ソフトバンク(★0対1☆)西武 =リーグ戦15回戦(2021.07.01)・福岡PayPayドーム=
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西武
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ソフトバンク
0000000000300
勝利投手:髙橋 光成(7勝3敗0S)
(セーブ:平良 海馬(1勝0敗11S))
敗戦投手:武田 翔太(4勝4敗0S)

本塁打
【西武】スパンジェンバーグ(5号・7回表ソロ)

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◆西武は0-0で迎えた7回表、スパンジェンバーグのソロで、試合の均衡を破る。投げては、先発・高橋が8回1安打無失点の快投で今季7勝目。最後は2番手・平良が締め、39試合連続無失点のプロ野球新記録を達成した。敗れたソフトバンクは、先発・武田が好投するも、打線が振るわなかった。

◆ソフトバンクは武田翔太投手(28)、西武は高橋光成投手(24)が先発。武田は西武戦通算17勝3敗、勝率8割5分。対する高橋は19年5月14日からソフトバンク戦8連勝中。ともにキラーぶりを見せるが、どちらに白星が挙がるか。

◆ソフトバンク武田、西武高橋の両先発が順調な立ち上がりを見せた。ともに3回まで1安打に抑え、無失点投球。 両軍ともに6回まで0行進。西武は6回2死一、三塁としたが中村が遊ゴロに倒れた。ソフトバンクは6回まで1安打と打線沈黙。 西武は7回、スパンジェンバーグが5号決勝ソロ。先発高橋は7勝目。11セーブ目を挙げた平良がプロ野球新記録となる39試合連続無失点を達成。ソフトバンク武田4敗目。

◆西武の最速160キロ右腕・平良海馬投手(21)が金字塔を打ち立てた。9回のマウンドを託され、無失点で切り抜けた。これで39試合連続無失点となり、並んでいた06年藤川球児(阪神)のプロ野球記録を新たに塗り替えた。今季は開幕からここまで全試合0行進を刻んで防御率0・00。プロ4年目の剛腕が前人未到の域に入った。 まずは先頭三森を高め直球153キロで3球三振。柳田には左前打を許して天を仰いだ。続く中村晃の左翼線に落ちる安打で、代走の佐藤直は果敢に三塁を狙った。タイミングは完全にセーフだったが、ベースから体が離れ、痛恨のアウト判定。リプレー検証でもアウトのままだった。最後は2死二塁から侍戦士の栗原を左邪飛に打ち取った。 試合後、平良は花束を受け取り、日本新記録のプレートを掲げた。 平良 結構危なかったですけど、よかったです。本当にうれしいです。無失点で帰ってこれるように、いつもと同じ気持ちで行きました。(達成できた要因は)運です。応援してくれたすべての人に感謝したいです。

◆ソフトバンク武田翔太投手(28)が1発に泣いた。0-0の7回2死からスパンジェンバーグに右翼席中段へ先制の5号ソロを被弾。これが決勝点となって4敗目を喫した。「調子は良かったと思います。少しコントロールが荒れる場面もあったが、どの球種でもカウントを取ることができたし、勝負することもできた」。 6回まで3安打無失点投球。140キロ台後半の直球に自慢のカーブ、スライダーなど変化球を交え封じ込んできた。「絶対に打たれてはいけない場面でホームランを打たれてしまった」と痛恨の1球を悔やんだ。

◆西武の最速160キロ右腕・平良海馬投手(21)が金字塔を打ち立てた。9回のマウンドを託され、無失点で切り抜けた。これで39試合連続無失点となり、並んでいた06年藤川球児(阪神)のプロ野球記録を新たに塗り替えた。今季は開幕からここまで全試合0行進を刻んで防御率0・00。プロ4年目の剛腕が前人未到の域に入った。 ▼平良が今季初登板の3月26日オリックス戦から39試合連続無失点。06年藤川(阪神)の38試合を抜き、連続試合無失点のプロ野球新記録をマークした。平良のイニングは38。連続イニング無失点のプロ野球記録は58年金田(国鉄)の64回1/3だが、開幕からの連続イニング無失点は39年高橋(阪急)の38回1/3で、平良はあと1/3で並ぶ。また、開幕からの条件を外した38回はパ・リーグ7位に進出。 ▼メジャーではシーズンをまたいだ記録を採用するため、連続試合無失点は18~19年プレスリー(アストロズ)の40試合だが、1シーズンでは11年キンブレル(ブレーブス)の38試合が最長。1シーズンで39試合連続無失点は日米を通じて平良が初めて。

