは)スライダーです。先輩方がチャンスを作ってくれて、甘いボールをしっかりと捉えることができ、得点につなげられたのでよかったです。次も頑張ります」 一回無死一、三塁の好機での打席。カウント1-1から、先発・今井のスライダーを左翼線際にはじき返した。日本ハムはこの回さらに3点を加え、一挙4点を先制した。
◆「5番・DH」で先発出場した日本ハム・王柏融外野手(27))が三回に7号ソロを放った。 「(打ったのは)チェンジアップ。追加点が大事になってくる場面で、積極的に打ちに行った結果、浮いたボールをしっかり捉えることができてよかったです」 4点リードで迎えた三回1死からの第2打席。カウント1-1から、今井の3球目のチェンジアップを捉えた打球は、高々と舞い上がって右翼席に吸い込まれた。日本ハムはこの回さらに1点を加え、6-0と大量リードを奪った。
◆西武の今井が5回7失点と大崩れした。一回はストライクを取るのに四苦八苦。1番打者への四球をきっかけにピンチを招き、野村に適時二塁打、王柏融に2点二塁打、高浜に犠飛を許していきなり4点を失った。「立ち上がりですね。もっと右打者に対してはインコースを突いていかなくてはならなかった」とうなだれた。 立ち直ることができず三回には王柏融にソロ、石井に適時三塁打を浴び、五回には高浜にソロを打たれた。7安打のうち6本が長打とことごとく捉えられ「要所で甘くなり、失点につながってしまった。しっかり修正できるように練習をしたい」と反省の言葉を並べた。
◆先発した日本ハム・加藤貴之投手(29)は5回10安打4失点(自責3)で降板した。 「初回から点を取ってもらって楽には投げられましたが、五回に粘り切れず空気を悪くしてしまったと思います。長いイニングを投げられず、ブルペン陣に負担をかける結果になり申し訳ないです」 走者を出しながらも四回まで無失点で切り抜けたが、五回に西武打線に捕まった。味方の失策で先頭の愛斗が出塁すると、続く源田に左越え2ランを浴びた。さらに1死一、二塁から外崎に2点二塁打を許し、この回4点を失って99球でマウンドを降りた。 序盤に味方打線から大量リードをもらい勝ち投手の権利を持って降板したが、その後チームが同点に追いつかれ4勝目はならなかった。
◆西武が0―7から引き分けに持ち込んだ。五回に源田の2ランと外崎の2点二塁打で4点を返し、4―8の七回には外崎の2ランと愛斗の適時二塁打などで4点を奪って追い付いた。日本ハムは継投がはまらず逃げ切れなかった。
◆簡単には勝たせないし、負けたくない。リーグ5位に低迷する西武が、最下位の日本ハム相手に意地のドローだ。 五回の相手の攻撃を終えて0-7。大敗ムードが渦巻く中、直後の攻撃で獅子が牙をむいた。無死一塁から源田が右越え2号2ランを放つと、その後も1死から栗山、中村の連続安打による一、二塁から外崎が右中間を破る二塁打を放ち、一走の中村も巨体を揺らして一気に生還。4点を返し、外崎は「中村さん、ナイスランです。栗山さん、ナイスヒットです」」とニヤリ。まずは4点を返した。 そして4-8で迎えた七回だ。死球の中村を一塁に置いて外崎が「次につなぐ意識で入りました。打った瞬間の手応え? 完璧でした」と2試合連続となる〝アップルパンチ〟の左越え4号2ランで猛追モードへ突入。2死から岡田、愛斗の2者連続二塁打で1点差に迫ると、2死二塁から源田の右前打でついに同点とした。 七回、リプレー検証の末、死球が認められた西武・中村は生還後、チームメートに手のひらを見せる。そこにはクッキリと跡が残っていた=メットライフドーム(撮影・尾崎修二) 「いい流れで回してもらいました。その流れの中で打つことができて良かったです」。頼れる主将はベース上でガッツポーズで仲間の声に応えた。 新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いで山川、森を欠くなか、敗戦濃厚の展開から、価値あるドローに持ち込んだ。
◆日本ハムは7―0の大勝ムードが暗転し、最後はサヨナラ負けを阻止するのがやっとだった。先発の加藤が五回につかまり4失点。8―4の七回には14試合連続無失点中だった堀を投入したが4長短打を浴びる乱調でリードを吐き出した。投手起用がはまらず、栗山監督は「申し訳ない」と言葉を絞り出した。 調子を落としていた抑えの杉浦を27日に続いて八回に起用。勝ちパターンの継投を再構築したばかりだった。栗山監督は「スギ(杉浦)の疲れもあるので。後ろの形は別に」と悩ましげだった。
