ロッテ(★2対8☆)西武 =リーグ戦15回戦(2021.08.17)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:髙橋 光成(9勝4敗0S)
敗戦投手:岩下 大輝(8勝5敗0S)

本塁打
【西武】外崎 修汰(2号・5回表2ラン)
【ロッテ】藤原 恭大(4号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は1点を追う4回表、山川の2点適時打で逆転に成功する。続く5回には、外崎の2ランと中村、栗山の連続適時打で一挙5点を奪い、試合を優位に進めた。投げては、先発・高橋が7回2失点の粘投で今季9勝目。敗れたロッテは、先発・岩下が乱調で、打線もつながりを欠いた。

◆西武外崎修汰内野手が2号2ランを放った。 1点リードの5回無死一塁、ロッテ先発岩下の3球目、真ん中高め146キロ直球を完璧に捉え、ライナーで左翼席に突き刺した。中盤でリードを広げる貴重な1発に「打った瞬間(フェンスを越える)手ごたえはありました。自分としてもいいバッティングができたと思います。追加点を取ることができて良かったです。アップルパンチ!」と喜んだ。

◆西武栗山巧外野手(37)が2点適時打を放ち、通算2000本安打まで残り12本とした。 4点リードの5回無死二、三塁、ロッテ先発岩下の4球目を捉え、中越えの2点適時二塁打。リードを大きく広げる一打に「打ったのはスライダーです。アカンかったら(次打者の)『山川に任せた』という気持ちでいきました!」と淡々と振りかえった。 ▽西武高橋(7回を9安打2失点で9勝目) 粘り強く投げられました。たくさん打っていただいて野手の方のリズムに乗って、いいピッチングができた。

◆ロッテ岩下、西武高橋の今季8勝4敗同士の右腕対決になった。ロッテは2回、藤岡の適時打で先制。西武は3回まで無得点。 西武は4回、山川の2点適時打で逆転。5回は外崎の2号2ランなどで岩下をKOした。西武が5点をリードし試合は終盤へ。 西武は2ケタ安打の快勝で、高橋はリーグ2位タイの9勝目。ロッテは5敗目を喫した岩下の不調が誤算。4位に転落した。

◆ロッテ先発岩下大輝投手が4回に2失点、5回に5失点と中盤に崩れた。威力ある直球とフォークで際どいコースを攻めるも初回だけで24球を要し、うち半分がボール球になった。 「自分有利のカウントが作れなかったので自滅かなと思います。悔いが残る投球になってしまいました」とガックリ。試合が雨天中止になったソフトバンクと入れ替わりで、4位に後退した。

◆ロッテのドラフト3位ルーキー小川龍成内野手(23=国学院大)がプロ初出場した。6回の代打角中に代わり、7回から遊撃の守備についた。 春季キャンプ、オープン戦で遊撃でアピールを続けていたものの、3月19日のオープン戦巨人戦で走塁時に右ひざを負傷。約1カ月間は2軍出場もなかった。 夏場に打撃の状態も上がってきた中で、1軍に昇格した。この日は守備機会はなく、9回は代打が出たために初打席は次戦以降に持ち越しになった。 試合後には「やっとスタートを切ることができたと思います。慣れ親しんだ遊撃のポジションで出場したいと思っていたので、そこに関しては良かったです。次は打席にも立って、安打を打ったり、守備ではアウトを取ったりと結果も出していけたらと思います」とコメントを寄せた。

◆西武・森友哉捕手(26)が四回の守備でファウルが右膝付近に直撃。倒れこんだまま動けなくなった。しばらくすると立ち上がるも、トレーナーに支えられながらベンチへ戻り治療を受けた。 投手の高橋は心配そうにベンチを見つめ続けていたが、森は数分後にグラウンドへ。球場は大きな拍手に包まれた。

◆西武が五回に猛攻でロッテを突き放した。 先頭打者の9番・岸が左前打で出塁すると、続く外崎が「打った瞬間、手ごたえはありました。自分としてもいいバッティングができたと思います」と左越え2号2ラン。源田、森が単打つなぐと、4番・中村は右中間へ適時二塁打を放ち好機を広げた。 そして無死二、三塁で5番・栗山は代わったばかりのフローレスから中越え2点二塁打を放ち「アカンかったら、(次打者の)『山川に任せた』という気持ちでいきました」と笑った。6番の山川は一飛に倒れ、連続安打が途切れた。

