西武(★0対8☆)オリックス =リーグ戦14回戦(2021.07.03)・メットライフドーム=
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ORIX
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西武
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勝利投手:山﨑 福也(4勝5敗0S)
敗戦投手:今井 達也(5勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】福田 周平(1号・2回表3ラン),伏見 寅威(3号・8回表2ラン)

  DAZN
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◆投打のかみ合ったオリックスが完勝。オリックスは2回表、福田の3ランなどで一挙4点を先制する。そのまま迎えた6回には、モヤの適時打などで2点を加えて、リードを広げた。投げては、先発・山崎福が7回無失点の好投で今季4勝目。敗れた西武は、投打ともに振るわなかった。

◆西武今井達也投手(23)は12試合を投げて5勝2敗、防御率2・45。 昨季は得点圏に走者を置いた場面で被打率3割1分1厘と打たれたが、今季は同場面で被打率1割7分4厘。四球などで走者を出すも粘り強い投球で白星を稼いでいる。

◆西武は3日、「SAVE THE HOPE ライオンズ オレンジリボン運動デー」を開催した。 子どもの虐待防止・オレンジリボン運動に賛同し、19年から実施。今季は「ほほえみ」をテーマに掲げた。 今年は監督、コーチ、選手がオレンジ色のオリジナルキャップ、ヘルメットを着用。試合開始前には首脳陣、選手が家族や大事の人の顔を思い浮かべながら、感謝をつづったメッセージボードを一斉に掲げた。

◆西武今井達也投手(23)が、自滅で4点を失った。 0-0で迎えた2回、先頭の宗、モヤに連続四球で無死一、二塁。伏見を投ゴロに打ち取ったが、二塁への悪送球で先制点を許した。なおも無死一、二塁から福田に3ランを浴び、この回1安打で一挙4点を奪われた。

◆左腓骨(ひこつ)骨折から復活した西武外崎修汰内野手(28)が、8回の守備から二塁で途中出場した。8回1死一塁から、二ゴロを処理し、遊撃の源田との連係で併殺を完成。8回1死で迎えた打席では、カウント2-2から中前打を放った。 「守備で出た時、ファンのみなさんの拍手が予想以上で本当にうれしかったです。打席で応援歌が流れるのも本当に久しぶり。やっぱりあれがあると気持ちも盛り上がりますね。うまく打てましたし、いいところに飛んでくれました」 4月3日のソフトバンク戦で死球を受け、同部を骨折した。手術後、リハビリを経て、6月15日のイースタン・リーグ日本ハム戦で実戦復帰。この日から出場選手登録され、1軍に昇格した。守備、打席に向かう度にスタンドから大きな拍手が送られた。 次戦に向け「前半戦、迷惑をかけてしまいましたが、その間チームは5割をキープするような位置で踏ん張ってくれていましたので、ここからは自分がチームに勢いをつけて、前半戦の分を取り返していきたいです」と意気込んだ。

◆西武は今井、オリックスは山崎福が先発。オリックスは2回、今井の悪送球で先制し、福田の今季1号3ランで一挙4点を奪った。 オリックスが6回、モヤの右前適時打、福田の犠飛で2点を追加した。今井は6回6安打6失点でKOされた。 オリックスは8回、伏見の2ランでダメ押しした。山崎福は今季4勝目で、チームは2分けを挟み4連勝。西武は連敗を喫した。今井が3敗目。

◆西武の今井達也投手(23)が自滅で3敗目を喫した。0-0で迎えた2回。宗、モヤに連続四球を与え、伏見の投前へのゴロを二塁悪送球で先制点を献上。福田には3ランを浴び、この回1安打で4点を失った。今井が今季ワーストの6失点と乱れ、打線は6安打で無得点。 辻監督は「1つのプレーでああなるからね。自分の悪送球で傷口を広げて、そこからの3ラン。序盤の4点は大きかった」と唇をかんだ。

◆オリックス山崎福也投手(28)が7回4安打無失点で4勝目をマークした。立ち上がりから制球が安定し無四球で77球と省エネ。 明大時代からのチームメート、福田周平内野手(28)に3ランの援護をもらい「まさかホームランとは...ビックリ」と目を丸くした。同学年の"福福コンビ"について「自分は優しさがあると思うんですけど、周平は基本的にツンツンしています」と仲間をイジり、白星を喜んだ。

