1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 11 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 | 12 | 1 | 2 |
勝利投手:杉浦 稔大(1勝2敗15S) 敗戦投手:平良 海馬(1勝1敗11S) 本塁打 |
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◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは1点を追う3回裏、清水のソロと王の2ランで逆転に成功する。その後同点とされて迎えた9回には、2死一塁から高濱の適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、5番手・杉浦が今季初勝利。敗れた西武は、打線が8回に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。
◆日本ハム栗山英樹監督(60)が試合前、旭川スタルヒン球場に設置されているスタルヒン像を2年ぶりに訪れた。 毎年のように同球場で主催試合を開催していたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で実現せず。小雨の中、プロ野球初の300勝投手となった偉大な右腕の銅像の前に立ち、祈った。 「ここまで本当に喜んでもらえるような試合になっていない。本当に申し訳ありません」と最下位に沈む現状を謝罪し「『元気もらったよ』という試合を、なかなか今年はお届け出来ていないので、そういう試合になるよう、やっていきたい」と意気込んだ。
◆日本ハムと西武は、大腸がんのため70歳で死去した元監督の大島康徳さんの冥福を祈り、試合前に約30秒の黙とうをささげた。 両軍がベンチ前に整列し、黙とう。バックスタンドには半旗を掲げ、日本ハムの選手らは右袖に喪章をつけて試合に臨んだ。栗山監督は試合前に「何とか喜んでもらえるように頑張らなきゃ」と話していた。
◆旭川に拠点を置くバレーボールVリーグ男子2部のヴォレアス北海道の後藤万澄(25)が、始球式で「夢」をかなえた。 ヴォレアス北海道のユニホームを着用して登場。ノーバウンドも、大きく高めに浮いたボールを投じ、球場表示で107キロを計測した。「気持ち良かったです。野球に区切りを付けられました」と特別な思いを抱いての大役となった。 バレーボールを始めるまで、10年間野球を経験。米沢中央高(山形)では硬式野球部で2番手投手を務めていた。仙台大学に進学後、本格的にバレーボールの道を進んだ異色の経歴を持つ。「プロの舞台に立てたのは良かったです」と満足げだった。
◆西武の最速160キロ右腕・平良海馬投手(21)の連続無失点記録が止まった。 同点の9回のマウンドに上がり、2死一塁から日本ハム高浜に中越えのサヨナラ二塁打を浴びた。 1日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で連続無失点試合は39試合で日本記録を更新していたが、今季40試合目での悔しい初失点となった。 ◆連続イニング無失点の計算 この日の平良は2死後に失点。連続イニング無失点の計算は野球規則9・02(C)により、失点のあったイニングを除いた前の回までとなるため、失点前の2アウト分は加えない。 ※当初開幕からの連続イニング日本新記録の記事を配信していましたが、平良が失点したために記録は更新されません。おわびして訂正します。
◆西武の最速160キロ右腕・平良海馬投手(21)の連続無失点記録が止まった。 同点の9回のマウンドに上がり、2死一塁から日本ハム高浜に中越えのサヨナラ二塁打を浴びた。 1日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で連続無失点試合は39試合で日本記録を更新していたが、今季40試合目での悔しい初失点となった。
◆日本ハム加藤、西武松本が先発。日本ハムは1点を追う3回、清水の1号ソロで同点。王柏融の6号2ランで勝ち越した。 西武は4回、愛斗の遊撃適時内野安打で1点差に迫った。松本は5回8安打3失点で降板。日本ハムは加藤が5回9安打2失点。 日本ハムは同点の9回2死一塁、高浜が中越えのサヨナラ二塁打。西武平良は40試合目にして今季初失点を喫し、今季初黒星。
◆西武平良海馬投手が今季初失点。今季初登板の3月26日オリックス戦から続けていた連続試合無失点は39、連続イニング無失点は38でストップした。 連続試合無失点はすでにプロ野球記録を更新したが、開幕からの連続イニング無失点は39年高橋敏(阪急)の最長記録38回1/3にあと1/3届かなかった。開幕からの条件を外した球団記録の39回連続無失点(58年稲尾和久、63年田中勉)にも1回及ばず。 ◆連続イニング無失点の計算 この日の平良は2死後に失点。連続イニング無失点の計算は野球規則9・02(C)により、失点のあったイニングを除いた前の回までとなるため、失点前の2アウト分は加えない。
