楽天(★1対3☆)ロッテ =リーグ戦16回戦(2021.08.27)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:国吉 佑樹(1勝0敗1S)
(セーブ:益田 直也(0勝4敗27S))
敗戦投手:安樂 智大(3勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】安田 尚憲(7号・5回表ソロ),中村 奨吾(7号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテが逆転勝利。ロッテは1点を追う5回表、安田のソロで同点とする。そのまま迎えた8回には、中村奨のソロなどで2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・国吉が移籍後初勝利。敗れた楽天は、打線が相手を上回る9安打を放つも、つながりを欠いた。

◆ロッテ安田尚憲内野手が約3カ月半ぶりの1発を放った。1点を追う5回、楽天田中将の甘く入った初球スライダーを右翼席へ放り込んだ。 同点7号ソロは昨季の6本を上回る自己最多で、5月14日西武戦以来の本塁打。「先頭だったので、何とか出塁することを考えて打席に入りました。ホームランはたまたまです。うまくバットに乗ってくれました」と話した。

◆楽天先発の田中将大投手(32)が7回100球を投げ、5安打1失点と好投した。勝敗はつかず、石井一久GM兼監督(47)に並ぶ日米通算182勝目はお預けとなったが、今季6度目のハイクオリティースタート(7回以上自責2以下)を達成した。 序盤はやや制球に苦しんだ。逆球が目立ち、時折ほえながら自身へ活を入れた。3回まで毎回2死から安打を許すも、要所は締めた。4回は7球でこの日初の3者凡退に抑えた。 1回にもらった1点を守るために慎重に腕を振ったが、5回先頭の安田に初球スライダーを右翼席へ運ばれ、追いつかれた。6回は1死から中村奨、マーティンに連続四球もレアード、佐藤を打ち取りしのぐ。7回も2死一、二塁とピンチをまねくが、藤原を空振り三振に仕留め、決定打は許さなかった。 後半戦初登板となった20日日本ハム戦も7回2失点としたが、チームは引き分けに終わっていた。

◆楽天は1回に鈴木大の適時二塁打で1点先制。2、3回は好機をつくるが無得点。先発田中将は3回まで毎回安打を許すも無失点。 ロッテは5回に安田が7号同点ソロ。先発二木は6回まで7安打1失点。楽天先発の田中将は6回まで4安打1失点。 ロッテは8回に中村奨の7号ソロなどで2点を勝ち越し、2連勝で2位に浮上した。国吉が移籍後初勝利。楽天安楽は今季初黒星。

◆楽天先発の田中将大投手(32)が7回100球を投げ、5安打1失点と好投した。勝敗はつかず、石井一久GM兼監督(47)に並ぶ日米通算182勝目はお預けとなったが、今季6度目のハイクオリティースタート(7回以上自責2以下)を達成した。 序盤はやや制球に苦しんだ。逆球が目立ち、時折ほえるながら自身へ活を入れた。3回まで毎回2死から安打を許すも、要所は締めた。4回は7球でこの日初の3者凡退に抑えた。 5回先頭の安田に初球スライダーを右翼席へ運ばれ、同点に追いつかれたが、その後も慎重かつ粘り強く腕を振った。6回は1死から中村奨、マーティンに連続四球もレアード、佐藤を打ち取った。7回は2死一、二塁としたが、藤原を空振り三振に仕留め、決定打は許さなかった。 最速151キロの直球には力があったが「制球できないと意味がない。すごく苦しかったので、何とかまとめられたかなという感じです」と振り返った。制球面には「ボールがすごく暴れていて、ピンポイントの制球がなかった」とし「軸になる球がなかったので、本当に配球面で組み立てが難しかったと思いますが、本当に銀仁朗さんに助けてもらいました」と本調子ではない中、リードした炭谷に感謝した。 5回に安田に許した一発には「甘いボールが行ってしまった」と反省。6、7回のピンチをしのぎ、リードは許さなかったことに「球数をかけてでも失点を防ぐことが最優先」と振り返った。 この日で今季通算の投球回数が99となり、規定投球回数に到達。防御率2・73はオリックス山本(1・63)宮城(2・01)に次ぎ、リーグ3位となった。 ▽楽天石井GM兼監督(9安打1得点でロッテに敗れ3位転落)「(打線は)少し重いところもある。調子の出てこない選手もいる中、どうやってホームを踏むのかをもう1度模索して、明日に臨みたい」 ▽楽天安楽(同点の8回に中村奨に決勝ソロを浴び、今季初黒星)「一発を許してはいけない状況で、低めに投げ切れなかった」

◆ロッテ国吉佑樹投手が移籍後初勝利。今季の国吉はDeNA在籍中の5月28日楽天戦で白星を挙げており、同一年に所属した2球団で勝利は、楽天で1勝、巨人で1勝の19年古川以来11人目。 また今季の白星はいずれも楽天戦。同じチームを相手に同一年に2球団で勝利したのは48年林以来73年ぶり。林は金星在籍時に急映戦で3勝、中日戦で1勝、南海戦で1勝。大陽移籍後にもそれぞれ1勝ずつを記録した。

