楽天(☆9対3★)西武 =リーグ戦12回戦(2021.07.11)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:酒居 知史(2勝1敗0S)
敗戦投手:十亀 剣(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(12号・5回表2ラン)
【楽天】鈴木 大地(5号・7回裏3ラン),炭谷 銀仁朗(1号・8回裏3ラン)

  DAZN
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◆楽天が快勝。楽天は2点ビハインドで迎えた6回裏、1死二三塁から岡島の適時二塁打で2点を奪い、試合を振り出しに戻す。続く7回には、鈴木大の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・酒居が今季2勝目。敗れた西武は、投手陣が振るわなかった。

◆巨人からトレードで楽天に加入した炭谷銀仁朗捕手(33)が移籍後1号となる今季2号3ランを放った。 3点リードの8回1死二、三塁。西武佐々木の初球140キロストレートを思い切りよく振り抜いた。打球は左中間スタンド最前列へ飛び込み、炭谷はゆっくりとダイヤモンドを回った。本塁を踏み、笑顔でチームメートとハイタッチをかわした。 4日に巨人から金銭トレードで楽天への移籍が発表され、5日に入団会見を行い、即1軍登録。移籍後5試合目で地元仙台のファンの前でうれしい1発を放った。 お立ち台に上がり「チャンスだったので積極的にいこうと。最高の結果になってよかったです」と喜んだ。アナウンサーから「今季1号は楽天で...」と問われると「今シーズン2本目です...」と訂正。「早い段階で打ててよかったです。最高です」とファンをわかせた。

◆雨で40分遅れで試合開始。先発は楽天滝中、西武ニール。1回、楽天は浅村の適時打で先制。西武は3回に金子の犠飛で追いつく。 西武は5回に山川の2ランで勝ち越し。楽天は6回に岡島の2点適時二塁打で再び追いつく。楽天先発滝中は5回3失点で降板。 楽天は7回に鈴木大の3ランで勝ち越し。8回に炭谷の移籍後1号3ランでダメ押した。酒居が2勝目。西武十亀が1敗目。

◆巨人からトレードで楽天に加入した炭谷銀仁朗捕手(33)が移籍後1号となる今季2号3ランを放った。 3点リードの8回1死二、三塁。西武佐々木の初球140キロストレートを思い切りよく振り抜いた。打球は左中間スタンド最前列へ飛び込み、炭谷はゆっくりとダイヤモンドを回った。本塁を踏み、笑顔でチームメートとハイタッチをかわした。 ▼炭谷が楽天に移籍後初アーチ。今季の炭谷は巨人でプレーした6月3日西武戦で本塁打を打っており、同一シーズンに2球団で本塁打は、今年の加藤翔(ロッテ1本、中日1本)に次いで史上7人目。炭谷の今季の1発はいずれも西武戦。同じチームを相手に、同一シーズンに2球団で本塁打を打ったのは、52年深見以来69年ぶり2人目。深見は西鉄在籍時に近鉄戦で1本、南海戦で1本打ち、東急移籍後は近鉄戦で6本、南海戦で4本打った。

◆楽天鈴木大地内野手が一振りで後輩のミスをカバーした。同点の7回無死二塁から辰己、山崎剛が送りバントを決められず。 なおも1死一、二塁の場面で、鈴木大が武隈の初球カーブを右翼ポール際へ決勝5号3ランを放った。自身19試合ぶりの1発で勝利をもぎ取り「切れるな! と。カバーしたい気持ちはあった。前半戦あと3つ、福岡でしっかり戦いたい」と頼もしかった。

◆西武は継投でつまずき逆転負けを喫した。同点の7回から登板した十亀が1死一、二塁のピンチを招いた。 左打者の鈴木大に対し、左の武隈に代わったが初球を勝ち越し3ランを浴びた。8回にはルーキー佐々木が2者連続四球を出し、元同僚の炭谷にダメ押し3ランを打たれた。辻監督は「ミーティングやっているわけだから打者の特徴を知って、もうちょっと慎重に投げないと」と苦言。今季最多タイ借金5となった。

