中日(☆3対1★)DeNA =リーグ戦13回戦(2021.07.09)・バンテリンドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:小笠原 慎之介(6勝4敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗9S))
敗戦投手:有吉 優樹(0勝1敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(7号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は2回裏、阿部の犠飛で1点を先制する。その後同点とされるも、7回に木下拓のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小笠原が7回1失点7奪三振の力投で今季6勝目。敗れたDeNAは先発・有吉が試合をつくるも、打線が5安打1得点と沈黙した。

◆中日の田島慎二投手(31)が9日、出場選手登録された。昨年4月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン)を受け、復活を目指して長いリハビリを続けてきたかつての守護神が、1軍の舞台に帰ってきた。 昨年は実戦登板がなく、今季は2軍戦で18試合にリリーフ登板。防御率1・04と好結果を残していた。2年ぶりの1軍に「めちゃくちゃ緊張しています。2年ぶりのドームでフワフワしている」とDeNA戦前の練習後、緊張の面持ちで心境を語った。さらに「リハビリは順調だったが、長かった。やってやるぞ、という気持ちは強くありますが、できるだけ冷静にサポートしてもらった人たちに感謝の思いを持って投げたい」と力を込めた。 また、ジャリエル・ロドリゲス投手(24)も出場選手登録。山本拓実投手(21)が再調整のため、登録を抹消された。

◆DeNA柴田竜拓内野手(27)が裂傷で負傷交代した。 1回裏無死一塁、一塁走者の中日京田陽太が二盗を試み、二塁にすべり込んだところを柴田がタッチした。アウトにしたが、グラブから出している左手の人さし指をスパイクが当たった。裂傷で多少の出血がみられ、大和と交代した。

◆中日は2回、3連打で無死満塁として阿部の中犠飛で1点を先制。先発小笠原は3回まで2安打無失点の立ち上がり。 DeNAは6回、佐野の適時打で同点に追いつく。移籍後初登板の先発有吉は4回から6回まで無安打に抑え、追加点を許さない。 中日は7回、木下拓の7号ソロで勝ち越し。8回にも加点し連勝。小笠原が6勝目。R・マルティネスは9セーブ目。有吉が1敗。

◆ロッテからDeNAに移籍後初登板、初先発した有吉優樹投手(30)が6回2/3で2失点と、敗れはしたが、しっかりと試合をつくる投球を見せた。 2回に阿部の左犠飛で先制を許したが、3回からペースをつかみ、11打者連続で凡退させた。両コーナーにスライダー、ツーシームなどをテンポよく投げ込んだ。最速は144キロ。時に107キロのカーブも交えながら、打たせて取った。8安打されながらも四死球は0。DeNAの先発投手が、6回以上を投げて無四死球は5月3日ピープルズ以来、47試合ぶり今季4試合目となった。 三浦大輔監督は有吉の投球に合格点を出した。「自分の持ち味を出して我慢強く投げてくれた。ヒットを打たれたけど、ゴロヒットのコースヒット。よく踏ん張った。先発としてしっかりゲームをつくってくれた」と目を細めた。さらに「移籍して、今日合流して緊張もある中でいいピッチングをして今後が楽しみ。後半のローテーションを視野に入れて考えていきたい」と、早くも球宴明けのローテーション入りをも示唆した。 有吉もセ・リーグでの初投球に手応えをつかんだ。「移籍後初登板ということで緊張はありました。今日の投球を振り返ると自分の持ち味であるテンポの良さを存分に出せ、(伊藤)光さんのリードや野手の皆さんに助けてもらいました。中盤の3イニングは3者凡退で抑えることができたのですが、7回の本塁打は悔やまれます」。同点の7回、木下拓に勝ち越しアーチを許した点を反省点に挙げた。 DeNAは本拠地の横浜スタジアムが東京五輪の会場のため、6月6日を最後に8月30日まで球場を明け渡している。神宮や東京ドームでホームゲームを行うなど「借り暮らし」が続いているが、「ハマのアリエッティ」の好投で、ロードが続く中でもローテーションに少し余裕ができそうだ。【斎藤直樹】

