日本ハム(☆6対2★)オリックス =リーグ戦13回戦(2021.07.14)・帯広の森野球場=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:河野 竜生(2勝1敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(5勝5敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは1点を追う6回裏、野村の2点適時打で逆転に成功する。続く7回には、西川、高濱、近藤の3者連続適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、2番手・河野が今季2勝目。最後は帯広市出身の杉浦が締めた。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、日本ハム13回戦のスタメンを外れた。 試合前の打撃練習は行ったが、先発メンバーに名前はなかった。3番には三塁の宗が入り、左翼には2番で佐野皓が入った。吉田正はここまでチームの全試合でスタメン出場を続けていた。

◆日本ハムは加藤、オリックスは田嶋が先発。序盤3回まで、加藤は1安打無失点4奪三振、田嶋は1安打無失点3奪三振の好投。 オリックスは1点を追う5回、T-岡田と若月の右犠飛で逆転。日本ハムは6回、野村の左前2点適時打で再逆転。 日本ハムは終盤に突き放し、前半戦最終戦を白星で締めた。2番手河野が2勝目。オリックスは、田嶋が6回3失点で5敗目。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、日本ハム13回戦のスタメンを外れた。 試合前の打撃練習は行ったが、先発メンバーに名前はなかった。3番には三塁の宗が入り、左翼には2番で佐野皓が入った。吉田正は18年から3年連続で全試合出場を続け、今季はここまで全試合でスタメン出場を続けていた。スタメンを外れたのは昨年11月6日日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来で、その試合は左翼守備で途中出場した。 吉田正は9回、先頭・松井雅の代打で登場。日本ハム杉浦の前に二ゴロに倒れた。

◆侍ジャパンメンバーの日本ハム近藤健介外野手が、前半戦最後の試合を8試合ぶりの適時打で締めくくった。 1安打1打点2四球と持ち味を発揮。球宴後に代表チームに合流予定で「勝つために、当たり前のことだけど、声をしっかり出せたら」。稲葉監督からは日の丸のムードメーカーに指名されており、大声で代表チームを勝利に導く。

◆日本ハム杉浦稔大投手(29)が、地元・帯広凱旋(がいせん)登板を果たした。14日、オリックス13回戦の9回に登板。帯広大谷時代まで育った地で、1回1安打無失点と好投し、チームの前半戦白星締めに貢献した。30勝42敗9分けの6位で折り返し。後半戦での巻き返しへ、守護神のさらなる活躍が期待される。この日一番の拍手を、杉浦は一身に浴びた。4点リードの9回。守護神として初めての故郷のマウンド。1安打無失点で締めると、4444人の観衆が沸き上がった。ヒーローインタビューでは「ただいま」と興奮気味に声を張り上げた。「お膳立てしてもらった感じです」と笑みをこぼしながら「その上で、しっかり地元の人の前で良い姿を見せられて良かった」と喜んだ。 心強い応援団が、杉浦を囲んでいた。妻の元テレビ東京アナウンサー紺野あさ美さんら家族、親戚一同23人が集結。三塁側ボールボーイは、北見市に住む会社員の弟・大介さん(27)が務めていた。「変な姿は見せられない」。5人姉弟の長男としても力が入った。 先発で登板した過去の故郷での悔しさを晴らした。ヤクルトから交換トレードで加入した18年は、3回もたず4失点でKO。19年は6回4失点(自責2)で敗戦投手となっていた。今回は抑えの重圧も背負っての登板で、成果を上げた。「後半戦にしっかり生かせるように」と弾みを付ける。 栗山監督は「何点差でもいってもらうと決めていた。いい形でいってもらえて良かった」と一緒になって喜んだ。前半戦ラストゲームを白星で飾った。借金12は重くのし掛かるが、後半戦は最下位からの反攻を誓う。栗山監督は先発ローテ再編を示唆しながら、打線は「誰かもっと打つはず」と期待した。 「北海道のファンの皆さんが悲しい思いをした分だけ、必ずなにか喜んでもらえる試合が多くなるはず。もう1回開幕出来ると思ってしっかりやります」と指揮官。故郷のファンを笑顔にした杉浦を筆頭に、後半戦は白星で声援に応えていく。【田中彩友美】

