1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 12 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
勝利投手:レイ(2勝1敗0S) 敗戦投手:池田 隆英(3勝8敗0S) |
日本ハム戦チケット予約 | ソフトバンク戦チケット予約 |
◆ソフトバンクは4回表、甲斐の適時打などで2点を先制する。その後は、5回に明石の適時打、6回には柳田の適時打が飛び出すなど、小刻みに加点した。投げては、先発・レイが5回無失点7奪三振で今季2勝目。敗れた日本ハムは、打線が4安打無得点と沈黙した。
◆日本ハムは池田隆英投手(26)が先発。同投手の先発時の援護点は、攻撃イニング69回で15点。平均援護点1・96点は、10試合以上先発した投手では両リーグで最も低いが、今日は打線の援護があるか。
◆先発は日本ハム池田、ソフトバンク・レイ。日本ハムは3回まで毎回、得点圏に走者を進めるも決定打が出ず。0-0で中盤戦へ。 ソフトバンクは4回、甲斐の適時打などで2点を先制。5回は明石、6回は柳田が適時打で追加点を挙げ、4点リードとした。 ソフトバンクは7回に今宮の適時三塁打で5点目を奪い、守っては完封リレーで連勝。レイが2勝目。日本ハム池田が8敗目。
◆ソフトバンクのコリン・レイ投手(31)が2勝目を手にした。 3回まで3安打3四球ですべて得点圏に走者を背負ったが、先制は許さず。「立ち上がりはいい所に投げようとしすぎて制球ができなかったけど、しっかり立て直すことができた」。4回に味方が2点を先制すると、4、5回は4三振を奪って完全投球。「粘るべきところはしっかり粘ることができた」。2戦連続して中5日の先発だったが、結果を出した。
◆日本ハム池田隆英投手(26)が、援護に恵まれず両リーグワースト8敗目を喫した。4日、ソフトバンク14回戦(那覇・沖縄セルラー)に先発。4回に四死球から乱れ2失点。その後、立て直せず4回1/3で8安打3失点で降板した。打線は今季6度目の0封負け。チームは今季最多タイの借金15に逆戻りとなった。まとわりつくような南国の夜風が、敗戦の後味の悪さを強調させた。今季6度目の完封負け。栗山監督は「一生懸命やっている中で、打線がなかなか点が取れなくても、何とかしていくのがこっちの責任。もっと、もっとやり方があるかもしれない」と思案を巡らせた。3年ぶり沖縄での主催2試合は2連敗。7月最初の試合は、重苦しいスタートとなった。 強烈な西日が差し込んでいた0-0の中盤4回。先頭から四死球でピンチを背負うと2点の先制を許した。5回にも四球が絡み失点。今季最短4回1/3で8安打3失点。自身2連敗で、両リーグワースト8敗目を喫した。「4、5回と相手のカウントが有利になったと同時に、取れるアウトを取れず苦しい展開が続いてしまいました」と悔やんだ。 酷暑の中、右腕を振った池田の背中を押すことが出来なかった。池田の先発時の援護点は、攻撃イニング69回で15点。平均援護点1・96は、10試合以上先発した投手でセ・パ両リーグ合わせて最も低い(3日時点)。右腕は「反省することが多くあり、次回に生かしていかなければならないと思います」と、気丈に敗戦の責任を背負った。 チームは今季最多タイの借金15に逆戻り。今季初の3連敗を懸けて沖縄上陸も、夏場の反攻へ弾みを付けることは出来なかった。「なかなか乗り切れないのでね。何とか、何とか、もう1回いろいろ考えて、しっかりやっていきます」と指揮官。南から北へ、今度は2年ぶりの旭川開催で仕切り直す。【田中彩友美】
