巨人(★6対14☆)ヤクルト =リーグ戦11回戦(2021.07.13)・東京ドーム=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:奥川 恭伸(4勝2敗0S)
敗戦投手:サンチェス(5勝5敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(25号・2回表ソロ),吉田 大成(1号・2回表ソロ),サンタナ(6号・2回表ソロ),山田 大樹(25号・4回表3ラン),オスナ(8号・5回表ソロ),サンタナ(7号・5回表ソロ),村上 宗隆(26号・8回表2ラン)

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◆ヤクルトは1点を追う2回表に村上、吉田大成、サンタナのソロなどで4点を挙げ、逆転に成功する。その後も山田、オスナに本塁打が飛び出すなど、一発攻勢で14得点を挙げた。投げては、先発・奥川が6回3失点の好投で今季4勝目。敗れた巨人は、投手陣が崩壊した。

◆ヤクルト奥川恭伸投手(20)は交流戦終了時に2勝2敗、防御率5・45だったが、6月18日のリーグ戦再開後は2試合で1勝0敗、防御率0・64。 失点は梅野(阪神)から浴びたソロ本塁打だけで、適時安打を許していない。

◆東京五輪ドミニカ共和国代表の巨人エンジェル・サンチェス投手(31)が、日本代表のヤクルト村上の1発から崩れ、2回5安打4失点でKOされた。 1点リードの2回無死、フルカウントからのチェンジアップを右翼席へ。リーグトップの巨人岡本和に1本差に迫られる25号ソロを浴びた。 1死後には、吉田成にプロ初本塁打を右翼席に運ばれ、次打者のサンタナにも左翼席にソロを被弾。2死から投手の奥川へ四球を与え、塩見の適時二塁打で4点目を失った。 巨人の投手の1イニング3被弾は、19年4月25日のヤクルト戦の菅野(青木、山田哲、バレンティン)以来だった。

◆巨人高梨雄平投手が、29歳のバースデー登板で1回を無失点に抑えた。 8点ビハインドの9回に登板。2死から古賀に四球を許したが、吉田成を空振り三振、渡辺を二飛、宮本を左飛に抑えた。大差をつけられた中でも、自らの役割を果たし、スタンドから拍手が送られた。今季は34試合に登板し、2勝1敗、防御率2・08と安定した投球でリリーフ陣を支える。

◆巨人が屈辱の7被弾でヤクルトに大敗し、連勝が2で止まった。先発のサンチェスが2回に1イニング3被弾で2回4失点でKO。2番手の桜井も3被弾で3回5失点と打ち込まれた。 8回にはデラロサが村上にこの試合2本目、リーグトップの岡本和に並ばれる26号2ランを許すなど4失点。東京ドームの7被弾は球団史上初だった。今季ワースト、18年6月26日の広島戦(マツダ)以来3年ぶりの14失点で敗れた。

◆巨人投手陣が、8回までにヤクルト打線にチーム20年ぶりとなる7本塁打を浴びた。 2回に先発サンチェスが村上、吉田成、サンタナと1イニング3発を許すと、4回は2番手桜井が山田に25号3ランを献上。5回はオスナに続き、サンタナにこの試合2本目の7号ソロを浴び、とどめは8回に村上に2発目となる26号2ランを許した。本塁打争いでトップを走ってきた岡本和は、直接対決で並ばれた。 巨人が7本塁打を許すのは、01年9月1日の広島戦以来で、当時は狭い広島市民球場だった。本拠地東京ドームでの被本塁打7本は球団史上初となった。 ▼巨人の1試合最多被本塁打は1リーグ時代の49年4月26日大映戦の8本で、7本以上は01年9月1日広島戦以来5度目。本拠地球場で7被本塁打は後楽園球場時代の68年8月21日大洋戦以来2度目となり、東京ドームでは初の屈辱。

