ソフトバンク(★6対8☆)ロッテ =リーグ戦15回戦(2021.08.21)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
0000005038901
ソフトバンク
01000400161211
勝利投手:佐々木 千隼(6勝0敗1S)
(セーブ:国吉 佑樹(0勝0敗1S))
敗戦投手:岩嵜 翔(2勝3敗6S)

本塁打
【ロッテ】佐藤 都志也(4号・9回表2ラン)
【ソフトバンク】デスパイネ(2号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは5点ビハインドの7回表、藤原と中村奨の適時打などで一挙5点を奪い、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた9回には、レアードの適時打と代打・佐藤都の2ランで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・佐々木千が今季6勝目。敗れたソフトバンクは、5番手・岩嵜が誤算だった。

◆うれしイイネ!ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(35)が今季2号の先制ソロを放った。0-0の2回1死走者なしでロッテ美馬の初球144キロ直球を左中間席へ。開幕カードの3月28日ロッテ戦(ペイペイドーム)以来、実に5カ月ぶりのアーチだ。ロッテ時代から含め、シーズン中では最長ブランク。デスパイネは「真っすぐを自分のスイングで完璧にとらえることが出来たよ。まず先制出来て良かった。この舞台で久しぶりの1発、やっぱりホームランは嬉しイイネ。もっともっと打てるように、チームのために頑張っていくよ」と、久々の1発を気持ちよく振り返った。 前半戦は打率1割台と2割台をいったりきたり。不調が続いたが「必ず優勝できるように頑張りたい」と、後半戦の活躍を誓っていた。いまだ打率2割前半をさまようが、3試合連続安打で復調の兆しを見せている。17年には35本塁打、103打点で2冠王を獲得した。助っ人大砲の意地が詰まった先制劇だった。【只松憲】

◆ロッテが0-5の7回に一気に追いついた。ソフトバンク石川に対し6回まで1安打11三振。それが7回に先頭山口が安打で出ると、満塁から角中の押し出し四球でまず1点。藤原と中村奨にともに2点適時打が出て、同点にした。右翼フェンス直撃打の藤原は、中断期間を挟んでこれで14試合連続安打。一気にブレークしそうな流れだ。

◆ソフトバンクは2回、デスパイネが2号ソロを放ち1点を先制。先発石川は3回まで7奪三振の無安打無失点投球。 ソフトバンクは6回1死満塁で栗原の走者一掃の左中間二塁打などで4点を挙げた。先発石川は6回まで1安打無失点に封じた。 ロッテは7回に一挙5点を挙げ同点。9回にレアードの適時内野安打など3得点で逆転勝ちした。チームは3連勝で3位キープ。佐々木千が6勝目、国吉が初セーブ。ソフトバンク岩崎は3敗目。

◆ソフトバンク石川柊太投手(29)の好投も勝利に結びつかなかった。 直球と自慢のパワーカーブを駆使して6回まで11三振を奪い、1安打無失点。2戦連続で2ケタ奪三振を記録するも7回、先頭の内野安打から1死満塁を招き、105球で降板して「苦しい展開で中継ぎ陣にマウンドを譲る形になってしまった」。5点リードを守れず、終わってみれば痛恨の逆転負け。「次の登板に向けてまたしっかり調整していきます」と試合後は言葉少なだった。

