楽天(2対2)オリックス =リーグ戦15回戦(2021.08.25)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
0100010002821
楽天
1001000002511
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(20号・2回表ソロ)
【楽天】小深田 大翔(3号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は1-1で迎えた4回裏、小深田の適時打で1点を勝ち越す。対するオリックスは6回、無死一三塁から吉田正の内野ゴロで1点を挙げ、試合を振り出しに戻した。両先発の降板後は楽天、オリックスともに3投手が無失点リレーを展開。試合は規定により引き分けに終わった。

◆オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(30)が、1点を追う2回1死から左中間に一時同点に追いつく20号ソロを放った。フルカウントまで粘っての9球目、楽天早川の148キロ直球を強振。詰まり気味に高々と上がった打球は風にも後押しされ、そのまま着弾した。 ダイヤモンドを1周した杉本は、一塁側ベンチ前で「昇天ポーズ」を披露してファンを喜ばせると「感触としてはちょっと詰まっていたのですが、うまく風に乗ってくれたと思います」とコメントした。 和製大砲誕生の雰囲気が漂う。球団の日本人右打者の20号到達は03年山崎武司(22本)、谷佳知(21本)以来18年ぶりで、合併後は初の到達となった。 今季は主に4番を務める杉本だが、この日は6月22日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来、26試合ぶりに4番を外れ、5番スタート。プロ6年目で初の20発をチーム一番乗りで決め、着々とアピールを続けている。【真柴健】

◆先発は楽天早川とオリックス田嶋。楽天が1回、小深田の3号先頭打者本塁打で先制。オリックスは2回、杉本の20号ソロで同点。 楽天が4回1死一、二塁から小深田の中前適時打で1点。オリックスが6回、内野ゴロの間に1点かえし、再び同点として終盤へ。 7回以降はともに追加点を挙げられず、2-2で引き分けた。楽天早川は6回途中2失点、オリックス田嶋は6回2失点だった。

◆楽天小深田大翔内野手が初の先頭打者弾含む3打数3安打2打点を記録した。1回、オリックス田嶋の初球真っすぐを右翼席へ運んだ。 2四球もあって全5打席出塁し「状態は少しずつよくなっています」と、1番打者の役割を果たした。母校の神戸国際大付はこの日、夏の甲子園初の8強入り。中継を見ていたと言い「後輩たちに負けてられないですし、明日からも結果を残せるように頑張ります」と話した。試合は引き分けた。 ? ▽楽天早川(2回に同点ソロ被弾するなどし6月6日以来の8勝目ならず。犠打処理で失策も)「打たれた球も高かったですけど、投球内容というよりはそれ以外の部分ですね。ミスで自分の首を絞めてしまいました」 ▽楽天石井GM兼監督(首位オリックスに1度もリードを許さず引き分け)「ちょっと重い試合だったんですけど、投手陣がしっかり抑えてくれた。もう1点あればよかったですけど」

◆祝!ラオウの昇天ポーズ20回目!オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、1点を追う2回1死から20号ソロを放った。フルカウントまで粘っての9球目、楽天早川の高め148キロ直球を強振。詰まり気味で高々と上がった打球は風にも後押しされ、そのまま着弾した。 ダイヤモンドを1周した杉本は、一塁側ベンチ前で「昇天ポーズ」を披露してファンを喜ばせた。試合後は「勝てれば一番良かったんですけど...」と悔しさをにじませたが、ラオウの一撃がなければ...。これで杉本が1発を放てばここ8戦負けなし。内訳は6勝2分けで、杉本の一振りが首位快走を支えている。 和製大砲誕生の雰囲気が漂う。球団の日本人右打者の20号到達は03年山崎武司(22本)、谷佳知(21本)以来18年ぶりで、合併後は初の到達となった。 プロ6年目で初の20発チームトップの20号に「(19本の)正尚より1本多いので、そこは(先輩として)優位に立てているかな...」と、青学大時代から2学年下の後輩に威厳を示した。 ラオウは仲間を思う。頼れるベテランのT-岡田が右太もも裏を痛めて、23日に出場選手登録を抹消された。「やっぱりTさんがいないと寂しい。はやく帰ってきてほしい」。先輩も、後輩も、ラオウは大切にする。【真柴健】 ▽オリックス田嶋(先発し6回2失点)「制球ミスがあったところは修正しなければいけませんが、全体的に指のかかりもよかったです。変化球を低めに集めて投げ切れたところはよかった」

◆楽天・小深田大翔内野手(25)が「1番・遊撃」で先発出場し、先制となる先頭打者本塁打を放った。一回先頭。相手先発、田嶋の初球を捉え、右越えに先制3号ソロ。球団広報を通じて、「打ったのはストレート。初球からしっかり打っていこうと思って打席に入りました。いい結果になってよかったです」とコメントした。

