ソフトバンク(★0対8☆)オリックス =リーグ戦12回戦(2021.07.09)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:山本 由伸(9勝5敗0S)
敗戦投手:武田 翔太(4勝5敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(17号・3回表ソロ),若月 健矢(3号・4回表2ラン),T-岡田(9号・6回表ソロ),T-岡田(10号・7回表3ラン)

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◆オリックスは3回表、吉田正のソロで先制に成功する。その後は4回に若月の2ラン、5回には吉田正の適時打が飛び出すなど、小刻みに加点してリードを広げた。投げては、先発・山本が7回無失点の力投で今季9勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆自身最多の9勝目で、貯金10!オリックス山本由伸投手(22)が7回無失点の好投で、自身最多の9勝目をマークした。 この日の最速は155キロで、117球の力投。カード頭を白星で飾り、引き分けを挟んだ連敗を2で止めた。 前半戦は最終登板で「ここで一区切り。最後まで気を抜かず、良い結果で終われるようにしっかり投げたいと思います」と登板前に気持ちを引き締めた。 粘りの投球だった。6回まで毎回安打を許すも、後続を断ち、無失点投球。「順位が良いので、カードの頭をしっかり勝てるように。絶対に勝ちたいなと思います」と、笑顔の奥に闘争心をのぞかせていた。 9勝はチームメートの宮城に並び、12球団トップ。防御率1・82、121奪三振はリーグトップで、投手3冠。山本の躍動もあり、10日の結果次第で、前半戦の首位ターンが決まる。ただ、1戦1戦、勝ち星を積み重ねるスタイルは変わらない。【真柴健】

◆オリックスが先手を取った。3回2死から3番吉田正の17号ソロで1点を先制。ソフトバンクは3回まで毎回安打も無得点。 オリックスは若月の3号2ラン、T-岡田の9号ソロなど6回まで4点を追加した。ソフトバンクは6回まで無得点。 オリックスは7回、T-岡田が2打席連続の10号3ランで勝負を決めた。先発山本は自己最多の9勝目。ソフトバンクは借金1。武田は5敗目。

◆ソフトバンクが3連敗を喫し、借金1となった。大敗を振り返った工藤公康監督(58)は、五輪中断前の残り5試合の必勝を誓った。 -厳しい結果になった。投手陣が4被弾 工藤監督 (先発武田は)ストライク取るのに四苦八苦していたかなとは感じた。打たれているのは変化球が多かった。ちょっと見直さないといけないのかな、とは思う。0-1で負けるのも、0-10で負けるのも、1つの負け。そこはしっかり切り替えてね。明日に結びつけていかないと。 -オリックス山本はよかった 工藤監督 最後の1本は許さないというのは、さすがだなと思う。 -長谷川は代打で出なかった 工藤監督 行く準備はしていますよ。なかなか前半では行かない。後半の走者がたまったところとかというところで考えていたんだけど。タイミングの問題です。 -先発投手に踏ん張ってもらいたい 工藤監督 前回の武田君もカウント3-2の投球が多かった。悪い時には早めに代えていこうという話はしていた。若月君のホームランは痛かった。先発が山本君だっただけに、ね。 -借金となったが 工藤監督 勝率5割で負ければ借金になるんですけど、最初の試合で負けましたということ。明日、しっかり取り戻すということです。また明日、頑張りましょう。

◆スコアボードにきれいな「輪」を並べた。 オリックス山本由伸投手(22)が7回無失点で、リーグトップタイで自己最多9勝目を飾った。最速156キロを計測するも、6回まで毎回安打を許す投球に「ブルペンで、あまり調子が良くなくて。最低ラインの修正はできた」と明かした。 好不調の波を抑えられるのは、独自の調整法にある。先発登板当日。早出練習で、大型ダーツのような矢を投げる「ジャベリックスロー」で、念入りに体の状態や投球フォームを確認する。塁間ほどの距離を投じ「真っすぐ投げられそうに見えて、意外と難しいんですよ?」と白い歯を見せる。 あるとき、190センチ、104キロのラオウ杉本も挑戦したが、正面に立つ山本まで届かず「これ、どうやって投げるん?」と困惑。山本は「胸を張る、ですかね。リリース位置だったり、『投げる』という感覚よりは全身をうまく使えるか」と返答。腕だけでなく胸や背中、全身をフル活用して、球威ある球を繰り出す。 「体の使い方が全てだと思ってます。バンバン鍛えるだけじゃなくて、どう使えるか。持っている力を、しっかり出せるように」 ストレッチでは、ブリッジなどの「由伸体操」で整える。「どんな体勢でも力が出せるように」とバランスを確認する。逆立ちして数メートル歩き「体の軸、体幹の安定性、柔軟性。意識はそこ。いつも普通に立つのは足だけど、それがただ反対になっているイメージ」と説明する。 防御率1・82、121奪三振もリーグトップ。投手3冠には「1番で終われたらうれしいですけど"宮城さん"がいる」とおどけた。東京五輪に向け、これがシーズン最終登板。日本代表でも大車輪の活躍が期待され「一発勝負。違う緊張感の中での登板」と胸を躍らせる。考え抜いた練習方法を武器に、22歳の右腕が国際大会でもズドンとミットに突き刺す。【真柴健】

