ロッテ(☆5対3★)西武 =リーグ戦16回戦(2021.08.18)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:小島 和哉(6勝3敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝4敗24S))
敗戦投手:ニール(1勝4敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(14号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは2回裏、安田と藤岡の適時打で2点を先制する。その後3-2で迎えた6回には、2死満塁からエチェバリアの2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・小島が6回5安打2失点の好投で今季6勝目。敗れた西武は、先発・ニールが精彩を欠いた。

◆ロッテ小島、西武ニールの先発。ロッテは2回、安田と藤岡の適時打で2点を先制。西武は3回に内野ゴロの間に1点を返した。 5回に同点にされたロッテはその裏に勝ち越し。6回にもエチェバリアの2点適時打で加点した。ロッテが3点リードで終盤へ。 ロッテは逃げ切り、ZOZOマリン通算999勝となった。小島は6勝、益田は24セーブ。西武は連勝ストップ。ニールは4敗。

◆ロッテが勝利し、本拠地ZOZOマリンでの通算999勝目を挙げた。 2回に安田、藤岡の適時打で先制。小島が6回2失点で粘ると、打線が5回に勝ち越し、6回にはエチェバリアの2点適時打で突き放した。最後は守護神益田が今季24セーブ目で締めた。 92年に千葉マリンスタジアムに本拠地移転し、この日でペナントレース1968試合目になった。通算勝敗は999勝908敗61分けとなっている。 井口資仁監督(46)は「何とか明日カード勝ち越しと、マリン1000勝がありますので、しっかり勝てるように。その先はずっと遠征に出てしまうので、なんとか明日みんなでしっかり勝ち取りたいなと思います」と気持ちを引き締めていた。

◆西武愛斗外野手(24)が、自慢の強肩でライトゴロを記録した。 「8番右翼」で先発出場。2点ビハインドの8回2死、ロッテ6番エチェバリアのライナー性の打球にチャージしてワンバウンドで捕球すると、一塁山川への矢のようなノーバウンド送球でエチェバリアを刺し、珍しい「ライトゴロ」をマークした。 最終盤でのビッグプレーに「常に(あのような打球が飛んで来たら刺す)イメージをしています。落ち着いてプレーすることができて良かったですし、年下の水上が投げている中で1つアウトを取れたのが良かったです」と振りかえった。

◆ロッテ加藤匠馬捕手(29)が中日から移籍後初めてフルイニング出場した。 15日のオリックス戦(ZOZOマリン)に続いて、9番捕手でスタメン出場。1軍では初めてバッテリーを組む先発小島を引っ張り、勝ちパターンの国吉、佐々木千、守護神益田と4投手をリードし、勝利に導いた。 井口資仁監督(46)によると、正捕手田村のコンディションが万全ではなく、スタメンを加藤に託したという。その中で「しっかりと最後までかぶってくれたので大きいと思います」とディフェンスを評価した。 打撃では5回1死三塁でに勝ち越しとなる遊ゴロ(記録は敵失)を放つなど、しぶとく貢献した。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が6回2失点で試合を作り、今季6勝目を手にした。 浦和学院(埼玉)の2年生左腕としてセンバツで全国優勝。夏の甲子園でも注目されてから、もう8年になる。 今年で就任30年目を迎える母校の森士監督(57)が、この夏の甲子園をもって退任する。小島は卒業後も節目などで訪れたり、連絡をするなどし、恩師を喜ばせてきた。 小島は「そんなに褒めてくださる監督でもないので。もっとできるだろ、ばてるのが早い、ってよく言われるので」と冗談交じりに話しながらも感謝は忘れない。 「お互い、というのもあれですけど...目の前の試合を後悔しないように頑張っていけたらな、と思います」。浦和学院は20日の第4試合で、日大山形との初戦を迎える予定だ。

◆ロッテ藤岡裕大内野手(28)が懸命に勝利に貢献した。 まずは2回、安田の適時打で先制し、もう1本欲しいところで中前へ適時打。「もう1点と思って打席に入りました。つないでくれた前のバッター、みんなさまさまです」と感謝した。 5回の打席では、セーフティーバントの構えをしたところ、西武ニールの内角球で体に向かってきて、そのファウルが左ひざに当たる不運。一度ベンチで治療したが、直後のスライダーをしっかりスイング。センターオーバーとなり、三塁まで激走した。 直後に加藤の遊ゴロで、完璧なスタートで本塁突入。西武源田の悪送球を誘い、勝ち越しとなる貴重な3点目のホームインとなった。 14日のオリックス戦で2本の二塁打を放ったと思ったら、翌15日はタイミングに苦しんで4打席連続空振り三振。ところが17日西武戦は3安打し、この日も2安打と、いろいろなことが起きている。 エチェバリアが遊撃に入り、本職ではない三塁を守りながら、打率も高めてきた。井口資仁監督(46)も「本当に一生懸命頑張ってくれていると思います。あそこでつなぐと上位に回ってくるので、大きいと思います」と働きぶりをたたえている。

