ロッテ(4対4)日本ハム =リーグ戦10回戦(2021.07.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【日本ハム】万波 中正(3号・6回表2ラン),清水 優心(2号・8回表ソロ)
【ロッテ】藤原 恭大(2号・5回裏ソロ),マーティン(20号・6回裏2ラン)

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◆日本ハムは3-3で迎えた8回表、清水のソロが飛び出し、勝ち越しに成功する。対するロッテはその裏、1死三塁からマーティンが犠飛を放ち、試合を振り出しに戻した。続く9回はロッテ・益田、日本ハム・河野がそれぞれ無失点に抑え、試合は規定により引き分けに終わった。

◆先発はロッテ本前と日本ハム上沢。本前は3回まで2安打無失点。上沢も毎回得点圏に走者を背負いながらも要所を締めて無失点。 日本ハムが4回万波の犠飛で先制。6回万波の3号2ランで加点。ロッテは5回藤原2号ソロ、6回マーティン20号2ランで同点。 日本ハムが8回に清水の2号ソロで1点勝ち越し。直後にロッテがマーティンの犠飛で追いつき、4-4で引き分けた。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手がリーグ最速20号となる2ランを放った。 2点リードされた直後の6回1死一塁、3ボールから日本ハム上沢の内角142キロを、体をひねって右翼席中段まで運んだ。「打ったのはカットボール。しっかり自分のスイングをすることができた。追いつくことができてよかったよ」。 球団では89年ディアズ以来、32年ぶりのリーグ20号一番乗りとなった。 ▼マーティンがパ・リーグ20号一番乗り。ロッテでリーグ最速20号は、89年ディアズ以来32年ぶり7人目(8度目)。マーティンは10号もパ・リーグ一番乗り。10、20号ともリーグ最速で記録したロッテの選手は、77年リーに次いで44年ぶり2人目だ。同年のリーはシーズン34発で本塁打王になっており、球団では86年落合を最後に出ていない本塁打王も狙える。

◆日本ハム万波中正外野手(21)が特大弾を放った。 6回に3号2ランを左中間最深部へ運んだ。「打った時に、いったなと思いました」という完璧な1発を含め、自己最多の1試合3打点をマーク。3年目の大砲候補は、7日に今季限りでの現役引退を発表した横浜高の大先輩、西武松坂について「ちょっとまだ信じられない。立てるなら1打席でも立ちたい」と、今季中に対戦が実現することを願った。

◆日本ハム上沢直之投手(27)が前半戦最後の登板を白星で飾ることはできなかった。 1点リードの5回、藤原に同点弾を献上。6回万波の2ランで勝ち越してもらった直後には、マーティンに同点の2ランを浴びた。6回3失点の内容に「僕のせいで苦しい展開にしてしまいました。チームのいい流れを壊すピッチングをしてしまい申し訳ない気持ちです」と悔しがった。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)がリーグ最速20号2ランを放った。 2点リードされた直後の6回1死一塁、日本ハム上沢の内角カットボールを、体をひねって右翼席中段へ運んだ。球団では89年ディアズ以来、32年ぶりのリーグ20号一番乗り。「同点の1発だし、とてもうれしかった。昨季(25発)をもちろん超えたいと思います」。今季初めて6番に入り、犠飛も含めて3打点。引き分けで3位楽天とゲーム差なしの2位に浮上した。 ▽ロッテ井口監督(3度追いついて引き分け。マーティンを4番から6番に下げ) ちょっと振りすぎなところもあって、今日は軽く打ちしながらしっかりと仕事をしてくれた。こういう打撃をすれば打線もつながっていくと思います。 ▽ロッテ藤原(5回に内角スライダーを捉えて右越え2号ソロ) 本前さんが頑張っていたので、もう少し早い回に援護できたらよかったんですが...。うまく反応して打てました。 ▽ロッテ本前(北海道出身左腕は日本ハム相手に5回1失点も勝敗付かず) 粘り強く投げられたのですが、課題である高めの球をここぞで外野まで運ばれたのが反省点です。 ▼マーティンがパ・リーグ20号一番乗り。ロッテでリーグ最速20号は、89年ディアズ以来32年ぶり7人目(8度目)。マーティンは10号もパ・リーグ一番乗り。10、20号ともリーグ最速で記録したロッテの選手は、77年リーに次いで44年ぶり2人目だ。同年のリーはシーズン34発で本塁打王になっており、球団では86年落合を最後に出ていない本塁打王も狙える。