◆巨人は1回に丸の中犠飛で先制。ヤクルトは2回に村上、吉田成、サンタナの3本塁打、塩見の適時二塁打で4点を奪った。 ヤクルトは4回に山田の25号3ラン、5回はオスナ、サンタナのソロで追加点を挙げた。先発奥川は6回まで6安打3失点。 ヤクルトは8回、村上のこの日2本目の26号2ランなどで4点追加。奥川は4勝目。巨人は投手陣が7被弾。連勝が2で止まった。サンチェス5敗目。

◆巨人が、三塁塁審の思わぬ"アシスト"で、ピンチ拡大をまぬがれた。 3点を追う3回1死一塁。ヤクルトの5番オスナが放った三塁線への強烈な打球に、三塁手の岡本和が何とか追い付くも、差し出したグラブに当てて、ボールを大きくはじいた。 左翼線へ転がれば長打となるのは確実だったが、はじいた打球は三塁塁審の福家の胸を直撃。 はね返ったボールを岡本和が捕球し、単打にとどめた。一塁走者の山田も二塁でストップ。 ピンチ拡大を防ぐと、1死一、二塁から巨人2番手の桜井が後続を抑え、無失点で切り抜けた。

◆巨人丸佳浩外野手(32)が、ヤクルトに大差をつけられる中、ファインプレーでスタンドを沸かせた。 11点ビハインドの8回2死、オスナの左中間への大飛球を懸命に追いかけ、フェンスに激突しながら捕球した。 ヤクルトからはリクエストされたが、判定は覆らず、大きな拍手を浴びながら、ベンチに引き揚げた。

◆巨人桜井俊貴投手(27)が、ヤクルト打線の勢いにのみ込まれ、3被弾でリードを広げられた。 先発サンチェスの後を受け、2番手で登板。2イニング目の4回2死一、二塁から、東京五輪日本代表の山田に25号3ランを浴び、5回にもオスナ、サンタナにソロを許した。 サンチェスが2回に村上、吉田成、サンタナから3被弾。桜井も3被弾で、5回までに計6発を浴びた。

◆巨人の新ウグイス嬢、小倉星羅(せいら)さん(35)が、ヤクルト戦で1軍デビューした。 巨人は今季、42年ぶりにウグイス嬢を一般募集。採用された3人のうち、6月1日の西武戦(東京ドーム)でデビューした高橋みずきさん(31)に続き、2人目となった。 小倉さんは神奈川県出身。弟が高校球児だったことから野球に興味を持ち、大学卒業後は千葉テレビ、広島テレビでアナウンサーを務め、野球を中心にスポーツ番組のキャスター、MC、リポーターなどを数多く経験した。現在、大学院でスポーツジャーナリズムを学んでいる。 2月の採用後は研修を経て、ジャイアンツ球場で2、3軍戦計19試合でアナウンスをこなし、この日の1軍デビューとなった。 「球場やテレビを見ている人々に『やっぱり野球はいいな』と思ってもらえるようなアナウンスができるよう頑張っていきたいと思います」と話していた。

◆ヤクルト打線が7発と爆発し、大勝した。村上は今季25、26号を放ち、2本差をとされていた巨人岡本和に並んだ。先発奥川は6回6安打3失点で今季4勝目。巨人戦初先発で初勝利を挙げた。巨人が7本塁打を許すのは、01年9月1日の広島戦以来で、本拠地東京ドームでの被本塁打7本は球団史上初となった。