◆西武は名手源田壮亮内野手の2失策も響き連勝が2で止まった。2回無死一、二塁からエチェバリアの左飛で中継に入り三塁へ悪送球。同点の5回1死三塁では加藤の打球を処理して本塁送球も悪送球となり勝ち越しを許した。 入団2年目から3年連続ゴールデングラブ獲得の名遊撃手のミスに、辻監督も「そういうこともあるよ。源田がエラーしたら仕方ないって、みんな思うでしょ。ただ本人は悔しいと思うよ」と責めなかった。 ▽西武山川(8回に後半戦1号となる14号ソロ)「打ったのはストレート。手ごたえは完璧でした」 ▽西武ニール(6回途中を7安打3四死球5失点で4敗目)「風は気にならなかったよ。(試合の)流れのなかでインコースを突いていく組み立てになったことも(死球の要因として)あると思う」 ▽西武水上(デビューから13試合連続無失点を継続)「ストライクが取れているのは良いと思いますし、徐々に状態は上がってきているとは思います」

◆ロッテ小島和哉投手がチームに良い流れを持ってきた。 二木、岩下と同年代の右腕が後半戦のカード頭に起用され、ともに攻略された。小島も走者を許しながら「何とかギリギリまで粘れたかなと思います」と6回2失点でまとめ、今季6勝目を手にした。 自身の悪い流れも止めた。今季14試合中、6試合で降板直前に本塁打を打たれていた。井口監督も「最後の最後の詰めのところが今まで打たれていたので」と注視していたポイント。山川、呉念庭、愛斗という1発のある3人を、海風で高く舞い上がる飛球3つであっさりと仕留めた。 去年の7勝に、あと1つと近づいた。目標はそこにない。「信頼を勝ち取って7回、8回といけるように」と高みを追求する。左腕の好投で、チームも本拠地ZOZOマリンでの通算1000勝に、あと「1」と迫った。【金子真仁】

◆西武は名手源田壮亮内野手(28)の2失策などが響き連勝が2で止まった。2回無死一、二塁からエチェバリアの左飛で中継に入り三塁へ悪送球。一走の二塁進塁も許した。同点の5回1死三塁では加藤の打球を処理して本塁送球も悪送球となり勝ち越し点を献上。入団2年目から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得した球界屈指の名遊撃手が、珍しくミスを連発した。 また先発ニールが2死球を含む3四死球と制球に苦しみ、6回途中を7安打5失点で4敗目を喫した。 辻監督の試合後の主な一問一答は以下の通り・ -強風の中での試合。振り返って 辻監督 これだけの風でやったのは久しぶりな気がするんだけど、条件は一緒だからね。その中でライナー打てばホームラン入るし、ホームラン性の当たりはどっちとも戻されてというのはある。打ち上げたらダメってことだよね。そういうところでうちのミスが出たよね。 -ニールの制球もいまひとつだった 辻監督 なんだろうね。あれだけデッドボールが2つも。明らかな死球がいったりとか、追い込んでから打たれたり。藤岡のところもそうだけど、センターオーバー。追い込んでるところに甘いところを打たれて。そういうところ。コースというよりも高さを意識して投げないと。風が強い日は。 -源田も珍しく失策2つ 辻監督 そりゃ、あんな難しい打球が来て、焦ったところで、そういうこともあるよ。 -打球が死んでいて難しい回転だった 辻監督 それはそうだけどね。みんな思うでしょ、源田がエラーしたら仕方ないって。それだけのことをやっているんだからね。ただ本人は悔しいと思うよ。 -水上がデビューから13試合連続無失点 辻監督前半戦終わってエキシビションから、ちょっと球のスピードも落ちて疲れているのかな、と思ったけど、今日は真っすぐも力強かったし。またそういうところで投げさせられるのかなと期待を持たせてくれる投球だった。ナイスピッチングだったと思います。

◆入団2年目から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得している守備の名手、西武・源田壮亮内野手(28)が、珍しく1試合で2度の失策を記録した。 まずは二回無死一、二塁から、エチェバリアの左飛で二走・山口が三塁へタッチアップ。中継に入った遊撃の源田は素早く三塁へ転送したが、送球がそれ、この間に一走の安田も二進した。 五回には1死三塁で前進守備を敷いていた源田が加藤のゴロを処理。本塁突入の三塁走者を刺そうと狙ったが、悪送球となり、生還を許した。 東京五輪の日本代表にも選出された守備の名手による、「異例の」連続ミスだった。

