1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 | 1 | 0 |
西武 | 1 | 5 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | X | 10 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:渡邉 勇太朗(1勝2敗0S) 敗戦投手:涌井 秀章(6勝7敗0S) |
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◆西武は1-0で迎えた2回裏、愛斗の適時三塁打などで5点を奪い、序盤から試合を優位に進める。その後は、6回に源田と森の連続適時打が飛び出すなど、終わってみれば12安打で10得点を挙げた。投げては、先発・渡邉が5回1失点でうれしいプロ初勝利。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆今季の楽天茂木栄五郎内野手(25)は敵地で好成績を残している。 ホームで1本塁打、打率2割1分1厘も、ビジターでは11本塁打、打率3割8厘。ビジターで11本塁打はチームメートの島内に並んでリーグ内最多タイだ。
◆東京オリンピックフェンシング女子サーブル団体で過去最高の5位入賞した江村美咲(22)が始球式で投げた。「たっぴくん・たっぴちゃんスペシャルデー」として、ゲームスポンサーの立飛ホールディングスに所属する江村は、ユニホーム姿にサーベルとマスクを持ちながら登場。マウンド上でグラブとボールに持ち替えると、思い切り投げた球はノーバウンドで捕手・森のミットに収まった。江村は「メチャメチャ緊張したんですけど、ノーバンで届いたのがうれしすぎて緊張も吹っ飛びました」と喜んだ。 東京五輪では無観客での戦いとなった。入場制限があるとはいえ、ファンが詰めかけるスタンドに囲まれ「フェンシングではなかなかできない体験。思ったよりキャッチャーまでの距離が遠くてすごい不安な気持ちで周りが見えてなかったです。ノーバンでキャッチャーミットまでいきたかったんで、それができて拍手ももらって幸せです」。登板前には、軟式球を持ち近所の公園で動画を見ながら練習し「100点満点でいいと思います」と笑みがはじけた。 3年後のパリ五輪を見据える22歳。東京五輪の後、周囲からは活躍をねぎらわれたが「日がたつごとに悔しさも増してきた。テレビとかで(メダリストが)活躍していて、パリこそ自分もそこにいきたいなという気持ちが強くなっています」と闘志を奮い立たせた。
◆初先発の西武渡辺勇太朗投手が勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。初回から3者凡退の立ち上がり。2回までに味方打線から6得点の援護受け、安定の投球を披露。5回無死一、二塁でカウント3-2から、捕手・森のサインに4度首を振った。最後はカットボールで詰まらせ打ち取った。「あの場面はフルカウントになったので、絶対に後悔したくないと思い、一番自信のあるインコースのカットボールを投げたくて、そういうサインを出してもらいました」と強気の投球を続けた。 5回に1失点こそしたものの、5回4安打1失点の結果を残した渡辺は「チームは2連敗していましたが、そういうことはいっさい気にせず、とにかく自分本来の投球をしたいと思ってマウンドに上がりました。5回はちょっと危なかったですが、全体的に自分らしいピッチングはできたと思います。公式戦初先発でしたが、今日の出来には自分としては合格点をあげてもいいかなと思います」と納得の表情で振り返った。
◆プロ20年目の西武栗山巧外野手が、通算2000安打まで残り13本に迫った。5回に左前安打を放ち、2試合連続安打。 約1カ月の中断期間を経て、後半戦再開に合わせてきた。「2000安打に向けて何かに向き合ってきたという感じではない。とにかく後半の1発目に自分の最高のパフォーマンスが出せるようにだけを考えてやってきました」と、大きな節目に向けて着実に積み重ねていく。
◆1点リードの西武は2回、愛斗の2点適時打などで、打者一巡の猛攻を仕掛け、5安打5得点。楽天涌井は2回で降板した。 6点を追う楽天は5回に1点返した。初先発の西武渡辺は5回4安打1失点で勝利投手の権利を得て、マウンドを降りた。 逃げ切った西武が、3月30日以来の2ケタ得点で、後半戦初勝利を収めた。渡辺は初勝利。敗れた楽天は連勝が4でストップした。涌井は7敗目。
◆楽天の連勝は4で止まった。 涌井秀章投手が4長打含む被安打6で、2回6失点KO。「2回は甘い球というか、逆球が打たれたのは1球だけなので特にない。自分の中では反省してます」。石井GM兼監督は「相手投手がどうというより、あの点数を序盤に取られると追いかけるのは難しい」と大量失点を嘆いた。
◆自分を信じて5度、首を振った。西武渡辺勇太朗投手(20)が初先発登板で、自分を貫いた。5回無死一、二塁。辰己に対しカウント3-2で、捕手・森のサインに振り続けた。「もう後悔はしたくないので、自分の一番自信のあるボールを選択して投げさせてもらいました」。カットボールを投げ込みどん詰まりの三ゴロ。1点こそ許したが、5回4安打でプロ3年目で初勝利を手にした。 今季は初のキャンプ1軍スタートも、開幕1軍は逃した。2月の実戦登板では最速153キロの直球が130キロ台まで落ちた。「自分はもともとメンタルが強い方ではない」。メンタルトレーナーと契約し意識改革に乗り出した。「プライドを捨てました。そこから自分は本当に変わったと思います」。トレーナーからの「ミットめがけてロボットのように投げ込め」の助言を受け実践。6月に初めて1軍出場を果たすと中継ぎ8登板を経て、先発を託された。 3年目に掛ける思いは強かった。オフには内海に弟子入りを志願。「言われなくても呼ぶつもりやった。めちゃめちゃ走るぞ」と言われ身は引き締まった。世界遺産にも登録された奄美大島での自主トレ初日、準備してきた体をチェックされ「しっかりやってきたな」。期間中、心に刺さった言葉は「内海さんノート」に書き留めた。刺激と緊張の日々を過ごし、結果に結びつけたお立ち台。「師匠と慕っている内海さんと同じメットライフで、初勝利を挙げられたので本当にうれしく思います」と高らかに成長を報告した。【栗田成芳】
