ヤクルト(3対3)中日 =リーグ戦16回戦(2021.08.25)・静岡草薙球場=
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中日
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ヤクルト
0001200003620
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ヤクルトは1点ビハインドで迎えた5回裏、2死二三塁から青木が2点適時打を放ち、逆転に成功する。一方の中日は、1点を追う9回、相手の暴投の間に1点を挙げ、土壇場で試合を振り出しに戻した。その裏は中日のR.マルティネスが無失点に抑え、試合は規定により引き分けに終わった。

◆中日は2回無死満塁、堂上の打球がヤクルト村上の失策を誘い2点を先制。先発松葉が制球良く3回まで無安打無失点に抑えた。 ヤクルトは4回にオスナの二塁打の間に1点をかえし、5回に青木の2点適時打で逆転。先発石川は5回2失点で降板した。 中日は9回、ヤクルト・マクガフの暴投で同点とし、引き分けに持ち込んだ。ヤクルトは中盤以降、打線が沈黙した。

◆中日が敗戦寸前から引き分けた。1点を追う9回2死三塁でヤクルト守護神マクガフの暴投で何とか同点に追いついた。 6回1死一、三塁で代打高橋周も併殺に倒れるなど、3試合27イニングタイムリーゼロは継続。引き分けがリーグトップの「13」になり、与田監督は、「選手は一生懸命やっている。勝ちを諦めることはない」と話した。 ▽中日松葉(5回途中3失点で5年ぶりの屋外球場での白星を逃す)「立ち上がりから、自分らしく低めへの投球はできた。最後(5回)は粘りたかった」

◆ヤクルトは投打のベテランの奮闘も実らず、今季10度目の引き分けに終わった。 先発した投手最年長の石川雅規(41)が5回4安打2失点(自責1)と踏ん張ると、1点を追う5回2死二、三塁で野手最年長の青木宣親外野手(39)が、一時は勝ち越しとなる2点適時打を放った。逃げ切り態勢が整った1点リードの9回2死三塁、守護神マクガフが加藤に投じた初球が高めに抜ける暴投となり、三走高松の生還を許し、同点とされた。 石川の2失点も2死満塁から三塁村上の失策によるものだった。終わって見れば守りのミスだけで3失点。高津臣吾監督は「守備で失点するのは、チームのいろんなところに影響する。例えばホームランでも1点だし、エラーしても1点かもしれないけど。エラーでの失点は気を付けていかなくてはいけない。強いチームには、きっちりしたアウトが1つ取れるか、失点を防げるか、というところの少しの差が、大きな結果になると思うので。そこはちょっと引き締めていきたいと思います」と振りかえった。 ベテラン石川の投球については「決して状態はいいとは見えなかったけど、丁寧には投げていたかなと。球場も広いし、いつもと攻め方もちょっと変えているように見えたし。あそこまでゲームを作ったので、評価していいのかなと思います」とうなずいた。 ▽ヤクルト青木(5回に一時は勝ち越しの2点適時適時打)「チャンスだったのと石川さんに何としてでもというベンチの雰囲気があったので打つことができました。(二走)内川も良く走ってくれました」

◆ヤクルトの青木が攻守で活躍した。 打っては1―2の五回2死二、三塁。フルカウントから松葉が内角低めに投じた渾身の一球を捉え、右前に逆転の2点適時打を放った。この回に代打を送られていた41歳の石川の負けを消すだけでなく、勝ち投手の権利までもたらし「石川さんに何としてでもというベンチの雰囲気があったので打てた。(二塁走者の)内川もよく走ってくれた」と喜んだ。 守備では四回に左翼の守備で2度、好プレーを披露した。まずは福留の左中間への飛球を好捕。頭上を越えた堂上の打球は素早く処理し、二塁への好送球で打者走者をアウトにした。