◆ソフトバンクが5点のリードを守れず逆転負け。2連敗で首位オリックスとは今季最大タイの5・5差に広がった。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -9回は意地の粘りを見せた 工藤監督 良かったですね。ああいうのが大事。3者凡退で終わるのではなく、粘れたのは良かったと思います。 -岩崎は前日の借りを返したいところだったが、再び被弾 工藤監督 嫌なイメージを払拭(ふっしょく)するには投げて抑えて帰ってくることが何よりも次につながるという思いで送り出しました。みんないっぱい悔しい思いをして、年齢関係なく成長していく。野球をやっている限りは、成長していかないといけないと僕自身は思う。年齢とか若いとか年寄りとか関係なしに、常に上を向いていかないといけない。岩崎君にも1つの試練だと思ってなんとか乗り越えてほしいです。 -配置転換は 工藤監督 ないです。連投したので明日考えないといけないくらいですね。 -8回の攻撃で、栗原が三盗を試みたが失敗 工藤監督 チームのサインではないですけど、(佐々木千は)足を上げて大きく投げる。けん制とかもないので、行くなっていうサインがない限りは行かせたいという思いあった。そこは了承した。本人自身も100(%)いけると思ったからいったと思いますけど、結果的にアウトになってしまったので残念には思いました。ただ、積極的な走塁だと思いますし、あれが失敗で終わると「なんで行ったんだ?」と言われるかもしれないけど、そこは制限してしまうと良くない。サインは出していないですけど、行ったことに関しては全然悪くない、相手の隙をついたと見てます。 -同じく8回は周東が二盗後、栗原がバントを試みたが周東がけん制死 工藤監督 結果で言われるので、結果が出た以上は言われるのはしょうがない。ただ、彼自身もどんなバントだったとしても三塁でセーフになりたいという思いでリードを取ったと思う。怒ったら走塁が良くなるのかと言ったらそうではない。また彼の今後の課題であったり成長する意味で大きなものになっていくんじゃないかと思います。 -5回表終了後に主審と長めに話していたが 工藤監督 内容についてはここでお話しすることはできないんですけど、ちょっとそれはまた球団と話をしたうえでみなさんにお話しすることがあればお話したい。ここで話すような内容ではないので控えさせていただきます。 -無観客で2連敗 工藤監督 ファンの方たちにしてみれば、来たくてもこれない方たちもいる。その中で僕らは野球ができて、ホークスらしい野球をやらないといけない。(観客が)いなくても、変わらない野球をやり続ける事に関しては一切言い訳をしてはいけない。

◆ソフトバンクは5-0から逆転負けし、首位オリックスとの差は今季最大タイの5・5に広がった。先発石川が力投したが、7回に救援陣が5点を失い同点。8回には無死二塁で周東がけん制死、1死二塁で三盗を試みた栗原が盗塁死と終盤は攻守ともに精彩を欠いた。同点の9回は岩崎が前日に続き3失点。3敗目を喫した守護神に工藤監督は「岩崎君にも1つの試練だと思ってなんとか乗り越えてほしい」と背中を押した。 ▽ソフトバンク栗原(6回1死満塁で走者一掃の3点二塁打)「つないでくれたチャンスだったので、何とかランナーをかえすんだという気持ちだけでした」 ▽ソフトバンク高谷(8回から4月4日以来の出場)「後ろで(捕手を)任せられている以上、勝ちにもっていくことができなかったので、なんの意味もありません。それに尽きます。ピッチャーは頑張ってくれたと思います」

◆ソフトバンクが5-0から大逆転され、痛恨の2連敗を喫した。投壊、拙攻、拙走の三重苦で、首位オリックスとは7月9日以来となる今季最大タイの5・5差。残り49試合となった現在と、1カ月半前の5・5差は重みが違う。逆転Vへ、王者の尻に火がついた。 悪夢の連続だった。7回に先発石川が1死満塁のピンチを背負う。2番手嘉弥真は押し出し四球、3番手甲斐野は2連打で同点を許した。甲斐野は「技術的にもメンタル的にも成長していかないと。マウンド上でもっと冷静になって、自分のパフォーマンスを出せるように今以上に努力していかないと」と唇をかんだ。 5-5の8回は無死二塁で周東がけん制死。その後1死二塁で三盗を試みた栗原は盗塁死に終わった。リプレー検証も判定は覆らず。絶好の勝ち越し機会を2度も失った。工藤監督は「結果的にアウトになってしまったので残念だが、積極的な走塁。サインは出してないけど、行ったことに関しては全然悪くない、相手の隙をついたと見ています」と、1点を奪いにいった姿勢を評価した。 同点の9回には守護神岩崎が前夜に続いて3失点。決着が着いた。岩崎は「負けたのは自分のせい。本当に申し訳ない」と肩を落とした。それでも指揮官は、岩崎の配置転換について「ないです」と即答した。「岩崎君にも1つの試練だと思ってなんとか乗り越えてほしい」。走攻守で後手に回ったナインを、工藤監督は責めなかった。指揮官の思いに、今度はナインが応える番だ。【只松憲】 ▽ソフトバンク栗原(6回1死満塁で走者一掃の3点二塁打)「つないでくれたチャンスだったので、何とかランナーをかえすんだという気持ちだけでした」 ▽ソフトバンク高谷(8回から4月4日以来の出場)「後ろで(捕手を)任せられている以上、勝ちにもっていくことができなかったので、なんの意味もありません。それに尽きます。ピッチャーは頑張ってくれたと思います」

