ヤクルト(☆2対1★)中日 =リーグ戦15回戦(2021.08.24)・静岡草薙球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
中日
0010000001700
ヤクルト
00010010X2720
勝利投手:今野 龍太(5勝0敗0S)
(セーブ:マクガフ(2勝1敗18S))
敗戦投手:福谷 浩司(5勝10敗0S)
  DAZN
チケットぴあ ヤクルト戦チケット予約 中日戦チケット予約
◆ヤクルトは1点ビハインドの4回裏、山田の適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた7回には、代打・川端の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・今野が今季5勝目。敗れた中日は、先発・福谷が力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆「静岡の鬼」ヤクルト山田哲人内野手(29)が、同点適時打を放った。 1点を追う4回1死二塁、中日先発福谷の3球目を左中間にはじき返す適時二塁打をマーク。「打ったのはシュート。今日最初のチャンスが回ってきて同点に追いつくことができて良かったです」と喜んだ。 静岡では3年前の18年7月9日巨人戦でサイクル安打を達成するなど、過去6試合で23打数12安打の打率5割2分2厘、1本塁打、3打点と抜群の成績を残している。

◆中日は3回1死満塁からビシエドの左犠飛で1点を先制。先発福谷が制球良く丁寧に3回までパーフェクトに抑えた。 ヤクルトは4回1死二塁から山田の適時二塁打で同点に追いつく。先発高橋は粘り強い投球で6回まで5安打1失点に抑えた。 ヤクルトは7回に代打川端の内野安打で1点を勝ち越し、継投で逃げ切って2連勝。中日は中盤以降、打線がふるわず2連敗。

◆代打の神様ヤ! ヤクルト川端が、一振りでチームを勝利に導いた。 同点の7回2死二塁で代打に立つと、中日福谷の4球目をたたきつけ、三塁へ勝ち越しの内野安打を放った。「打った瞬間はちょっとヤバイと思ったんですけどヒットになってほんとに良かったです」。これで今季代打では47打数17安打の打率3割6分2厘と驚異の好成績を残している。 プラス思考が好結果を生む。終盤の勝負どころで起用されることが多いが「打てなかったらどうしようとかマイナスなことを考えず、絶対打ってやるんだ、俺がヒーローになってやるんだくらいのプラス思考で打席に入っている」という。 縁のある静岡で強さを見せた。この日を含め通算8試合で22打数10安打の打率4割5分5厘。その秘訣(ひけつ)を聞かれ「奥さんの実家、地元でもあるので、親戚とかいろいろ来てくれたみたいで。その前で打ててよかった」と笑顔。自身は大阪出身だが、今日香夫人の出身地できっちり結果を出し続ける。 チームは後半戦に入って4勝2敗。2位巨人に0・5ゲーム差でがっちり食らいつく。「3位でいい位置にいる。なんとか優勝争い、最後までいきたいです」。頼れる代打の神様が、今後も勝利の"立ヤク者"となる。【鈴木正章】 ▽ヤクルト高橋(7回途中1失点でゲームメーク)「今日はピンチの場面でギアを上げてしっかり押し込むことができました。最後、投げ切れなかったのが反省点です」

◆中日福谷浩司投手がプロ初完投も、打線の援護に恵まれず10敗目を喫した。 同点の7回2死二塁で代打川端に勝ち越し打を許すも、続投。プロ9年目、先発転向3年目で初めて完投し、8回7安打2失点と力投も、勝ちを呼び込めなかった。福谷は「守備のみなさんに助けられながら何とか試合を作ることができましたが、悔しいです」と唇をかんだ。 ▽中日与田監督(3位ヤクルトに引き分けを挟み4連敗で、2勝10敗3分け) 今年のウチの力がヤクルトより悪い。相性うんぬんではない。