◆中継ぎに回ったソフトバンク石川柊太投手が救援初登板で2回1/3を投げ、1安打無失点と好投した。 先発レイに代わり、6回からマウンドへ。先頭高浜を二飛、続く近藤には右前打を許したが、野村を二ゴロ併殺打に仕留めた。7回には万波、代打ロドリゲスを2者連続空振り三振。8回、先頭の代打郡を左飛に打ち取ってマウンドを嘉弥真に譲った。140キロ後半の直球にナックルカーブなどを低めに制球し、32球の好救援だった。 今季は自身初の開幕投手を務め、先発の軸で回ってきたが、ここ4試合は4連敗。復調への再調整の狙いもあり、ブルペン陣に加わった。「今日はしっかりと腕を振るという感覚で投げました。先発の時にあまりなかった良い感覚があった。細かいコントロールなどまだまだ反省材料はありますが、そこはしっかり修正していきたい」と納得顔だった。
◆日本ハムは今季6度目の零敗で、今季ワーストに並ぶ借金15に逆戻りした。 4番手の"鉄腕"宮西尚生投手(36)が7回からマウンドに上がって、1回を1安打1失点。通算757登板とし、西鉄の元祖鉄腕、稲尾和久を抜いてプロ野球歴代10位に躍り出た。2連敗中、数少ない明るい話題に栗山監督は「どれくらいの数字を残してくれるのか楽しみ」と話した。
◆ソフトバンクが、1カ月ぶりに2試合続けて勝利した。甲斐拓也捕手(28)が決勝打。守っても4人の投手陣をリードし、無失点の好結果を出した。工藤監督は「久しぶりの沖縄でね、ファンのみなさんの前で初めて連勝することができた。みなさんに楽しんでいただいてるのも見ていてわかったので、良かったです」と、鬼門だった沖縄初勝利からの連勝を喜んだ。 4回1死満塁の打席。甲斐が日本ハム先発の池田から、鮮やかな左前への先制打。6月6日阪神戦以来、自身20試合ぶりの適時打が決勝点となり「くらいついていくことが出来ました。レイが踏ん張っている中で、何とか先制することが出来て良かったです」と胸を張った。 守っては、その裏。1死一塁で、二盗を試みた万波を、代名詞の正確無比な送球「甲斐キャノン」で刺した。このプレーにはスタンドに招待されていた沖縄の野球少年たちも大喜びで、大きな歓声が上がった。先発レイは初回に2四球を与えるなど、不安定な立ち上がりだったが、しっかり立ち直らせて5回0封。来日2勝目を好リードでアシストした。 引き分けを挟んだ連勝はあったが、2試合続けて勝つのは6月5、6日の阪神戦以来だ。ここで甲斐は、5日に17年以来の1試合2本塁打をマーク。続く6日も2本の適時打を放ち、3打点を挙げていた。捕手らしく「自分のこと、打撃のことも大事ですが、チームが勝つことが一番大事なので」と話すが、甲斐が打てばチームが勝ちに近づくことは間違いない。 2位楽天には0・5差に迫ったが、6日からは0・5差で追ってくる4位ロッテと2連戦。指揮官は「勝ってかぶとの緒を締めろ、じゃないですけど、しっかり締めて次につなげていきたい」と気を引き締めた。【山本大地】 ▽ソフトバンク明石(5回に右前適時打)「前の(無死一、二塁の)打席でバントを決めることができなかったので、カバーする番だという思いで打席に立った。1本打つことができてよかった」 ▽ソフトバンク今宮(7回の適時三塁打に)「(4回の)最初のチャンスで併殺打だったので、ここは絶対に打つんだという気持ちで打席に立ちました。いい形で追加点をとることができて良かった」 ▽ソフトバンク嘉弥真(2戦連続登板で好投し、地元沖縄でお立ち台)「とてもうれしい。2戦連続で投げられて幸せです。0点に抑えられたし、いい結果につながってよかった」
◆先発した日本ハム・池田隆英投手(26)は五回途中3失点で降板した。 気温29度の那覇。池田はソフトバンク打線相手に序盤は踏ん張ったが、四回に捕まった。先頭・中村に死球を与え、続く栗原を四球で歩かせた後、1死満塁のピンチを招くと甲斐に左前に運ばれ先制点を許した。続く谷川原には押し出し四球を与え、この回2点を失った。 続く五回も1死満塁と再びピンチを迎えると、明石に適時打を浴び3点目を失い、86球でマウンドを降りた。
