1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 3 | 0 | 2 |
勝利投手:山口 俊(2勝1敗0S) (セーブ:ビエイラ(0勝0敗8S)) 敗戦投手:福谷 浩司(4勝8敗0S) 本塁打 |
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◆巨人は1点ビハインドの2回裏、岡本和のソロで同点とする。そのまま迎えた4回には丸が2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・山口が7回途中1失点の好投で今季2勝目。敗れた中日は、打線が相手を上回る7安打を放つも、1得点とつながりを欠いた。
◆中日福留孝介外野手(44)が中日復帰後初アーチを放った。 2回1死走者なしで巨人先発山口にカウント0ボール2ストライクと追い込まれたが、3球目148キロ直球を右中間スタンドへ運んだ。 福留は「追い込まれていたのでコンパクトにと思った。よく飛んでくれました」と、笑顔でベンチに凱旋(がいせん)した。 本塁打は阪神時代の昨年7月16日ヤクルト戦(甲子園)以来。中日では07年7月3日広島戦(福井)以来、14年ぶり、5118日ぶりの1発になった。
◆巨人山口、中日福谷が先発。中日が2回に福留の1号ソロで先制。直後に巨人は岡本和の25号ソロで同点に追いついた。 巨人が4回無死一塁、丸の9年連続2ケタ本塁打となる10号2ランで勝ち越しに成功。中日福谷は6回3失点で降板した。 巨人が逆転勝ちで連敗を2で止めた。山口が6回2/3、1失点の好投で2勝目をマーク。中日は逆転負けで連勝を逃した。福谷は8敗目。巨人ビエイラ8セーブ。
◆巨人が逆転勝ちで連敗を2で止めた。山口が6回2/3、1失点の好投で2勝目をマーク。中日は逆転負けで連勝を逃した。福谷は8敗目。巨人ビエイラ8セーブ。岡本和が単独トップに立つ25号ソロホームラン
◆巨人岡本和真内野手が単独キングに躍り出た。 1点を先制された直後の2回無死。中日福谷の149キロ直球を弾丸ライナーで右翼席に突き刺した。3戦ぶりの1発となる25号同点ソロに「逆らわずいいバッティングができた。ホームランになってくれて良かった」。 2年連続の本塁打王のタイトルにも期待が膨らむが「まだ半分くらいしか試合はしてない。特に意識することはない」と平常心を強調。七夕の夜に豪快弾の「優勝したい」と願いを込めた。
◆巨人原辰徳監督(62)が「平成の怪物」に"世界一の称号"を与え、野球人としての節目をねぎらった。試合後の取材で自ら切り出した。「今日、松坂から電話があった。いろいろ話している中でさ。たぶん、世界中の中で、世界中の投手の中で、一番大きな舞台でたくさん投げた投手の1人だと思うよ。俺は、もう大輔の次に来る人はいないと思うよ。だって16歳くらいから放っているもんな」と受話器越しの松坂に思いを伝えた。 球界の一時代を築き、社会的ムーブメントも巻き起こしてきた。「松坂世代」-。実力者がそろうゴールデンエイジだったが、異論を唱える選手はいなかった。 原監督は日本代表の監督を務めた09年WBCで松坂にエースとしての役割を託した。「エースとして、キューバ、アメリカを相手に、城島と組んで、内角を構えたら逆に外にスライダーを放ったり、外に構えてシュートボールを放ったりね。そういう非常に対応力、順応力という点では城島-松坂のバッテリーというのは非常に印象に残っている。素晴らしいバッテリーでした。やっぱり世界一をとれたというのは松坂の力というのが非常に大きかったと思いますね」。世界一獲得の立役者として名前を挙げた。 ほれ込んだ怪物右腕の決断が発表された特別な七夕の夜。チームの連敗を2で止め、首位阪神と1・5ゲーム差に肉薄。松坂が愛し、愛された、聖地・甲子園に週末、乗り込む。