◆オリックス吉田正尚外野手(28)が14日、日本ハム13回戦(帯広)で今季初めてスタメンを外れた。試合前の打撃練習は行ったが、左翼守備から出場した昨年11月6日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来の控えとなった。9回に代打で登場し、18年から続く全試合出場は保たれた。先発を外れた理由について、中嶋監督は「言えません」と詳細を明かさなかったが、疲労などを考慮したようだ。球宴、東京五輪などには予定通り参加する。

◆オリックスは7年ぶりの2桁貯金での首位ターンを逃した。先発田嶋が4回に野村に先制打、6回2死二、三塁で逆転打を許した。野村には今季2試合で5打数4安打と打ち込まれ「6回のところを踏ん張りきれなかったことは反省しないといけない」と悔やんだ。野村の次打者・万波を3打席連続三振に抑えていただけに、中嶋監督は「勝負どころですね。もちろん次の打者のことも頭に入ってるんだろうけど、すっと入ってしまう。後半の大事なところになったときに痛い目にあう。一生懸命に投げているのは分かってるけど」と嘆いた。試合のヤマ場でどの相手でアウトを取るのかを含めて再考を求めた。 ▽オリックス中川颯(7回2死一塁から1軍初登板し、8回途中まで投げて無失点)「いい経験になりました。いいところも悪いところもありましたが、楽しかったし、いろいろ勉強になりました」

◆"マー君攻略"が課題!? 東京五輪の侍ジャパンに追加招集された日本ハム伊藤大海投手(23)が抱負を語り、駒大苫小牧の先輩、楽天田中将との共闘を誓った。 稲葉監督からは、中継ぎ起用が中心になると通達されている。田中将との継投が楽しみの1つとなるが、偉大な先輩の名前が出ると何故かモジモジし「(マー君に)少しでも興味を持ってもらえるようにアピールしていきたいと思います」。まずは、日の丸エースのハートを射止める。 日本ハムでは先発ローテとして定着も、苫小牧駒大時代には大学ジャパンで抑えを経験。「(大学時代とは)全然違った舞台になるが、思い切って1イニングを投げる部分や、試合の流れを見ながら肩を作る部分はいい経験になったので生かせたら」と、与えられた役割を全うするつもりだ。 "24人目の侍"として、代表に滑り込んだ。他のメンバーに比べ「誰よりも田舎育ち」と胸を張って笑顔だ。北海道鹿部町出身の右腕は、ちゃめっ気たっぷりに「注目されるところで結果を出す自信はある。金メダルを目指して、成長してチーム(日本ハム)に戻って来たい」。"田舎魂"で世界に挑む。【中島宙恵】

◆先発した日本ハム・加藤貴之投手(29)は5回4安打2失点の内容で、1点のリードを許した場面で降板した。 「序盤はリズム良く投げられましたが、点を取ってもらった後に粘り切れませんでした。野手が取ってくれた先制点を守り切ることができず悔しい気持ちです」 一、二回は3者凡退で切り抜けるなど持ち前のテンポのいいリズムで四回まで無失点で切り抜けたが、味方に先制点をもらった直後の五回に捕まった。 先頭から2連打で無死二、三塁のピンチを背負うと、後続に2本の犠飛を浴びて逆転を許し、この回を持って66球でマウンドを降りた。

◆「6番・三塁」日本ハム・野村佑希内野手(21)が、1点ビハインドの六回2死二、三塁の好機に逆転2点打を放った。 「(打ったのは)スライダー。先輩方がつないでくれたチャンスだったので食らいつく気持ちで行きました。追い込まれていましたがしっかり捉えることができてよかったです」 フルカウントから左腕・田島のスライダーをうまく捉え左前に運ぶ逆転打とした。 四回にも先制打をマークすると守備でも華麗なプレーを見せ、この日は攻守で存在感を発揮した。

◆日本ハムは1―2の六回に野村の2点適時打で逆転し、七回に西川、高浜、近藤の3連続適時打で3点を奪い突き放した。加藤が5回2失点で粘り、2番手の河野が2勝目を挙げた。オリックスは投手陣が要所で踏ん張れなかった。

