1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | X | 8 | 9 | 1 | 3 |
勝利投手:髙橋 光成(8勝4敗0S) 敗戦投手:小島 和哉(5勝3敗0S) 本塁打 |
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◆西武は3回裏、中村の適時二塁打と呉の3ランで4点を奪い、先制に成功する。1点差とされて迎えた7回には、中村の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・高橋が7回4安打3失点の力投で今季8勝目。敗れたロッテは、先発・小島が試合をつくれなかった。
◆西武高橋光成投手(24)はロッテ戦通算7勝7敗の五分だが、球場別の勝敗はZOZOマリン6勝2敗、メットライフドーム1勝3敗、地方球場0勝2敗。本拠地でロッテに勝利したのは新人時代の15年8月23日の1度しかない。
◆西武は先発高橋が3回までパーフェクト投球。打線は3回、中村の適時打で先制。呉念庭が7号3ランを放ち4点リードに広げた。 4点を追うロッテは4回、マーティンが適時打で1点を返した。さらに2死二、三塁で安田の2点適時打で1点差に詰めよった。 西武は7回に中村の9号2ランで突き放した。逃げ切って3試合ぶりの勝利、高橋は8勝目。敗れたロッテは小島が3敗目を喫した。
◆今季の開幕投手を務めたロッテ二木康太投手(25)が、前半戦ラストゲームでリリーフ登板した。 井口資仁監督(46)が「総動員で」と予告していた通り、この日は初回からブルペンで待機。6回からキャッチボールを始め、3-6の8回裏に6番手で登板した。しかし先頭の西武呉念庭に四球を出すと、続く山川に13号2ランを浴びた。今季16本目の被本塁打となった。 二木がリリーフで登板するのは、17年10月10日の楽天戦で2イニングを投げて以来、自身4試合目。今季は前回登板までで13試合に先発し、4勝4敗だった。
◆西武高橋光成がリベンジを果たした。ロッテ先発の小島と高橋は13年に春と夏それぞれ甲子園優勝。昨季7月、68年ぶりの甲子園同年優勝投手対決が実現したが、敗れていた。前橋の実家に招待するほど仲がいい盟友が3回降板する中、3失点した4回以外はすべてパーフェクト投球。7回4安打3失点で8勝目を挙げ「ストライクゾーンでどんどん思い切って投げられた」と納得の表情だった。
◆西武中村剛也が"岡本バット"で9号2ランを放ち、食い下がるロッテを突き放した。7回に左翼席上段へ大きな1発。交流戦で拝借した巨人岡本和バットを、6月28日オリックス戦で本塁打が出てから使い続けており「1日1本、打とうと思って打席に入って、変な力みもなくいい感じできてた。やっぱりいいバッターはいいバットを使っているなと思って、使わせていただいています」と感謝した。
◆開幕5連敗を喫したロッテが、貯金3で前半戦を終えた。 ここまで12球団トップの384得点を挙げている。4月序盤の2戦連続16得点が効いている部分もある一方で、犠飛の増加も目立つ。昨季の19犠飛(120試合)は広島に次いで少ない数字だったが、今季は83試合終了時点で、西武と並んで12球団最多の29犠飛だ。中村奨が6本、レアードが5本、角中が4本をそれぞれ記録している。 井口資仁監督(46)は「今年のチームスローガンが『この1点を、つかみとる』ということで、そこに向けてキャンプからやってきたことがしっかりとシーズンに出ていると思います」と手ごたえを口にしつつ「欲を言えば、まだまだできることは前半戦でもいっぱいあったと思うので、後半戦にしっかり取れるところを取っていけば、チームとしてしっかり上にいけるなと思っています」と、さらなるきめ細かさを求めていた。
◆ロッテ・藤原恭大外野手(21)が4点を追う四回1死からの2打席目で西武先発・高橋から中前打を放った。今季2度目の出場選手登録を果たした7月3日から9試合にスタメン出場し、うち8試合で安打を記録した。 今季3年目の藤原は開幕から1軍でプレーし続けたが、不振のため4月22日に出場選手登録を抹消。2軍戦に出場しながら改めて鍛え直し、7月3日に再登録された。 7月3日の楽天戦(ZOZOマリン)から「2番・中堅」でスタメン出場。3日から14日の2打席目まで、打率・424(33打数14安打)、2本塁打、5打点と好成績を残している。
◆西武は三回に中村の適時二塁打と呉念庭の3ランで4点を先行し、4―3の七回に中村の2ラン、八回に山川の2ランで突き放した。高橋は7回を無四球の4安打3失点で8勝目。ロッテは小島が3回4失点と乱調で救援陣も崩れた。
◆ロッテは投手陣が要所で3本塁打を浴び、3位に転落した。小島が三回に1点を先制されてなお2死一、三塁で呉念庭に3ランを許し、1点差に追い上げて迎えた七回にはハーマンが中村に2ラン、八回は二木が山川に2ランを許した。井口監督は「耐える力がなかった」と悔やんだ。 それでも前半戦を37勝34敗12分けと勝ち越して終え、後半戦は2・5ゲーム差で追う首位オリックスとの対戦で始まる。井口監督は「最初から飛ばしていかないと。しっかりと合わせていきたい」と意気込んだ。
◆西武の中村が2試合連発となる9号2ランを放ち、勝利に貢献した。1点差に追い上げられて迎えた七回2死二塁で、ハーマンの内角高めの速球を振り抜き左翼席へ運んだ。特大の一発を「当たりもすごくよかったし、いい場面で打てた」と自画自賛した。 三回2死一塁では右中間へ先制二塁打を放ち12試合連続安打。交流戦で巨人の岡本和にもらったバットを使用しており「あまり使ってなかったけど、ふとした時に使ったらホームランを打って、そこからずっと使っている。やっぱりいいバッターはいいバットを使っているな」と笑った。 辻監督は「先制タイムリーも素晴らしかったし、3点取られていたので本当に感謝感謝の2ランでした」と目尻を下げた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
42 | 34 | 11 | 0.553 (↓0.007) | - (-) |
56 | 361 (+2) | 315 (+6) | 84 (-) | 28 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.380 (↓0.04) |
2 (1↑) |
楽天 |
41 | 36 | 11 | 0.532 (↑0.006) | 1.5 (↑1) |
55 | 339 (+4) | 328 (+2) | 71 (+1) | 29 (-) |
0.244 (↓0.001) | 3.580 (↑0.02) |
3 (1↓) |
ロッテ |
37 | 34 | 12 | 0.521 (↓0.008) | 2.5 (-) |
60 | 384 (+3) | 352 (+8) | 81 (-) | 74 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.980 (↓0.06) |
4 (-) |
ソフトバンク |
37 | 37 | 14 | 0.500 (↓0.007) | 4 (-) |
55 | 353 (+2) | 301 (+4) | 78 (+1) | 53 (+1) |
0.249 (-) | 3.290 (-) |
5 (-) |
西武 |
33 | 38 | 14 | 0.465 (↑0.008) | 6.5 (↑1) |
58 | 321 (+8) | 356 (+3) | 71 (+3) | 61 (-) |
0.246 (↑0.001) | 4.020 (↑0.03) |
6 (-) |
日本ハム |
30 | 42 | 9 | 0.417 (↑0.009) | 10 (↑1) |
62 | 248 (+6) | 322 (+2) | 46 (-) | 39 (+1) |
0.232 (↑0.001) | 3.610 (↑0.02) |
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