日本ハム(☆2対1★)西武 =リーグ戦11回戦(2021.07.07)・スタルヒン球場=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:バーヘイゲン(2勝6敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(1勝2敗16S))
敗戦投手:髙橋 光成(7勝4敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは2回裏、野村の併殺打の間に1点を挙げ、先制する。そのまま迎えた4回には渡邉が犠飛を放ち、リードを広げた。投げては、先発・アーリンが3回2安打無失点。その後は5人の継投で1失点に抑えた。敗れた西武は、先発・高橋が7回2失点と力投するも、打線が援護できなかった。

◆日本ハムはアーリン、西武は高橋が先発。日本ハムは2回無死一、三塁から、野村の併殺打の間に1点を先制した。 日本ハムは4回、渡辺の右犠飛で1点を追加。西武は5回、2死二塁から源田が左前適時打を放ち、1点を返した。 降雨による中断もあったが、日本ハムが継投リレーで逃げ切り、2連勝とした。日本ハム・バーヘイゲンが2勝目。杉浦が16セーブ目。西武は5連敗。高橋は4敗目となった。

◆西武が5連敗を喫し、今季最多借金5となった。残り4試合の前半戦借金ターンが決まった。9安打もチャンスで打てずに8残塁1得点に抑えられ、ロースコアゲームを落とした。 連敗中の5試合平均得点はわずか1・8にとどまり、辻発彦監督は「やっぱ打線がもうちょっと奮起してピッチャーを助けてやらないといけない。1試合1試合必死に勝ちにいくしかないんでね、全員で戦っていきます」と必死に前を向いた。

◆日本ハム渡辺諒内野手が、値千金の打点を挙げた。1点リードの4回1死三塁、西武高橋の初球146キロを流し打ち。右犠飛でリードを広げた。前夜の同戦は3安打猛打賞でチャンスメーク。「コンさん(近藤)が三塁まで走ってくれたので、なんとか最低限の役割は果たせたかなと思います」と納得した。 攻守で苦しむ7年目。強い使命感から、がんじがらめになっていた。自らの拙守が響き、落とした試合もあったと自覚している。「チームにも迷惑かける試合が続いた中で、それでもスタメンで使ってもらうっていうのは、ある意味しっかり結果を出さないといけないと思わせてくれている」と臨んでいる。 6日から、近藤らに交じって連日の早出特打を敢行。動画撮影して打撃フォームを入念にチェックした。大粒で降り注いだ蝦夷(えぞ)梅雨に負けず、旭川の夜空に白星を輝かせた。【田中彩友美】

◆東京五輪日本代表の日本ハム近藤健介外野手が死球を受け、途中交代した。8回1死一、二塁の第4打席。カウント2-1から、西武水上の変化球が左足側部付近に直撃した。 トレーナーとコーチが駆け寄り、そのままベンチ裏へと退いた。栗山監督は「当たり所は、そんなに悪くなかったので大丈夫」と説明。チームは旭川での2連戦で2連勝した。

◆西武松坂大輔投手の現役引退を受け、次期エース候補の高橋光成投手が粘投を見せた。 雨が降りぬかるむマウンドで、7回6安打2失点で粘りの投球を見せた。4敗目を喫するも「今日は天候の変化や地方球場ということは気にせず、自分の投球に集中して投げることができました。最低限、試合を作る、という点においては納得のいく内容でした」と振り返った。