◆ソフトバンクがまた「天敵」にやられた。西武高橋の前に1回先頭三森の左前打だけで、8回まで無得点。19年から3年越しの9連敗を喫した。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -武田は7回1失点 工藤監督 ナイスピッチングですよ。(カウント)3-2は多かったけどね。それでフォアボールを出してないんだから、それもまた彼の良いところ。しっかりとバッターと勝負している。ナイスピッチングです。ヒットも4本でしょ?。ホームランくらい打たれますよ。武田君を責めるなんてことは絶対にないです。 -打線は高橋を攻略できず 工藤監督 見ていると低めの変化球だけで打ち取られているとは思わない。高めの変化球を打ちきれないっていうのもあるし、変化球に詰まるっていうのは狙い球が外れているのか。うまく外されているのかもしれませんね。僕から見ると、変化球に詰まるっていうことは真っすぐはより遅れるので、ピッチャーの心理的には楽。 -4度の先頭打者出塁。打線の工夫は見られたか 工藤監督 高橋君に関して得点が取れていないということになれば、送りバントでセカンドに(走者を)送ってどうかなというところではありました。うまくいく時もあればうまくいかない時もあるんです。やっぱりその中でいかに1つの送りバントが重要かということ。 -2回無死一塁で松田にバントさせずにヒッティングさせた 工藤監督 (バントという)選択肢はないですね。2回っていうのもあるし、松田は当たりもでてきているということもある。あそこは一、二塁になれば次でバントというのは考えていました。 -9回は代走の佐藤直が三塁で走塁死。 工藤監督 あれは普通に滑ればセーフだった。あれは滑った後に勢いあまって離れてしまってタッチされた。その辺に関しては本人に聞かないと。その辺をしっかり代走としていくなら当然ああいうケースもある。失敗を次にどう生かすか。若い時には失敗も多いです。それを糧に自分が成長できるかが重要。失敗したら練習をする。それしかないです。 -甲斐は自打球で痛がっていたが無事か 工藤監督 途中歩いたりしながら「大丈夫です」というサインがあった。本人も大丈夫ということだったので。

◆侍ジャパンの正捕手候補・ソフトバンク甲斐拓也にヒヤリとする場面があった。 8回、先頭で打席に入ると3球目に自打球が左足甲付近を直撃し、打席に倒れ込んだ。そのまま打席に入って、4球目は空振り三振。捕手がボールをこぼしたため、一塁へ痛みをこらえて走った。9回もマスクをかぶり、大事には至らなかった。3日以降の出場について工藤監督は「本人は大丈夫と言っていた」と話した。

◆ソフトバンクがまたしても「天敵」にやられた。西武高橋の前に1回先頭三森の左前打だけで、8回まで無得点。19年から9連敗の屈辱だ。 試合前、工藤公康監督(58)は「低めのフォークに手出しをしない」と、高橋攻略のカギを語っていた。「(フォークを)見逃せば、カウントを取るのに苦労する。そうなった時にゾーンが上がって、ベルト近辺の球を打たれたり変化球が高めに浮いたりしている」と分析していたが、高めに浮いた変化球にも対応できなかった。「うまく外されているのかもしれませんね。変化球に詰まるということは真っすぐはより遅れるので、ピッチャーの心理的には楽」。150キロ前後の直球にも、歯が立たなかった。 四死球も絡み、5回までに4度先頭打者が出塁したが、後続が続かない。前日6月30日の同戦で15安打9得点を奪った打線が一夜で沈んだ。指揮官は「うまくいく時もあればうまくいかない時もある」と、切り替えるしかなかった。 9回は、1死一塁から中村晃が左前打。一塁走者の佐藤直はスライディングで三塁を狙ったが、勢いあまってベースから体が離れて走塁死になった。反撃の機運はしぼみ、平良に日本新記録の39試合連続無失点を許した。「耐えるところは耐える。このまま終わるわけはない」。勝率5割に逆戻りとなり、工藤監督は表情を締めた。【只松憲】