◆オリックスが福田周平内野手(28)の"ビックリ弾"で首位をがっちりキープした。 「無我夢中だった。感触は正直覚えていない。越えろ!と思ったけど、入るとは正直わからなかった」。167センチ、69キロの伏兵が、ほぼ全力疾走でベースを駆け抜けた。 1点リードの2回1死二、三塁。「カウント2-0でストライク欲しいだろうなと。迷わずに振り切ろうと覚悟を決めた」。握り拳1つ以上短く持ったバットから、右翼席へ1号3ラン。プロ4年目の4本目は自身2年ぶり、主導権をガッチリ握る千金弾となった。 中嶋監督も一塁側ベンチで思わず両拳を突き上げた。「まさかの...。越せ! と思ったけど、フェンスを越すとは思わなかった」。 MLB通算2428安打&622盗塁のケニー・ロフトン氏に憧れ、19年12月上旬から2週間、米国ヒューストンで武者修行。自分で英文メールを送り、ジムを予約した。出国前は「体が弱いと、頭で理解していても良いプレーができない」と話していたが、帰国後は「パワーが大事? 本当はそうじゃなかった。体の使い方が大事」と新境地を開拓した。常に「今、必要」を求める。新しい本を手に取った時も「最初に目次を読む。前から読むより、自分が欲しい要素から」と合理的。チームが欲しい要素に最高の結果で応えた。 "偶然"の1発ではない。 昨オフに中堅挑戦を直訴。出場機会を求めて「人生初」の外野グラブを持った。「もう誰にも、ポジションは渡さないつもり」。連日の日替わりヒーロー登場で7年ぶりの貯金10。2位楽天に今季最大の3ゲーム差をつけた。独走モードに入ってきた。【真柴健】

◆西武が打線改造で臨んだが、無得点で首位のオリックスに連敗を喫した。前夜の同戦で4番だった中村が休養日で欠場。代わりに、得点圏打率が4割を超える呉念庭を4番で起用し、5番にはルーキーのブランドンを抜てきしたが、先発山崎福に好投され、散発6安打に終わった。 プロ入り後、スタメン時は7、8番だったブランドンはプロ初の5番でも、持ち味を発揮した。6点を追いかける7回1死、山崎福から左中間への二塁打をマーク。重圧を感じさせず、思い切りの良さをグラウンドで体現した。 先発の今井が2回にミスから4点を奪われ、主導権を奪われた。辻監督は「一番やっちゃいけない先取点を取られて、4点というビッグイニングを作った。うちも最初チャンスを作って、いい当たりが正面をついて、得点にならなかったから。そうなってくると、だんだん術中にはまっていく」と振り返った。

◆オリックスが福田周平内野手(28)の"ビックリ弾"で首位をがっちりキープした。「無我夢中だった。感触は正直覚えていない。越えろ!と思ったけど、入るとは正直わからなかった」。167センチ、69キロの伏兵が、ほぼ全力疾走でベースを駆け抜けた。 1点リードの2回1死二、三塁。「カウント2-0でストライク欲しいだろうなと。迷わずに振り切ろうと覚悟を決めた」。握り拳1つ以上短く持ったバットから、右翼席へ1号3ラン。プロ4年目の4本目は自身2年ぶり、主導権をがっちり握る千金弾となった。 中嶋監督も一塁側ベンチで思わず両拳を突き上げた。「まさかの...。越せ! と思ったけど、フェンスを越すとは思わなかった」。 MLB通算2428安打&622盗塁のケニー・ロフトン氏に憧れ、19年12月上旬から2週間、米国ヒューストンで武者修行。自分で英文メールを送り、ジムを予約した。出国前は「体が弱いと、頭で理解していても良いプレーができない」と話していたが、帰国後は「パワーが大事? 本当はそうじゃなかった。体の使い方が大事」と新境地を開拓した。常に「今、必要」を求める。新しい本を手に取った時も「最初に目次を読む。前から読むより、自分が欲しい要素から」と合理的。チームが欲しい要素に最高の結果で応えた。 "偶然"の1発ではない。 昨オフに中堅挑戦を直訴。出場機会を求めて「人生初」の外野グラブを持った。「もう誰にも、ポジションは渡さないつもり」。連日の日替わりヒーロー登場で7年ぶりの貯金10。2位楽天に今季最大の3ゲーム差をつけた。独走モードに入ってきた。【真柴健】

◆オリックスが無失点リレーで4連勝した。二回に福田の3ランなどで4点を先行し、六回にモヤの適時打と福田の犠飛で2点を加え、八回に伏見の2ランで加点。山崎福は7回4安打無失点で4勝目。西武は打線がつながらなかった。

