日本ハム(★4対8☆)楽天 =リーグ戦17回戦(2021.08.21)・札幌ドーム=
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楽天
30012011081412
日本ハム
0000002024811
勝利投手:岸 孝之(6勝6敗0S)
敗戦投手:伊藤 大海(7勝5敗0S)

本塁打
【楽天】炭谷 銀仁朗(2号・4回表ソロ),島内 宏明(14号・8回表ソロ)
【日本ハム】髙濱 祐仁(6号・9回裏2ラン)

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◆楽天は3点リードの4回表、炭谷のソロで加点する。続く5回には島内の犠飛と岡島の適時打で2点を奪い、試合を優位に進めた。投げては、先発・岸が6回無失点9奪三振の好投で今季6勝目。敗れた日本ハムは、最終回に高濱の2ランが飛び出すも、反撃が遅かった。

◆北海道札幌市出身で、東京オリンピック(五輪)陸上女子100メートル障害に出場した寺田明日香(31=ジャパンクリエイト)が試合前の始球式を務めた。 人生初という始球式で、自身が持つ日本記録のタイム12秒87にちなんで「1287」の番号が入ったユニホームを着用して登場。 投球はやや一塁側にそれたが、ワンバウンドで捕手のミットに収まった。投球後「緊張はそんなにしなかったです。見える景色が全然違ったので、野球選手ってすごいなというふうにあらためて思いました。ほんとは100点を出したかったんですけど、それてしまったりというのがあったので、70点くらいですかね」と笑顔をみせた。 寺田は東京五輪の同競技において、日本勢として21年ぶりとなる準決勝進出を果たした。

◆楽天の"炭仁朗"が1発を放った。 3点リードの4回1死。炭谷銀仁朗捕手(34)が日本ハム伊藤の真ん中高め142キロ直球を捉え、左翼席最前列へ今季2号ソロを放り込んだ。7月11日西武戦以来、9試合ぶりの本塁打で先発岸孝之投手(36)を援護し「打ったのはストレート。いい追加点になって良かったです」と淡々とコメント。前日20日同戦でも適時打を放っており、2試合連続の打点を記録した。 7月に巨人からトレードで加入した。生え抜きで同学年の銀次が在籍するため、呼び名がかぶる"銀ちゃん問題"が発生。移籍後1号を放った際には、ファンに呼び名を募集していた。 ▽楽天浅村(侍ジャパンでともに東京五輪で金メダルを獲得した伊藤から3安打で今季7度目の猛打賞)「受け身にならず、自分から仕掛けていくことができたので良かった。(5回に今季初盗塁を決め)隙があればと思っていた」

◆楽天は1回、五輪後初登板の日本ハム伊藤から岡島の押し出し死球などで3点を先制。楽天先発の岸は3回まで無失点投球。 楽天は4回、炭谷が2号ソロ。5回には島内の犠飛と岡島の適時打で2点を追加。日本ハム伊藤は5回6失点で降板。 終盤にも島内の14号ソロなどで突き放した楽天が快勝。岸は6回無失点で6勝目。日本ハムは引き分け挟み4連敗。伊藤が5敗目。

◆最下位日本ハムと2位の楽天が対戦。先発は日本ハムが伊藤大海、楽天は岸孝之。 楽天は1回、五輪後初登板の日本ハム伊藤から岡島の押し出し死球などで3点を先制すると、4回には炭谷が2号ソロ。5回には島内の犠飛と岡島の適時打で2点を追加。日本ハム伊藤は5回6失点で降板した。終盤にも島内の14号ソロなどで突き放した楽天が快勝。岸は6回無失点で6勝目。日本ハムは引き分け挟み4連敗。伊藤が5敗目。