◆中日福留孝介外野手(44)が古巣復帰後、初アーチを放った。2回1死走者なしで巨人先発山口にカウント0ボール2ストライクと追い込まれたが、3球目148キロ直球を右中間スタンドへ先制ソロをたたきこんだ。 「しっかりとバットにはつかまったが、高く上がったので、あんなに飛ぶと思わなかった」。44歳以上での本塁打は中日では谷繁以来2人目。敗戦の中で球界現役最年長がパワー健在を見せつけた。 阪神時代の昨年7月16日ヤクルト戦(甲子園)以来。中日では07年7月3日広島戦(福井)以来、14年ぶり、5118日ぶりの1発は、同期への惜別弾にもなった。この日、98年のドラフト同期の西武松坂大輔投手(40)が今季限りでの現役引退を発表した。「(引退を)自分で選べる数少ない選手ですし、彼の決断ですけどさびしいです」と福留。 松坂に1年遅れて08年に海を渡った。「マイナーで(僕は)けがの中、向こうは調整登板で(対戦した)。日本でやっている時もずばぬけた投手だった。アメリカで対戦できたことは僕の1つの財産」。異国の地で対戦した3つ年下の大投手をリスペクトした。 04年アテネ五輪、06年、09年WBCではチームメートとして日の丸を背負った。「勝ちにこだわる野球小僧、野球が大好きな投手というのは後ろで守っていても伝わってきた。違うチームなのに後ろを守れたのも思い出」。五輪イヤーに現役に別れを告げた後輩との記憶を振り返った。 98年ドラフトでプロ入りしたのは、中日岩瀬、巨人上原、阪神藤川ら70数人いたが、松坂の引退表明で現役は福留が最後の1人になる。「(松坂の存在は)もちろん励みになった。僕が1人になったが、逆にいえば今度は(同期の)代表として少しでもやれるように頑張っていきたい」。松坂らの思いをくんで、球界現役最年長の44歳が竜打線にカツを入れる。
◆巨人丸佳浩外野手が完全復活弾で試合を決めた。 同点の4回無死一塁、中日福谷の低めに沈むツーシームを「コースに逆らわず強く!打てました」と逆方向左翼席に運んだ。大不振で2軍再調整を経て、交流戦明けから1軍復帰。復帰後の15試合は打率4割超、6発、15打点と大暴れ。9年連続2ケタに乗せる10号決勝2ランに「後ろに岡本様が控えている。気持ちが楽になった分、いいスイングができた」と今季5度目のマルオカ弾に手応えを示した。
◆巨人どすこい右腕山口俊投手が横綱相撲で2勝目を挙げた。 ボール先行の投球も動じず適応した。6回2/3、6安打1失点で寄り切った。古巣復帰後の先発3試合は、いずれも1失点ずつで安定感は抜群。「調子は悪くない。自分の調子どうこうよりも打者と対戦していってしっかりいい結果を出す。そこにこだわっていきたいと」と結果だけにこだわる。
◆中日の福留孝介外野手(44)が中日復帰後初アーチを放った。2回に巨人先発山口にカウント0-2と追い込まれながらも3球目148キロ直球を右中間へ先制ソロ。「しっかりとバットにはつかまったが、高く上がったので、あんなに飛ぶと思わなかった」と、パワー健在を見せつけた。44歳以上での本塁打は中日では谷繁以来2人目。敗戦の中で球界現役最年長が存在感を見せた。 ▼44歳2カ月の福留が今季1号。44歳以上で本塁打を打ったのは15年5月4日谷繁(中日=44歳4カ月)以来8人目となり、中日では谷繁に次いで2人目。巨人戦で打った44歳以上は12年9月16日金本(阪神=44歳5カ月)以来2人目。
◆巨人は7日、打線を組み替え、1~4番に梶谷、坂本、丸、岡本和が並び、5月4日の広島戦(マツダ)以来の〝カジサカマルオカ〟の上位打線に戻った。岡本和以外は故障や不振で1軍を離れた期間もあったが、それぞれが復調して強力な並びが復活した。