◆中日6年目の木下拓哉捕手が、キャリアハイとなる7号ソロで連勝を呼び込んだ。 同点の7回、DeNA有吉のスライダーを左翼席に運んだ。「(小笠原)慎之介から1発お願いされましたけど、簡単に追い込まれたので無理だと思いましたが、甘く来た球を逃さず打つことができました」と笑顔。5月29日以来となる本塁打に「キャリアハイの重圧に苦しんでいました。ウソです。ありがとうございました」と得意のキノタク節でスタンドを笑わせた。

◆DeNAはロッテから移籍後初登板の有吉優樹投手(30)が好投した。先発し6回2/3を8安打2失点。 初黒星は喫したが、無四死球で3回途中から6回まで11人連続凡退に仕留めた。「緊張はありました。持ち味であるテンポの良さを存分に出せ、光さん(伊藤)のリードや野手の皆さんに助けてもらいました」。三浦監督は「移籍して、今日合流して緊張もある中でいい投球をした。後半のローテーションを視野に入れて考えていきたい」と合格点を与えた。 ▽DeNA佐野(2安打で打率トップに浮上。6回に同点左前打)「ストレートをうまく捉えることができました。何とかランナーをかえすことができうれしい」 ◆途中交代 DeNA柴田竜拓内野手(27)が中日13回戦(バンテリンドーム)で負傷交代。1回無死一塁、二盗を試みた中日京田にタッチ。グラブから出す左手の人さし指にスパイクが当たった。裂傷で出血し大和と交代。病院に向かった。

◆中日小笠原慎之介投手(23)が、自己最多の6勝目を挙げた。7回94球4安打1失点の省エネ投球で、チームに36日ぶりの連勝を届けた。 チーム打率リーグ1位のDeNA打線を分断した。オースティン、ソトの両助っ人には内角の直球がさえ、計6打席で無安打3三振。6回、佐野に同点打を許すも、女房役木下拓の勝ち越し弾で白星をつかんだ。「とにかくストライクゾーンで勝負すること。一番の課題で勝負できた」。5勝目から試合を作れず、連敗。キャンプから書き続けてきたメモを読み返し、原点回帰。6年目で初めて5勝のカベを破った。 現役引退が発表された西武松坂には、中日に在籍した18年からの2年間、弟子入り。「松坂さんにはいろいろ教えてもらった。濃い2年間だった。結果を出して恩返しできるようにやりたい」と白星を重ねる。 チームトップ7勝の柳からバトンを受け、連勝。小笠原は「いい先輩で、いいライバル。いつかは追い越してやろうと(思う)」ときっぱり。次世代のエース争いが、チームの追い風になる。【伊東大介】 ▽中日与田監督(7回、木下拓の決勝弾で36日ぶりの連勝) ホントに大きい1発でした。(6回に同点に)追いつかれて、何とか慎之介にも勝ちをつけたいところで、リードも含めてよく頑張ってくれました。

◆DeNA柴田竜拓内野手(27)が裂傷で負傷交代した。 1回裏無死一塁、一塁走者の中日京田陽太が二盗を試み、二塁にすべり込んだところにタッチした。アウトにしたが、グラブから出している左手の人さし指をスパイクが当たった。裂傷を負って出血。大和と交代し、病院に向かった。 柴田は左肩の脱臼で4月24日に出場選手登録を抹消となり、6月19日に再登録されたばかりだった。1軍昇格後は主に二塁手で出場。広い守備範囲でたびたび投手を助けてきた。この日は遊撃の大和を休養させるため、復帰後初めて遊撃でスタメン出場していた。 三浦大輔監督は「左人さし指のけがで、病院に行った。(裂傷の深さなどは)押さえていたので(見えなかった)。心配です」と話した。柴田が再び離脱となると、DeNAにとっては大きな痛手となる。

◆DeNA・柴田竜拓内野手(27)が一回の守備で負傷交代した。 柴田は「8番・遊撃」で先発出場。一回裏無死で一走の中日・京田が盗塁を試みた際に二塁のベースカバーに入り、タッチした時に何らかのアクシデントがあったものとみられる。柴田はその後治療のためベンチへ引き上げ、そのまま戻ってこず交代が告げられた。 代わって大和内野手(33)が途中出場した。