◆西武・今井達也投手(23)が6回6失点で、4月21日のオリックス戦(京セラドーム)以来となる黒星で3敗目を喫した。 「球がばらついて不安定だった。安定しないところを力任せでカバーしようとしてしまったところもあって、空回りしてしてしまった。その結果、勝負どころで球が高めに浮いてしまった」 6月の4試合もすべてクオリティースタート(QS、6回以上で自責点3以下)と抜群の安定感を誇ってきた5年目右腕は肩を落とした。 この日はブルーではなくオレンジ色の帽子をかぶった。児童虐待防止を啓発するため「SAVE THE HOPE ライオンズ オレンジリボン運動デー」と称して開催された一戦。それぞれの大切な人に対して感謝の思いを綴るメッセージボードに、今井は母・江利子さん(50)に向け「大切に育ててくれてありがとう」と書いてマウンドに上がったが...。 一回2死二、三塁のピンチはT-岡田を外角高めの154キロ直球で空振り三振に仕留めて脱出したが、続く二回に〝自滅〟する。先頭から2者連続四球を与えて無死一、二塁。続く伏見の投ゴロを併殺を焦って二塁へ悪送球して先制点を許す。さらに1死後、カウント2-0からストライクを取りに行った直球を福田に右翼席に運ばれた。 今井が「ホームランはもったいなかったし、その前もゲッツーが取れたのにもったいなかった」と振り返れば。辻監督も「一つのプレーがああなるからね。序盤の4点はあまりに大きかった」と渋面を作った。

◆西武・外崎修汰内野手(28)が91日ぶりに1軍復帰し、八回の二塁守備から途中出場。八回1死一塁から華麗な動きで4-6-3の併殺を完成させると、直後の攻撃ではオリックス・K-鈴木の151キロの直球を中前に運んだ。さらに2死一塁から森の中前打で一気に三塁を陥れるなど、走攻守で完全復活を印象付けた。 「守備で出たとき、ファンの皆さんの拍手が予想以上で、本当にうれしかった。打席で応援歌が流れるのも久しぶり。やっぱり、あれがあると気持ちも盛り上がりますね。ヒットはうまく打てた」 4月3日のソフトバンク戦で死球を受けて、左腓骨骨折。同6日に東京都内の病院で手術を受け、術後3カ月以内での実戦復帰を目指してきた。6月15日のイースタン・リーグ、日本ハム戦で復帰し、2軍では9試合で打率・294(34打数10安打)だった。 「手術後はとにかく不安だった。野球を見ることしかできなくて、モチベーションの維持も難しかった。プレーしているみんながうらやましく、自分がもどかしくてマイナスにマイナスに考えてしまいがちだった」 術後の苦しかった心境を吐露した背番号5。2019年の「プレミア12」の優勝メンバーで、東京五輪選出も有力視されていたが、開幕直後の骨折でその夢もかなわなかった。 それでも、チームのV奪還のため「迷惑をかけてしまいましたが、その間チームは勝率5割をキープするような位置で踏ん張ってくれていたので、ここからは自分がチームに勢いをつけて、前半戦の分を取り返していきたい」と決意表明。辻監督も「1本出てホッとしたんじゃないかな。外野ももちろんやってもらう。(好調の)呉念庭もいるわけだから。(チームにとって)一番いい布陣が敷けるようにしたい」と話した。(東山貴実)

◆西武の今井はミスで自滅し、3敗目を喫した。二回に連続四球で無死一、二塁のピンチを招くと、伏見の投ゴロを二塁へ悪送球して先制を許し、1死後に福田に3ランを浴びた。併殺が狙えた場面での失策を「ゲッツーが取れたのにもったいなかった」と悔やんだ。 六回にもモヤの適時打などで2点を失い、今季ワーストの6失点。「安定しないところを力任せでカバーしようとしてしまい、空回りした」と反省した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
392910 0.574
(↑0.007)
-
(-)
65330
(+8)
283
(-)
76
(+2)
24
(-)
0.257
(-)
3.370
(↑0.04)
2
(-)
楽天
363210 0.529
(↓0.008)
3
(↓1)
65297
(+3)
283
(+5)
55
(-)
28
(-)
0.246
(↑0.001)
3.470
(↓0.02)
3
(-)
ソフトバンク
333214 0.508
(↑0.008)
4.5
(-)
64322
(+7)
263
(+1)
73
(-)
50
(+2)
0.249
(-)
3.180
(↑0.03)
4
(-)
ロッテ
323211 0.500
(↑0.008)
5
(-)
68338
(+5)
317
(+3)
70
(+2)
66
(+1)
0.248
(-)
3.960
(↑0.01)
5
(1↓)
西武
313314 0.484
(↓0.008)
6
(↓1)
65292
(-)
326
(+8)
63
(-)
57
(-)
0.245
(-)
4.000
(↓0.03)
6
(-)
日本ハム
26408 0.394
(↓0.006)
12
(↓1)
69226
(+1)
301
(+7)
41
(+1)
36
(-)
0.228
(-)
3.720
(↓0.03)