中日(☆6対2★)DeNA =リーグ戦14回戦(2021.07.10)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
0000020002921
中日
00041010X61001
勝利投手:松葉 貴大(1勝2敗0S)
敗戦投手:阪口 皓亮(2勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(15号・6回表2ラン)
【中日】福留 孝介(2号・5回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 DeNA戦チケット予約
◆中日は0-0で迎えた4回裏、高橋周の適時二塁打などで4点を先制する。続く5回に福留のソロで追加点を挙げると、7回には木下拓の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・松葉が6回2失点で今季初勝利。敗れたDeNAは、攻守に精彩を欠いた。

◆中日の福留孝介外野手(44)が古巣復帰後初となる本拠地弾を放った。 5回、DeNA2番手の平田から右翼席へ2号ソロを運び、リードを5点に広げた。 「打ったのはスライダーです。いい感触だったのでホームランになってよかったです。いい追加点になったと思います」とコメントした。 7日に東京ドームで今季1号を放っていたが、中日の一員としては14年ぶりとなる待望の本拠地アーチにスタンドからどよめきが起きた。

◆DeNAは2回無死一、三塁、3回1死一、三塁の先制機を生かせず。中日も2、3回と1死一、二塁のチャンスを逃した。 中日は4回、高橋周の適時打と失策などで4点先制。5回は福留の2号ソロで追加点。DeNAは6回、ソトの2ランで反撃した。 中日は7回、木下拓の適時打で6点目を奪い、3連勝。先発松葉は6回2失点で今季初勝利。DeNAは3連敗。阪口は3敗目。 ? ▽中日松葉(2カ月半ぶりの1軍復帰で6回2失点と好投し、今季初勝利)「緊張感もありましたが、チャンスをなんとかモノにするという気持ちが強かったです」

◆DeNAが交流戦前の5月18日(5連敗)以来53日ぶりの3連敗を喫した。 先発の阪口皓亮投手が4回5安打4失点と踏ん張りきれなかった。 4回に不運も重なり、一気に4失点した。先頭のビシエドに二塁安打を許すと、続く福留は三塁後方への飛球。これも安打となり、2者連続の内野安打で一、二塁に。犠打で1死二、三塁とされると、高橋周に右中間二塁打を浴びて先制を許した。さらに2四球と送りバント失敗で迎えた2死満塁。二塁ゴロでピンチを切り抜けたと思いきや、これを二塁牧秀悟がゴロを失策。さらに2点を追加された。自責点は2だった。 阪口の最速は148キロだった。「ボールに強さがあり、調子自体は悪くなかったです」と感じていた。好調さが結果には結びつかなかった。「序盤はピンチを招いても粘ることができました。しかし、4回に入り先頭を出塁させ、後続をつながせてしまったことは反省点です」と今季3敗目を喫した投球を振り返った。 次回登板は球宴、東京五輪後になる見込みだ。今後に向けては「ここ数試合、ランナーを背負うと制球を乱すことが多かったので、しっかり修正したいと思います」と先を見据えた。

◆DeNA三浦大輔監督(47)が、4回4失点(自責2)だった先発の阪口皓亮投手(21)の投球に注文をつけた。 「打ち取った当たりで間にいったり、内野安打もあったが、そこを乗り越えてもらわないと。これから先発でやっていくなら乗り越えて。若さでは片付けれない」。昨年の2軍監督時代から高い期待をかけているからこそ、三浦監督にしては珍しく、厳しい言葉を口にした。 4回は不運が重なった。先頭のビシエドに、当たりはよくなかったが二塁安打を許した。続く福留は三塁後方への飛球。これもポテン安打となり、2者連続の内野安打で一、二塁に。犠打で1死二、三塁とされると、高橋周に右中間二塁打を浴びて先制を許した。これは捕手の内角要求に応えられず、真ん中に入った146キロ直球をきっちり捉えられた。 さらに2四球と送りバント失敗で2死満塁となった。二塁ゴロでピンチを切り抜けたと思いきや、二塁手の牧秀悟が失策。さらに2点を追加された。阪口の自責点は2だった。 阪口は「序盤はピンチを招いても粘ることができました。しかし、4回に入り先頭を出塁させ、後続をつながせてしまったことは反省点です」と振り返った。今季3敗目は、チームにとって5月18日以来53日ぶりの3連敗となった。

◆DeNAが53日ぶりに3連敗を喫した。 打線は9安打を放つも、ソトの15号による2点だけに終わった。2回は無死一、三塁で大和が一邪飛。相手が中間守備にかかわらず、初球を打ち上げた。続く山本は浅い右飛で走者を進められず無得点。三浦大輔監督(47)は「大和も初球を狙ったけど、結果フライになった。チームとしてやろうとしたことは頭にあったけど、結果に結び付かなかった」とした。その後も併殺打が2本と好機を生かせなかった。

◆中日の谷元圭介投手(36)が、10日のDeNA戦(バンテリンドーム)で1度はマウンドに立ちながら、体調不良で登板を回避した。 7回表に2番手で登板がアナウンスされ、マウンドで投球練習を開始。1球目を投げ終えたところで異変を訴え、ベンチに下がった。与田監督が状況を説明し、審判の了解を得て、祖父江が登板。杉永球審が「谷元投手が体調不良のため、祖父江投手に交代します」と場内に伝えた。公式記録上、谷元の試合出場はカウントされず。球団は試合後に「投球練習をしている際に(本人から)急な体調不良の訴えがあったため、降板しました」と説明した。