◆西武平良海馬投手(21)が、ついに打たれた。同点の9回、雨中のマウンドに上がり先頭・郡に死球の立ち上がり。清水を送りバント失敗、浅間を一ゴロに打ち取り2死一塁としたが、高浜への5球目。真ん中に入ったカットボールを中越えフェンス直撃のサヨナラ適時打で、開幕から40試合目にして初失点。19年8月2日オリックス戦以来1年11カ月ぶりの黒星となった。 サヨナラ走者を見届けると、下をうつむきながらマウンドを後にした。「慣れない球場というのは特に関係はなかったです。コンディションが結果に影響したということもないですね。ただ、最後の球というのは抜けてしまいました」。開幕から0を刻み続け、新たな金字塔を打ち立てる目前だった。すでに1日ソフトバンク戦で39試合連続無失点の日本記録を更新。さらにこの試合を無失点に抑えれば、開幕からの連続イニング無失点も39回となり、39年高橋(阪急)の38回1/3を塗り替えプロ野球新記録となるはずだった。 悪条件がそろっていた。地方球場開催で、旭川スタルヒン球場は初めて。試合開始前は止んでいた雨は、中盤以降雨脚が強まった。両チーム合わせて10人目となる荒れ果てたマウンド。与死球は40試合目にしてわずか3つ目だった。ただ言い訳を口にすることはなく「明日からまた1試合1試合抑えていくことができるように頑張っていきます」。残した記録を尻目に、再び0を刻むためマウンドへ上がるだけだ。【栗田成芳】 ▽西武辻監督(平良が打たれ4連敗)「平良があそこまで飛ばされるとはね。もう平良がいった時にはこっちとしては、信頼をもって出しているんだから。ここまで頑張ってきて、いずれは取られると思ったし、それが今日であっただけで、また頑張ってくれると思います」 ▽西武松本(5回を8安打3失点)「低くいかなくてはならないところで、球が浮いてしまったところがありました。球の精度、そして思い切りの良さがなかった」
◆西武プロ20年目の栗山巧外野手が、今季初の3安打猛打賞をマークした。 2回に左翼線安打を放つと、4回には左前へ、6回には右前へ運び打ち分けた。これで通算1979安打とし、節目まで残り21本に迫った。栗山は「今日はいい感じで試合に入っていけました。そこは非常に良かったです。打撃内容も良かったと思いますし、これを引き続き続けていきたいです」と気持ちを引き締めた。
◆日本ハム清水優心捕手が、同級生に刺激を受けて今季初アーチを放った。 1点を追う3回、左越え1号ソロで試合を振り出しに戻した。今季出場45試合、93打席目での快音に「1打席目でしっかり振れて良かった」と納得。一方で「試合に出ることも出来なくて、本当に悔しかった。その中で存在感を出したかった」と強い覚悟を実らせた。 直近5試合は途中出場が2試合のみと、チームの力になりきれていないことに悩んでいた。プロ7年目。同期入団の浅間、高浜が結果を残しつつある中「置いてきぼりになっている感じがあった」という。この日、サヨナラ勝利を呼んだのは高浜。試合前には2人で早出特打を敢行し「色々アドバイスもらって、今日は打てた」と刺激し合い、好結果を生んだ。 9回のバント失敗を悔い「同級生がカバーしてくれましたが、反省の方が大きい」と糧にした。「(同級生同士)負けたくないというのもありますけど、一緒になって活躍できるのが1番いい。僕たちがやらないといけない年代にきている」と自覚十分。96年世代の正捕手候補が、仲間に導かれながら現状打破を目指す。【田中彩友美】
◆日本ハムが劇的勝利で"弔い星"を飾った。 試合中盤から激しさを増した雨の中、真っ暗な天に向かって両拳を突き上げた。高浜が9回2死一塁から、殊勲のサヨナラ打。しかも、相手は開幕から連続無失点を続けていた西武平良だ。カウント1ボール2ストライクからの5球目。ど真ん中に入った速球を、きっちり仕留めた。中堅フェンスを直撃する勝ち越し適時打に「最高です。自分が(平良の記録を)止めてやるという強い気持ちでいきました。打てて自信になります」。チームメートから手荒い祝福を受けた背番号91は、照れくさそうに笑った。 ユニホームの右袖では、雨にぬれた喪章が光っていた。6月30日に亡くなった大島康徳元監督(70)を悼み、試合前には両軍が黙とう。バックスタンドには半旗が掲げられた。高浜は「名前を知っているくらいですが、大島さんに勝ちを届けられて、すごくうれしいです」と、丁寧に言葉を紡いだ。現役時代や監督時代は知らなくても、球団の歴史をつくった先輩の生き様へのリスペクトは忘れていない。最高の"弔い星"となり、栗山監督は「こういう試合が北海道で出来て良かった。ファイターズの礎を作ってくれた大島さんに対して、いいチームを作っていきますという思いが、こういう形になったと思う」と、うっすら目を潤ませた。 2年ぶりに開催された旭川の試合で、チームは今季2度目のサヨナラ勝ち。ヒーローインタビューで、高浜は「皆さんの拍手が、僕の最後の打球に乗ってくれたと思います」。悪天候の中、最後まで見守った3495人にとっては、忘れられない試合になったに違いない。チームはドラマチックに旭川の夜を制し、連敗は2でストップ。球宴までの前半戦ラストスパートへ向けて、負けられない1週間が始まる。【中島宙恵】 ▽日本ハム王柏融(3回に左越え6号2ラン) (本塁打を)狙っていないけど、強い打球を意識した。勝利に貢献できて良かった。