◆巨人が20年ぶりに7本塁打を許す大敗を喫した。 2回に先発サンチェスが村上、吉田成、サンタナにチーム2年ぶりとなる1イニング3本塁打を許すと、つぎ込んだ投手陣が次々とスタンドに運ばれた。 原辰徳監督(62)は「やっぱり先発ピッチャーがね。リリーバーっていうのは1イニングとか1アウトっていう中で役割を持たせているわけだから。長いイニングとか、あるいは早いイニングでマウンドに上がるのはね。それでもしっかり抑えるというのはあるんだろうけども。先発ピッチャーが何とかゲームを作るということが必要ですね」と言った 2番手に送り込んだ桜井は、4回に山田に3ランを献上。6回にはオスナ、サンタナにもソロを許した。 サンチェス、桜井が3本塁打ずつ浴びると、8回は田中豊が村上にこの試合2本目となる26号2ランを許した。リーグ1位の岡本和は直接対決で並ばれた。 本拠地東京ドームで7本塁打を浴びるのは、球団史上初。本拠地以外では、広島市民球場で行われた01年9月1日の広島戦以来となった。 14失点は3年ぶり。 指揮官は「打たれようとしているわけじゃないしね。どっかに次につなげるということはね。1人1人が、あるいはチームも。これは必要なことでしょうね」と言った。

◆巨人宮本投手チーフコーチ(57)が、チーム20年ぶりとなる7被弾での大敗を猛省した。 「投手として、一番いけないのはホームランを打たれること、フォアボールの2点。これは僕は投手のエラーだと思います」と指摘。「その中で今日、7本打たれてしまったことは、我々も反省しなくてはいけない」と話した。 先発のサンチェスには苦言を呈した。2回に1イニング3被弾で、2回4失点でKO。今季は5勝5敗ながら、防御率4・68と安定感を欠く投球に、同コーチは「残念ながら、今の防御率にしても、成績にしても1軍のレベルに今はないかなと。2軍にいってもらいます」と降格を決めた。

◆ヤクルトが9回では球団タイ記録となる7本塁打で快勝した。 1点先取されるも、村上宗隆内野手(21)の25号ですぐ同点とすると、この回3発。3番から7番の先発打者5人がアーチをかけ、村上とドミンゴ・サンタナ外野手(28)は2発打った。1試合7発は、延長戦で8発を記録した07年7月の広島戦(神宮)以来。9回までなら同試合に並んで球団史上最多となった。巨人戦の連敗は4で止まり、首位と3・5ゲーム差に。高津臣吾監督(52)は「ここまで点を取るとは正直思わなかった。長打が目立つけど、四球やつなぎがよくできた」と話した。

◆ヤクルト奥川恭伸投手が初めての東京ドーム、初めての巨人戦で4勝目を挙げた。 坂本から変化球で2つの空振り三振を奪うなど、6回を6安打7奪三振3失点。「上位はずっとテレビで見ていたような方だったので意識しました。たくさん点を取ってもらって、どんどんストライクゾーンで勝負できた」と大量援護に感謝。3試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)をクリアした。

◆巨人が屈辱の7被弾でヤクルトに大敗し、連勝が2で止まった。先発サンチェスが2回に1イニング3被弾で2回4失点でKO。2番手の桜井も3被弾で3回5失点と打ち込まれた。 8回にはデラロサが村上にこの試合2本目、リーグトップの岡本和に並ばれる26号2ランを許すなど4失点。東京ドームの7被弾は球団史上初だった。7被弾の詳細は以下の通り。 ◆村上25号ソロ(2回無死、投手はサンチェス) 1球目 外角147キロの直球はボール 2球目 外角147キロの直球でストライク 3球目 外角低め126キロの変化球でストライク 4球目 外角137キロのスプリットでファウル 5球目 内角低め148キロの直球はボール 6球目 外角低め138キロのスプリットを右翼席へ運ばれる ? ◆吉田成1号ソロ(2回1死、投手はサンチェス) 1球目 外角低め127キロの変化球でストライク 2球目 外角低めスプリットはボール 3球目 外角147キロの直球はボール 4球目 外角126キロの変化球でストライク 5球目 外角低め149キロの直球でファウル 6球目 外角151キロの直球でファウル 7球目 外角131キロのスライダーでファウル 8球目 内角149キロの直球はボール 9球目 内角148キロの直球を右翼席へ運ばれる ? ◆サンタナ6号ソロ(2回1死、投手はサンチェス) 1球目 内角高め126キロのカーブはボール 2球目 内角低め140キロのスプリットを左翼席に運ばれる ? ◆山田25号3ラン(4回2死一、二塁、投手は桜井) 1球目 外角低め141キロはボール 2球目 内角141キロのシュートでストライク 3球目 内角高め140キロのシュートを左翼席に運ばれる ? ◆オスナ8号ソロ(5回無死、投手は桜井) 1球目 外角カットボールでストライク 2球目 外角低め141キロの直球はボール 3球目 真ん中低め140キロの直球を左中間席に運ばれる ? ◆サンタナ7号ソロ(5回1死、投手は桜井) 1球目 外角低め118キロのスライダーでファウル 2球目 内角低め139キロのシュートでファウル 3球目 外角118キロのスライダーを右翼席に運ばれる ? ◆村上26号2ラン(8回2死二塁、投手はデラロサ) 1球目 内角低め137キロのカットボールはボール 2球目 外角高め122キロのカーブでストライク 3球目 真ん中高め151キロの直球を左中間席に運ばれる

