ロッテ(3対3)西武 =リーグ戦17回戦(2021.08.19)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【西武】山川 穂高(15号・4回表3ラン)

  DAZN
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◆西武は4回表、山川の3ランが飛び出し、先制に成功する。対するロッテは1-3で迎えた8回、2死二三塁の好機から佐藤都が2点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。続く9回はロッテ・益田、西武・平良がそれぞれ無失点に抑え、試合は規定により引き分けに終わった。

◆西武山川穂高内野手(29)が、2試合連発となる15号3ランを放った。 同点の4回2死一、二塁、ロッテ先発鈴木の3球目、高め149キロ直球を完璧に捉え、逆風をものともせず左翼席中段に運んだ。 中盤での先制弾に「打ったのはストレートです。ランナーいる場面でしたので、打てて良かったです! 手ごたえはすごく良かったのですが、風が(逆方向に)吹いていたので、いってくれ! という思いで見ていました!」と喜んだ。

◆先発はロッテ鈴木と西武本田。西武は3回まで1安打無得点。ロッテも1回、3回と得点圏に走者を進めたが、得点ならず。 西武が4回2死一、二塁から山川の2日連続となる15号3ランで先制。西武本田は5回無失点、ロッテ鈴木は6回3失点で降板。 ロッテが7回2死一、三塁から中村奨の左前適時打で1点。8回2死二、三塁で佐藤都が2点右前打を放ち、3-3で引き分けた。

◆シーズン12引分のプロ野球新記録=益田直也(ロッテ) 引き分け試合の最後に投げた投手には「引分」が記録される。 益田は今季12引分となり、78、80年江夏(広島)82年牛島(中日)12年藤川(阪神)の各11引分を上回る最多記録。

◆西武が今季15試合目の引き分け。引き分け試合のシーズン記録には82年中日の19試合があるが、西武では59、87年の各14試合を上回る球団新記録。 なお、パ・リーグ記録は74年南海の16試合で、あと1試合で並ぶ。

◆西武が3点リードを守れず手痛い引き分けに終わった。 7回に増田が1点を失うと、8回にギャレットが、2死二、三塁から佐藤都に同点2点適時打を浴びた。辻監督は「勝てなかったのは非常に残念」と振りかえった。4回の山川の3ラン以降、無得点の打線については「(得点圏に)送らせて、もう1本というところで出なかったね」と淡々。5、7、8回と犠打で3度、二塁まで走者を進めながら、追加点を奪えなかったことを悔やんだ。 ▼西武が今季15試合目の引き分け。引き分け試合のシーズン記録には82年中日の19試合があるが、西武では59、87年の各14試合を上回る球団新記録。 なお、パ・リーグ記録は74年南海の16試合で、あと1試合で並ぶ。 ▽西武山川(4回に2戦連発となる15号先制3ラン)「手ごたえはすごく良かったですが、風が(逆方向に)吹いていたので、いってくれ! という思いで見ていました」 ▽西武本田(5月1日以来の先発で5回を5安打無失点)「逆風だからこそフライアウトを取ることができると前向きに投げることができたと思います」

◆ロッテのZOZOマリン通算1000勝は31日以降にお預けになった。 3点ビハインドを引き分けに持ち込んだ。2点差の8回、四球や相手投手の暴投でじわじわと好機を広げ、2死二、三塁から佐藤都が変化球に食らい付く2点右前打を放った。20日から3カードは敵地遠征が続く。井口監督は「後半、粘ってくれたと思います。またマリンに帰ってきて、しっかり勝っていきたい」と話した。