◆王者ソフトバンクが、混パからの脱落危機に直面した。 首位オリックスとの3連戦の初戦に完封負けし、ゲーム差が今季最大の5・5に広がった。4月4日以来の借金生活に突入。開幕から80試合以上を消化しての借金は、優勝を逃した18年以来となった。6月29日にはAクラスが5チームで、首位チームと3位チームの差が「3・5」という"密"状態だったが、王者が取り残されつつある。 今季初めて金曜日に先発した武田は、2発を浴びるなど4失点で5回途中に降板。2番手田浦、3番手松本もそれぞれ被弾し、今季最多の1試合4被本塁打の結果に。工藤監督も「今日は山本君だけに、(2被弾目の)若月君のホームランはちょっと痛かった。ホームランというのは、今はなるべく避けるようにやっていかないと厳しい」と苦しい表情。打線も相手エース山本の前に、7回無得点と歯が立たなかった。 この日は、本拠地では今季初となる「鷹の祭典」。球場が「カチドキレッド」に染まったが、熱い試合を見せられず。3位ロッテとは2差で、5位西武は2差に迫る。「明日、しっかり取り戻します」と指揮官。常勝軍団の意地を見せたい。【只松憲】

◆オリックスT-岡田外野手が6回に9号ソロ、7回に10号3ランと2打席連発の4打点で、チームに勢いをもたらした。 7回にはバックスクリーンに運び「完璧でした!最高の結果になってくれてよかったです。梵さんのおかげです」と、日頃から早出練習に付き合ってくれる打撃コーチに感謝した。

◆オリックス吉田正尚外野手が17号ソロを含む2打点で山本を援護した。 試合前には、ともに元侍ジャパン監督のソフトバンク王球団会長、小久保ヘッドコーチにあいさつ。侍戦士が目の前で存在感を示した。3回に右翼席まで運び「お待たせしました! スライダーが浮いて、甘く入ってきた。1発で仕留められてよかった」と笑顔を見せた。 長女の1歳誕生日だった7日楽天戦で本塁打を放ったばかり。それほどファンを待たせてはいないが「ちょっと、マイブームで...」とニヤリ。よく見ているネットフリックスのドラマ「全裸監督」で主演俳優山田孝之が使うせりふ「お待たせしました!」を持ち出し、連敗を止めたチームを和ませた。

◆ソフトバンク先発の武田翔太投手(28)が、今季自己最短の4回1/3で4失点KOされた。 3回2死から吉田正に先制アーチを許し、4回には若月に中押しの3号2ランを被弾。「先制点、1点の重みは理解してマウンドに上がりました。何としても防がなければいけなかった。本当に申し訳ない」。前半戦の最終6連戦の先陣を切ったが、期待を裏切る結果に唇をかんだ。

◆オリックス山本由伸投手が7回無失点で、リーグトップタイで自己最多9勝目を飾った。松坂大輔が引退-。数日前、ニュース速報で知った一報に、オリックス山本は反応した。「プレーをじっくりみたことがないんですけど、僕が小学生の頃、結構、松坂さんモデルのグラブを使っている友達が多かった。大スターが引退。一ファンとして寂しいですね...」。始まりがあれば、終わりもある。22歳の青年も「引退」の2文字には物寂しさを感じた。「松坂さんは、すごく若いときから活躍して、40歳まで活躍してきた選手。僕もそういう選手になれるように、精いっぱい頑張りたい」。平成の怪物の衝撃は、若い世代にも語り継がれている。