◆楽天がロッテに抜かれ、7月13日以来の3位に転落した。 1回に小深田、鈴木大の連打で幸先よく1点を先制。2、3回も得点圏に走者を置いたが、相手先発二木を捉えられず無得点。 すると5回、先発田中将が先頭安田に同点ソロを許す。6、7回も得点圏に走者を背負ったが、ピンチをしのいだ。 だが同点の8回。3連投の安楽が先頭中村奨に勝ち越しソロを浴びた。この回2失点で今季初黒星。打線は9安打も1得点にとどまった。 以下、石井一久GM兼監督(47)の一問一答 -試合を振り返って ランナーを出して、もう一押しというところができないうちにホームランという形で相手に1点上回られてしまった。安楽も不注意で投げているわけではないんですけど、起こったことなので、しょうがないと思います。 -田中将が7回1失点と好投 すごく調子がいいとは思わないですけど、やっぱりその中でもどういうシチュエーションでもしっかりとピッチングしてくれるのは、ベンチにとってはすごくありがたい投球内容でした。 -3連投の安楽が今季初黒星 そうですね、リリーフはこっちがやっつけることもあるけど、やられることもあるので、ずっとやられないでいるリリーフはいないと思うので、今日起こったことは、次へのステップにして考えてもらえればいいんじゃないかなと思います。 -打線は9安打も1得点 少し重いところもあるし、なかなか調子の出てこない選手もいる中で、どうやってホームを踏ませることができるのか、ということはもう一度模索して、明日に臨みたいです。 -明日へ向けて 今日負けてしまったんですけど、明日しっかりと自分たちの試合をして、1勝1敗の形に戻して、3戦目を迎えられればと思うので、明日はしっかりと集中して、点を取れるところは取って、チームとして勝利したいと思います。

◆6月にDeNAからトレードで加入したロッテ国吉佑樹投手(29)が、移籍後初勝利を挙げた。 同点の7回に2番手で登板。「同点は一番緊張します。しますけど、体が硬くなったりでなく、いい緊張感でやらせてもらってます」。1四球を出したが、楽天小深田と浅村から空振り三振を奪い、直球は最速154キロを計測。無安打無失点投球で、直後の中村奨の決勝弾を呼び込んだ。 1ゲーム差で追っていた楽天との3連戦初戦を制し、今季最多の貯金5で7月13日以来の2位に浮上。国吉にとっては今季2勝目で、DeNAで5月28日に挙げた白星も楽天戦(楽天生命パーク)だった。「僕の1勝よりも、チームに勝ちが転がり込むことになった。縁起のいい球場なんだな。そう思い込んで乗っていけたらいいなと思います」と敵地を味方に付ける。単独2位とはいえ、ゲーム差はなし。井口監督は「明日も全力で取りに行きたい」。油断せず、勝ち越す。 ▼ロッテ国吉佑樹投手が移籍後初勝利。今季の国吉はDeNA在籍中の5月28日楽天戦で白星を挙げており、同一年に所属した2球団で勝利は、楽天で1勝、巨人で1勝の19年古川以来11人目。 また今季の白星はいずれも楽天戦。同じチームを相手に同一年に2球団で勝利したのは48年林以来73年ぶり。林は金星在籍時に急映戦で3勝、中日戦で1勝、南海戦で1勝。大陽移籍後にもそれぞれ1勝ずつを記録した。 ? ▽ロッテ二木(6回1失点も5勝目付かず)「甘くなった変化球を打たれたのは反省ですが、走者を出しながらも粘れた」 ▽ロッテ安田(楽天田中将から初本塁打。5月14日以来の1発で自己最多7号)「先頭だったので、何とか出塁と考えて打席に入りました。たまたまです。うまくバットに乗ってくれました」 ▽ロッテ中村奨(同点の8回に決勝7号ソロ)「片手だったので届いてくれてよかった。(試合の)後半に点を取るのはいいこと。もう少し早い回に点を取れればもっといいかなと思う」

◆ロッテの安田が0―1の五回に5月14日以来の本塁打を放った。先頭打者で田中将の甘く入った初球の変化球を力強く捉えると、高々と上がった打球は右翼席に飛び込んだ。「何とか出塁することを考えて打席に入った。うまくバットに乗ってくれた。本塁打はたまたま」と謙遜した。 これで昨季の6本塁打を上回り、4年目で自己最多の7本塁打となった。昨年は4番打者として48試合に出場。今季は一層の飛躍を目指しながら好調を維持できずに先発を外れることも多かった。 二回に中前打をマークしており、25日の日本ハム戦に続いて2試合連続で複数安打も記録。ようやく期待の長距離打者が波に乗ってきた。