◆日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が、本拠地・札幌ドームでの初打点をマークした。 7点を追う7回1死二塁。1ボールから、楽天牧田の129キロ直球をはじき返す中前適時打。来日初本塁打で初打点を記録した5月26日ヤクルト戦以来の打点に「なかなか対戦したことがないピッチャーだったけど、しっかりとらえることができてよかった」と振り返った。 4月の来日当初、初対戦の日本の投手にタイミングを崩されて空振りが目立っていたが、だんだんと対応力が上がっている。20日の楽天戦では9回1死から代打で出場。相手の守護神・松井から本拠地初安打も放っていた。

◆みちのく男が"札幌の鬼"と化した。楽天岸孝之投手(36)が得意の札幌ドームで日本ハム打線を6回3安打無失点と封じ、自身3連勝で今季6勝目。東北、宮城出身の右腕が、北の大地でチームの連敗を2で止め「全体的にコントロールが良かった。先発の仕事ができました」と涼しい顔を見せた。 水が合うのだろうか。楽天に加入した17年以降、同球場では8戦5勝0敗、防御率0・99と驚異的。通算でも32戦で12勝9敗。パ・リーグ本拠地ではZOZOマリンの防御率2・00に次ぐ、同2・11を記録する。好相性のワケは「球場が広い分、気持ちが少し楽な部分はある。あんまり勝ったイメージもないですけど、自分のピッチングができているのかな」と考える。プレート後方に北海道形の石灰がデザインされたマウンドで、心なしか大胆に腕が振れる。 この日も中堅122メートル、両翼100メートルのフィールドを味方に攻めた。登板前の1回に3点をもらっても「気が緩むことなく序盤からしっかりと立ち上がれた」と直後に3者凡退でリズムを作った。4点リードの4回には前日2発の先頭野村に直球を中堅へ返されたが、打球は12球団本拠地で最も高い5・75メートルのフェンス上段に阻まれ二塁打に。「ずるずるいかなくて良かった」と後続を3者連続三振に仕留めた。5、6回も3者凡退で締め、無四死球9奪三振と圧倒した。 首位オリックスに3ゲーム差。楽天加入後初のリーグ優勝へ「あんまり離されることがないように、1戦1戦勝ちに行くだけだと思います」。浪速の猛牛に食らいつく。【桑原幹久】 ▽楽天浅村(侍ジャパンでともに東京五輪で金メダルを獲得した伊藤から3安打で今季7度目の猛打賞)「受け身にならず、自分から仕掛けていくことができたので良かった。(5回に今季初盗塁を決め)隙があればと思っていた」

◆楽天が14安打8得点の猛攻で1分けを挟む連敗を2で止めた。 侍ジャパンの日本ハム伊藤の立ち上がりを攻め立て、1回に3点を先制。4回には炭谷が2号ソロ、5回には島内の犠飛、岡島の適時打で2得点。7回にはオコエの適時打、8回には島内の14号ソロで加点した。 先発岸は6回無失点で6勝目を挙げた。 以下、石井一久GM兼監督(47)の一問一答 -先発岸が試合を作った 今日もしっかり投球をしてくれました。球も強く、緩急もしっかりつけて、いい投球をしてくれたなと思います。 -岸は自身3連勝と好調を維持 投手は真っすぐありきだと思うので、その真っすぐが精度がよく力強い。基本である真っすぐを軸として使えるので(変化球も)生きていると思います。 -打線は効果的に得点を重ねた また「残塁が...」と言われなくてよかったです。 -浅村が3安打でチャンスメーク 本当は(1回無死一、二塁での)最初のヒットで打点がついてもおかしくなかった。コブちゃん(小深田)が少し打球判断がよくなかったかなと思います。(後続で)得点が入ったから結果的にはいいけれど、1本でかえって来られないような打球ではなかった。どちらかといえば、リスクをすごく考えるタイプの選手なので、打球の速度や当たり方、角度などで瞬時に走塁に移れればいいけれど、(打球が)飛んだ瞬間に止まってしまったので、次回頑張ってくれればと思います。 -炭谷と島内に1発 (リードを)詰められたら嫌だなというところでポンと出てくれたので、展開としては、投手も準備をしやすい展開になったと思います。 -オコエは適時打を含む2安打。攻守で活躍 ずっと上に上がってから積極的なプレーをしてくれているので、引き続き彼のよさを消さないように残りのシーズンをしっかりやってほしいなと思います。

