中日(★1対3☆)広島 =リーグ戦17回戦(2021.08.19)・バンテリンドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:大瀬良 大地(5勝3敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗19S))
敗戦投手:大野 雄大(3勝8敗0S)
  DAZN
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◆広島は0-0で迎えた5回表、野間の適時打で先制する。そのまま迎えた7回には、野間と長野の連続適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・大瀬良が7回無失点の好投で今季5勝目。敗れた中日は、先発・大野雄が試合をつくるも、打線が8安打で1得点とつながりを欠いた。

◆中日大野雄大投手(32)と広島大瀬良大地投手(30)が先発。 両投手の投げ合いは7月12日以来で、今回が7度目。 過去6度の結果は大瀬良3勝、大野雄1勝と大瀬良がリードしているが、今日はどちらが勝利するか。

◆中日大野雄、広島大瀬良の両先発はともに初回の1安打以降、3回まで3者凡退で無失点に抑える上々の立ち上がりとなった。 広島は5回2死一、三塁から野間の適時打で1点を先制した。中日は6回2死一、二塁も福田が三振に倒れ、同点機を逃した。 広島は7回、野間、長野の連続適時打で2点を加え連敗を4で止めた。大瀬良が5勝目、栗林が19セーブ。中日大野雄は8敗目。

◆東京五輪後の初登板となった中日の大野雄大投手(32)が、6回5安打1失点で8敗目を喫した。 5回2死一塁から大瀬良に右前打でつながれ一、三塁とピンチ拡大。1番野間に三遊間を破られ1点を奪われた。「野手のみんなにほんとによく守ってもらって1失点に防ぐことができました」とバックの再三の攻守に感謝したが、大瀬良に許した安打が唯一の失点につながり、悔やまれる結果となった。

◆東京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した広島栗林良吏投手が、後半戦初登板で19セーブ目を記録した。 2点リードの9回、無死一塁から2者連続三振を奪うなど、危なげない再出発となった。後半戦6試合目での初登板にも「いい休憩になったなと。あのプレッシャーの中でやって、ちょうど間が空いたので、気持ちもリフレッシュして、もう1回、一からという気持ちで入れた」とプラスに捉えた。

◆俺が引っ張る。広島大瀬良大地投手(30)が7回無失点で5勝目を挙げ、チームの連敗を4で止めた。3度得点圏に走者を背負いながら、要所を締めて流れを引き寄せた。バットでも5回に右前打を放ち、チームの連続無得点に終止符を打つ野間の先制打をお膳立て。投打にわたる活躍で、前回自身が登板した13日阪神戦以来の勝利に導いた。負傷離脱などがあった前半戦は3勝も、後半戦は連勝スタートだ。エースがグラウンドで勝利への執念を示した。チーム4連敗中で迎えた敵地でのマウンド。大瀬良が仁王立ちだ。ピンチを招いても、動じない。1回1死二塁は中軸を打ち取り、4回無死一、二塁はビシエドを併殺に打ち取るなど後続を切った。6回2死一、二塁も福田をカットボールで空振り三振。後半戦初戦から中5日で7回5安打無失点。わずか3勝に終わった前半戦から、後半戦は連勝で5勝目となった。 「前半戦すごくチームに迷惑かけましたし、後半戦はしっかり僕を中心に勝っていけるように、そういう責任を持ってマウンドに上がっていきたいと思います」 敵地のヒーローインタビューで覚悟を口にした。負傷離脱や早期復帰の反動による影響もあった前半戦から巻き返しを期す後半戦。前半戦終盤から「シーズン中にやるメニューでない」ほど調整強度を上げた。この日も150キロ超の真っすぐには力があり、カットボールやスライダーなど変化球もさえた。 投球だけでなく、今季あまり見せなかったガッツポーズで感情をあらわにするなど、勝利への執念を表現した。0-0の5回には、打席で見せた。2死一塁から大野雄に追い込まれながら、外角球に腕を目いっぱい伸ばしてバットに当てた。一塁頭上を越える右翼線の右前打で一、三塁とチャンスメーク。「僕が塁に出れば"いくぞ!"っていう気持ちになるとみんな思いましたし。とにかく泥臭く、形は気にせず何がなんでもという気持ちでした」。必死な姿勢に、続く野間が左前への先制打で応えた。チームにとって実に35イニングぶりの得点だった。 守りでも鈴木誠が好捕するなど、大瀬良の姿はチームメートに伝わっていた。「相手が大野(雄)さんでなかなか点はとれないだろうなという思いがあった。そういう思い、姿をなんとかマウンドで表現しながらとは思っていたんですけど、みんなが同じような気持ちで戦っていたのかなと思う」。後半戦初登板から中5日。自身が勝利した13日阪神戦以来の白星をチームにもたらした。後半戦はエースが先頭に立って、チームを引っ張っていく。【前原淳】 ▽広島佐々岡監督(投打に活躍した先発大瀬良に)「投げ切れていない球もあった中で、それでも試合をつくってくれた。攻撃でも自分が打った後に先制打が出たからね」