◆西武山川穂高内野手が復活の兆しを見せた。4試合ぶりの復帰だった前日に続き7番一塁でスタメン出場。5回に36打席ぶりとなる一時逆転の12号2ランを放った。 3回にも左越え二塁打を打つなど調子は上向き。チームは敗れたが、5位からの逆襲には大砲の復活が絶対条件なだけに、山川は「今日も何とかしたいという思いでした。前半戦も残り2試合、まずはこの2試合に集中して臨めればと思います」と引き締めた。

◆"銀ちゃん問題"何とかしてください! 巨人から金銭トレードで移籍した楽天炭谷銀仁朗捕手(33)が加入後5試合目で移籍後1号となる2号3ランを放った。3点リードの8回に守備から途中出場。ダメ押し弾を本拠地楽天生命パークで、古巣西武から打ち込んだ。新天地で同学年の銀次との愛称がかぶる問題が発生。あいさつ代わりの1発で解決も狙う。チームは2位浮上。首位オリックスに2ゲーム差と詰め寄った。"ミズノ"呼吸-。8回1死二、三塁。炭谷がミズノのバットで、佐々木の初球、真ん中直球を捉えた。「感触はバッチリ。フライが上がった瞬間『よっしゃ』と思いましたね」。雨中を切り裂き、左中間席へ3ラン。ユニホームを替えての今季2発目も再び13年を過ごした西武から飛び出した。鬼を振り払った主人公を新たな仲間たちが出迎えてくれた。「いやー、うれしかったですよ」。シンプルな言葉で、こみ上げる感情を表した。 ひとつ、悩みがある。ロッカールームで後輩から「銀さん!」と声をかけられ振り向くと、同学年で生え抜きの銀次も振り向いた。「僕も『銀ちゃん』しか今まで言われたことがないので...。後輩たちも困っています」。突如勃発した"銀ちゃん問題"。「募集というか、何かあれば...」と頭を悩ませる。 5日に入団会見を行い、新天地合流からわずか1週間。「まだ探り探りですね」と話すも石井GM兼監督をはじめ、岸、牧田、涌井、浅村ら西武時代からの顔なじみのアシストもあり、チームにとけ込む。「西武、ジャイアンツと経験して今回が3球団目ですけど、また若い選手も野手には多いですし、すごくいい雰囲気があります」。マスクをかぶれば、身ぶり手ぶり。マスクを脱いでも投手へ寄り添い、言葉で考え、思いを伝える。成長途上のチームにとって百戦錬磨の知恵と経験は、何ものにも代え難い。 日輪刀ならぬ、バットでつかんだお立ち台。マイクを握り「銀次がいるので『銀ちゃん』とは呼びづらいかもしれないですけど、これからよろしくお願いします」とファンへ"銀ちゃん問題"解決を呼びかけた。新天地でも柱に-。新愛称に"炭仁朗"(たんじろう)はいかがでしょうか? 【桑原幹久】

◆"銀ちゃん問題"何とかしてください! 巨人から金銭トレードで移籍した楽天炭谷銀仁朗捕手(33)が加入後5試合目で移籍後1号となる2号3ランを放った。 3点リードの8回に守備から途中出場。ダメ押し弾を本拠地楽天生命パークで、古巣西武から打ち込んだ。新天地で同学年の銀次との愛称がかぶる問題が発生。あいさつ代わりの1発で解決も狙う。チームは2位浮上。首位オリックスに2ゲーム差と詰め寄った。日刊スポーツ楽天担当ツイッター(@nikkan_eagles)で楽天炭谷の新愛称を緊急募集した。大人気漫画「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)にちなんだ「炭仁朗(たんじろう)」が1番人気。「心を燃やす熱い1発でした!」との声もあった。2番人気は背番号26と名前の銀仁朗から「じ(2)ろ(6)ーさん」「じろさん」。名字から「炭(すみ)さん」「すみやん」「すーみー」との案もあった。また、後輩から慕われることから巨人時代に球団YouTubeで「炭谷カンパニー」と紹介されたこともあり「社長」「会長」の愛称も人気があった。