◆久しぶりの一発!! ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が、1点を追う二回先頭で右中間席へ25号ソロ。若き主砲の一振りが、打線に火をつけた。 「追い込まれていたので、何とか食らいついて打ちました。うまく拾うことができました」 相手の先発右腕、サンチェスが投じた外角へのフォークに体勢を崩されながらも、上半身と下半身の回転で運んだ。6月30日の阪神戦(甲子園)以来、10試合ぶりで、7月は初めてのアーチ。東京五輪日本代表「侍ジャパン」のメンバーにも選出されている村上の一撃から、この回一挙4点を入れた。

◆1―1と同点の二回1死。ヤクルト・吉田大成内野手(26)が、右翼席最前席へ飛び込むプロ1号ソロを放った。 「今日は父の誕生日なので、良いところを見せたかったです。テレビで見ていると思うので、良いところを見せられたと思います」 またも、感謝の思いをバットに込めた。先発右腕、サンチェスがやや内角に投じた148キロの直球を振り抜き、プロ通算83打席目で待望の一発。母の誕生日である6月23日のイースタン・リーグ、巨人戦(ジャイアンツ球場)では右越え満弾を放っており、両親の誕生日を祝うアーチとなった。

◆巨人の新ウグイス嬢・小倉星羅(おぐら・せいら)さん(35)が1軍デビューを果たした。 42年ぶりの一般募集で今季採用された3人のうち、6月1日の西武戦(東京ドーム)でデビューした高橋みずきさん(31)に続く2人目。場内に心地よいアナウンスを響かせた。 小倉さんはジャイアンツ球場で2、3軍戦計19試合でのアナウンスをこなし、1軍の舞台を迎えた。「球場やテレビを見ている人々に『やっぱり野球はいいな』と思ってもらえるようなアナウンスができるよう頑張っていきたいと思います」と話していた。 小倉さんは神奈川県出身。弟が高校球児だったことから野球に興味を持ち、大学卒業後は千葉テレビ、広島テレビでアナウンサーを務め、野球を中心にスポーツ番組のキャスター、MC、リポーターなどを数多く経験した。現在、大学院でスポーツジャーナリズムを学んでいる。

◆心機一転のアーチ!! ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(28)が1点リードの二回1死から、左翼席への6号ソロを放った。 相手の先発右腕、サンチェスが投じたスプリット・フィンガード・ファストボールを捉え、5月29日のオリックス戦(京セラ)以来、約1カ月半ぶりとなる一発に「ヒサシブリ、キモチイイ」と笑顔。4月の来日以降、蓄えてトレードマークとなっていたひげをそって臨んだ一戦の第1打席で、早速結果を残した。