◆プロ野球新記録を前に、勝利の女神が振り向いた。平良海馬投手(21)が登板した1点リードの9回、柳田に安打を許し1死一塁で中村に左前へ連打を浴びた。三塁へ向かう代走・佐藤が1度はセーフ判定も、勢い余ってベースを一瞬離れタッチアウト。二、三塁となれば同点必至で、逆転の恐れもあった場面。相手のミスという運を味方につけた。39試合連続無失点の金字塔に、お立ち台で要因を問われひと言。「運です」と言い切った。 06年藤川(阪神)の記録を塗り替えたのは紛れもなく実力だった。最速160キロの直球は最高の見せ球。「僕の真っすぐなんて普通」といい変化球を駆使。最後の打者・栗原には、スライダーを2球連続投げ込み左邪飛に打ち取った。「記録をつくれたのは証拠みたいな感じでうれしい」と独特の表現で受け止めた。 運を呼び込んだのは平良自身だった。「運が良いと思って生きています」。沖縄・八重山商工3年最後の大会、渡辺GM(当時SD)は初戦敗退の可能性があったため1回戦を視察。その試合の決め手は剛速球よりも、フィールディングだった。同GMから「これならいける」と4位指名を呼び込んだ。グラウンドを離れれば自然を愛する21歳。記録達成で受け取った花束は自宅で花瓶に入れて飾っている。日々の行いが、勝利の女神を振り向かせた。 試合前には侍ジャパン稲葉監督に「先発ありますか」と"剛速球"の冗談をぶつけた。20年春季キャンプは先発調整し「肩のことを考えると将来的には挑戦したい」と先発転向の思いはある。中継ぎでしか達成困難な記録に「目標はない」と、無欲で前人未到の域に突入した。【栗田成芳】

◆西武の歴代最多文字数助っ人外国人が、平良海馬投手(21)の新記録を呼び込んだ。 0-0で迎えた7回2死、コーリー・スパンジェンバーグ内野手(30)が、カウント1-1から内角へのスライダーを右翼席中段へ運び均衡を破る1発を放った。「打った瞬間、スタンドまでは届くな、と手応えは完璧だったね。(高橋)光成が頑張ってくれていたから援護できて良かったよ」と虎の子の1発だった。 守備では"神業"を披露した。プロ野球新記録がかかった平良が、9回1死から連打を浴びた。一走の佐藤直が、三塁へ飛び込みセーフ判定も、勢い余って一瞬だけベースを離れた。その瞬間を三塁手のスパンジェンバーグが見逃さず、タッチアウト。1死一、三塁となれば、ピンチが拡大し、平良の記録が途絶え、逆転負けのおそれもあった。 これに平良は「タイミングもセーフだったんですけど、離れた一瞬を見逃さなかったタッチがあって、それで全てが変わったと思います」と感謝。辻発彦監督も「よく最後までスパンジーが見ててタッチしてくれて。あれがなかったら、追いつかれて、逆転されたかもわからん状況」。平良は39試合連続無失点のプロ野球新記録を達成。チームはこの勝利で勝率5割とし、順位は3位タイに浮上。その裏には、9文字の長い名前から「スパンジー」の愛称で親しまれるスパンジェンバーグの活躍があった。

◆タカキラーの西武高橋光成投手が、8回無失点の好投で今季7勝目を挙げた。 許した安打は1回先頭・三森の1本のみ。直球とフォークで高低を使い分け、凡打の山を積み上げた。中5日での先発も苦にせず、これでソフトバンク戦13試合連続不敗とし「今日は自分の仕事ができました。一番はテンポの良さでした。次回も今日のような投球ができるようにしっかりと調整していきます」と、次回登板も中5日で調整する。