◆中日が、ヤクルトに今季10敗目を喫した。先発の福谷浩司投手(30)が8回2失点と粘ったが、味方打線は得点圏に5度走者を進めながら1点どまり。引き分けを挟んで、ヤクルト戦4連敗になった。 プロ9年目、先発転向3年目で初完投の福谷に対し、与田監督は「今日は良かった。テンポも良く、緩急もうまく使った。よく投げてくれた」とねぎらった。 ビシエドが3回1死満塁で先制犠飛を放ったが、他の3度のチャンスでは申告敬遠と2三振。与田監督は「しょうがない」と主砲をかばったが「打てれば勝てるけど、ビシエドの調子が悪ければ、小技を含めて周りがカバーしないと。それができないと(いけない)」とため息。連敗で借金は12。3位ヤクルトには今季2勝10敗3分けと大きく負け越している。指揮官は「今年のウチの力がヤクルトより悪い。相性うんぬんではない」と話した。 ▽中日福谷(プロ初完投も今季10敗目)「守備のみなさんに助けられながら何とか試合を作ることができましたが、悔しいです」

◆ヤクルト・山田哲人内野手(29)が、1点を追う四回1死二塁から左翼フェンス直撃の同点適時二塁打を放った。 中日の先発右腕・福谷が投じたシュートを捉え「最初のチャンスが回ってきて、同点に追いつくことができてよかったです」。三回までは完璧に抑えられていたが、今季から主将を務める背番号1が流れを引き戻した。

◆ヤクルト・川端慎吾内野手(33)が、1―1と同点の七回2死二塁から代打で登場。カウント1―2と追い込まれてからの4球目を三塁への適時内野安打とした。 〝代打の切り札〟がさすがの仕事ぶりだ。中日の先発右腕・福谷が投じたシュートを捉えると、打球が跳ねて三塁手・高橋のグラフに当たりながら頭上を越えた。 「当たりは良くなかったですが、気持ちで打ちました。越えてくれて良かったです」 代打では今季50試合目の出場で47打数17安打の打率・362、12打点。無類の勝負強さを発揮するバットマンが、ここぞの場面でまたも輝いた。

◆ヤクルトが中日に競り勝った。1-1で迎えた七回、2死二塁から代打・川端の三塁適時内野安打で勝ち越しに成功。中日先発の福谷が投じたシュートを捉えると、打球が跳ねて三塁手・高橋のグラブに当たりながら頭上を越えた。

◆ヤクルトは0―1の四回に山田の適時二塁打で追い付き、七回は代打川端の適時打で勝ち越した。川端との一問一答は以下の通り。 --代打で勝ち越し打 「絶対に返してやろうという強い気持ちを持って打席に入っている。本当にネガティブにならずに、良いことだけ考えて打席に入っている」 --首位追撃へ 「何とか打ててよかった。いま良い位置にいるので何とか優勝争いに最後まで入っていきたい」 --ファンの声援は 「いつも打席に入るときに大きな声援をもらって、本当に力になっている。そのおかげできょうも打てた」 「あしたも勝って、これからどんどん勝って、優勝できるようにがんばりたい」

◆ヤクルトは、七回2死二塁から代打・川端慎吾内野手(33)が決勝の三塁適時内野安打を放った。高津臣吾監督(52)は〝代打の神様〟の働きに「さすが」と称賛。この日、イースタン・リーグ、西武戦(カーミニーク)で6回3安打1失点と好投した小川泰弘投手(31)の1軍復帰も示唆した。――七回に川端が決勝打 「そこの攻撃、後の守備、迷ったんですけど、例え凡打をしても後悔したくなかったので、あそこは川端に懸けました」 ――勝負強い 「簡単なポジションではないと思いますし、チャンスで打席に立たせることが多いので、いろんな期待をかけて送り出すのは、送り出す方は簡単ですけど、結果を残すというのはさすがだと思います」 ――先発の高橋は七回途中1失点 「ちょっとずつでも進歩、成長しているのかなという感じはします。先週もそうですけど、もうちょっとのところで勝ちがつくか、つかないかというところは本人なりに反省というか、考えるところはあると思いますし、そういうところなのかなと思います。あと一歩、もう一歩というところかなと思います」 ――ビシエドに回るまでの七回を終えるべき 「そうなっていれば一番よかったですね。あの回を投げ切れたら、その裏に点が入ったわけなので、もしかしたら勝ち投手になれたかもしれないですね」 ――監督が目指す野球 「先制された場面もそうですけど、1点取られた後に2点目を取られなかった。トータルで2点目を取られなかった、そのあとに1点とってロースコアをものにできたというところは、もう1点、もう2点取れていたらよかったのかもしれないですけど、そういう2―1の試合の中ではよく頑張ったのかなと思います」 ――山崎が抹消 「コンディショニング不良です」 ――2軍で段階を踏まないと上がれない 「今のところはそう理解しておいてください」 ――小川が2軍戦で好投 「映像でも見ましたし、そろそろ大丈夫なのかなという感じはします」