◆ヤクルトが3点リードの四回2死一、二塁。山田哲人内野手(28)が、左中間席への25号3ランを放った。 2番手右腕、桜井が投じたシュートを捉え「さらに追加点が欲しい場面だったので、打つことができて良かったです」。東京五輪野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーにも選ばれている山田。ともに日の丸を背負う21歳の若き主砲・村上は二回先頭で右中間席へ25号ソロを放っており、〝侍アベック弾〟でリードを大きく広げた。

◆ヤクルトが7本塁打で快勝した。0―1の二回に村上、吉田成、サンタナのソロなどで4点を奪い逆転。その後も山田の3ランや八回に村上の26号2ランなどで加点した。奥川は6回3失点で4勝目。巨人は3年ぶりに14失点を喫した。

◆ヤクルトが7本塁打で快勝した。0―1の二回に村上、吉田成、サンタナのソロなどで4点を奪い逆転。その後も山田の3ランや八回に村上の26号2ランなどで加点した。 6回3失点で4勝目を挙げた奥川はヒーローインタビューで、「野手の皆さんにリズムをつくっていただいた。すごく投げやすいリズムの中で投げさせてもらえた。なんとかゲームをつくることができました」と笑顔だった。 初めての巨人との対決には「名前のある選手が多かったので意識した部分はあったんですけど。なんとか頑張ろうと思って投げました」と語り、「特に意識した選手は?」と問われると、「上位に入っている選手は僕がずっとテレビで見ていた選手だったので、すごく意識しました」と振り返った。東京五輪代表の巨人・坂本勇を3打席ノーヒットに抑えたことには、「たまたま」と謙遜。後半戦へ向けて「チームの力になれるように頑張りたい」と活躍を誓った。

◆2位の巨人は3位・ヤクルトに大敗。先発のサンチェス、2番手・桜井が3被弾、八回に登板したデラロサが村上にこの日2本目の26号2ランを許し2001年9月1日の広島戦(広島)以来20年ぶり、本拠地史上初の7被本塁打で今季ワーストの14失点を喫した。原辰徳監督(62)が振り返る。 ――7被本塁打 「やっぱり先発ピッチャーが何とかゲームを作るということが必要ですね。リリーバーは1イニングとか1アウトという中で役割を持たせているわけだから。長いイニングとか、あるいは早いイニングでマウンドに上がるのはね。それでもしっかり抑えるというのはあるんだろうけども」 ――相手打線を勢いづけた 「ピッチャーに四球を出してそのあと長打というのはさ。何て言うかな、反省するところはたくさんあるよね」 ――14失点は3年ぶり 「あ、そうですか。それはね、打たれようとしているわけじゃないしね。どこかに『次につなげる』ということは1人1人、あるいはチームも。これは必要なことでしょうね」 ――そんな中で岡本は3安打 「最後に外野フライを打てればもう1打点だけどね。まあまあ、打撃は簡単じゃないということですよ。『バッティングは』じゃないな、『野球は』だな」 ――若手にアピールを求めたいところではあったが 「いやいや、ベストを尽くしてね。簡単じゃないんだよ、やっぱり」

◆ヤクルトは先発野手全員安打となる14安打14得点、球団記録の1試合7本塁打(9回に限る)で快勝し、2カ月連続で月間勝ち越しを決めた。村上宗隆内野手(21)が二回に25号ソロ、八回に巨人・岡本に並ぶリーグトップの26号2ラン。先発の奥川恭伸投手(20)は巨人戦初登板で6回6安打3失点と粘投し、4勝目(2敗)を挙げた。高津臣吾監督(52)の主なコメントは以下の通り。 ――打線が奮起した 「ジャイアンツとやるときはよく失点してしまい、打ち負けるというか、投げ負けるというか、やはりある程度点を取らないと難しいとは思っていました。ここまで取るとは正直思っていませんでしたけど、フォアボールであったり、つなぎというところがよくできた打線だったと思います」 ――球団記録に並ぶ1試合7本塁打 「ここ何試合かなかなか打線が点を取れなくて、先発を崩せなくてという試合が多くて、少し心配していたんですけど、続けることが一番ですね。明日はピッチャーも代わりますし、全く同じようには絶対いかないと思うので、こうやって点を取った後でもしっかり反省と、予習と、というのをしていきたい」 ――村上が2本塁打 「きょうは本当に練習から状態がいいと思いました。よく振れているし、本人の中で打席で迷うところも多少これまであったのかなと思いますけど、やはり4番なので、力強いスイングで力強い球が飛ばせるようになってきてほしいなと。今日に関してはよく打ったと思います」 ――奥川が粘投 「これで彼の前半戦は終わったんですけど、ある程度の形にはなってきたかなと。前半戦はいい成長をしてきたと思うので、後半、次の試合、来年以降につながる登板を重ねていってほしいと思います」 ――14日は前半戦最後の試合 「ぜひいい戦いをしたいなと思います」