◆ロッテが楽天を抜き2位に浮上した。0―1の五回に安田のソロで追い付き、八回に中村奨のソロなどで2点を奪って勝ち越した。2番手の国吉が1回無失点で移籍後初勝利。楽天は田中将が7回1失点と好投したが援護できなかった。

◆楽天の田中将は7回5安打1失点と好投したが、チームを勝利に導けなかった。1-0の五回、安田に初球を同点ソロとされた以外は、得点圏に再三、走者を背負いながらも踏ん張った。七回2死一、二塁では打撃好調の藤原から低めのスライダーで空振り三振を奪ってピンチを切り抜け、同点で降板した。 3試合連続で7回を投げるなど先発としての役割は十分に果たしている。今季は右脚を痛めて約3週間出遅れたが、この試合で規定投球回に到達し、防御率2・73。「球がすごい暴れていて全然ピンポイントでの制球がない中、粘り強く抑えられた。何とかまとめられた」と淡々と言った。

◆楽天の安楽が2年ぶりの黒星を喫した。1―1の八回に2番手で登板し、先頭打者の中村奨に甘く入った変化球を左翼席に運ばれると、さらに連続四球などで1死二、三塁とされ、内野ゴロの間にもう1点失った。チームは3位に転落し「全体的に球が高かった」と反省した。 安楽は今季初の3連投だった。チームを支え、打たれても防御率は1・59で、石井監督は「気にしないでまた備えてほしい」と責めなかった。

◆楽天は7月13日以来、約1カ月半ぶりに3位に転落した。田中将大投手(32)が先発し、7回5安打1失点の好投も、5勝目は挙げられなかった。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。 --試合を振り返って 「走者を出して、もう一押しができないうちに、相手にホームランを打たれた。(八回に2点を奪われ初黒星の)安楽も不注意で投げているわけではない。起こったことなので、しようがないと思います」 --安楽は気持ちを切り替えて 「ここまで(試合前の時点で)防御率が1・16のピッチャーに、1回打たれたからといって、責めるのは少し違うと思います」 --田中将が好投した 「すごく調子がいいとは思わないけど、どういう状況でもしっかりと投球してくれます。ベンチにとってはすごくありがたい投球内容でした」

◆ロッテの国吉が移籍後初勝利を挙げた。1―1の七回に登板し、2死後に鈴木大に四球を与えたが、続く浅村から空振り三振を奪って無失点。直後に味方が勝ち越して白星が転がり込み「いい緊張感でやらせてもらっている」と笑顔をのぞかせた。 6月にトレードでDeNAから加入。今月14日に移籍後初登板を果たすと、21日に6年ぶりのセーブを挙げた。楽天生命パーク宮城では移籍前の5月28日に交流戦で勝利を挙げており「縁起のいい球場なのかもしれない」と喜んだ。

◆きっちりと役割を果たした。楽天・田中将大投手(32)が先発し、7回5安打1失点の好投。ただ援護はなくチームは1-3で敗れ、5勝目は挙げられなかった。 「ボールがすごく暴れて、なかなかピンポイントの制球ができない中、粘り強く抑えられたかなと思います」 五回先頭の安田に被弾したが、ピンチで要所を締めた。最速151キロ、計100球。ワインドアップで投げる際は、始動後に下を向いて捕手から目線を切る動作を取り入れるなど、進化を遂げている。 前回20日の日本ハム戦(札幌ドーム)も7回2失点と好投。石井監督が持つ記録に並ぶ日米通算182勝に、2試合連続でチャレンジし、またもお預けとなった。 チームは2位に転落したが、指揮官は「ベンチにとっては、すごくありがたい投球内容でした」とねぎらった。今季初めて規定投球回に到達。パ・リーグ3位の防御率2・73からみれば、右腕は白星に恵まれていない。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
483712 0.565
(↑0.005)
-
(-)
46396
(+2)
347
(-)
92
(-)
30
(-)
0.254
(-)
3.350
(↑0.03)
2
(1↑)
ロッテ
433814 0.531
(↑0.006)
3
(-)
48432
(+3)
400
(+1)
91
(+2)
82
(+1)
0.252
(↓0.001)
3.990
(↑0.03)
3
(1↓)
楽天
454013 0.529
(↓0.007)
3
(↓1)
45375
(+1)
367
(+3)
78
(-)
33
(-)
0.245
(-)
3.590
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
424116 0.506
(↓0.006)
5
(↓1)
44384
(-)
326
(+2)
83
(-)
62
(-)
0.249
(↓0.001)
3.170
(↑0.01)
5
(-)
西武
374516 0.451
(↓0.006)
9.5
(↓1)
45372
(+2)
404
(+7)
81
(+2)
68
(+1)
0.245
(-)
3.930
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
324712 0.405
(↑0.008)
13
(-)
52273
(+7)
356
(+2)
50
(-)
48
(+3)
0.228
(↑0.001)
3.570
(↑0.02)