◆中日福留孝介外野手(44)が、復帰後初の本拠弾でチームを3連勝に導いた。5回、DeNA平田のスライダーを右翼席へ。帰ってきた地元と、豪雨に苦しむ故郷に向けた一振りだった。 「中日福留」として14年ぶりの本拠弾に、スタンドが沸いた。今季2号は07年6月11日ロッテ戦以来の地元弾。「ちょっと泳いだし、ここは広いのでどうかなと思いましたが、よく飛んでくれました」。ナゴヤドームからバンテリンドームに名称は変わっても、ファンの拍手が心地よかった。 「鹿児島出身の福留」として、故郷への思いも抱えて戦った。九州地方に降り続く大雨。「実家も含めて九州の方なので、心配です。なるべく被害が少なくなるように願っています」と故郷を思った。 4回には、先制を呼ぶ三塁後方へのポテン安打。7回にはダメ押しにつながる右翼線二塁打と今季2度目の猛打賞。三塁打が出ればサイクル安打達成だった。「足がもたないです」と笑ったものの、最初の打席はプロ通算996個目の四球を選び、4打席すべて出塁した。「夏は好きです。秘訣(ひけつ)? よく寝てよく食べる。それ以外ない」。サラリと話す球界最年長は、衰え知らずだ。【安藤宏樹】 ▼44歳2カ月の福留が本拠地バンテリンドームで今季初本塁打。福留の同球場での本塁打は19年9月13日以来で、通算では歴代1位を更新する88本目(2位はウッズの74本)。また、同球場で44歳の選手が本塁打を打つのは初めてで、12年7月14日巨人戦で山崎(中日)がマークした43歳8カ月を上回る最年長アーチとなった。

◆中日の谷元圭介投手(36)が7回表が始まるマウンドでの投球練習中に何らかのアクシデントが発生し、交代が告げられながら未登板のまま祖父江に交代する珍しいケースが発生した。 6回裏に先発松葉に代打を送った井領に代わり、与田監督は7回表から谷元を起用。この直後の投球練習中に異変が起きたものとみられる。治療のためベンチに下がったが、登板は困難と判断されたため、与田監督は改めて祖父江への交代を告げた。その際、審判からは「谷元投手が体調不良のため、祖父江投手に交代します」と場内アナウンスが行われた。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(32)が六回2死一塁で反撃の15号2ランを放った。 「しっかり捉えることができました。フルカウントだったので、ゾーンにきたボールを見極めることだけ意識していました」 中日・松葉に対し、フルカウントから7球目、139キロ直球を一閃。左中間席へ豪快に放り込んだ。7日の広島戦(マツダ)以来3試合ぶりのアーチで2―5と点差を縮めた。

◆中日が3連勝。四回に高橋周の2点二塁打と相手の失策で4点を先制し、五回に福留のソロ、七回も木下拓の適時打で加点した。松葉が6回2失点で今季初勝利。DeNAは打線が好機を生かせず、守備の乱れも響いて3連敗となった。

◆DeNAは攻守に精彩を欠く試合運びで3連敗を喫した。攻撃では不安定だった松葉の立ち上がりを攻め、二回に無死一、三塁の好機をつくったが、大和が一邪飛、山本が浅い右飛、投手の阪口が二ゴロで先制を逃した。三浦監督は「チームとしてやろうとしていることはあるが、結果につながらなかった」と悔やんだ。 守備では0―2の四回2死満塁から二塁手の牧がゴロを後逸し、2点を失った。ルーキーの手痛いミスが響いての敗戦にも監督は「エラーはつきもの。やろうとしてやっているわけではない」と責めなかった。

◆七回のマウンドに2番手としてコールされた中日の谷元が、投球練習中に体調不良を訴えて歩いてベンチに戻り、代わりに祖父江が登板した。球審が負傷や病気で競技続行が不可能になったと認めた場合は、投球の義務がなくなる。

◆中日の松葉が今季初勝利を挙げた。4月23日以来の登板で6回8安打2失点と懸命に粘り「久しぶりの1軍のマウンドで緊張した。序盤からピンチがあったが、冷静に投げられた」と安堵した。 何度もピンチを背負いながら、六回にソトに2ランを打たれるまで無失点で踏ん張った。三回1死一、三塁ではオースティンを遊ゴロ併殺。昨季3本塁打を浴びた強打者を3打数2三振に封じ「去年は振ればホームランみたいな感じだった。抑えていけるか不安はあったが、今年が違うというところを見せられた」と胸を張った。 与田監督(今季初勝利の松葉に)「素晴らしかった。連勝を止めてはいけないという緊張感の中でよく投げた」 祖父江(七回に緊急登板し、1回無失点)「肩はできていたし、慌てることはなかった」 高橋周(四回に先制の2点二塁打)「何とか走者をかえすことができて良かった」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
47303 0.610
(↓0.008)
-
(-)
63334
(+1)
288
(+8)
80
(+1)
70
(+1)
0.254
(-)
3.310
(↓0.05)
2
(-)
巨人
423010 0.583
(↑0.006)
2.5
(↑1)
61343
(+8)
280
(+1)
108
(+3)
49
(+1)
0.252
(-)
3.270
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
40329 0.556
(↓0.007)
4.5
(-)
62341
(-)
322
(+5)
79
(-)
50
(-)
0.252
(↓0.002)
3.740
(↓0.02)
4
(-)
中日
323911 0.451
(↑0.008)
12
(↑1)
61239
(+6)
272
(+2)
46
(+1)
41
(+1)
0.239
(↑0.001
3.210
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
294310 0.403
(↓0.005)
15.5
(-)
61324
(+2)
389
(+6)
82
(+1)
17
(-)
0.259
(-)
4.590
(-)
6
(-)
広島
274210 0.391
(↑0.009)
16
(↑1)
64282
(+5)
344
(-)
57
(+1)
39
(-)
0.258
(-)
3.950
(↑0.05)