◆日本ハム高浜祐仁内野手が7月9日ロッテ戦以来となる豪快な1発をかっ飛ばした。6点を追う9回1死一塁で、4番手福井の135キロ変化球を振り抜き左翼スタンドに運ぶ6号2ラン。 「どんどん振っていく中でああいう結果になった」。後半戦に入ってから、ややバットが湿りがちだったが「こういうホームランからどんどん結果を残せるようにやっていきたい」と気を引き締めた。

◆6連勝していた右腕でも、負の連鎖に縛られたチームを救えなかった。東京五輪で金メダルを手にした日本ハム伊藤大海投手(23)が21日、楽天戦(札幌ドーム)で五輪後初登板したが、5回10安打で自己ワーストの6失点(自責5)。自身7試合ぶりの黒星を喫した。チームは後半戦5試合を終えて勝ち星がなく、22日にも自力優勝の可能性が消滅する。ボールが、まったく意図したところへ投げられない。伊藤にとって43日ぶりの先発マウンドは、苦しかった。プロ入り後、初めて見せる不安定な姿だった。四球と連打でいきなり背負った初回1死満塁の大ピンチ。岡島への投球が一旦はボールと判定されたが、楽天ベンチのリクエストで死球に変わり、押し出しで先制を許した。さらに、内野ゴロと味方の失策で一挙3失点。 伊藤 (押し出し死球で)いったん、気持ちが切れてしまったのが未熟さ。ボールの走りだとか、そういうのは、特におかしいなっていうのはなかったけど、いつもと違って修正をかけきれなかった。 終わってみれば、5回で10安打を浴びて自己ワーストの6失点(自責5)。勝てば、パ新人では71年ぶりという7戦7勝の歴史的な記録を逃した右腕は「全然ダメですね」。5月21日西武戦(メットライフドーム)以来、ちょうど3カ月ぶりの敗戦を受け止めた。 東京五輪では、本来の先発ではなく、中継ぎとして3試合に登板。調整法の違いはあったはずだが、言い訳はしなかった。チームに復帰後も17日オリックス戦(ほっともっと神戸)、19日同戦と、先発予定が2度も雨で流れる不運もあった。「(雨天中止の影響は)あるにはあったけど、それを乗り越えていくような選手にならないといけない立場。そこに応えられなかったことが、負けたことよりも悔しかった」。すでに、エース候補を自覚はたっぷりだ。 栗山監督は「プロ野球でやっていく以上、ものすごく大きな宝物を得た試合だったと思う。悔しいけど、これを何倍にもして返してくれると思う」と期待を込めた。チームは22日にも自力優勝の可能性が消えるが、未来を開く若くて強い芽は、確実に育っている。【中島宙恵】

◆楽天・炭谷銀仁朗捕手(34)が「8番・捕手」で先発出場し、貴重な追加点となる2号ソロを放った。3点リードの四回1死走者なし。相手先発、D1位・伊藤(苫小牧駒沢大)の5球目を左翼スタンドに運んだ。球団広報を通じて「打ったのはストレート。いい追加点になってよかったです」とコメントした。

◆楽天は一回に岡島の押し出し死球、茂木の二ゴロなどで3点を先行し、四回に炭谷のソロ、五回に島内の犠飛と岡島の適時打で差を広げた。岸は6回3安打無失点で9三振を奪い6勝目。日本ハムは伊藤が5回6失点と崩れ、4連敗。