◆ソフトバンク石川柊太投手の好投も勝利に結びつかなかった。 直球と自慢のパワーカーブを駆使して6回まで11三振を奪い、1安打無失点投球。2戦連続2桁奪三振の快投だったが、7回に先頭の内野安打から1死満塁とされ、105球で降板。「7回を最後まで投げ切ることができず、苦しい展開で中継ぎ陣にマウンドを譲る形になってしまった。次の登板に向けてしっかり調整していきます」。痛恨の逆転負けに言葉少なだった。

◆6回まで0-5と大きくリードされたロッテが、終盤3イニングでひっくり返した。 ソフトバンク石川の高め直球と、ブレーキの効いたパワーカーブに、6回まで内野安打1本のみ。11個の三振を奪われていた。6回に4失点し、敗色が濃くなり始めていた。 ところが7回、先頭の山口航輝外野手(21)が内野安打と敵失で出塁すると、その後1死満塁に。代打角中が2番手嘉弥真から押し出し四球を選ぶと、さらに2死満塁。藤原恭大外野手(21)が追い込まれながらも、3番手甲斐野のフォークを豪快に引っ張った。右翼フェンス直撃の二塁打となり、まず2点。さらに中村奨吾内野手(29)にも2点適時打が出て、一気に追いついた。 井口資仁監督(46)は「前半かなりの三振築いて、低めのボールをしっかり見極めできていなかったですけど」と苦笑いしながら「あの回はしっかりとみんながミーティング通りつないでくれたと思います」とつながりをたたえた。 同点にしたことも大きかったが、さらに9回、前夜攻略したストッパー岩崎からまた3得点し、逆転勝利を果たした。レアードの「運がついてきた」という内野安打で勝ち越し、代打佐藤都志也捕手(23)がとどめの4号2ランを右翼テラス席へ突き刺した。 19日の西武戦(ZOZOマリン)でも9回に同点適時打を放った佐藤都は「率直に勝ちを決められるしびれる展開だったので、うれしいです。気持ちの持ち方は、前のシーズンから意識してやってきていたので、それが結果に出てうれしいです」と、どんどん自信を深めている。 好投手の多いパ・リーグで、ロッテ打線のしぶとさが今年も発揮され始めた。2夜連続で相手救援陣を攻略。井口監督は「本来であれば先発をしっかりと打たなくちゃいけないところですけど」としつつも「今年は最後までみんな集中力を高めて、リリーフのいい投手もしっかり打ってくれている」と打線の底力に手ごたえを感じている様子だ。 引き分けを挟んで3連勝となり、貯金も今季最多タイの「4」に増えた。再来日後待機中のレオネス・マーティン外野手(33)がまだ合流していない状況ながら、上位チーム追撃への勢いが備わってきた。【金子真仁】

◆3連投中のストッパー益田直也投手(31)が投げられない試合を、ロッテ投手陣が僅差でものにした。 先発の美馬学投手(34)は2回にデスパイネにソロを浴びたものの、5回までその1発のみ。「良い形で投げられていました」と、テンポ良く進めた。 6回に上位打線に攻略されマウンドを4失点しマウンドを降りるも、7回に打線が一挙5得点で同点に追いついた。 7回にフランク・ハーマン投手(37)が3者三振で締めると、8回は佐々木千隼投手(27)がマウンドへ。いきなり柳田に安打され、代走周東に盗塁を許すも、7回からマスクをかぶった田村龍弘捕手(27)が二塁けん制球で見事に周東をアウトに。田村はその後、二塁打で出塁した栗原の三盗も阻止した。井口資仁監督(46)も「あそこは2つ、千隼がああいう形になったんですけど、しっかりと救ってくれたんじゃないかと思います」と正捕手の動きをたたえた。 注目された9回のマウンドには、DeNAから加わった国吉佑樹投手(29)が向かった。井口監督は「益田が3連投してたのでね、今日はさすがに。本人は投げたいって言ってたんですけど、何とか明日また使いたいので、そういう意味で3点あって国吉に行ってもらいました」と起用理由を説明した。 国吉にとっても、久しぶりのセーブシチュエーション。「1点差でいくのかなと思っていたら(佐藤都の)本塁打で3点差になったので。あの本塁打ですごい気持ちも楽になりました」。走者をためての長打だけはケアしながら、初球からストライクで攻めた。1点は失ったが、リードを守り抜き、15年以来のセーブがついた。 唐川が戦線離脱中で、今後もタフな場面が任されることになる。それでも「任されたイニングの仕事を完了して次の投手につなぐ気持ちは変わっていないので。今日は9回でしたけど、その気持ちの延長線のつもりで投げました」と冷静さは失わない。 25セーブをマークする益田が投げない試合で、僅差の試合を勝てたのは大きい。国吉は「益田さんが多く投げたときの代わりがしっかり務まるように、これからもポジションをしっかり与えられたところで投げて、信頼を得ていかないといけないなと思っています」と頼もしく話した。【金子真仁】