◆ソフトバンクは四回に甲斐の適時打、谷川原の押し出し四球で2点を先制。五回に明石、六回には柳田が適時打を放ち、七回は今宮の適時三塁打で加点した。レイは5回を3安打無失点で2勝目。日本ハムは投打に精彩を欠いた。
◆日本ハムの池田がリーグ最多の8敗目を喫した。四回に2点を与えると五回は明石の適時打で1点を失い、なお1死満塁の場面で交代を告げられた。6試合ぶりに5回を持たずに降板し「四、五回は取れるアウトを取れず、苦しい展開が続いてしまった」と反省を口にした。 2月末に楽天から移籍した。新天地で先発枠をつかみ、この日が12試合目の登板。防御率こそ3・19と悪くはないものの、3勝となかなか白星に結び付けられず、我慢の時を過ごしている。
◆再調整を兼ねて一時的に中継ぎに回ったソフトバンクの石川が、六回から今季初めて救援登板し、2回?を無得点に抑えた。速球の球威が光り「先発の時にあまりなかったいい感覚があった」と手応えを口にした。 初の開幕投手を任された今季は、安定した内容ながらエース格との投げ合いが続いたこともあり、3勝7敗と黒星が先行。責任を背負い、苦しむ姿を見た工藤監督から「リフレッシュに」と提案された中継ぎのマウンドで、気持ちよく腕を振った。監督は「良かったと思う。直球が戻ってきている」と評価した。
◆ソフトバンクの甲斐が0―0の四回1死満塁の好機で、左前へ適時打を放った。6月30日にソロ本塁打を放っているが、タイムリーは同6日の阪神戦以来約1カ月ぶり。前日の3日には無死一、二塁の好機で併殺打に倒れる場面もあっただけに「食らいついていくことができた」と話した。 追い込まれていた中で、内角への変化球にうまく対応。コンパクトに振り抜き、鋭い打球を飛ばした。ここまで全試合で先発マスクをかぶり、東京五輪の日本代表にも選ばれている扇の要がバットで存在感を示した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
40 | 29 | 10 | 0.580 (↑0.006) | - (-) |
64 | 333 (+3) | 285 (+2) | 76 (-) | 24 (-) |
0.258 (↑0.001) | 3.350 (↑0.02) |
2 (-) |
楽天 |
36 | 33 | 10 | 0.522 (↓0.007) | 4 (↓1) |
64 | 303 (+6) | 291 (+8) | 58 (+3) | 28 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.540 (↓0.07) |
3 (-) |
ソフトバンク |
34 | 32 | 14 | 0.515 (↑0.007) | 4.5 (-) |
63 | 327 (+5) | 263 (-) | 73 (-) | 51 (+1) |
0.250 (↑0.001) | 3.140 (↑0.04) |
4 (-) |
ロッテ |
33 | 32 | 11 | 0.508 (↑0.008) | 5 (-) |
67 | 346 (+8) | 323 (+6) | 71 (+1) | 67 (+1) |
0.250 (↑0.002) | 3.990 (↓0.03) |
5 (-) |
西武 |
31 | 34 | 14 | 0.477 (↓0.007) | 7 (↓1) |
64 | 294 (+2) | 329 (+3) | 65 (+2) | 57 (-) |
0.244 (↓0.001) | 3.990 (↑0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
26 | 41 | 8 | 0.388 (↓0.006) | 13 (↓1) |
68 | 226 (-) | 306 (+5) | 41 (-) | 38 (+2) |
0.227 (↓0.001) | 3.740 (↓0.02) |
コメント