巨人(☆6対1★)中日 =リーグ戦16回戦(2021.08.14)・東京ドーム=
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中日
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巨人
30000201X6903
勝利投手:メルセデス(6勝1敗0S)
敗戦投手:ロドリゲス(0勝2敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(11号・1回裏3ラン),丸 佳浩(12号・6回裏ソロ),岡本 和真(28号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆巨人は1点を先制された直後の1回裏、丸の3ランで逆転に成功する。そのまま迎えた6回には、丸のソロと代打・若林の適時打で2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・メルセデスが5回1失点で今季6勝目。敗れた中日は、打線が9安打で1得点とつながりを欠いた。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手(32)は今季巨人戦で46打数19安打、4本塁打、14打点で打率4割1分3厘と好相性。 今日先発するメルセデスからもよく打っており、通算対戦成績は28打数11安打、打率3割9分3厘を誇る。

◆新ウグイス嬢の山本菜月さん(28)が、1軍デビューを果たす。巨人は今季、42年ぶりにウグイス嬢を一般募集。採用された3人のうち、高橋みずきさん、小倉星羅さんが既にデビューしており、3人全員が1軍での初アナウンスを終えることになる。 山本さんは大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。モーターレースの会場や各種イベントでMCを務めたほか、博物館のナレーションを担当するなど、声を使った仕事で幅広く活動。野球と巨人が好きで、大学時代には東京ドームで仕事がしたいとビールの売り子のアルバイトを経験した。 2月の採用後は研修を経て、ジャイアンツ球場で、2軍戦計30試合でのアナウンスをこなした。そしてこの日、憧れだった東京ドームで初舞台を踏む。「採用されてからあっという間の半年でした。ゼロからのスタートでしたが、スタッフの皆さんに支えられて、いよいよデビューの日を迎えることができました。緊張もしていますが、ワクワクする気持ちの方が強いです。今までの成果を出せるように頑張りたい」と意気込んだ。

◆中日アリエル・マルティネス捕手(25)が「6番捕手」で今季初めてスタメンマスクをかぶる。捕手で先発するのは昨年8月8日巨人戦(ナゴヤドーム)以来。 A・マルティネスは18年に育成選手としてキューバから来日し、昨年7月に支配下選手に昇格。同5日巨人戦(東京ドーム)で球団史上初、日本プロ野球29年ぶりに外国人捕手としてスタメン出場した。昨季は39試合に出場してうち15試合に捕手で先発し、打率2割9分5厘、2本塁打、13打点と活躍したが、左手首の故障などでリタイアした。 今季は4月に1軍昇格したが、わずか1週間で再び上肢コンディション不良で出場選手登録を外れ、2軍調整を続けていた。東京五輪による公式戦中断期間に行われたエキシビションマッチから1軍に合流していた。

◆巨人坂本勇人内野手(32)が、ファインプレーで先発のメルセデスをもり立てた。1点リードの5回無死、中日京田が放った三遊間へのゴロを逆シングルで捕球。すぐさま、一塁にノーバウンド送球し、一塁の北村が体を上に伸ばしながら捕球し、間一髪のタイミングでアウトにした。グラブさばき、肩の強さ、正確性など、完璧な守備にスタンドから大きな拍手が起こった。

◆巨人丸佳浩外野手(32)が6月23日のDeNA戦(富山)以来今季2度目となる1試合2本塁打を放った。 まずは第1打席。1点の先制を許した直後の1回裏だった。先頭松原が中前打、坂本が四球で無死一、二塁のチャンスを作ると、中日ロドリゲスが2球続けてきた内角スライダーを捉え、一直線で右翼ポール際へ弾丸ライナーで突き刺す11号3ラン。試合をひっくり返した。「まずは同点と思っていましたが、ホームランという最高の形で逆転できて良かったですね! 次の一点を全力でとりにいきます! わっしょい、わっしょい」とコメント。原監督が後半戦開幕前日の12日、ミーティングで選手に呼びかけた「わっしょいベースボール」を体現した。 6回先頭の第3打席では、中日ロドリゲスの151キロ直球を捉え、打った瞬間に分かる12号ソロとした。この日2度目の「丸ポーズ」でベンチに迎え入れられると、「うまく反応することができました。次の1点が欲しかった場面なので取れて良かったです」と喜んだ。

◆中日が1回、大島の中前適時打で先制した。巨人は1回裏、無死一、二塁から丸の11号3ランで逆転した。 巨人が6回、丸のこの試合2本目となる12号ソロ、代打若林の適時打で2点を追加した。メルセデスは5回1失点で降板した。 巨人は8回、岡本が28号ソロを放ち、ダメ押し。メルセデスは6勝目をマーク。中日は投打がかみ合わず、巨人に連敗した。