◆「真っ赤」に燃えたはずのハートが月が変わって消沈した。ソフトバンクにとって5月12日のロッテ戦以来、50日ぶりとなる本拠地ペイペイドームでの有観客試合。スタンドはため息に包まれ、掲げる「7月反攻」も痛すぎる敗戦スタートとなってしまった。 8連敗中の「天敵」を攻略できなかった。西武先発の高橋から放ったヒットは初回先頭の三森の左前打だけ。5回まで先頭打者の3四死球があったが、後続は無惨にも断ち切られ、ホームが遠かった。好投手は簡単に攻略できるものではない。着実にプレッシャーをかけるには2回無死一塁から松田のバントの手もあったろう。4回には無死一塁から3番中村晃にバント指示も、送れなかった。前日(6月30日)、北九州での大勝が「イケイケ」ムードを助長したのか。首脳陣に徹底した「1点主義」が見られなかったように感じた。大勝の翌日は着実に...。昔、ある監督がそう話していたのを思い出した。 話はそれるが、先日、あるテレビ番組で日本代表の女子新体操チームのリポートがあった。東京五輪で金メダルを目指すためにキャプテンが言っていた。「私たちは世界一の練習をやったのか」と。世界一になるためには世界一の練習が必要なのだと。すごいことを言うものだと感心させられた。ホークスにも5年連続日本一を目指すには、そのための練習、準備があろう。徹底するのは首脳陣だが、勝ち慣れで意識が希薄になってきているとすれば、チームとしても「黄信号」だろう。 まだまだ勝率は5割。だからこそ、しっかりと引き締めてもらいたい。7月は五輪中断まで残り10試合。徹底した若手起用も1つの手かもしれない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンク・小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が試合前に代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --6月30日は柳田を2番に置いた。先制点を奪うのが狙いだった 「2番を打つやつがいればそれでよかったけど、いない中で打撃コーチの提案もあって、ばーんと上げますかと」 --柳田を4番に置くことはこだわってきたと思うが、考えに変化は 「僕はこだわりが強かったですけど、自分のそういう思いだけでやるのもどうかなと思うので。打撃コーチの提案があれば臨機応変に考えるし、僕は王会長の下でずっとやってきた人間なので。そこに(4番)こだわりは強かったですけど。それと今の野球は変わってきているので。自分が(現役で)やっていたときはよかったですけど、それを自分のチームでとなったときには、そこまで(こだわりは)ないです」 --その日のベストを探していく 「そうね。あれだけ点が入らなかったら考えるしかないでしょ」 --フリー打撃で、2人1組で順番に打つ形から、複数人で1組にして数球で入れ替わる〝回し打ち〟の形にした 「(工藤)監督も説明していたように、毎回入るので1球目が増えるじゃないですか。その1球目を大事にしようという狙いでやってみたら?という話をした。僕は回し打ちは現役時代は大嫌いでしたけど、それを押し付けるのはどうかなと思いますけど。これだけ打てなかったら仕方ないでしょ」 --牧原大が離脱。三森の1番起用が続いている 「三森は、三森らしいというか〝三森スタイル〟で。さっき王会長もいっていましたけど、なかなか独特の打ち方で。『三森っていうのはおもしろい打ち方するね』と。いいものを出していますよ」 --打撃面でよくなった部分は 「何回も同じ失敗をするなと。『去年上がってきてのスタイルでよくなかったならわかるけど、なんで2年も同じ失敗をしとるんや』という話をして。基本的には投手から反対方向に打つ打者なので。チャンスはまだまだあるからといって、今のスタイルになった。ファームでやってきたものを出せばいい」 --独特な打ち方だとは思うが、ヘッドから見ても珍しいようなフォーム 「お子さんはまねしない方がいいと思います。難しいと思います」

◆ソフトバンクは高卒3年目の野村大樹内野手(20)を1軍昇格させた。工藤公康監督(58)は「状態はよくなっていると。打撃コーチ、ヘッド(小久保)とも話をして野村でいきたいということだったので」と期待した。 野村は早実高から2019年ドラフト3位で入団した。今季はウエスタン・リーグで45試合に出場して打率・250、1本塁打、20打点。指揮官は「勝負強さ、特に左投手に対して勝負強さがある」と力を込めた。 代わって牧原大成内野手(28)が登録抹消。前日の6月30日に病院で受診。工藤監督は「(左太ももに)筋損傷が見つかった。抹消してしっかり治してもらおうと」と説明した。牧原大は6月4日に左太もも付近の張りで登録抹消。28日に昇格したばかりだったが、再発してしまう形になった。