◆日本ハム万波中正外野手(21)が特大弾を放った。ロッテ10回戦(ZOZOマリン)の6回、一時勝ち越しとなる3号2ランを左中間最深部へ運んだ。試合は痛恨の引き分けで借金「12」を減らせなかったが、本塁打パフォーマンスも板についてきた3年目の大砲候補が自己最多の1試合3打点と躍動。プラス要素は11日につなげて、今度こそ今季初の4連勝を決める。みなぎるパワーが、あふれ出た。万波が醸し出すロマンが詰まった放物線だった。6回1死一塁。145キロのシュートをバットの真芯で捉えた。「打った時に、いったなと思いました」。推定飛距離135メートルの特大弾は左中間最深部まで飛んだ。相手外野陣も打球を追い切れないほど、規格外の弾道。「あれ、入ってないのかなって」と周囲のリアクションに戸惑いながらダイヤモンドを1周した。 さあ、パフォーマンスの時間だ。同僚からの祝福を受け終え、満を持して三塁側ベンチ横のテレビカメラに視線を送った。手を合わせて一礼し、正拳突き。この動きは...「そうです。(人気漫画の)HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)大好きなので」。同作品に登場する「ネテロ会長」が好きなキャラクターの1人。同キャラが修業で1日1万回、やり続けたのが万波が拝借したポーズ「感謝の正拳突き」だ。 1軍で本塁打を打ったら披露すると心に決め、プロ1号を放った6月13日DeNA戦(札幌ドーム)で初披露。この日は3度目の披露で「やっと(取材で)聞かれました」。笑顔の万波もネテロ会長のように日々の努力を積み重ねてポテンシャルが開花しつつある。 横浜高から入団して3年目。1軍定着へ向けて新たなモチベーションもできた。7日に今季限りでの現役引退を発表した「伝説の先輩」と表現した西武松坂とは面識がないが、可能なら「1打席でも立ちたい」と対戦を熱望した。実現するには、まず万波が1軍で「感謝の正拳突き」を多く繰り出すことが必須。慢心せず、やるべきことを尽くして前に進む。【木下大輔】

◆ロッテ益田直也がシーズン11引分のプロ野球タイ記録。引き分け試合の最後に投げた投手には「引分」が記録される。この日で益田は今季11引分となり、78、80年江夏(広島)82年牛島(中日)12年藤川(阪神)に並んだ。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が今季81試合目で、初めて6番(右翼)でスタメン出場する。 今季全81試合にスタメン出場のマーティンは、2番で64試合、3番で2試合、4番で14試合、6番で1試合スタメン。9日まで10試合続けて4番に入っていたが、10試合で打率・188(32打数6安打)、2本塁打、6打点、9三振と不振だった。代わって角中が4番に入った。

◆国内男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の千葉ジェッツふなばし・原修太選手(27)が、始球式を行った。千葉県生まれで習志野高出身の原は、打席に入った中村奨へ左腕から一投。ワンバウンドでキャッチャーミットに入ったが、マウンド上で両手を合わせ、捕手を務めた安田へワンバウンド投球を謝った。 原はオープンカーに乗って登場。千葉ジェッツふなばしがBリーグ2020-21シーズンで初優勝を達成したとアナウンスされると、観衆から大きな拍手が起きた。 始球式を終えた原は、ロッテ球団を通じて「まずBリーグ初優勝についての場内アナウンスで、マリーンズファンの方から大きな拍手をいただきうれしかったです。マウンドに立った瞬間、球場全体から注目を浴びている感覚になり、バスケットボールにはない感覚で気持ち良かったです」とコメントした。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が1-3の六回1死一塁で、日本ハム先発の上沢から同点に追いつく右越え20号2ランを放った。20号はリーグトップ。 来日3年目で、昨季の25本塁打に続いて2年連続の20号。今季は全試合スタメン出場で、9日まで2、3、4番のいずれかを打っていたが、10日は今季初めて6番でスタメン出場していた。