◆東京五輪のドミニカ共和国代表だった巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(27)が、5回1失点で自身4連勝となる6勝目を挙げた。 3回1/3を無失点と好救援した7日の韓国との3位決定戦から中6日での先発。初回に大島の適時打で先制されたが、2回以降は丁寧な投球でゼロに抑えた。「もっと長いイニングを投げなければいけなかった」と反省点を挙げながら「粘って、リードを守ることができて良かった」と安堵(あんど)した。 東京五輪では初戦の日本戦での先発を含む3試合に登板し、野球競技では同国史上初のメダルとなる銅メダル獲得に貢献した。国を代表する国際大会のマウンドに立ち「何とも言えない素晴らしい経験ができた」と胸に刻んだ。五輪から2日間のオフを挟み、チームに合流した10日。「オリンピックはありましたけど、変わらず継続してやっていきたいです」と誓った言葉を結果で示した。

◆巨人岡本和真内野手(25)がリーグトップの28号ソロでダメ押しした。 4点リードの8回無死、中日三ツ間のツーシームをかち上げ、左中間席に運んだ。「打ててよかったですし、何よりもチームが勝てたことがうれしいです」と笑顔。後半戦初戦の前夜は決勝打を含むマルチ安打の活躍をみせた。エキシビションマッチから好調を維持する4番に、原監督は「いい形でスタートは切れたかなと思っています」と評価した。

◆「お祭り男」の血が騒いだ。巨人丸佳浩外野手(32)が6月23日DeNA戦(富山)以来今季2度目となる1試合2本塁打。先制された直後の1回無死一、二塁、右翼席へ逆転の11号3ランを放つと、6回先頭の第3打席でも右翼席中段へ12号ソロと"わっしょい弾×2"を描いた。漁師町の千葉・勝浦市で生まれたお祭り大好き男が原監督の掲げる「わっしょいベースボール」を体現した。丸がロケット花火のような弾丸ライナーの"わっしょい弾"を描いた。1点先制された直後の1回裏、無死一、二塁のチャンス。中日ロドリゲスが2球続けてきた内角スライダーを捉え、右翼ポール際へ突き刺した。「まずは同点と思っていましたが、ホームランという最高の形で逆転できて良かったです! わっしょい、わっしょい」と球団を通してコメントした。 原監督が後半戦開幕前日の12日のミーティングで選手に呼びかけた「わっしょいベースボール」を体現した。指揮官が求めるチーム一丸でみこしを運ぶような戦いざまを示すように、6回先頭でも右翼席中段に運ぶ12号ソロ。4打数2安打4打点2本塁打と"暴れみこし"と化した。 「わっしょい」「みこし」のフレーズにはお祭り男の血が騒ぐ。海岸沿いの千葉・勝浦市出身。地元では毎年9月下旬に「勝浦大漁まつり」が開催。ねじり鉢巻き姿の男たちがみこしを担いで勝浦の街を練り歩く。祭りやみこしの参加経験にはやや照れながら「あります」と返答した。 若大将の"わっしょい号令"に呼応した。試合前の円陣で、声出しを担当した岡本和から「今日は初回からみんなでわっしょいして、攻撃、守備やっていきましょう!わっしょーい!」と"速攻わっしょい"を呼びかけられた。「後ろには岡本様がひかえてらっしゃいますので楽な気持ちで打席に入った」と、尊敬? する7歳後輩の言葉通り初回に逆転弾。後半戦の連勝スタートをもたらした。「非常に勢いに乗って来ていますし、チームが目標に向かって足並みそろっている感じがある」。丸が後半戦もリーグ3連覇を目指す"巨人みこし"の花棒を担ぐ。【小早川宗一郎】 ▽巨人原監督(丸の2発に) 見事でした。相手投手としては立ち上がり難しいところをね、彼が打ってくれたというのは大きいですね。今日は丸が非常にいい役割をしたと思いますね。 ▽巨人岡本和(8回にリーグトップの28号ソロ) 打ててよかったですし、何よりもチームが勝てたことがうれしいです。明日も勝てるようにしっかり準備したいと思います。

◆巨人リリーフ陣が、無失点リレーでリードを守った。先発メルセデスの後を受け、6回から桜井、鍵谷、デラロサ、畠の右投手4人の継投。走者を許しながら、きっちりとゼロでつないだ。 原監督は「畠がああいう場面で輪に加わってくれるとね、非常にリリーフ陣は層が厚くなりますよね」と話した。