◆七夕の夜、31分の中断を含む雨中の激戦を制した。日本ハムは7日西武11回戦(旭川)で、今季初めて"ショートスターター"で勝利。先発のロビー・アーリン投手(30)が3回無失点と流れを作り、第2先発のドリュー・バーヘイゲン投手(30)へつないだ。6回以降は4投手が無失点でしのぎ、2-1で2連勝。7戦連続無失点の守護神、杉浦稔大投手(29)が16セーブ目を挙げた。細かい雨が次々と天から落ち、たっぷりと水蒸気を含んだ空気は、煙ったように選手たちの視界を遮った。ぬかるんだマウンドで、日本ハム投手陣が山賊打線を相手に踏ん張った。ダブル先発で臨むショートスターターで、今季初めての白星。最後は9回、守護神の杉浦が、途中出場の山川、愛斗、外崎を3者凡退に仕留め、1点のリードを守り切った。 前半戦も残り1週間。先発投手の登板間隔があくことから、総力戦を決めていた。先発アーリンは、3回までというゲームプラン。5月23日に西武相手に来日初勝利を挙げている技巧派左腕は「カーブとチェンジアップを有効に使うことが出来た」と、この日も山賊を緩急で幻惑した。3回2安打無失点4奪三振と、三塁を踏ませない投球で任務を完遂すると、4回からは第2先発のバーヘイゲンが登場。5回に1点を失ったが、6回以降は河野、堀、B・ロドリゲス、杉浦とブルペンメンバーが無失点リレーでつないだ。 開幕からチームはなかなか大きな波に乗れず、最下位に沈む。せっかく景気の良い勝ち方をしても、翌日以降につながらないということが、たびたびあった。この日の試合前には「ここから行けるんだって思った時に、ことごとく(負ける)...」と嘆いていた栗山監督だったが、試合後は一転、笑顔だ。 2年ぶりの旭川開催で、2カードぶりの2連勝。指揮官は「最後まで応援してもらって...。いろいろな人の思いを感じた。その思いが、今日は勝たせてくれたと思う」。連日の雨にもかかわらず、傘を差し、雨がっぱに身を包みながら声援を送ってくれた3000人超のファンや、運営に関わった全ての人に、感謝を口にした。「織り姫様に、よろしく言って下さい」。雨雲に星空こそ遮られていたものの、七夕の夜に、チームの願いは天に届いた。【中島宙恵】 ? ▽日本ハム河野(6回から登板し二、三塁とピンチを背負うも無失点)「リードを保ったまま次につなぐように、それだけを意識して投げました」 ▽日本ハム堀(7回から登板し1回無失点)「雨がひどくなってきたなというのは自分でもわかっていた。なんとかそういう悪い条件でも無失点で抑えられたのはよかった」 ▽日本ハム・Bロドリゲス(8回から登板し無失点)「チェンジアップとシンカー、カーブのコンビネーションがうまく使えた。とてもよく投げられた」 ▽日本ハム杉浦(9回に登板し無失点)「高校最後の夏はここで終わっている。それ以来のスタルヒン球場ということで、すごく懐かしさもあった。いい姿をしっかり見せたいと思って気合を入れて投げました」

◆日本ハム・近藤健介外野手が八回、1死一、二塁の第4打席で左足首付近に投球を受け、代走・万波が送られた。 右腕の西武・水上が投じた4球目の変化球が引っかかり、近藤の足に。苦痛に顔をゆがめた近藤はバット、肘を保護するプロテクターを放り投げ、怒りをあらわにした。近藤は東京五輪の日本代表メンバーに選ばれている。

◆日本ハムは二回に併殺打の間に1点を先制し、四回に渡辺の犠飛で1点を加えた。6投手の継投で逃げ切り、2番手のバーヘイゲンが2勝目、杉浦が16セーブ目を挙げた。西武は打線が9安打しながら好機を生かせず5連敗を喫した。

◆日本ハムは降雨の影響で試合開始が遅れた上に一時中断もあった難しい状況の試合で競り勝った。6投手の継投で1点差を守り抜いた栗山監督は「(勝ちパターンの投手は)全員突っ込むと決めていた。よく我慢してくれた」とねぎらった。 主砲の中田ら主力選手が不振で大苦戦した前半戦も残り5試合。栗山監督は「全員で目いっぱいやっていく」と話した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
403110 0.563
(↓0.008)
-
(-)
62340
(+5)
298
(+6)
77
(+1)
24
(-)
0.255
(↓0.001)
3.430
(↓0.03)
2
(-)
ロッテ
363211 0.529
(↑0.007)
2.5
(↑1)
64369
(+4)
328
(+1)
77
(+1)
69
(-)
0.253
(↑0.001)
3.900
(↑0.03)
3
(-)
楽天
383410 0.528
(↑0.007)
2.5
(↑1)
61317
(+6)
306
(+5)
63
(+2)
29
(-)
0.246
(↑0.001)
3.570
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
343414 0.500
(↓0.007)
4.5
(-)
61331
(+1)
278
(+4)
73
(-)
51
(-)
0.248
(↓0.002)
3.260
(↓0.01)
5
(-)
西武
313614 0.463
(↓0.007)
7
(-)
62298
(+1)
335
(+2)
65
(-)
61
(+3)
0.245
(-)
3.970
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
28418 0.406
(↑0.009)
11
(↑1)
66232
(+2)
310
(+1)
43
(-)
38
(-)
0.229
(↑0.001
3.680
(↑0.03)