◆涙雨でもなかろうが、7回に大量5点を失ったとき、ペイペイドームの外は大雨だった。路面に跳ね返る雨粒は、「惨劇」を象徴するかのようでもあった。 ソフトバンクがあまりにも痛すぎる黒星を喫した。同点の9回には守護神の岩崎が2戦連続の3失点...。先発石川が11奪三振を見せた快投からゲームは完全に暗転してしまった。デーゲームで首位オリックス、2位楽天がそれぞれ勝利を挙げていた。前日(20日)の敗戦で4位転落していた工藤ホークスにとっては絶対に落とせない一戦だった。ターニングポイントとなったのは7回1死満塁での交代機か。105球を投じた先発石川からサウスポー嘉弥真にスイッチ。代打角中との勝負は、フルカウントから127キロのスライダーが内角低めに外れて押し出し四球。3番手甲斐野も2死から藤原に2点二塁打、中村奨に2点左前打で5点を追いつかれた。嘉弥真の四球も、甲斐野が許した連打も責められない。ブルペン陣に100%は求められない。特にモイネロが離脱した中、チームの中継ぎ左腕は嘉弥真だけとなった。オリンピック中断中からいまひとつ調子の上がらなかったサウスポーはブルペンでの調整も変えていた。肩をつくる投球数も半数ほどに減らし、コンディション維持に務めていた。森、モイネロが抜けながら終盤を締めてきたブルペン陣。だが、シーズンの正念場を迎え、疲労も蓄積しているのは確かだ。降板後、石川は「苦しい展開で中継ぎ陣にマウンドを譲ることになってしまった」と反省していた。7イニングは投げ切ってもらいたいのがベンチの願いでもあろう。それにしても8回の攻撃は何を焦ったのだろうか...。この一戦がシーズンの明暗を分けなければいいのだが。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクのデスパイネが二回、3月28日以来の本塁打となる2号ソロを放った。ロッテ・美馬の甘く入った初球の速球を見逃さずに左中間席へ。「完璧に捉えることができた。この舞台で久しぶりの一発。やっぱりホームランはうれしいね」と声を弾ませた。 今季は序盤から不振で、キューバ代表として臨んだ東京五輪米大陸予選では左胸付近を負傷するアクシデントもあった。巻き返しを期す後半戦は、全6試合に先発。この一打で今季初の3試合連続安打と、調子が上がってきた。

◆ロッテの藤原が七回に適時打を放ち、14試合連続安打を記録した。5点を追うこの回に1点を返し、なお2死満塁で甲斐野の甘くなった変化球を力強く捉えた。強烈な打球は右翼フェンス直撃の2点二塁打となった。「好機で回してもらったので打てて良かった。自分のスイングを心掛けて打った」と喜んだ。 藤原の一打で流れを呼び込み、続く中村奨にも2点適時打が生まれた。この回だけで、一気に5点を奪う猛攻を見せた。

◆ロッテが逆転勝ちで、1分けを挟み3連勝とした。0―5の七回に5点を奪い同点。九回にはレアードの適時打と代打の佐藤都の2ランで勝ち越した。国吉が6季ぶりのセーブ。ソフトバンクは岩崎らの投手陣が痛打を浴びた。