◆巨人原監督が期待の裏返しで松原聖弥外野手に攻撃面と走塁面の苦言を呈した。 2点リードの5回1死二、三塁、ボール球を振らされ、空振り三振。7回には一塁走者でけん制死した。原監督は「レギュラーとして、胸を張って戦っているわけだから。何とかしてもらいたいというね。将来のある選手だから、あえて苦言を呈すると。あの場面でけん制球でアウトになるっていうのも、まだまだ勉強するところはある。我々は育てる視線というものをしっかり持って、彼とは接しなきゃいけないなと。さらなる努力を望みたいね」と話した。

◆中日が今季最長タイの5連敗を喫した。得点力アップの期待も含め、アリエル・マルティネス捕手(25)を1年ぶりにスタメン捕手起用したが不発。巨人と同じ9安打を放ちながら1得点だけで打線はつながらなかった。 初回1点を先制した直後の1死一、三塁で高橋周平内野手(27)、A・マルティネスが連続三振。高橋周はその後の打席でも2併殺に倒れるなど後半戦2戦無安打と復調の兆しが見えない。アロンゾ・パウエル打撃コーチ(56)も「見てわかるように直球が打てない。もう1度体のバランスを整えなければならない。自信を持って打席に入ってもらいたい」と、打線組み替えを示唆した。 先発ヤリエル・ロドリゲス投手(24)も初回の逆転3ランを含め、巨人丸に2本塁打を献上し、6回途中5失点で降板。3日に他界したチームメート木下雄介投手への喪章に触れながら投げたが「1人の打者にやられてしまった。すごく悔しい」と、肩を落とした。 借金は今季最多「12」となった。与田剛監督(55)は「主力、レギュラーに1本が出るか出ないかで勝敗が分かれる。選手も采配も技術を高めて、力をつけていかないといけない」。最下位DeNAまで0・5差。後半戦開幕から苦しい戦いが続く。

◆巨人が快勝した。0―1の一回に丸の3ランで逆転し、六回に丸の12号ソロと代打若林の適時打、八回に岡本和の28号ソロで加点した。メルセデスは5回1失点で6勝目。中日はロドリゲスが六回途中5失点と崩れ5連敗を喫した。

◆巨人は丸が逆転3ランを含む1試合2発と爆発し、前日の後半戦開幕から2連勝。投げてはメルセデスが東京五輪から中6日で5回1失点にまとめて6勝目(1敗)を挙げた。ただ、原監督は「1番・右翼」で先発した松原にあえて苦言。『勝ってかぶとの緒を締めよ』のごとく、ピリッと引き締めた。 --丸が2発 「もう見事でした。非常にいいボールを投げる投手(ロドリゲス)ですけど、丸がやってくれたというところですね」 --4番の岡本和にも本塁打 「ええ、いい形でスタートは切れたかなと思っています」 --〝わっしょいベースボール〟を全員で体現 「明日もそういうゲームになってくれることを願っていきたいと思います」 --メルセデスは5回108球で交代 「非常に力投していたと。ただ、球数等々を含め、バトンを渡す方が正しいであろうというところで、思い切って5回で代えました」 --後半戦2連勝でスタート 「先発陣がゲームを作ってくれるというのが一番重要だと思いますね。明日は若い戸郷がほうりますんで、そういうゲーム展開になればなと思っております」 --メルセデスは苦しみながらもよく粘った 「やっぱりコントロールの精度という部分に苦しんだかなという感じがしますね」 --丸は2本ともいい場面で 「立ち上がりのあの3ランもね。相手投手としては一番つらい、立ち上がりで難しいところを彼が打ってくれたというのは大きいですね。今日は丸が非常にいい役割をしたと思いますね」 --若林も前日に引き続いて途中から出て適時打 「ねえ! 打ち出の小づちのよう(穏やかな笑み)」 --攻撃陣は「わっしょい」のつながりを意識して役割を果たした 「欲を言えば、(五回に)投手に代打で一、三塁。(重信の二盗で)二、三塁という中で、(松原が)ボール球を三振してしまうというのはね。やっぱりスターティングメンバー、もう今はレギュラーとして胸を張って戦っているわけだから。何とかしてもらいたいというね。若い、将来のある選手だからあえて苦言を呈すると。(七回は)牽制球でアウトになるっていうのも、まだまだ勉強するところはあると。われわれはまだまだ、育てる視線というものをしっかり持って彼とは接しなきゃいけないなと。本人もさらなる努力を望みたいね」 --リリーフ陣も前日から無失点 「(九回に登板した)畠がああいう場面で輪に加わってくれるとね、非常にリリーフ陣は層が厚くなりますよね」