◆広島野間峻祥外野手(28)が2安打2打点で打線をけん引した。 5回2死一、三塁、大野雄に追い込まれながら外寄り真っすぐを逆らわず反対方向へ。三遊間を破る先制打となり、チームに35イニングぶりの得点をもたらした。「投手が頑張っていて(点を)取れていなかった。何とか、という気持ちです」。7回2死二塁では左中間を越える適時打三塁打。4連敗中だったが、2試合ぶりのマルチ安打で止めた。

◆広島が35イニングぶりに得点を挙げた。0―0の五回2死一、三塁。野間が2ボール2ストライクから大野雄の外寄りの146キロを逆らわずに打ち返した。三遊間をゴロで破る適時打で均衡を破った。 2死一塁から投手の大瀬良が右前打で拡大したチャンスを生かし「大地さんが頑張って投げているし、大地さんがつないでくれたのでかえすことができて良かった」と喜んだ。前夜まで3試合連続で零敗していたチームの重苦しいムードを振り払った。 野間は5試合ぶりの打点をマークした。7月10日のヤクルト戦からリードオフマンを務めてきた俊足巧打の左打者は塁上で右手を突き上げ、ベンチと喜びを共有した。

◆広島が連敗を4で止めた。五回に野間の先制打で35イニングぶりに得点し、七回も野間と長野の長短打で2点を加えた。大瀬良は7回無失点で5勝目。中日は好投の大野雄を打線が援護できず、2番手岡田も2失点と誤算だった。

◆六回までに何度か得点圏に走者を進めた中日はあと一本が出ず、流れをつくれなかった。得点力不足が深刻なチームは最近9試合で全て3点以下にとどまる。 四回は無死一、二塁からビシエドの併殺打と福田の右飛で好機を逃した。大瀬良を攻略できず、与田監督は「きょうは打てなかったので、次は打ってほしい」と厳しい表情だった。 打率2割4分1厘と不調で今季は大瀬良から安打のなかった高橋周を先発から外し、5番に福田を入れる策もうまくいかなかった。(バンテリンドーム)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
52353 0.598
(↓0.007)
-
(-)
53373
(+4)
325
(+5)
92
(+1)
80
(+2)
0.253
(↓0.001)
3.320
(↓0.02)
2
(-)
巨人
473310 0.588
(-)
1.5
(↑0.5)
53377
(-)
325
(-)
117
(-)
52
(-)
0.252
(-)
3.390
(-)
3
(-)
ヤクルト
44339 0.571
(-)
3
(↑0.5)
57385
(-)
342
(-)
90
(-)
53
(-)
0.255
(-)
3.760
(-)
4
(-)
中日
344612 0.425
(↓0.005)
14.5
(-)
51261
(+1)
310
(+3)
52
(-)
46
(-)
0.236
(-)
3.280
(-)
5
(-)
広島
324610 0.410
(↑0.007)
15.5
(↑1)
55313
(+3)
371
(+1)
62
(-)
43
(-)
0.257
(-)
3.850
(↑0.03)
6
(-)
DeNA
324711 0.405
(↑0.008)
16
(↑1)
53354
(+5)
422
(+4)
87
(-)
20
(+1)
0.259
(↑0.001)
4.480
(-)