◆ロッテは2―2の五回に失策の間に1点を勝ち越すと六回にエチェバリアの中前への2点適時打で加点した。小島は6回2失点で6勝目を挙げ、益田が24セーブ目。西武は2点差を追い付いたが、投手陣が踏ん張れなかった。

◆西武・愛斗外野手(24)が、八回の右翼での守備で強肩を披露した。エチェバリアの強い当たりを前進しながらワンバウンドで捕球すると、勢いよく一塁の山川へ送球し、ライトゴロを完成させた。 「常に(あのような打球が飛んできたら刺す)イメージをしています。落ち着いてプレーすることができて良かったですし、年下の水上が投げている中で1つアウトを取れたのが良かったです」 愛斗は14日の楽天戦でも一回無死一、二塁で浅村の右翼への鋭い当たりを背走しながら好捕。2走者が飛び出しており、二塁ベースカバーに入った源田、一塁手の山川へと転送され、両リーグを通じて2018年8月28日に自チームが楽天戦で記録して以来、3年ぶりとなる三重殺を完成させた。

◆西武の新人、水上が八回に登板し、無得点に抑え、デビューからの連続無失点試合を13に伸ばした。先頭打者の和田を空振り三振、続く安田は見逃し三振。エチェバリアには右前に運ばれたが、右翼手の愛斗の素早い返球で右ゴロとした。「ストライクが取れているのはいい。状態は上がってきている」とうなずいた。 長野県出身。山梨・帝京三高から四国学院大を経て育成選手で入団し、5月に支配下選手登録された。辻監督は「期待を持たせてくれた投球だった。ナイスピッチングだった」と語った。

◆西武のニールは強風の中、細かな制球がきかず3四死球を与え六回途中を7安打5失点だった。一回こそ三者凡退で片付けたが、その後は毎回走者を背負い「相手が積極的に打ってきた。(死球は)流れの中でインコースを突いていく組み立てになったことも要因」と振り返った。 0―0の二回に4安打を集中されて2点を奪われた。2―2の五回には源田の失策で1点を失い、六回には2四死球と安打で2死満塁のピンチを招き降板。辻監督は「風が強い日はコースよりは高さを意識して投げないと。コントロールが甘かった」と苦言を呈した。

◆ロッテが勝利し、本拠地・ZOZOマリンでの勝利数を「999」とした。 先発、小島が6回5安打2失点で6勝目。チームは連敗を2で止めた。本拠地999勝目に対し井口監督は「その先、遠征に出てしまうのでなんとか明日みんなでしっかり勝ちたいと思います」。 19日に本拠地で行われる西武戦はドラフト1位・鈴木=法大=が先発する。

◆ロッテが18日、西武16回戦で本拠地ZOZOマリンでの通算999勝目を挙げた。3年目左腕の小島和哉投手(25)が6回2失点で6勝目(3敗)をマークした。 「後半戦で1勝できたのは流れに乗っていけると思う。良いスタートが切れた」 5安打4四死球と苦しみながら、要所で粘った。失点直後の三回1死二塁では栗山、山川から三振を奪い「得点圏の場面ではより一層、集中した」と振り返った。前回登板は7月14日の前半戦最終戦。今回と同じ西武を相手に3回4失点で降板したが、雪辱を果たした。 19日はドラフト1位・鈴木(法大)が先発する。節目の1000勝に向け、井口監督は「その先、遠征に出てしまうので、明日みんなでしっかり勝ちたい思います」と意気込んだ。(加藤次郎)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
453511 0.563
(↑0.006)
-
(-)
52379
(+5)
327
(+2)
88
(+1)
30
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.370
(↑0.01)
2
(-)
楽天
433811 0.531
(↓0.007)
2.5
(↓1)
51353
(-)
347
(+3)
74
(-)
29
(-)
0.244
(↓0.002)
3.630
(-)
3
(-)
ソフトバンク
403715 0.519
(↑0.006)
3.5
(-)
51361
(+3)
301
(-)
80
(-)
58
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.140
(↑0.04)
4
(-)
ロッテ
393712 0.513
(↑0.006)
4
(-)
55401
(+5)
376
(+3)
85
(-)
78
(+1)
0.253
(↑0.001
4.030
(↑0.01)
5
(-)
西武
354114 0.461
(↓0.006)
8
(↓1)
53348
(+3)
377
(+5)
73
(+1)
63
(+1)
0.247
(-)
4.030
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
304510 0.400
(↓0.005)
12.5
(↓1)
58250
(+2)
332
(+5)
46
(-)
41
(+1)
0.226
(-)
3.570
(↓0.02)