◆相性抜群の球場で大きな一打を放った。山田が四回1死二塁から左中間フェンス直撃の適時二塁打。三回まで打線が完璧に抑えられていた福谷のシュートを捉え「最初のチャンスが回ってきて、同点に追いつくことができてよかった」と汗をぬぐった。2018年7月9日の巨人戦ではサイクル安打を達成するなど、通算7試合で打率・519(27打数14安打)、1本塁打、4打点となった。 ◆七回途中1失点と力投したヤクルト・高橋 「ピンチの場面でギアを上げて、しっかり押し込むことができた。最後のイニング(七回2死二塁)を投げ切れなかったのが反省点」

◆勝利をもたらす〝川端様〟だ! ヤクルトは24日、中日15回戦(静岡)に2―1で勝ち、貯金を今季最多タイの「12」とした。1―1の七回、代打で登場した川端慎吾内野手(33)が三塁への適時内野安打を放って、試合を決めた。今季の代打成績は47打数17安打で打率・362、12打点。〝代打の神様〟としての活躍を続けている。 高く跳ねた打球が、幸運を呼び込んだ。1―1の七回2死二塁。代打・川端が外角球に食らいついた打球は、ワンバウンドして三塁・高橋周の頭上へ。グラブの先に当たって後方を転々とする間に、二走の中村が生還だ。ここ一番で仕事をこなし、拳を握った。 「打った瞬間はちょっとヤバいと思ったんですけど、思ったよりボールが落ちて来なくて安打になってくれてよかった。最高の気持ち。めちゃくちゃうれしかったです」 お立ち台で、静岡・草薙球場に集まった7237人の声援に応えた。代打の成績は神懸かっている。47打数17安打で打率・362、1本塁打、12打点。〝代打の神様〟としてヤクルトを支える。 昨季までは腰の不調に悩まされてきたが、今季は完全復活。練習量もこなせるようになり、天性の打撃センスを出せる状態を保っている。重圧のかかる場面で勝負を挑み続け、〝代打の極意〟に手が届くようになった。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
54373 0.593
(↑0.004)
-
(-)
49385
(+8)
339
(+2)
96
(+3)
81
(-)
0.252
(↑0.001)
3.290
(↑0.02)
2
(-)
巨人
483511 0.578
(↑0.005)
2
(-)
49387
(+3)
343
(+1)
124
(+3)
52
(-)
0.250
(-)
3.430
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
46349 0.575
(↑0.005)
2.5
(-)
54399
(+2)
351
(+1)
94
(-)
55
(-)
0.257
(-)
3.680
(↑0.03)
4
(-)
中日
364812 0.429
(↓0.005)
14.5
(↓1)
47274
(+1)
316
(+2)
52
(-)
50
(-)
0.237
(↓0.001)
3.200
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
344812 0.415
(↓0.005)
15.5
(↓1)
49373
(+2)
437
(+8)
92
(-)
21
(-)
0.259
(-)
4.440
(↓0.04)
6
(-)
広島
334810 0.407
(↓0.006)
16
(↓1)
52322
(+1)
386
(+3)
63
(-)
45
(+1)
0.257
(↓0.001)
3.890
(↑0.01)