◆日本ハムの清水優心捕手(25)が同点の八回に勝ち越し2号ソロを放った。 3-3の八回二死での打席。カウント2-1から4番手・佐々木千の4球目、スライダーを捉えた打球は勢いよく左翼席に吸い込まれた。6日の西武戦以来(旭川)となる一発は貴重な一打となった。

◆ロッテが追い付いて引き分けに持ち込み2位に浮上した。1―3の六回にマーティンの20号2ランで同点とし、3―4とされた八回にもマーティンの犠飛で追い付いた。日本ハムは3度リードを奪ったが投手陣が踏ん張れなかった。

◆日本ハムの上沢は7連敗中と苦手のロッテ戦でまた勝てなかった。味方が2点を勝ち越した六回にマーティンに同点2ランを浴び、この回で降板。チームは引き分け「チームのいい流れを壊す投球をしてしまい、申し訳ない気持ち」と肩を落とした。 コースに投げきれず、6回で112球を要した。三者凡退は四回だけで「僕のせいで苦しい展開にしてしまった」と悔やんだ。

◆日本ハムは万波中正外野手(21)が3号2ランをなどで、3度リードを奪ったが投手陣が踏ん張れずロッテと引き分けた。先発した上沢は6回2被弾を含む6安打3失点だった。以下、栗山英樹監督(60)の試合後の主な一問一答。 ーー万波が持ち味を発揮した 「いいホームランだったと思います」 ーー勝ち切れなかった 「勝ち切らなきゃいけないけど、相手の状態がいいのでまずは負けないことが大事」 ーー上沢は惜しくも勝てなかった 「引っ張ってあげたかったけど球数がいっていて、次の回行っても120、30球超えちゃうし、なんとかしたいと思ってバランス崩しても。前半戦最後の登板ではあったのであそこで切って挙げたほうが俺はいいと思う。決して悪くはなかった」 ーーコントロールも乱れてきていた 「丁寧に投げてるから疲れもあったと思う」

◆日本ハムの万波がプロ3年目で初の3打点を挙げた。0―0の四回1死満塁で犠飛をマーク。同点の六回1死一塁では内角速球を振り抜いて左中間へ3号2ランを運び「手応え的に十分。打った瞬間に行ったと思った」とうなずいた。 神奈川・横浜高の大先輩、松坂(西武)の今季限りでの現役引退が7日に発表された。「伝説の先輩であり、伝説の世代。まだ信じられない」と話した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
413211 0.562
(↓0.007)
-
(-)
59350
(+1)
302
(+3)
82
(-)
26
(+2)
0.254
(↓0.001)
3.360
(-)
2
(1↑)
ロッテ
363312 0.522
(-)
3
(↑0.5)
62374
(+4)
338
(+4)
79
(+2)
73
(+2)
0.251
(↓0.001)
3.900
(-)
3
(1↓)
楽天
383511 0.521
(↓0.007)
3
(-)
59320
(+2)
313
(+6)
65
(+1)
29
(-)
0.245
(↓0.001)
3.570
(↓0.03)
4
(-)
ソフトバンク
353514 0.500
(↑0.007)
4.5
(↑1)
59334
(+3)
287
(+1)
74
(+1)
52
(+1)
0.248
(-)
3.290
(↑0.03)
5
(-)
西武
323614 0.471
(↑0.008)
6.5
(↑1)
61304
(+6)
337
(+2)
65
(-)
61
(-)
0.246
(↑0.001)
3.940
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
29419 0.414
(-)
10.5
(↑0.5)
64242
(+4)
315
(+4)
46
(+2)
38
(-)
0.232
(↑0.002
3.620
(↑0.01)