◆オリックスの田嶋はリードを守り切れずに降板し、6回3失点で5敗目を喫した。2―1の六回2死二、三塁で野村に逆転の2点適時打を浴び「踏ん張り切れなかったことは反省しなければいけない」と自らを責めた。 野村には四回にも適時二塁打を許したが、次打者の万波からは2打席連続で空振り三振を奪っていた。一塁が空いていただけにフルカウントからの球がやや甘く入ったのが悔やまれた。中嶋監督は「やってもらわないと困る投手。もったいない」とレベルアップを求めた。

◆オリックスはオールスター前の最終戦に敗れたものの、前半戦を2014年以来となる首位で終えた。6月には37年ぶりの11連勝を飾るなど快進撃が続く中、中嶋監督は「順位は全く気にしていない。いい部分はいいが、悪い部分の方が気になる」と表情を引き締めた。 4番に定着した杉本や、2年目で遊撃の定位置をつかんだ紅林ら戦力の底上げが好調の要因。中嶋監督は特定の選手の名を挙げることはせず「誰ひとりでも欠けたら怖い。全員が全員、いい」とチームの成長に目を細めた。

◆日本代表に選ばれている日本ハムの近藤は東京五輪前最後の打席で適時打を放った。5―2の七回2死三塁で代わったばかりの左腕、斎藤の甘い変化球を右前に運び「しっかり捉えることはできなかったが、チャンスで一本出て良かった」とうなずいた。 五輪本番でも勝負どころでの一打や出塁を期待されている。送り出す栗山監督は「金メダルはわれわれの悲願。重圧はかかると思うが、しっかりやってくれると信じている」と話した。

◆球宴前の最終戦に敗れたが、オリックスは前半戦を2014年以来7年ぶりとなる首位で終えた。6月には阪急時代の1984年以来37年ぶりの11連勝をマークするなど快進撃を見せたが、中嶋監督は「順位は全く気にしていない。いい部分はいいが、悪い部分の方が気になる」と冷静に分析した。 チーム力は確実にアップした。投手陣では高卒2年目の宮城がエースの山本に並びリーグトップの9勝。救援陣もベテランの平野佳を軸に漆原やK─鈴木、富山、張奕ら若手に経験を積ませ、能力を伸ばしてきた。 打線は6年目の杉本が主軸に定着。ともに33歳で日本人野手最年長コンビのT─岡田と安達が縁の下の力持ちとなり、高卒2年目で正遊撃手の座をつかんだ紅林に、13日の日本ハム戦(釧路)ではD3位・来田(明石商高)が、プロ初打席初球本塁打の鮮烈デビュー。この日も同4位・中川颯(立大)が1回無失点と1軍初登板を果たした。 後半戦につながる新戦力も発掘。中嶋監督は特定の選手の名は挙げず「誰ひとりでも欠けたら怖い。全員が全員いい」とチーム一丸を強調。総力を挙げて、残りのシーズンを駆け抜ける。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
423411 0.553
(↓0.007)
-
(-)
56361
(+2)
315
(+6)
84
(-)
28
(-)
0.253
(↓0.001)
3.380
(↓0.04)
2
(1↑)
楽天
413611 0.532
(↑0.006)
1.5
(↑1)
55339
(+4)
328
(+2)
71
(+1)
29
(-)
0.244
(↓0.001)
3.580
(↑0.02)
3
(1↓)
ロッテ
373412 0.521
(↓0.008)
2.5
(-)
60384
(+3)
352
(+8)
81
(-)
74
(-)
0.250
(↓0.001)
3.980
(↓0.06)
4
(-)
ソフトバンク
373714 0.500
(↓0.007)
4
(-)
55353
(+2)
301
(+4)
78
(+1)
53
(+1)
0.249
(-)
3.290
(-)
5
(-)
西武
333814 0.465
(↑0.008)
6.5
(↑1)
58321
(+8)
356
(+3)
71
(+3)
61
(-)
0.246
(↑0.001)
4.020
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
30429 0.417
(↑0.009)
10
(↑1)
62248
(+6)
322
(+2)
46
(-)
39
(+1)
0.232
(↑0.001
3.610
(↑0.02)