◆中日は小笠原が7回を4安打1失点で自己最多の6勝目を挙げた。打線は同点の七回に木下拓のソロで勝ち越し、八回にビシエドの犠飛で加点した。DeNAは打線が振るわず、今季初登板だった移籍加入の有吉を援護できなかった。 与田監督(好投の小笠原に)「四球がなく、見ていて安心感があった。打順が回らなかったら、もう1回行かせようと思っていたぐらい」

◆ロッテからトレードでDeNAに加入した有吉が先発で移籍後初登板し、七回途中まで2失点だった。味方の援護に恵まれず黒星を喫したが、上々の新天地デビューで「緊張はあった。自分の持ち味であるテンポの良さを存分に出せた」と満足げに振り返った。 二回は無死満塁から犠飛による1点にしのぐなど、三回まで毎回の6安打を浴びながら粘ると、徐々にリズムをつかみ、四~六回は無安打。1―1の七回に甘く入った変化球を木下拓に左越えのソロ本塁打とされたが、先発の役割は果たした。 先発投手の不安定さがチームの課題で、ゲームメークする力を高く評価されて獲得された。この日も無四球と制球力の高さを発揮。三浦監督は「後半戦の先発ローテーションも視野に入れて考える」と期待をにじませた。(バンテリンドーム) 佐野(六回に適時打)「直球をうまく捉えることができた」

◆中日の木下拓が1―1の七回に勝ち越しの7号ソロを放った。先発の小笠原から「一発お願いします」とベンチで声を掛けられた直後に、変化球を左翼席へ運び「追い込まれたので、なんとか塁に出ようと思っていたところに、甘い球が来た」と喜んだ。 自己最多となる7本目のアーチ。「5月までに6本打ったことが驚きだった。キャリアハイ更新の重圧はなかったです」と笑わせた。

◆ロッテからトレードで移籍後初登板した5年目のDeNA・有吉優樹投手(30)が先発して6回?を2失点と力投した。移籍後初勝利とはいかなかったが、チームで手薄な右の先発として存在感を放った。 「緊張はありました。持ち味であるテンポの良さを存分に出せ、(伊藤)光さんのリードや野手の皆さんに助けてもらいました」 二回に阿部の中犠飛で先制されたが、三回以降は無失点。尻上がりに状態を上げ、四回から六回までは三者凡退。しかし七回先頭の木下拓に勝ち越しのソロを浴び、一発に泣いた。打線も5安打1得点にとどまり、右腕を援護できなかった。 三浦監督は「持ち味を出して我慢強く投げてくれた。緊張感もある中であれだけの投球をしてくれた。後半戦、ローテも視野に入れて考えていきたい」と評価した。(箭内桃子)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
47293 0.618
(↑0.005)
-
(-)
64333
(+4)
280
(+1)
79
(+1)
69
(-)
0.254
(-)
3.260
(↑0.02)
2
(-)
巨人
413010 0.577
(↓0.009)
3.5
(↓1)
62335
(+1)
279
(+4)
105
(+1)
48
(-)
0.252
(-)
3.300
(-)
3
(-)
ヤクルト
40319 0.563
(↑0.006)
4.5
(-)
63341
(+4)
317
(+3)
79
(+1)
50
(+1)
0.254
(-)
3.720
(↑0.01)
4
(-)
中日
313911 0.443
(↑0.008)
13
(-)
62233
(+3)
270
(+1)
45
(+1)
40
(+1)
0.238
(-)
3.220
(↑0.03)
5
(-)
DeNA
294210 0.408
(↓0.006)
15.5
(↓1)
62322
(+1)
383
(+3)
81
(-)
17
(-)
0.259
(↓0.001)
4.590
(↑0.01)
6
(-)
広島
264210 0.382
(↓0.006)
17
(↓1)
65277
(+3)
344
(+4)
56
(+2)
39
(+1)
0.258
(-)
4.000
(-)