巨人(☆10対4★)広島 =リーグ戦14回戦(2021.07.01)・東京ドーム=
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広島
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巨人
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勝利投手:戸根 千明(2勝0敗1S)
(セーブ:直江 大輔(0勝0敗1S))
敗戦投手:高橋 昂也(2勝4敗0S)

本塁打
【広島】西川 龍馬(7号・3回表ソロ),鈴木 誠也(11号・3回表2ラン)
【巨人】松原 聖弥(8号・3回裏2ラン),ウィーラー(8号・4回裏2ラン),坂本 工宜(10号・5回裏ソロ)

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◆巨人が逆転勝利。巨人は4点ビハインドの3回裏、松原の2ランで2点差に迫る。続く4回には、代打・廣岡の2点適時二塁打とウィーラーの2ランなどで6点を挙げ、試合をひっくり返した。投げては、5番手・直江がプロ初セーブを記録。敗れた広島は、投手陣が精彩を欠いた。

◆今季の広島鈴木誠也外野手(26)は菅野智之(巨人)に対して7打数3安打で4月9日、同23日に本塁打。 菅野から1シーズンに本塁打を3本打ったのは広島時代の14年丸しかいないが、鈴木誠が3本目を打てるか。

◆1軍復帰登板の巨人菅野智之投手(31)が2回1/3、4失点、わずか32球で降板した。先頭の菊池涼に変化球を中前打されると、西川の犠打で得点圏に走者を進められた。1死二塁から小園に縦に割れる125キロスライダーを中越え適時打を許した。1回の投球を終えて、ベンチに引き揚げると、宮本投手チーフコーチがブルペンにつながる電話機の受話器に手をかけるシーンもあった。 3回には西川にソロ弾、小園に2打席連続安打のあと、鈴木誠に144キロど真ん中の直球をバックスクリーンに放り込まれた。終始、たち投げが目立ち、球威も欠いた。本来は150キロ中盤の直球も、この日は最速140キロ台にとどまった。降板を告げられると、ゆっくり歩いてベンチに歩を進めた。 今季は開幕から3度の登録抹消とコンディションが整わない。右肘の違和感から6月6日の日本ハム戦で復帰するも、2戦2敗と本来の調子からはほど遠い。同13日のロッテ戦で2回2/3、4失点で降板。同16日に再び、再調整のため出場登録を抹消された。この日は18日ぶりの復帰マウンドで、東京五輪に出場する侍ジャパン建山コーチも視察に訪れていた。

◆巨人坂本勇人内野手(32)が13年連続2桁本塁打を決めた。 5回先頭、カウント2-2から広島高橋樹のスライダーを左翼席に軽々運ぶ10号ソロ。「追い込まれていましたがいいスイングができました。追加点になって良かったです」とコメントした。 東京五輪に臨む侍ジャパンメンバーにも選出されている坂本。この日にはマイナビオールスターゲーム2021(7月16日=メットライフドーム、同17日=楽天生命パーク)の選手間投票結果が発表され、遊撃手として選出。12度目の球宴出場が決定していた。 ▼坂本が今季10号を放ち、プロ3年目の09年から13年連続の2桁本塁打。連続2桁本塁打の記録は王(巨人)ら3人がマークした21年があるが、遊撃手では53~65年豊田(西鉄→サンケイ)の13年に並ぶ最長タイとなった。巨人で13年以上連続は、60~80年王の21年、01~18年阿部の18年、58~74年長嶋の17年、81~94年原の14年に次いで5人目。

◆1軍復帰登板の巨人菅野智之投手(31)が2回1/3、4失点、わずか32球で降板した。侍ジャパンの建山投手コーチが菅野の状態を心配した。東京ドームで直接視察し「球持ちがいつもより悪い分、甘いボールを打たれてる。彼の力を持ってしたら、あれが実力というのは誰しもが思ってないところ」と状態が上がりきらない現状について言及。一方で「初戦まで4週間ある。そういった期間を、きっとうまく活用してくれると思う」と信頼を寄せた。

◆広島は西川、鈴木誠の本塁打で4点を先制した。巨人は先発菅野が2回1/3を4失点でKO。3回に松原の8号2ランで反撃した。 巨人は4回に代打広岡の2点適時打で逆転し、ウィーラーの8号2ランなどで一挙6得点。5回も坂本の10号ソロなどで2点追加。 巨人はプロ初リリーフの直江が3回0封。そのまま逃げ切り今季6度目の2桁得点で勝利。戸根は2勝目、直江は初セーブ。広島は序盤のリードを守り切れず。高橋昂は4敗目。

◆広島は西川、鈴木誠の本塁打で4点を先制した。巨人は先発菅野が2回1/3を4失点でKO。3回に松原の8号2ランで反撃した。 巨人は4回に代打広岡の2点適時打で逆転し、ウィーラーの8号2ランなどで一挙6得点。5回も坂本の10号ソロなどで2点追加。 巨人はプロ初リリーフの直江が3回0封。そのまま逃げ切り今季6度目の2桁得点で勝利。戸根は2勝目、直江は初セーブ。広島は序盤のリードを守り切れず。高橋昂は4敗目。