◆待望の一発が飛び出した。中日の44歳、福留が復帰後初本塁打。二回1死から先制アーチを放り込み「追い込まれていたのでコンパクトにと思って。良く飛んでくれた」と喜んだ。 1球目のカーブを見逃し、2球目の変化球は空振り。2球で追い込まれたが、内角を狙った3球目の148キロが高めに来たところを逃さず強振。高々と上がった打球はどよめきとともに、右中間まで到達した。 打率は2割台前半にとどまるが、要所で貴重な四球を選ぶなど存在感を示している。16試合で先発し、5月29日の日本ハム戦では1試合4安打を記録。「自分で衰えと思っているわけでもない。自分のできることを目いっぱいやる」。現役最年長のベテランはまだまだ元気だ。
◆巨人の丸が1―1の四回無死一塁から、福谷の低めの速球を左翼席にたたき込む2ランを放った。広島時代の2013年から9年連続で2桁となる10号に到達。難しい球を逆方向のスタンドに運び「コースに逆らわず、強く打てた」と満足そうだった。 開幕直後に新型コロナウイルス感染で戦列を離れ、復帰後も打撃不振に苦しんだ。6月上旬は2軍落ちし、長嶋茂雄元監督の直接指導を受けた。2週間の調整で下半身を使ったスイングを取り戻し、1軍復帰後の15試合で無安打に終わったのは一度だけという好調ぶりだ。 丸の復活とともにチームは徐々に調子を上げてきた。広島時代の16年から5年連続でセ・リーグ優勝に貢献しているだけに、勝負どころはしっかりとわきまえている。
◆わずか3安打の巨人が逆転勝ちした。二回に岡本和の25号ソロで追い付き、四回は坂本の安打と丸の2ランで勝ち越した。山口は要所で粘り、6回?を1失点で2勝目。中日は福留が復帰後初本塁打を打ったが、その後の好機は逃した。
◆巨人が逆転勝利で連敗を2で止めた。1番に梶谷、2番に坂本を戻した打線は、1点を追う二回に4番・岡本和がリーグ単独トップに立つ25号ソロで同点。四回に丸が左翼席へ決勝の10号2ランを放った。投げては山口が七回途中1失点で2勝目を飾った。原辰徳監督(62)が振り返る。 ――打順組み替え 「まあ、もう少しやっぱり活発に打ってもらいたいなというのはありますけれど。(安打を放ったのは)2番、3番、4番ですもんね。うちの看板3人だ」 ――岡本和は逆方向へ25号ソロ 「逆方向にライナーだったね。なかなかお目にかかれない打球ですよね」 ――今年はチームに離脱者もある中で、岡本和はずっと4番を守っている 「自分のペースの中で、それを苦にもせず、やってくれているというところに強さを感じますよね。たまに、少し1、2イニング早く休むか? というときもあるんですけど、『いや、もう1打席、僕は打席に立ちたい』というようなね、前向きに全て出るというくらいの気持ちで本人はやっていると思いますね」 ――丸が決勝弾。不調から脱却 「少し気持ちはたぶんセンターにいっていたんでしょうけど、投球がやや食い込まれてレフトに飛んでいって、理想の形だと思います。そこが丸の長所であり、本来の打撃に非常に近づいてきているのではないかと思います。このところ非常に存在感ある。貴重な、貴重な2ランでした。(2軍調整は)決して遠回りではなかったということだね」――山口は「テンポもいいし、コンディションも非常に良さそうですしね、ゲームをつくるという全体のリズムも非常に良くなるし、いい形で入ってくれている」――大江、デラロサ、ビエイラら勝ちのパターンが完成しつつあるか「そこまでまだ安心はできないとは思いますが、一人一人がコンディションを上げて、われわれが役割をつくるわけです。選手はその場に置いてベストを尽くすと常々言っていますので、その点では調子が上がってきた人たちも増えて、多くなっていると思います」