◆西武の外崎が2試合連続本塁打となる4号2ランを放つなど4打点を挙げて7点差を追い付いて引き分けに持ち込んだチームに貢献した。4―8の七回無死一塁で速球を左翼席へ豪快に運び「次につなぐ意識で打席に入った。手応えは完璧だった」と喜んだ。 五回1死一、二塁では左中間を破る2点二塁打を放ち「チャンスの場面で結果が出て良かった」と笑顔。山川と森が新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者に当たる可能性があるとして26日に戦列を離れて以降、5番を任されており「チームとして勢いに乗って大量点を取ることができた」とうなずいた。辻監督は「ストライクを積極的に振れるようになって、良くなってきた」と話した。
◆本拠地メットライフドームで、ふがいない試合は見せられない。西武が最大7点差を追い付く執念の同点劇を演じ、今季初の1試合4安打を放った源田がうなずいた。 「粘り強く追いかけ、追い付くことができたのは良かった」 0-7の五回。源田の右越え2号2ランが猛追への号砲だった。外崎も2点二塁打を放ち、この回に4得点。4-8の七回は外崎が2試合連発となる左越え4号2ランを放った。さらに1点を加えた後に源田の右前適時打で同点=写真。最大7点差以上からの引き分けは2003年5月3日のオリックス戦(三回表終了0-9、最終12-12)以来18年ぶりだった。 「諦めずやった結果だと思います」。そう胸を張った外崎は春先、死球による左腓骨骨折で長期離脱。東京五輪代表入りを逃して悔しい思いをしたが、本拠地では58打数21安打の打率・362と勝負強さを発揮している。新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いで山川と森を欠く中、同学年の二遊間コンビが活躍し、価値あるドローとなった。(湯浅大) ◆1安打を放ち、通算2000安打に残り5本とした西武・栗山 「ファンの方もいいゲームを期待していると思うので、(明日も)ライオンズの野球をしっかりお見せしたい」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
48 | 37 | 13 | 0.565 (-) | - (-) |
45 | 398 (+2) | 349 (+2) | 92 (-) | 30 (-) |
0.254 (-) | 3.330 (↑0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
44 | 38 | 14 | 0.537 (↑0.006) | 2.5 (↑0.5) |
47 | 437 (+5) | 401 (+1) | 94 (+3) | 83 (+1) |
0.253 (↑0.001) | 3.960 (↑0.03) |
3 (-) |
楽天 |
45 | 41 | 13 | 0.523 (↓0.006) | 3.5 (↓0.5) |
44 | 376 (+1) | 372 (+5) | 78 (-) | 33 (-) |
0.245 (-) | 3.610 (↓0.02) |
4 (-) |
ソフトバンク |
42 | 41 | 17 | 0.506 (-) | 5 (-) |
43 | 386 (+2) | 328 (+2) | 83 (-) | 62 (-) |
0.249 (-) | 3.160 (↑0.01) |
5 (-) |
西武 |
37 | 45 | 17 | 0.451 (-) | 9.5 (-) |
44 | 380 (+8) | 412 (+8) | 83 (+2) | 70 (+2) |
0.247 (↑0.002) | 3.970 (↓0.04) |
6 (-) |
日本ハム |
32 | 47 | 13 | 0.405 (-) | 13 (-) |
51 | 281 (+8) | 364 (+8) | 52 (+2) | 49 (+1) |
0.228 (-) | 3.610 (↓0.04) |
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