◆ロッテ・藤原恭大外野手(21)が六回に反撃の4号ソロを放った。これで前半戦から10試合連続安打とした。 六回、先頭で打席に立つとカウント1-0から先発・高橋の内角の147キロを強振。右翼席上段へ突き刺した。「打った球はわかりません。負けてる場面だったので1点でも多く点を取ろうと思って打席に入りました。次の打席も頑張ります」と振り返った。

◆西武が投打がかみ合い快勝した。0―1の四回に山川の2点適時打で逆転し、五回には外崎の2ランなど6連続長短打で一気に5点を奪った。高橋は9安打を浴びながら7回2失点と粘り9勝目。ロッテは岩下が崩れて4位に後退した。

◆西武の山川が0―1の四回に岩下から2点適時打を放った。前打者の栗山が四球で歩いて無死満塁となった後、定石の初球を狙い打った。内角の真っすぐを左翼へはじき返し「いいチャンスで回してもらったので、それを生かすことができて良かった」とコメントした。 開幕直後に左太もも裏の軽い肉離れで戦列を離れた影響もあって前半戦は調子が上がらず、13本塁打、打率2割2分2厘と不本意な成績にとどまった。巻き返しを期して臨んだ後半戦最初のカード、楽天3連戦でも12打席で1安打とバットが湿っていた。それだけに絶好機での一打に笑みがこぼれた。

◆自慢の強力打線で後半戦の勝率を2勝2敗の5割に戻した。西武・山川穂高内野手(29)の逆転打がチームに流れを呼び込んだ。 「追い込まれるまでに決着つけたいと思っていたので1球で仕留められてよかった」。0-1の四回無死満塁で巡ってきた好機に、初球の内角直球を左翼線へ逆転の2点二塁打。勢いに乗った打線は続く五回に9番・岸から5番・栗山まで6者連続安打で5点を奪い試合を決めた。 山川は個人の目標に2年ぶりの本塁打王を誓って開幕を迎えたが、けがの影響もあり打率・216、13本塁打、39打点と伸び悩んでいる。チームも5位に低迷し「僕がある程度打てば打線はつながると思う。後半戦は勝つために四球でも安打でも本塁打でも、いいバッティングができればいい」と勝利を求め、貪欲に出塁を狙う。3位のソフトバンクに3・5ゲーム差。浮上のチャンスは十分にある。(湯浅大)

◆ロッテの岩下はともに今季ワーストとなる4回0/3を投げて7失点でK0された。1―0の四回に山川に2点適時打を浴びて逆転されると、五回には先頭打者から5連打を浴びて降板を告げられ、6月9日以来の5敗目を喫した。 西武戦は今季3戦3勝と相性が良かったが、制球が甘く9安打と打ち込まれた。「自分有利のカウントがつくれなかったので自滅かな。悔いが残る投球になってしまった」と反省した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
443511 0.557
(-)
-
(-)
53374
(-)
325
(-)
87
(-)
29
(-)
0.253
(-)
3.380
(-)
2
(-)
楽天
433711 0.538
(-)
1.5
(-)
52353
(-)
344
(-)
74
(-)
29
(-)
0.246
(-)
3.630
(-)
3
(1↑)
ソフトバンク
393715 0.513
(-)
3.5
(-)
52358
(-)
301
(-)
80
(-)
57
(-)
0.247
(-)
3.180
(-)
4
(1↓)
ロッテ
383712 0.507
(↓0.007)
4
(↓0.5)
56396
(+2)
373
(+8)
85
(+1)
77
(+1)
0.252
(↑0.001
4.040
(↓0.05)
5
(-)
西武
354014 0.467
(↑0.008)
7
(↑0.5)
54345
(+8)
372
(+2)
72
(+1)
62
(-)
0.247
(↑0.001
4.020
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
304410 0.405
(-)
11.5
(-)
59248
(-)
327
(-)
46
(-)
40
(-)
0.226
(-)
3.550
(-)