◆侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が視察に訪れた。代表取材での主な一問一答は以下の通り。 --視察の目的は 「ホークスさんとは工藤監督も含めてお話をさせていただいている。ライオンズさんとは今回が初めてだったので、監督、コーチとお話をさせていただいた。源田選手、平良選手と初めて会って、お話をさせていただきました」 --確認したのは 「工藤監督とは、千賀投手の話を、状態の話をさせていただいてね。その中で...という話をさせていただきました。辻監督は源田選手や平良選手の話、あとはジャパンの考え方も。辻監督は2006年のWBCでコーチをされた方で、ジャパンを知っている監督なので」 --選手の表情は 「今はまだシーズンのことだと思いますけど、オリンピック頑張ろうねという話は、ホークスの選手も含めてさせていただいた。またジャパンで集まってユニホームを着れば気持ちも一新して変わっていくと思いますし、とにかく金メダルを取ろうという話をさせていただいています」 --代替選手の候補に千賀の名前が挙がっている 「そんなに期限(までの時間)もありませんからね。今回のことも含めて、いろんな話をしながら決めていかないといけない。もうちょっと相談しながら決めていこうと思っています」 --今後の動きは 「選手の状態もしっかり見ていかないといけない。あとは他のチームの情報もきますので、情報収集したり、戦力分析をしたり。そういう時間に充てたいと思います」

◆西武のスパンジェンバーグが6月8日以来の本塁打となる5号ソロを放った。0―0の七回2死から、それまで好投していた武田の甘い変化球を捉えて右翼ポール際へ運ぶ。特大のアーチに「打った瞬間、スタンドまでは届くと思った。手応えは完璧だった。ファウルになるかと思ったけど切れなくてよかった」と喜んだ。 今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れ、キャンプに参加できないなど難しい調整を強いられてきた。「いいプレーを長く続けていきたいし、少しでもチームに貢献できるように自分のベストを尽くしたい」と話す来日2年目のユーティリティープレーヤーが久しぶりの一発で存在感を示した。

◆西武が競り勝ち勝率5割で4位に浮上した。0―0の七回、スパンジェンバーグの5号ソロで均衡を破った。高橋が8回無失点で7勝目、平良が39試合連続無失点で11セーブ目を挙げた。ソフトバンクはわずか3安打と打線が沈黙した。

◆西武・平良海馬投手(21)が、プロ野球新記録となる39試合連続無失点を達成した。1-0の九回に登板し、1死から2安打を許したが後続を断ち、11セーブ目(1勝)。2006年に藤川球児(阪神)が樹立した記録を上回った。西武は先発の高橋が8回を投げ7三振を奪うなど1安打無失点で、7勝目(3敗)。チームは勝率5割に復帰した。

◆西武・平良海馬投手(21)が、ソフトバンク戦の1-0の九回から登板し、2安打を許しながらも相手の得点は許さず、39試合連続無失点として、2006年の藤川球児(阪神)を上回り、プロ野球新記録を達成した。 「けっこう危なかったですけど、よかったです」 1死一塁から中村晃に左前打を許したが、三塁を狙った代走・佐藤直は一度セーフとなるも、スライディングの勢いで離塁。その瞬間に三塁のスパンジェンバーグにタッチされてアウトに。リプレー検証でも判定は覆らなかった。ギリギリでピンチをしのいだ右腕は、最後は栗原を左邪飛に仕留めた。 東京五輪日本代表にも選出され、侍ジャパンの稲葉監督や建山投手コーチら首脳陣が視察するなかでの新記録達成。「無失点で帰れるようにと、いつもと同じ気持ちでいきました。応援してくれた、すべての人に感謝したい」。この日はラッキーなアウトもあり、記録達成の要因に「運です」と返答して笑わせたが、運だけではとうてい更新できない、立派な新記録だ。

◆西武・平良海馬投手(21)が1日、ソフトバンク15回戦(ペイペイドーム)で39試合連続無失点とし、2リーグ制(1950年)以降では2006年の藤川球児(阪神)を抜き、プロ野球新記録を達成した。野球日本代表の稲葉篤紀監督(48)が視察に訪れる中、東京五輪の〝秘密兵器〟が強心臓ぶりを発揮した。 八重山商工高(沖縄)時代に二塁手として平良の後ろを守っていた同級生の徳元亮真さん(21)は、試合をネット上で観戦し新記録達成を喜んだ。 「去年の活躍で注目度が上がり、研究される中でここまで抑えきれるのはすごい」 現在は沖縄で専門学校に通う徳元さん。東京五輪日本代表に選出された際に右腕に「すごいなあ。おめでとう」とメッセージを送ると「まだまだこれからだから頑張る」と返信があったという。同校3年時には同学年の野球部は4人だった。黙々とウエートトレーニングに励む姿が印象に残っているという。 「けがに気をつけて、ここまで来たら記録を伸ばし続けてほしい」と徳元さん。ともに白球を追いかけた友へ、沖縄からエールを送った。(加藤次郎)