◆楽天石井一久GM兼監督(47)が若手に苦言を呈した。 同点の7回無死二塁の場面で3年目の辰己が2球続けて送りバントをファウルに。最後は死球で出塁した。続く4年目の山崎剛もバントを試みるが2球続けてファウルに。最後は空振り三振に倒れた。7回1死一、二塁から鈴木大が決勝3ラン。主力がひと振りでカバーした。 以下、石井GM兼監督の一問一答 -雨の中で勝利を挙げた 雨の中、観戦に来てくれたファンに良い結果を見せられて良かったです。 -鈴木大が決勝3ラン その前に2人ほどバントを失敗してから、大地が助けてくれた。それがチームではあるんですけど、その前にしっかりと環境を整えることもチームなので。以前から言っているんですけど、若い子に限ってなかなか作戦が実行できない。後半戦はもっとし烈な戦いになってくる。誰も失敗しようとは思ってないですけど、ああいうところはしっかりと決める能力をつけていかないといけない。その辺を日々考えて試合の中で取り組んでほしいと思います。 -頼れる主力が結果を出した あそこで最高の結果が出たんですけど、その前のところはしっかりとセットアップすることが彼らの仕事。あんな場面でしびれてなかなか手が縮こまっているようでは、後半戦になったときに任せられない。しっかりと作戦を実行してほしいと思います。勝てばいいというわけではないので。勝つ中でも僕たちは力をつけていかないといけないチーム。勝った、勝ったというよりは、自分たちの成長を半歩でもしながら勝っていかないといけないチーム。そういう意味では今日もキャリアのある選手に助けられた。(6回に送りバントを決めた4番の)島内はできるんでね。 -炭谷が移籍後1号 9回、松井のところを牧田がいってくれたんですけど、松井までいかずに温存できたのは大きいと思います。何点あってもいいので。自分たちの方にぐっと引き寄せてくれるような一打を打ってくれたと思います。 -前半戦も残り3戦 しっかりとと戦って前半戦を締めくくって、その後、後半戦に向かっていきたいと思います。

◆楽天が逆転勝ち。1―3の六回に岡島の2点二塁打で追い付いて七回に鈴木大の3ランで勝ち越し、八回に炭谷の移籍後初本塁打の3ランで加点した。3番手の酒居が2勝目。西武は五回に山川の2ランでリードしたが投手陣が崩れた。

◆巨人から金銭トレードで加入した楽天・炭谷銀仁朗捕手(33)が、移籍後初本塁打となる駄目押しの1号3ラン。勝利を決定づけ「(相手の)内野手も前にいたので、フライが上がった瞬間に『よっしゃ』と思いました」と拳を握った。 6-3の八回1死二、三塁。佐々木の140キロ直球を左中間席に運んだ。八回表の守備から途中出場し1打席目での快打。降雨のため30分ほど遅れて始まった試合で、訪れた1万1832人のファンを熱狂させた。 「ぎんじ」つながりの同学年、銀次(愛称・銀ちゃん)と同僚になった。後輩に「銀さん」と声を掛けられると、ともに振り向いて困惑させることもしばしば。本拠地で初めて上がったお立ち台では「銀次がいるので『銀ちゃん』とは呼びづらいと思いますが、よろしくお願いします」とファンの笑いを誘った。 九回を牧田との元西武バッテリーで締め古巣を撃破。2位に浮上した石井監督は「(勝利を)グッと引き寄せてくれた」とたたえ「抑えの松井を温存できたのは大きい」と感謝した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
413311 0.554
(↓0.008)
-
(-)
58354
(+4)
309
(+7)
83
(+1)
26
(-)
0.254
(-)
3.380
(↓0.02)
2
(1↑)
楽天
393511 0.527
(↑0.006)
2
(↑1)
58329
(+9)
316
(+3)
67
(+2)
29
(-)
0.246
(↑0.001
3.560
(↑0.01)
3
(1↓)
ロッテ
363312 0.522
(-)
2.5
(↑0.5)
62374
(-)
338
(-)
79
(-)
73
(-)
0.251
(-)
3.900
(-)
4
(-)
ソフトバンク
363514 0.507
(↑0.007)
3.5
(↑1)
58341
(+7)
291
(+4)
76
(+2)
52
(-)
0.249
(↑0.001)
3.300
(↓0.01)
5
(-)
西武
323714 0.464
(↓0.007)
6.5
(-)
60307
(+3)
346
(+9)
66
(+1)
61
(-)
0.245
(↓0.001)
4.010
(↓0.07)
6
(-)
日本ハム
29419 0.414
(-)
10
(↑0.5)
64242
(-)
315
(-)
46
(-)
38
(-)
0.232
(-)
3.620
(-)