◆爆勝で7月勝ち越し!! セ・リーグ3位のヤクルトは13日、同2位の巨人11回戦(東京ドーム)に14―6で勝利し、ゲーム差を1・5に縮めた。東京五輪日本代表の村上宗隆内野手(21)が二回に同点ソロ、八回にリーグトップに並ぶ26号2ラン。打線は球団タイ記録の1試合7本塁打を放った。奥川恭伸投手(20)は巨人戦初登板で6回3失点と好投し、4勝目(2敗)を挙げた。 東京五輪の〝予行演習〟だった。二回先頭。日本代表の村上が、サンチェスから右中間席へ25号ソロをたたき込んだ。 「フォークボールが甘く入ってきたので、うまく拾うことができた」 6月30日の阪神戦以来、10戦ぶりの7月初本塁打。サンチェスは日本代表が28日の初戦(福島県営あづま球場)で戦うドミニカ共和国代表。「勝つことだけを意識していた」としたが、八回にはデラロサから岡本和(巨人)と並ぶリーグトップの26号2ランと勢いに乗った。 最近9試合は35打数4安打(打率・114)と低迷。手を差し伸べてくれたのが、侍の大先輩だった。10日の広島戦後、2008年の北京五輪に出場した青木と野球談義を交わし、翌11日には投球マシンを打ち込む姿を見てもらった。〝青木の考え〟に耳を傾けながら自身の感覚を合わせ「結果につながったので良かった」とうなずいた。 山田も四回に25号3ランを放つなど、球団記録に並ぶ1試合7本塁打。先発野手全員安打、14安打14得点の打線の中心には村上がいる。チームは2カ月連続で勝ち越しを決めた。「いいきっかけにしていけたら」と村上の頬が少し緩んだ。(赤尾裕希)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
48323 0.600
(↓0.008)
-
(-)
60340
(+2)
300
(+8)
81
(+1)
70
(-)
0.252
(-)
3.310
(↓0.06)
2
(-)
巨人
433110 0.581
(↓0.008)
2
(-)
59350
(+6)
294
(+14)
108
(-)
51
(+1)
0.251
(-)
3.360
(↓0.13)
3
(-)
ヤクルト
41329 0.562
(↑0.006)
3.5
(↑1)
61355
(+14)
328
(+6)
86
(+7)
50
(-)
0.254
(↑0.002
3.770
(↓0.03)
4
(-)
中日
324112 0.438
(↓0.006)
12.5
(-)
58249
(+3)
291
(+8)
49
(+2)
41
(-)
0.239
(-)
3.320
(↓0.06)
5
(-)
広島
294210 0.408
(↑0.008)
14.5
(↑1)
62296
(+8)
349
(+3)
58
(+1)
40
(+1)
0.261
(↑0.002)
3.920
(↑0.01)
6
(-)
DeNA
304411 0.405
(↑0.008)
15
(↑1)
58340
(+8)
400
(+2)
84
(+1)
18
(-)
0.261
(↑0.002)
4.500
(↑0.03)