◆東京五輪のフェンシング女子サーブル団体で5位になった江村美咲(立飛ホールディングス)が始球式を行った。フェンシングのユニホームを着て、ノーバウンドでストライクゾーンへ投球した。 初めて硬式球を握ったというが、好投で球場を沸かせ「貴重な体験。いい経験ができた。百点満点」と笑顔だった。(メットライフ)
◆後半戦初先発となった楽天・涌井秀章投手(35)が西武打線につかまった。一回に先頭打者の外崎への左中間二塁打から1点を奪われ、二回は1死一塁から4者連続で長短打を浴びるなど5失点。三回から西口にマウンドを譲った。2回6安打、6失点の内容だった。 涌井は前半戦ラスト登板となった7月10日の西武戦(楽天生命)でも3回7安打、6失点で負け投手になっており、五輪による中断を挟み、2試合連続で6失点。2回での降板はロッテ時代の2017年9月16日の楽天戦以来となった。
◆楽天・オコエ瑠偉外野手(24)が1-6で迎えた五回の第2打席でディクソンへの代打を告げられ途中交代した。後半戦の開幕戦から2試合連続で先制打を放つなど存在感を発揮していたが、この日は右翼での守備での不安を露呈した。0-4の二回1死一塁から外崎の詰まった飛球に前進するも、目の前に落ちる安打となりピンチを広げた。 さらに2死一、二塁から森の右翼線への飛球に対しても、捕球できそうな位置まで走りこんだが、無難にワンバウンドさせて捕球。点差を広げる2点二塁打にした。いずれも自身の近くに打球が落ちており、点差を広げないためにも、何としてでも安打を阻止するような、必死さに欠けると判断されても仕方のないプレーだった。
◆西武が大勝した。一回に森の三ゴロで1点を先制し、二回に愛斗の2点三塁打、岸の適時打、森の2点二塁打で5点を奪い、その後も加点した。渡辺が3年目で初先発し5回4安打1失点でプロ初勝利。楽天は連勝が4で止まった。
◆二十歳の右腕が初の大役で後半戦2連敗中のチームを救った。西武の3年目右腕・渡辺勇太朗投手(20)が大量得点に守られ、5回4安打1失点と好投し、プロ初先発で初勝利を飾った。 「素直にすごくうれしいです。本当に順調に自分の中では成長できて、3年目、早くも遅くもなく予定通りくらいな感じですかね」 8度の中継ぎ登板を経て、つかんだチャンス。一回を三者凡退で発進すると、味方打線もリズムに乗り、二回までに6得点。渡辺は140キロ台後半の直球と、スタメンに6人いた左打者の内角へカットボールを強気に投げ込む投球で楽天打線に立ち向かった。 パ・リーグを代表する捕手、森のサインに何度も首を振るマウンド度胸。五回を投げ終え、ベンチに戻るとその時点で5点リード、投じたのも76球だったが辻監督から「どうする?」と問われ、「正直に『疲れました』と言わせてもらいました」と交代を〝直訴〟し、勝利を中継ぎ陣に託した。 夏の甲子園に出場する母校、浦和学院高を白星で後押し。「もっと頑張って勝利を積み重ねていけたら」。所沢でニューヒーローが誕生した。(湯浅大)
◆西武は12安打10得点で後半戦初勝利を飾った。1―0の二回に下位打線が機能し、ともに元西武の涌井、炭谷のバッテリーを攻略。1死二、三塁で8番愛斗が「ランナーをかえそうと心掛けて打席に入った」と2点三塁打を放ち、9番岸も適時打で続き「何とか打ちたいと思っていた」と振り返った。 前日14日は愛斗と岸が好機で凡退。奮起を促していた辻監督は「大量点になったのは8、9番が大きい」とご満悦だった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
44 | 35 | 11 | 0.557 (↑0.006) | - (-) |
53 | 374 (+5) | 325 (+3) | 87 (+1) | 29 (-) |
0.253 (-) | 3.380 (↑0.01) |
2 (-) |
楽天 |
43 | 37 | 11 | 0.538 (↓0.006) | 1.5 (↓1) |
52 | 353 (+2) | 344 (+10) | 74 (-) | 29 (-) |
0.246 (-) | 3.630 (↓0.06) |
3 (-) |
ロッテ |
38 | 36 | 12 | 0.514 (↓0.007) | 3.5 (↓1) |
57 | 394 (+3) | 365 (+5) | 84 (+2) | 76 (+1) |
0.251 (-) | 3.990 (↓0.01) |
4 (-) |
ソフトバンク |
39 | 37 | 15 | 0.513 (-) | 3.5 (↓0.5) |
52 | 358 (-) | 301 (-) | 80 (-) | 57 (+1) |
0.247 (↓0.002) | 3.180 (↑0.03) |
5 (-) |
西武 |
34 | 40 | 14 | 0.459 (↑0.007) | 7.5 (-) |
55 | 337 (+10) | 370 (+2) | 71 (-) | 62 (-) |
0.246 (↑0.001) | 4.050 (↑0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
30 | 44 | 10 | 0.405 (-) | 11.5 (↓0.5) |
59 | 248 (-) | 327 (-) | 46 (-) | 40 (-) |
0.226 (↓0.002) | 3.550 (↑0.04) |
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