◆西武は、中継ぎ陣が3点リードを守れず手痛い引き分けに終わった。7回に増田が1点を失うと、8回にギャレットが、2死二、三塁から佐藤都に同点2点適時打を浴びた。打線も4回の山川の3ラン以降、5、7、8回と犠打で3度、二塁まで走者を進めながら追加点を奪えず。4位ロッテとの3連戦で1勝1敗1分けに終わり、カード勝ち越しを逃した。辻発彦監督の主な一問一答は以下の通り -終盤追いつかれドロー。試合を振りかえって 辻監督 勝てなかったのは非常に残念。最後は負けなくて済んだという形だけど。やっぱね、ずっと押されていたしね。3点で逃げ切れれば一番良かったんだけど、痛い引き分けだよね。 -ギャレットは 辻監督 反省するところは結果論だけど、1アウトをパッととったところで(代打の)岡に対しての初球、真っすぐを必ず打ってくるバッターに対してのヒットもね。もうちょっと慎重にいかないと。あそこで2アウトを取ればなんてことなかったと思うんだけど。そういうところはまだまだ詰めが甘かったかな。 -本田は5回まで0点に抑えた 辻監督 逆球が多くて、それをヒットされたり。もうちょっと徹して、コントロールだけしっかりと抑えてくれればいいんだけど。でも、しっかり5回は0点で抑えてくれたんだから。よく踏ん張ったと思いますよ。 -山川は逆風の中で本塁打を放ったが 辻監督 うん。3打席連続ホームランやったね。 -その前の打席も本来(風がなければ)ならというところか 辻監督 間違いない。 -打線も追加点があればというところ 辻監督 そりゃそうで、1点取れればとね。送らせて、もう1本というところで出なかったね。いろんなシチュエーションでね、もう1本しつこくというところで押せなかったのが。終わってみれば、そういうこと。 -明日から大阪でオリックス戦だが 辻監督 いいピッチャー来るからね。ほんとにここだけは先発ピッチャーが踏ん張ってくれることはね。前回2人が(20日予告先発の)松本、今井というところがふがいなかったので、この2人がどういう気持ちでマウンドに上がって投げてくれるか、そこだけです。じゃないと勝負にならないんでね。

◆西武本田圭佑投手(28)が、5回を5安打無失点の好投をみせた。後続が打たれ勝ち星こそつかなかったが、部員のコロナ感染により甲子園2回戦への出場を辞退した母校東北学院(宮城)のOBとして、確かな存在感を示した。 5月1日の日本ハム戦以来、3カ月半ぶりの先発。強風の幕張で、先輩右腕が持ち前の粘り強さを発揮した。毎回のように走者を許し、奪三振は0ながらも、要所を締めて無失点。「今日は制球面で両サイドをしっかりつくことができないなど、本来の自分らしい投球は出来なかったです。もう少し長いイニングスを投げたかったですが、悪いなりに何とか抑えていこうと方向転換していきました」と振りかえった。 「後輩たちの皆にいいところを見せられればと思って今日はマウンドに上がりました」と強い意気込みで臨んでいた。77球の粘投を終えた本田は、あらためて後輩たちを気遣った。「これは決して誰も悪くないですし、僕はここまで来た後輩たちが本当に誇らしいです。そして本当に素晴らしいと思います。胸を張ってほしいですし、OBたちも皆喜んでいます。ぜひこのメンバー全員がこの先も、一生の仲間でいてほしいと思います」。後輩たちの頑張りを胸に刻み、さらなる活躍を目指していく。

◆ZOZOマリンの強風にも負けず、西武・山川の打球は左翼席へ飛び込んだ。2戦連続の15号3ランでチームに先制点をもたらした。 「ランナーいる場面でしたので、打てて良かったです。手応えはすごく良かったのですが、風が(逆方向に)吹いていたので『いってくれ』という思いで見ていました」 0-0の四回2死一、二塁から鈴木の149キロをとらえた。17日の逆転適時打、前日18日のソロ弾に続き、3試合連続で打点を挙げた。 2018、19年に本塁打王を獲得。昨季は故障の影響もあり24本塁打にとどまったこともあり、今季は「最低でも40発を打ってホームラン王を取りたい」と力強く宣言したものの、開幕直後の3月30日の日本ハム戦で左太もも裏の軽度の肉離れのアクシデントに見舞われ、1カ月以上、チームを離れた。 4回西武2死一、二塁、山川が左越えに先制3ランを放つ=ZOZOマリン いまだに規定打席には届いておらず、18日の時点で打率・217、14本塁打、40打点にとどまっている。タイトルを獲得していたシーズンと比較し、「どんな球でもホームラン打てるという状態がまだないので、そういうときは1日1本しっかりいいところで打てればいいと思います」と語っていたが、この日はしっかり本塁打で存在感を発揮。スラッガーに復調気配が漂ってきた。