◆プロ野球は14日、27歳の若さで3日に急逝した中日の木下雄介投手を追悼し、開催された5試合で全球団が喪章を着けて臨んだ。日本プロ野球選手会からの提案で実現。中日ナインは突然の別れとなった仲間をしのびプレーした。 同期入団で故人を先輩として慕っていた選手会長の京田陽太内野手は「木下雄介のことを思い、各球団の方が喪章を着けてプレーしてくれた。同じチームメートとして、感謝したい」と球団を通じてコメントした。 ベンチには8日のエキシビションマッチから木下投手の背番号98のユニホームが掲げられ、チーム内には悲しみが広がっている。速球が武器の救援投手として期待されていたが、3月のオープン戦で右肩を脱臼する大けがを負った。復帰に向けて「焦らず、マウンドに上がれるように頑張る」とリハビリに打ち込んでいた7月6日の練習中に倒れ、8月3日に息を引き取った。

◆東京五輪でドミニカ共和国代表として銅メダルを獲得した巨人のメルセデスが5回6安打1失点と踏ん張り4連勝で6勝目を挙げた。108球と球数がかさんだことを反省しつつ「走者を出しながら粘れたのは最低限良かった」と話した。 7日の韓国との3位決定戦で救援として3回?を投げてから中6日で登板。先発、救援でフル回転した疲れを感じさせず「(五輪では)常に前を向いてやっていくことが大事だと感じた。優勝に向けてやるべきことをやりたい」と言葉に力を込めた。

◆試合前の円陣で主砲の岡本和が「わっしょい」と声を張り上げれば、丸は一回の本塁打後に「最高の形で逆転できて良かったです! わっしょい、わっしょい」と球団を通じてコメントした。広島時代の2016年から5年連続でセ・リーグ優勝を経験する〝お祭り男〟が、力強くみこしの花棒に手をかけた。 丸は、東京五輪で金メダルを獲得した日本代表にも刺激を受けた。19年の国際大会「プレミア12」に続く自身の代表選出はならなかったが、同僚の坂本ら侍戦士の姿に「はつらつと素晴らしい野球をしていた。僕自身も初心を思い出してやろう」と奮い立ったという。 デーゲームに勝ち、ナイターで阪神が敗れれば4月1日以来の首位浮上となるはずだったが、この日はお預け。15日に再び奪首に挑む。まだ〝祭り〟は始まったばかり。原監督は「見事でした。非常に、いい役割をしたと思います」と、殊勲の丸を頼もしく見上げた。(樋口航) ★岡本トップ28号 丸の〝いじり〟に遭った岡本和は、八回に左中間へ駄目押しの28号ソロを放った。打った瞬間にスタンドインを確信する会心の当たりで、丸とのアベックアーチは今季6戦全勝と不敗神話を継続。「打てて良かったですし、何よりもチームが勝てたことがうれしい」と声を弾ませた。28本塁打、82打点は、ともにセ・リーグのトップ。逆転Vへ、4番も仕事を全うした。

◆巨人の新「ウグイス嬢」、山本菜月(やまもと・なつき)さんが、14日の巨人-中日(東京ドーム)で1軍デビューを果たした。42年ぶりに一般募集で採用された3人のうちの1人で、高橋みずきさん、小倉星羅さんに続いて無事初仕事を終えた。大学卒業後にフリーアナウンサーとして活動。学生時代には東京ドームでビールの売り子の経験もある。この日は祖父と母が来場していたといい、「もっと緊張すると思いましたが、すごく楽しくて幸せな一日になりました」と振り返った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
49343 0.590
(↑0.005)
-
(-)
57355
(+9)
316
(+3)
87
(+4)
72
(+1)
0.253
(↑0.002)
3.370
(-)
2
(-)
巨人
453210 0.584
(↑0.005)
1
(-)
56367
(+6)
308
(+1)
113
(+3)
52
(+1)
0.254
(↑0.001
3.400
(↑0.02)
3
(-)
ヤクルト
42329 0.568
(-)
2.5
(↓0.5)
59366
(-)
335
(-)
87
(-)
51
(-)
0.255
(-)
3.810
(-)
4
(-)
中日
324412 0.421
(↓0.006)
13.5
(↓1)
55252
(+1)
303
(+6)
50
(-)
42
(+1)
0.237
(-)
3.340
(↓0.02)
5
(-)
広島
314310 0.419
(↓0.006)
13.5
(↓1)
59310
(+3)
361
(+9)
62
(+2)
42
(-)
0.260
(↓0.001)
3.900
(↓0.04)
6
(-)
DeNA
314411 0.413
(-)
14
(↓0.5)
56344
(-)
403
(-)
85
(-)
18
(-)
0.261
(-)
4.480
(-)