◆西武・平良海馬投手(21)が1日、ソフトバンク15回戦(ペイペイドーム)で39試合連続無失点とし、2リーグ制(1950年)以降では2006年の藤川球児(阪神)を抜き、プロ野球新記録を達成した。野球日本代表の稲葉篤紀監督(48)が視察に訪れる中、東京五輪の〝秘密兵器〟が強心臓ぶりを発揮した。 運も味方に、歴史の扉を開けた。平良が2安打を浴びながら1回無失点で39試合連続無失点とし、プロ野球新記録を樹立した。 「達成できて本当にうれしいです。けっこう危なかったですけど、良かったです」 1-0で迎えた九回。1死一塁から中村晃に左前打を浴びた。三塁を狙った一走・佐藤直は一度セーフとなったが、スライディングの勢いで離塁。その瞬間に三塁手のスパンジェンバーグにタッチされてアウトに。リプレー検証でも判定は覆らなかった。後続を断った平良は「記録達成の要因? 運です」と即答。「あれで流れが変わった。運がいいと思って生きています」と笑った。 運を呼び込んだのは不断の努力だ。走者がいない場面でも全球クイックモーション。タイミングが取りづらいフォームから160キロ近い直球を投げ込む。支えているのは高校時代から本格的に始めた筋力トレーニング。プロ1年目に合同自主トレを行った菊池雄星(現マリナーズ)は「上半身は筋肉の塊。僕はスクワットで日本人には誰にも負けたことがなかったが(当時)19歳の彼に負けた。それくらいのパワーの持ち主」と証言する。 東京五輪の〝秘密兵器〟になる。視察に訪れた日本代表・稲葉監督とは試合前にあいさつ。初めての会話で「僕、先発はありますか?」と〝剛速球〟でのけぞらせた。西口投手コーチに言わされたものだが「ユーモアがあるというか、僕の中ではうれしかった」と稲葉監督の心をつかんだ。 プロ野球新記録を達成した右腕には前人未到の挑戦が待ち受ける。「次、(点を)取られるんじゃないかという気持ちで投げています。一歩一歩毎日の積み重ね」。チームのため、日本のために、黙々と腕を振る。 恩師は美酒解禁 八重山商工高時代の当時の監督、伊志嶺吉盛さん(67)は、平良がパ・リーグ新記録の35試合連続無失点を達成した6月22日から「プロ野球新記録を達成するまで」と趣味のワインを断酒。快挙達成に「野球の神様が助けてくれた。今後は少しゆっくり見られるかな」と微笑んだ。この日解禁したワインは格別な〝美酒〟となった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
372910 0.561
(-)
-
(-)
67317
(-)
280
(-)
73
(-)
24
(-)
0.258
(-)
3.420
(-)
2
(-)
楽天
363110 0.537
(↓0.008)
1.5
(↓0.5)
66294
(+1)
278
(+2)
55
(-)
28
(-)
0.245
(-)
3.450
(↑0.03)
3
(-)
ソフトバンク
323214 0.500
(↓0.008)
4
(↓0.5)
65315
(-)
262
(+1)
73
(-)
48
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.210
(↑0.03)
3
(2↑)
西武
313114 0.500
(↑0.008)
4
(↑0.5)
67289
(+1)
313
(-)
62
(+1)
56
(-)
0.246
(↓0.001)
3.960
(↑0.05)
5
(1↓)
ロッテ
313211 0.492
(-)
4.5
(-)
69333
(-)
314
(-)
68
(-)
65
(-)
0.248
(-)
3.970
(-)
6
(-)
日本ハム
26398 0.400
(↑0.009)
10.5
(↑0.5)
70225
(+2)
294
(+1)
40
(-)
36
(-)
0.228
(-)
3.690
(↑0.04)