◆オリックスの若きエースが東京オリンピック(五輪)へ視界良好だ。山本由伸投手(22)がソフトバンク戦に先発し、7回無失点の力投で自己最多の9勝目を挙げた。侍ジャパンでは主戦投手として期待されており、右腕の快投は悲願の金メダルへ明るい材料だ。チームはきょう10日に勝てば、前半戦首位ターンの可能性がある。 スコアボードにきれいな「輪」を並べた。オリックス山本が7回無失点で、リーグトップタイで自己最多9勝目を飾った。最速156キロを計測するも、6回まで毎回安打を許す投球に「ブルペンで、あまり調子が良くなくて。最低ラインの修正はできた」と明かした。 好不調の波を抑えられるのは、独自の調整法にある。先発登板当日。早出練習で、大型ダーツのような矢を投げる「ジャベリックスロー」で、念入りに体の状態や投球フォームを確認する。塁間ほどの距離を投じ「真っすぐ投げられそうに見えて、意外と難しいんですよ?」と白い歯を見せる。 あるとき、190センチ、104キロのラオウ杉本も挑戦したが、正面に立つ山本まで届かず「これ、どうやって投げるん?」と困惑。山本は「胸を張る、ですかね。リリース位置だったり、『投げる』という感覚よりは全身をうまく使えるか」と返答。腕だけでなく胸や背中、全身をフル活用して、球威ある球を繰り出す。 「体の使い方が全てだと思ってます。バンバン鍛えるだけじゃなくて、どう使えるか。持っている力を、しっかり出せるように」 ストレッチでは、ブリッジなどの「由伸体操」で整える。「どんな体勢でも力が出せるように」とバランスを確認する。逆立ちして数メートル歩き「体の軸、体幹の安定性、柔軟性。意識はそこ。いつも普通に立つのは足だけど、それがただ反対になっているイメージ」と説明する。 防御率1・82、121奪三振もリーグトップ。投手3冠には「1番で終われたらうれしいですけど"宮城さん"がいる」とおどけた。東京五輪に向け、これがシーズン最終登板。日本代表でも大車輪の活躍が期待され「一発勝負。違う緊張感の中での登板」と胸を躍らせる。考え抜いた練習方法を武器に、22歳の右腕が国際大会でもズドンとミットに突き刺す。【真柴健】

◆「過去」を振り返ってもむなしさが残るだけだが、この現実はどうしたことだろう。オリックスが首位を快走し、ソフトバンクが借金生活に入ってしまった。 ホークスのセ・パ交流戦前のリーグ最終カードは、ペイペイドームでのオリックス2連戦(5月22、23日)だった。初戦はマルティネス、2戦目は和田が好投し、連勝を飾った。首位をキープしたソフトバンクとは対照的に、オリックスは5・5ゲーム差の5位に低迷していた。あれから約1カ月半...。立場は逆転した。 交流戦後の初顔合わせ。4本のアーチを放つなど8得点の猛牛打線に対し、ホークス打線はオリックス山本を攻略できない。6回まで毎回走者を出したが、ホームは遠かった。終わってみれば完封リレーで首位オリックスとのゲーム差は5・5に広がった。五輪中断前の最終6連戦の初戦。「鷹の祭典」で、チームは赤のユニホームを身にまとった。試合前のグラウンドには、チームと同じ赤のユニホームを着て練習を見守る王球団会長の姿もあった。必勝を求め、チームを奮い立たせたかったのだろう。だが、チームは奮起できなかった。この日から「8回の男」モイネロがチームに合流した。勝利の方程式の一角である頼もしき助っ人左腕の復帰はうれしい限りだが、彼の力の出しどころはあくまでも「必勝パターン」。打線の奮起がなければ、「待機」の日々になる。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクはリバン・モイネロ投手(25)を出場選手登録した。代わって千賀滉大投手(28)を登録抹消とした。 試合前に代表取材に応じた工藤公康監督(58)が説明した。 「やっぱり状態が、3軍戦で投げたとき(6月29日、タマホーム筑後)から1週間の中でなかなか上がってきていなかった。本人も『いける』というのもあったし、ファームからの推薦もあったので、僕らも『よし、いこう』となったんですけど。ちょっと迷いがあるみたい。もう一度ファームでしっかり投げた方がいいかなと」 今後は1軍には帯同せず、ファーム調整となる。「彼自身のピッチングを取り戻すためには時間をかけた方がいい」と指揮官は続けた。 千賀は4月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で左足首の靭帯を損傷。7月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)で1軍復帰したが、自己ワーストの10失点を喫していた。谷間となった火曜日、13日の楽天戦(ペイペイドーム)について「ファームの力を借りることになりそうか」と問われた指揮官は「いろいろ考えていますよ」とした。