◆楽天の浅村が東京五輪でともに金メダルを獲得した伊藤から3安打を放った。一回は外角速球を右前に流し打ち、三回は内角球を引っ張って左前へ。五回は変化球を中前打と巧みに打ち分け「受け身にならず、自分から仕掛けていくことができた」と自賛した。 五回は平常心を失っているように映った伊藤の隙を突いて二塁へ今季初の盗塁に成功し追加点につなげた。打席以外でも集中力を発揮し「隙があればと思っていた」とうなずいた。

◆楽天・岸孝之投手(36)が先発し、6回3安打9三振無失点の好投で、6勝目を挙げた。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。 --先発した岸が試合を作った 「そうですね。きょうもしっかり投球をしてくれました。球も強く、緩急もしっかりつけて、いい投球をしてくれたなと思います」 --岸は好調を維持 「投手は真っすぐありきだと思う。その真っすぐの精度がよくて力強い。投手の基本である真っすぐを軸として使えるので、(投球に)生きているのだと思います」 --打線は効果的に得点した 「そうですね。結果通りですね。また『残塁が』とか(周囲から)いわれなくてよかったです」 --炭谷と島内に一発。点が欲しいところで入った 「(相手に)詰められたら嫌だなというところで、ポンと出てくれたので。試合展開としては、投手も準備をしやすかったと思います」 4回、本塁打を放つ楽天・炭谷銀仁朗=21日=札幌ドーム(撮影・三浦幸太郎) --オコエは攻守で貢献 「ずっと上に上がってから積極的なプレーをしてくれている。引き続き彼のよさを消さないように、残りのシーズンをしっかりプレーしてほしいなと思います」

◆楽天に移籍後、無傷の札幌ドームで躍動した。岸孝之投手(36)が先発し、6回3安打9三振無失点の好投で自身3連勝となる6勝目を挙げた。 「全体的にコントロールがよかったです。カウントも悪くしたけど、ずるずるいかなくて、それが一番よかったです」 最速145キロ。糸を引くような直球は、計測以上に切れ味が鋭かった。ブレーキがかかるチェンジアップとカーブを織り交ぜ、緩急差で打者のタイミングを外した。計97球の無四球投球で、味方打線の猛攻を導いた。 四回先頭の野村に中越え二塁打を許した。ポーカーフェースながらギアを上げ、4番・王から3者連続三振で寸断。13日の西武との前回登板(八回途中1安打)に続き、圧巻の投球を披露した。 ヒーローインタビューに呼ばれ「打線の援護もあってポンポン投げられました」とチームメートに感謝。リモート取材では、相性のいい北の大地で「あまり勝ったイメージはないです」と謙遜したが、チームの連敗を2で止めた。 石井監督は「真っすぐの精度が高くて強い。きょうも、いい投球をしてくれました」と最敬礼した。パ・リーグ1位のオリックスを3ゲーム差で追走。負けられない戦いが続く。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
473511 0.573
(↑0.005)
-
(-)
50383
(+2)
328
(-)
88
(-)
30
(-)
0.254
(-)
3.300
(↑0.04)
2
(-)
楽天
443812 0.537
(↑0.006)
3
(-)
49364
(+8)
354
(+4)
76
(+2)
33
(+2)
0.246
(↑0.002
3.610
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
413713 0.526
(↑0.007)
4
(-)
52417
(+8)
388
(+6)
87
(+1)
80
(+2)
0.252
(-)
4.030
(↓0.03)
4
(-)
ソフトバンク
403915 0.506
(↓0.007)
5.5
(↓1)
49370
(+6)
314
(+8)
82
(+1)
59
(+1)
0.250
(↑0.001)
3.220
(↓0.06)
5
(-)
西武
354315 0.449
(↓0.006)
10
(↓1)
50352
(-)
384
(+2)
75
(-)
65
(+2)
0.244
(-)
3.980
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
304611 0.395
(↓0.005)
14
(↓1)
56257
(+4)
343
(+8)
49
(+1)
43
(+2)
0.226
(-)
3.600
(↓0.04)