◆ヤクルトは1点リードの九回に追いつかれ、引き分けた。ベテラン左腕の石川雅規投手(41)が先発し、5回85球を投げ、4安打2失点(自責点1)と好投。1―2の五回2死二、三塁で青木が右前へ2点打を放ち、逆転に成功した。六回以降は大西、今野、清水が無失点でつないだが、九回に守護神・マクガフが2死三塁で加藤を迎えた場面で暴投し、追いつかれた。

◆中日が2―3の九回に1点を返して引き分けた。溝脇の内野安打を足場に2死三塁とし、マクガフの暴投で追い付いた。ヤクルトは1―2の五回2死二、三塁から青木の右前打で逆転したが、六回以降は小刻みな継投にかわされた。

◆ヤクルトは3―2の九回2死三塁からスコット・マクガフ投手(31)の暴投で失点。今季10度目の引き分けとなった。先発した石川雅規投手(41)は5回4安打2失点(自責1)の好投。打線は1―2の五回2死二、三塁から青木宣親外野手(39)が右前へ2点打を放ち逆転したが、その後突き放すことができなかった。高津臣吾監督(52)の主な一問一答は以下の通り。 ――石川は味方守備の失策がありながらも粘投 「決して状態はよく見えなかったんだけど、丁寧に投げていた。球場も広くて、いつもと攻め方を変えているように見えた。試合をつくったことは評価していいと思います」 ――二回は失策による失点があっても崩れない 「石川もそうですけど、救援も含めてね、(九回まで)3点目を与えなかった。九回に1点取られたけども、よく粘ったり、1球に対する集中だったりというところは増してきたのかなと思います」 ――4試合連続失策でこの日も失策が失点につながった 「守備(のミス)で失点するのはチームのいろんなところに影響する。本塁打でも1点だし、失策でも1点かもしれないけど、失策での失点というのは、やっぱり気を付けていかないといけない。強いチームはきっちりとアウトを取れるか、失点を防げるかというところの少しの差が、大きな結果になると思う。そこは引き締めていきたいと思います」

◆ヤクルトの41歳石川が5回2失点(自責点1)と粘った。しかし3―2の九回2死三塁からマクガフの暴投で追い付かれ、2カ月ぶりの4勝目、通算177勝目は霧散。本人はコメントを残さず、高津監督は「丁寧に投げた。ゲームをつくったし、評価していい」とねぎらった。 二回は制球に苦しみ、2四死球に失策が絡んで2失点。それでもすぐに立て直した。1―2の五回も村上の失策をきっかけに1死二、三塁とされたが、大島を一ゴロで2死。ビシエドは申告敬遠で満塁策を選択し、A・マルティネスを外角低めへの直球で空振り三振としてピンチを脱出した。 その裏、青木の2点適時打が出て勝ち投手の権利は手にしていただけに、悔しい引き分けとなった。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
54383 0.587
(↓0.006)
-
(-)
48387
(+2)
349
(+10)
96
(-)
84
(+3)
0.251
(↓0.001)
3.370
(↓0.08)
2
(-)
巨人
493511 0.583
(↑0.005)
1
(↑1)
48392
(+5)
346
(+3)
125
(+1)
52
(-)
0.250
(-)
3.430
(-)
3
(-)
ヤクルト
463410 0.575
(-)
2
(↑0.5)
53402
(+3)
354
(+3)
94
(-)
56
(+1)
0.256
(↓0.001)
3.660
(↑0.02)
4
(-)
中日
364813 0.429
(-)
14
(↑0.5)
46277
(+3)
319
(+3)
52
(-)
50
(-)
0.237
(-)
3.190
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
354812 0.422
(↑0.007)
14.5
(↑1)
48383
(+10)
439
(+2)
93
(+1)
21
(-)
0.260
(↑0.001)
4.400
(↑0.04)
6
(-)
広島
334910 0.402
(↓0.005)
16
(-)
51325
(+3)
391
(+5)
63
(-)
45
(-)
0.257
(-)
3.910
(↓0.02)