◆楽天の小深田がプロ2年目で初の初回先頭打者本塁打を放った。田嶋が初球に投じた高めの速球を捉えて右翼席へ今季3号を運び「いい結果になって良かった」と振り返った。 1―1の四回1死一、二塁では適時打を放ち6月29日以来の複数安打、今季初の複数打点をマークした。フルカウントからファウルで粘り、9球目の速球を詰まりながらも中前へ運び「追い込まれていたので何とか食らい付いて打った。打てて良かった」。今季は試合前まで9打数無安打と抑え込まれていた田嶋に意地を示した。 兵庫・神戸国際大付高から近大、大阪ガスを経て昨年ドラフト1位で入団。母校は今夏の甲子園大会に出場し、25日に延長十回、逆転サヨナラ勝ちして夏初の8強入りを果たした。後輩たちに刺激を受け、首位オリックスを相手に躍動した。

◆オリックスの杉本がプロ6年目で初めて20本塁打に到達した。0―1の二回1死無走者で、追い込まれてからファウルで粘り、早川の高めの直球を左中間席へ運んだ。「感触としてはちょっと詰まっていたけど、うまく風に乗ってくれた」と満足そうに振り返った。 後半戦スタートだった13日のロッテ戦以来の一発でチーム内で20号一番乗り。東京五輪に伴う公式戦中断期間中に下半身を鍛え直し「体のバランスがいい」と手応えを口にするように、後半戦に入って全8試合で安打をマークしている。

◆オリックスが2度追い付き、引き分けた。0―1の二回に杉本の20号ソロ、1―2の六回は吉田正の三ゴロの間に同点とした。田嶋が6回4安打2失点で粘り、救援陣も踏ん張った。楽天は五回以降は1安打と攻め切れなかった。

◆オリックスの田嶋は6月30日以来の白星はつかめなかったが、6回2失点と先発の役割は十分に果たした。「全体的に指の掛かりは良かった。変化球も低めに集められた」と手応えを感じた様子だった。 一回に小深田に先頭打者本塁打を浴び、四回には自身のバント処理のミスが失点につながった。六回を終えて112球と球数を要し「大事なところで高めに浮いた。制球ミスがあったところは修正しないといけない」と表情を引き締めた。

◆楽天の早川は2―1の六回に追い付かれて途中降板した。無死二塁でバント処理に失敗して無死一、三塁とピンチを広げ、吉田正の痛烈な三ゴロの間に1点を失った。自らの失策もあり「投球内容以外の部分のミスが自分の首を絞めてしまった」と反省した。 一回は全て140キロ台後半の速球を決め球に3者連続三振に仕留めるなど球に勢いはあった。「真っすぐの精度は戻ってきている」と収穫も挙げた。

◆楽天・小深田大翔内野手(25)が、3打数3安打2打点と暴れた。2四球も選び全5打席で出塁。一回先頭で右越え3号ソロ。四回は中前適時打。八回も二塁内野安打。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。 --小深田が結果を残した 「現状としては、コブちゃん(小深田)が(打順)1番に座ることがベストプランだと思うので、その中でしっかりと仕事をしてもらえたらなと思います」 --オリックスとは今季4度目の引き分け 「重い試合だったが、投手陣もしっかりと抑えてくれたと思います。追加点、もう1点があればよかったが、それがなかったので、投手陣が頑張ってくれました。打者が打たないときは投手が助けて、その反対もしっかりやっていければいいなと思います」 --打線について 「後悔しても、しようがないので。その後悔を持ちながら前に進んでくれたので、今後もそういう気持ちでやってもらえれば、立ち止まることはないと思います」 --D1位・早川(早大)が先発し、六回途中を2失点 「もう少し早川らしさというか、あの一回(3者連続三振)をみて言うと、その後のイニングも続いていければよかったけど、きょうは少し球がばらついたかなという感じです。慎重にいくところと、大胆にいくところを使い分けながら投球してくれれば。何とか最少失点には抑えてくれたと思います」 先発した早川隆久=楽天生命パーク宮城(撮影・矢島康弘) --六回途中で、早川を交代させた 「ちょっと我慢ができなかったので代えました。そこは、いっぱいいっぱいだったのかなと感じたのでスイッチしました」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
473612 0.566
(-)
-
(-)
48388
(+2)
340
(+2)
89
(+1)
30
(-)
0.253
(-)
3.340
(↑0.02)
2
(-)
楽天
443913 0.530
(-)
3
(-)
47367
(+2)
358
(+2)
77
(+1)
33
(-)
0.244
(↓0.001)
3.570
(↑0.02)
3
(-)
ロッテ
423814 0.525
(↑0.006)
3.5
(↑0.5)
49429
(+7)
399
(+4)
89
(+2)
81
(-)
0.253
(↑0.001)
4.020
(-)
4
(-)
ソフトバンク
423916 0.519
(↑0.006)
4
(↑0.5)
46384
(+6)
321
(+1)
83
(-)
61
(-)
0.251
(↑0.001)
3.170
(↑0.02)
5
(-)
西武
364416 0.450
(↓0.006)
9.5
(↓0.5)
47367
(+1)
397
(+6)
78
(+1)
66
(-)
0.245
(↓0.001)
3.960
(↓0.03)
6
(-)
日本ハム
314712 0.397
(↓0.006)
13.5
(↓0.5)
53266
(+4)
354
(+7)
50
(-)
45
(-)
0.227
(-)
3.590
(↓0.03)