◆「2番・中堅」で出場したロッテ・藤原恭大外野手(21)が五回に痛烈なライナーの右中間二塁打を放ち連続試合安打を「12」とした。中断期間を挟み前半戦の7月6日、ソフトバンク戦(ZOZOマリン)から始まった連続試合安打。七回にもチャンスを広げる中前打を打ちマルチ安打をマークし、好調キープを印象付けた。

◆西武の必勝リレーが崩れた。3-0の七回に登板した増田は先頭打者の藤岡への右前打を許すなど、3安打1失点。 2点リードの八回から登板したギャレットは、1死から安打や四球などで2死一、二塁。さらに暴投で二、三塁にピンチを広げると、9番・佐藤都に右前へ2点打を浴び、同点とされた。 増田は抑えとして開幕を迎えたが、調子を落として5月上旬に抹消。後半戦から1軍に合流したものの、14日の楽天戦でも同点の七回に登板し、2失点で敗戦投手となっていた。

◆ロッテが3点差を追い付き引き分けた。0―3の七回に中村奨の適時打で1点を返し、八回に佐藤都の2点適時打で同点。救援3投手が無失点でつないだ。西武は四回に山川の3ランで先制したが、終盤に救援陣が踏ん張れなかった。

◆ロッテは終盤に粘って追い付いた。0―3の七回2死一、三塁で中村奨が増田から左前へ適時打。八回にもギャレットに食らい付き、2死二、三塁で佐藤都が右前へ運んで2点を奪った。佐藤都は6月5日以来の打点でチームを救い「とにかく後ろにつなぐことだけを考えて打った」と振り返った。 敗色濃厚の展開で諦めず引き分けに持ち込んだ。井口監督は「(佐藤)都志也もそうだし、後半に粘ってくれた」とたたえた。

◆西武・本田圭佑投手(28)が5月1日以来、今季3度目の先発で5回5安打無失点。リードした状況でマウンドを降りたが、終盤に追いつかれて、白星はならなかった。 東北学院高(宮城)出身で、母校は初の甲子園出場を果たし、1回戦も突破したが、選手が新型コロナウイルスに感染し、17日に出場辞退の申し出が受理されたばかり。本田は「これは決して誰も悪くないですし、ここまで来た後輩たちが本当に誇らしいです。そして本当に素晴らしいと思います。胸を張ってほしいですし、OBたちも皆喜んでいます。ぜひこのメンバー全員がこの先も、一生の仲間でいてほしいと思います」とメッセージを送った。 さらに「僕もそんな後輩たちの皆にいいところを見せられればと思って今日はマウンドに上がりました」と思いを述べた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
453511 0.563
(-)
-
(-)
52379
(-)
327
(-)
88
(-)
30
(-)
0.254
(-)
3.370
(-)
2
(-)
楽天
433811 0.531
(-)
2.5
(-)
51353
(-)
347
(-)
74
(-)
29
(-)
0.244
(-)
3.630
(-)
3
(-)
ソフトバンク
403715 0.519
(-)
3.5
(-)
51361
(-)
301
(-)
80
(-)
58
(-)
0.248
(-)
3.140
(-)
4
(-)
ロッテ
393713 0.513
(-)
4
(-)
54404
(+3)
379
(+3)
85
(-)
78
(-)
0.253
(-)
4.020
(↑0.01)
5
(-)
西武
354115 0.461
(-)
8
(-)
52351
(+3)
380
(+3)
74
(+1)
63
(-)
0.246
(↓0.001)
4.020
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
304510 0.400
(-)
12.5
(-)
58250
(-)
332
(-)
46
(-)
41
(-)
0.226
(-)
3.570
(-)