◆ソフトバンク・平石洋介打撃コーチ(41)が試合前に代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --好調の山本が相手になる 「1つ1つの球種もすごいし、カーブも邪魔なんですよ。真っすぐ、カット、フォーク...。1つ1つがいいので。真っすぐもカーブも打つというのは、こういう投手は難しいので。やるかやられるか、腹をくくっていかないと。全部の球種、コースを打つのは無理なので。それくらいの整理と勇気は大事かなと思いますけど」 (続けて) 「山本の場合、はっきりと変化球とわかるのは何ですか?」 --カットボールをはじめ、球速が速い変化球が主体 「でしょ? 特別、全く違う球速や変化はカーブなので。これは別物として考えないといけないですけど。それ以外のフォームもカットも、恐らく狙って打つのは難しいと思うので。特に山本のフォークやカットは真っすぐに見えるので。どこを打ちにいくかですよ。もうそれしかないと思います」 --工藤監督はコーチミーティングで『きょうを取れれば大きい』と 「残り6試合。オリックスも楽天も上にいるチームだし、6連戦だしという意味では、しょっぱなを取れるのが一番いい。これはみんな、そう思っていると思いますけど」

◆パ・リーグの首位打者争いをリードする力を示した。オリックスの吉田正が三回に17号ソロ。内角のベルト付近へ来た武田のスライダーを、鋭い振りで右中間席へたたき込み「甘く入ってきた球を、一発でしっかりと捉えることができた」と自賛した。 打った瞬間に本塁打を確信したように悠然と走りだした。ともに東京五輪日本代表に選ばれたソフトバンクの主砲柳田も、右翼を守る自らの頭上を通り過ぎる打球を見上げるだけ。敵地を静まりかえらせる圧巻の一振りだった。 3―0の五回1死二塁では、代わったばかりの2番手田浦から右前へ運ぶ適時打。左投手も苦にしない、確かな打撃技術を発揮した。

◆オリックスは7回無失点の山本が6連勝で、リーグトップに並ぶ自己最多の9勝目を挙げた。三回に吉田正のソロで先制し、六、七回はT―岡田が2打席連続本塁打を放った。ソフトバンクは投手陣が崩れ、4月以来の借金1となった。

◆オリックスのT―岡田が2打席連続本塁打で快勝に貢献した。まずは六回先頭だった。「塁に出ることを考えて、コンパクトに打ちにいった」と言うが、浮いたスライダーを捉えて右翼へ運ぶ。七回は2死一、三塁で低めのスライダーを力強く中堅スタンドへ。「最高の結果になってくれて良かった」と声を弾ませた。 七回は味方の送りバント失敗をカバーする一発でもあり、中嶋監督は「非常にリズムが出る、効果的なホームランだった」とたたえた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
413111 0.569
(↑0.006)
-
(-)
60349
(+8)
299
(-)
82
(+4)
24
(-)
0.255
(↑0.001
3.360
(↑0.04)
2
(1↑)
楽天
383411 0.528
(-)
3
(↓0.5)
60318
(-)
307
(-)
64
(-)
29
(-)
0.246
(-)
3.540
(-)
3
(1↓)
ロッテ
363311 0.522
(↓0.007)
3.5
(↓1)
63370
(+1)
334
(+6)
77
(-)
71
(+2)
0.252
(↓0.001)
3.900
(-)
4
(-)
ソフトバンク
343514 0.493
(↓0.007)
5.5
(↓1)
60331
(-)
286
(+8)
73
(-)
51
(-)
0.248
(-)
3.320
(↓0.06)
5
(-)
西武
313614 0.463
(-)
7.5
(↓0.5)
62298
(-)
335
(-)
65
(-)
61
(-)
0.245
(-)
3.970
(-)
6
(-)
日本ハム
29418 0.414
(↑0.008)
11
(-)
65238
(+6)
311
(+1)
44
(+1)
38
(-)
0.230
(↑0.001)
3.630
(↑0.05)