◆巨人・原辰徳監督(62)が7日、中日戦(〇3―1、東京ドーム)の試合後、今季限りでの現役引退を発表した西武・松坂大輔投手(40)から電話があったことを明かした。 試合後の取材で自ら切り出した指揮官は、「世界中の投手の中で、一番大きな舞台でたくさん投げた投手の一人だと思う。俺はもう、大輔の次に来る人はいないと思うよ。大舞台で17歳くらいから放っているもんな。ご苦労さん」とねぎらった。 試合前にも監督、選手としてともに世界一に輝いた2009年WBCを思い返し、「世界一を取れたのは、松坂の力が非常に大きかった。城島、松坂のバッテリーは非常に印象に残っている。素晴らしいバッテリー」とたたえていた。
◆巨人の岡本和が0―1の二回の先頭打者で、福谷から25号ソロを放ってセ・リーグトップに躍り出た。2ボールからの速球を逆方向の右翼席に弾丸ライナーで放り込み「ボールに逆らわず、いい打撃ができた」と納得の口ぶりだった。 ヤクルトの村上と同じようなペースで量産を続ける中、頭一つリードした。既に断トツの打点とともに、リーグ2冠となっても「まだ半分くらいしか試合をしていないし、特に意識することはない」と無欲を強調した。
◆何もしないで後悔するより、早めに手を打つ。原監督の即断即決ぶりは相変わらずだ。 まず打順を大きく変えた。1番だった松原を6番に、2番のウィーラーを5番に据え、梶谷と坂本で1、2番。得点は二回の岡本和のソロ本塁打に、四回、坂本の安打に続く丸の2ラン。安打はその3本だけで、決して新打線がつながったわけではないが、不振が続きズルズルいきそうだった流れを、力ずくでせき止めた感がある。 継投もそう。七回2死無走者の場面で、先発・山口に代え、左腕・大江を投入。山口の投球数は105。できれば七回を投げ切らせ、八回の頭からリレーに入りたい。あるいは山口が走者を出したら交代...という選択肢もあるが、左打者の京田、大島と並ぶところで迷わずスイッチした。 結果を心配する前に、少しでも危機感を覚えたら、それを打ち消せる道を探り出す。原監督がチームをグイグイ動かしていることだけは間違いない。(本紙専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
45 | 29 | 3 | 0.608 (↓0.008) | - (-) |
66 | 323 (+4) | 274 (+6) | 76 (+2) | 67 (+1) |
0.255 (-) | 3.270 (↓0.05) |
2 (-) |
巨人 |
41 | 28 | 10 | 0.594 (↑0.006) | 1.5 (↑1) |
64 | 334 (+3) | 274 (+1) | 104 (+2) | 48 (-) |
0.253 (↓0.002) | 3.330 (↑0.03) |
3 (-) |
ヤクルト |
39 | 30 | 9 | 0.565 (↑0.006) | 3.5 (↑1) |
65 | 332 (+6) | 308 (+4) | 77 (+1) | 48 (-) |
0.254 (-) | 3.760 (↓0.01) |
4 (-) |
中日 |
29 | 39 | 11 | 0.426 (↓0.007) | 13 (-) |
64 | 229 (+1) | 269 (+3) | 44 (+1) | 39 (-) |
0.238 (-) | 3.290 (-) |
5 (-) |
DeNA |
29 | 40 | 10 | 0.420 (-) | 13.5 (↑0.5) |
64 | 318 (+3) | 375 (+3) | 80 (+2) | 16 (+1) |
0.260 (-) | 4.590 (↑0.02) |
6 (-) |
広島 |
25 | 41 | 10 | 0.379 (-) | 16 (↑0.5) |
67 | 269 (+3) | 337 (+3) | 52 (+2) | 36 (+1) |
0.258 (-) | 4.010 (↑0.02) |
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