◆6月28日に支配下に復帰した高卒3年目の巨人直江大輔投手(21)が、3回を完全投球でプロ初セーブをマークした。登場曲に選んだ嵐の「A・RA・SHI」に乗せて6点リードの7回から5番手で登板した。これが昨年9月21日広島戦以来、プロ4度目の1軍マウンドとなった。 先頭の西川をフォークで遊ゴロ、同学年の小園をスライダーで中飛でテンポよく2つのアウトを奪う。続く打者は侍戦士の鈴木誠。3球連続変化球で3球三振を奪ってみせた。「よっしゃー!」と声を出し、グッと右拳を握って喜んだ。 回をまたいで8回のマウンドにも上がると、坂倉、林、野間の左打者をいずれも内角スライダーで一ゴロに打ち取った。9回も3者凡退に打ち取り試合終了。プロ初セーブが記録された。 昨季は1軍で3試合に先発するなど高い期待を受けていたが、10月に椎間板ヘルニアの手術を受けた。その影響で育成選手として再契約を結んでいた。 今季は2軍戦で6試合に登板。24日イースタン・リーグのヤクルト戦(ジャイアンツ球場)ではプロ入り後初の完封勝利と好投していた。

◆広島が巨人に敗れ自力優勝が消滅した。直接対決の試合消化数の関係で、首位阪神に対しては自力優勝は消えていないが、巨人に対して消滅した。 巨人が残りの広島との直接対決11試合に全敗しても、それ以外を全勝すると勝率7割2分2厘で、広島が残り72試合を全勝しても勝率7割9厘で上回れないため。

◆巨人が連勝ストップから一夜明けた一戦で連敗を阻止した。 序盤から4点を追う展開も3回に代打大城卓三捕手(28)の内野安打と、松原聖弥外野手(26)の8号2ランで反撃を開始。4回には代打広岡の逆転2点適時打、ウィーラーの8号2ランなどで一挙6得点で押し返した。原辰徳監督(62)は「あのビハインドゲームから、大城、そして松原、あの2点が大きかったですね」と評価。力業の逆転勝ちで首位阪神と2ゲーム差に迫った。 巨人松原(3回の反撃の8号2ランを含む3安打4打点の活躍)「まだまだ1番としての役割は果たせてない。今年の終盤には1番にふさわしい結果を残してシーズンを終わりたい」 巨人ウィーラー(4回に8号2ラン)「月も(7月に)変わったし、今日から新たな気持ちで頑張ろうと思っていた。くるりんぱ!」

◆広島がリーグ最多17度目の逆転負けで自力優勝の可能性が消滅した。 3回までに巨人菅野から4点を奪ってKOしながら、先発高橋昂ら投手陣が3回から5回までに10失点。打線は巨人の若手継投の勢いに押され、反撃できなかった。チームは今季、主力の相次ぐ離脱や、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあった。71試合目での自力優勝消滅に、佐々岡真司監督は「それはもう受け止めて。僕らは前を向いて戦っていくしかない。1つずつ借金を返していくしかないです」と懸命に前を向いた。

◆支配下復帰して初登板の巨人直江大輔投手(21)が、3回完全投球でプロ初セーブをマークした。 6点リードの7回から今季初登板。広島の鈴木誠から3球三振を奪うなど躍動した。初のお立ち台では「初めて立つときは勝つ時だと思ってた。セーブが先について、それはそれで良いのかな」と笑みを浮かべた。 宮本投手チーフコーチは「また彼の先発も出てくるんじゃないか。今後、力を借りたいなと思いました」と評価し、8日の中日戦の先発を示唆した。

◆広島高橋昂也投手が4回途中6失点で4敗目を喫した。 4点リードの3回、松原に2ランを浴びると、4回は連続四球から北村と広岡の連続二塁打で逆転を許した。「腕を振りすぎて、なかなか制球することができず、逆球も多かった。力感なく、制球良く強い球を投げるという自分の持ち味を出せなかった。先に援護してもらったのに守り切ることができなくて悔しい」。苦い4敗目に唇をかんだ。