◆ソフトバンクは最大5点差をひっくり返され、逆転負け。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。 --九回に岩崎を送ったのは 「嫌なイメージを払拭するには、投げて抑えることが何よりもその次につながるという思いで、きょうも送り出したんですけど。いっぱいみんな悔しい思いをして、年齢関係なくみんな成長していく。野球をやっている限りは成長していかないといけない。岩崎君も試練だと思って、乗り越えてほしいです」 --配置転換は 「ないです。あしたは考えないといけないですけど」 --八回に栗原が三盗に失敗した 「チームのサインではないです。足を上げて大きく投げる。けん制とかもない。行くなというサインがない限りは、行かせたい思いがあったので。そこは了承した。本人自身は100%でいけると思ったから行ったと思いますけど。結果的にはアウトになってしまった。あれが失敗に終わると何で行ったんだと言われるかもしれないですけど。制限してしまうとよくないので。サインは出していないですけど、行ったことに関しては悪くない。相手の隙をついたとみています」 --その直前には周東の走塁ミスも 「そういうのは、野球の中においては結果で僕らは言われるので。結果が出た以上はそれで言われるのは仕方ない。ただ、彼自身もサードでセーフになりたいと、どんなバントでもセーフになるという思いでリードオフをとったと思うので。また次の成長につなげる。何よりそこが大事。怒ったら走塁がよくなるのかといえば、そうじゃない。本人が一番悔しいし、本人が一番何やってんだと思っているので」 --五回の守りが終わった後、審判と話を 「内容についてここでお話しすることはできないですけど。また球団の人たちと話をした上で、みなさんにお話しすることがあればしたいと思いますけど。ここで話す内容ではないので、控えさせていただきます」 --石川の交代は難しかった 「(甲斐)拓也にも聞きながら、七回もいけるという判断でしたけど。満塁になったりとかもあって、ボールの力も落ちてきたので。僕の判断で代えると決めました。そこからの失点は僕のミス。みんな一生懸命にやっている。打たれるときもあるので、マウンドに上がったときは自分の力を発揮して投げてくれたら」

◆ソフトバンクは5―5の八回に走塁ミスが相次ぎ、好機を逃した。先頭の柳田が安打で出ると代走の周東が初球ですかさず二盗。しかし、2球目で栗原がバントの構えから見逃すと、二塁に戻り切れず捕手からの送球に刺された。その後に二塁打の栗原は、三盗を試みて失敗。ちぐはぐな攻めが続いた。 工藤監督は栗原の盗塁死には「残念だが、積極的な走塁。相手の隙を突いていた」と評価。痛恨のミスの周東に対しては「怒ったら良くなるわけじゃない。本人が一番悔しい。成長につなげるのが大事」と奮起を求めた。

◆ロッテの国吉がDeNA時代の2015年以来、6年ぶりのセーブを挙げた。8―5と勝ち越した直後の九回に登板し1点を失ったが、代打アルバレスを右飛、周東を見逃し三振に仕留めて逃げ切った。「与えられたポジションでしっかり投げて、信頼を得ていかないといけない」と謙虚に喜んだ。 本来の抑え、益田が前日20日までに3連投していたために代役を任された。今季途中、DeNAからトレードで加入し、救援陣に欠かせない存在になっている。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
473511 0.573
(↑0.005)
-
(-)
50383
(+2)
328
(-)
88
(-)
30
(-)
0.254
(-)
3.300
(↑0.04)
2
(-)
楽天
443812 0.537
(↑0.006)
3
(-)
49364
(+8)
354
(+4)
76
(+2)
33
(+2)
0.246
(↑0.002)
3.610
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
413713 0.526
(↑0.007)
4
(-)
52417
(+8)
388
(+6)
87
(+1)
80
(+2)
0.252
(-)
4.030
(↓0.03)
4
(-)
ソフトバンク
403915 0.506
(↓0.007)
5.5
(↓1)
49370
(+6)
314
(+8)
82
(+1)
59
(+1)
0.250
(↑0.001
3.220
(↓0.06)
5
(-)
西武
354315 0.449
(↓0.006)
10
(↓1)
50352
(-)
384
(+2)
75
(-)
65
(+2)
0.244
(-)
3.980
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
304611 0.395
(↓0.005)
14
(↓1)
56257
(+4)
343
(+8)
49
(+1)
43
(+2)
0.226
(-)
3.600
(↓0.04)