◆日本ハムの清水が0―1の三回に今季初本塁打となるソロを放った。先頭打者として打席に入り、2ボール2ストライクからの5球目の内角速球を完璧に捉えて左翼席に運んだ。 打点は6月9日以来約1カ月ぶりで、安打も同20日以来と久々の快音となった。「ふがいない結果が続いていたので、何とかしたいという気持ちだけだった」とほっと一息ついた。 プロ7年目の今季は正捕手として定着を目指したが、4月末に新型コロナウイルス陽性が判明して戦線から離脱。復帰後は打撃だけでなく守備でも精彩を欠き、最近は石川亮に先発の座を奪われることが多かった。それだけに悔しさをぶつける一発となった。
◆日本ハムがサヨナラ勝ちした。3―3に追い付かれて迎えた九回2死一塁で高浜が中越えに適時二塁打を放った。九回を三者凡退とした杉浦が今季初勝利。西武は抑えの平良が今季40試合目の登板で初失点し、4連敗。
◆西武の栗山が今季初の3安打をマークし、通算2千安打まで残り21本に迫った。二回に速い球足で左翼線へ安打を運ぶと、四回には左前打を、六回には右前打を放った。いずれも先頭打者で「いい感じに試合に入っていけた。打撃内容もよかった」と自賛した。 中軸を務め、節目の記録達成へ順調に進んでいる。「7日はまたピッチャーも変わる。また引き締めてやっていきたい」と話した。
◆日本ハムの高浜が同点の九回、平良から自身初となるサヨナラ打を放った。中堅手の頭を越えてフェンスに直撃する鮮やかな二塁打で39試合連続無失点の相手に黒星を付け「自分が記録を止めてやると強い気持ちで打席に入った。最高です」と破顔した。 2球で簡単に追い込まれたが、ファウル、ボールと粘って迎えた5球目の甘い球を思い切り振り抜いた。一塁走者の本塁生還を見届けると拳を突き上げて大喜びした。 急性腰痛で戦線離脱中の中田の代役として一塁手で先発出場を続け、持ち前の打撃で存在感を示している。「2年前はここ(旭川)に来ることができなかったので、名前を覚えてもらえればと思っていた。記憶に残る一打が打てて良かった」と誇らしげだった。
◆3-3の九回から登板した西武・平良海馬投手(21)が、2死一塁から日本ハム・高浜に中堅フェンス直撃のサヨナラ二塁打を浴び、今季初黒星。自身の持つ連続試合無失点のプロ野球記録(2リーグ制となった1950年以降)が「39」で止まった。 「慣れない球場というのは特に関係はなかったです。コンディションが結果に影響したということもないですね。ただ、最後の球というのは抜けてしまいました」 先頭打者の代打・郡への死球から招いた2死一塁で、高浜へ投じた146キロのカットボールは甘く入り、中堅フェンスを直撃。打球が外野の芝生を転がっている間に、一走の浅間が生還した。チームはサヨナラ負けで、今季ワーストタイの借金4となった。
◆横浜高出身の7年目、日本ハム・高浜祐仁内野手(24)が自身初のサヨナラ打でチームの連敗を2で止め、西武の平良の連続無失点記録を「39」で止めた。 「外野も下がっていたのでなんとか越えてくれと思いました。いずれ記録は止まるとは思いましたけど、自分がとめてやるという強い気持ちで打席に入りました」 九回2死一塁から、平良の146キロのカットボールを強振した。打球は中堅フェンスを直撃し、一走・浅間がサヨナラのホームを踏んだ。初のサヨナラ打で味方から祝福されたヒーローは「最高です」と笑顔をみせた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
40 | 30 | 10 | 0.571 (↓0.009) | - (-) |
63 | 335 (+2) | 292 (+7) | 76 (-) | 24 (-) |
0.256 (↓0.002) | 3.400 (↓0.05) |
2 (-) |
ロッテ |
35 | 32 | 11 | 0.522 (↑0.007) | 3.5 (↑1) |
65 | 365 (+11) | 327 (+3) | 76 (+1) | 69 (-) |
0.252 (↑0.001) | 3.930 (↑0.02) |
3 (1↑) |
楽天 |
37 | 34 | 10 | 0.521 (↑0.007) | 3.5 (↑1) |
62 | 311 (+7) | 301 (+2) | 61 (+2) | 29 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.580 (↑0.02) |
4 (2↓) |
ソフトバンク |
34 | 33 | 14 | 0.507 (↓0.008) | 4.5 (-) |
62 | 330 (+3) | 274 (+11) | 73 (-) | 51 (-) |
0.250 (-) | 3.250 (↓0.11) |
5 (-) |
西武 |
31 | 35 | 14 | 0.470 (↓0.007) | 7 (-) |
63 | 297 (+3) | 333 (+4) | 65 (-) | 58 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.990 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
27 | 41 | 8 | 0.397 (↑0.009) | 12 (↑1) |
67 | 230 (+4) | 309 (+3) | 43 (+2) | 38 (-) |
0.228 (↑0.001) | 3.710 (↑0.03) |
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