◆自力V消滅。広島が巨人にリーグ最多17度目の逆転負けを喫した。西川と鈴木誠の1発などで最大4点リードしたが、先発高橋昂ら若手投手陣が大量失点。2カードぶりの負け越しで、71試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅した。まだシーズンは半分も残されており、佐々岡真司監督(53)にはチームの立て直しが求められる。広島の若手投手陣が、巨人打線の勢いにのまれた。3回までに菅野をKOし、4点をリードした。だが、先発高橋昂が4回に逆転を許すと、代わった島内、高橋樹も打ち込まれた。3回から5回まで、4四球に3本塁打を含む5長打、野選も重なった。3イニングで10失点。試合の大勢は決まった。重たい空気の中、打線は細かくつなぐ継投、巨人若手投手の勢いの前に、反撃ムードすらつくれなかった。リーグ最多17度目の逆転負けで、自力優勝の可能性が消滅した。 佐々岡監督 それはもう受け止めて。僕らは前を向いて戦っていくしかない。1つずつ借金を返していくしかないです。 指揮官は懸命に言葉を絞り出したが、71試合目になってもチームの形、目指す方向性は見えてこない。開幕から20試合は10勝9敗1分けで滑り出した。だが、エース大瀬良、正捕手会沢と、主力の離脱が相次いだ。徐々に黒星が先行すると、選手起用や采配にも焦りがみられた。新型コロナウイルスの感染拡大も影響した。得点力不足の打開策として日替わり打線を続けたが、機能したとは言いがたい。継投の形もまだ固まっていない。 首脳陣は6月25日に若手を積極起用する方針を固めたという。打線は6番まで固定されつつある。ただ、勢いに期待する戦い方は当然、もろさもはらむ。この日は失点を重ねた投手陣だけでなく、坂倉は慣れない一塁で野選を記録した。4点ビハインドの5回無死一塁では、一塁走者小園がけん制死。打席には4番鈴木誠がいた。昨秋から取り組む機動力野球は、得点力不足を解消する武器になっていない。 シーズンはまだ、72試合残っている。自力優勝の可能性は復活することもある。3位までに入れば、クライマックスシリーズもある。チームづくりに、無駄な試合は1つもない。ナインが同じ方向を向くためにも、まずはチームとして進むべき道筋を示さなければいけない。【前原淳】

◆侍ジャパンの、巨人のエースが、復活劇を勝利で飾れなかった。出場選手登録を抹消されて再調整していた菅野智之投手(31)が、6月13日のロッテ戦以来18日ぶりに広島戦で先発登板。2回1/3で2本塁打を含め6安打4失点、32球で降板した。東京五輪の初戦は28日。視察した侍ジャパン建山投手コーチを安心させたかったが、本来の姿にはほど遠く、五輪本番に向けても不安を残す内容となった。チームは10得点で打ち勝ち、首位阪神とのゲーム差を2に縮めた。信じ難い光景を目にした巨人菅野が、首をひねった。3回1死一塁、打席には同じく侍ジャパンに内定している広島鈴木誠。カウント1-2からの4球目、捕手小林が内角に構えたミットが真ん中に動いた。逃さず完璧にしとめられた144キロ直球は、美しい放物線を描いてバックスクリーンに飛び込んだ。侍ジャパン建山投手コーチに復活劇を見せるはずだったが、32球で降板。「チームに迷惑をかけて申し訳ないです。1日でも早く100%の状態に戻れるように頑張ります」とのコメントを残した。 万全のはずだった。右肘の違和感からの復帰2戦目となった6月13日ロッテ戦は2回2/3を4失点でKO。自らの意思で登録抹消による再調整の道を選んだ。当初の目標だった同27日ヤクルト戦(神宮)をパスして、この日を復帰登板に設定。圧倒的な姿を見せるつもりだった。 現実は厳しかった。プロ入り後156キロを誇る最速も145キロ止まり。全球種で制球も安定しなかった。初回に小園に中越え先制適時二塁打を許すと、3回は鈴木誠の前に西川にも右翼席へ運ばれた。プロ入り9年目。昨季までの7シーズンで2ケタ勝利を挙げたが今季はすでに3度も登録を抹消され、9試合で2勝4敗と苦闘の日々を送る。 圧倒的な存在感、四肢を大きく使った投球フォーム、150キロ台の直球、多彩かつ質の高い変化球、ゾーンの高低左右に投げ分ける制球力に投球術。すべてを兼ね備えるのが本来の姿だが、宮本投手チーフコーチは「すべての状態がトモらしくないですよね。中17日を空けて、万全な状態で来られないといったところでしょうね。僕の中では次の登板は難しいのかな、というのはあります」との考えを示した。東京五輪の初戦は28日。抹消となればスケジュール的にも五輪出場は難しくなる。残された時間は多くない。【浜本卓也】 ? ▽巨人宮本投手チーフコーチ(中17日で復帰登板した菅野について)「うまく機能してない。バランスも悪いし、真っすぐもいかないし、すべてに関していいボールもない。もう1度やっぱり、すべてに関して体のメカニックを整えないとというのはありますよね」

◆巨人・坂本勇人内野手(32)が五回に10号ソロを放った。カウント2-2から広島・高橋樹のスライダーを捉え、左翼席中段まで運んだ。「追い込まれていましたが、いいスイングができた。追加点になって良かった」と振り返った。 これで入団3年目の2009年から13年連続で2桁本塁打を達成。歴代の遊撃手で13度のシーズン2桁アーチは豊田泰光(西鉄など)に並んで史上最多となった。 13年連続2桁本塁打達成し、球団では王貞治の21年、阿部慎之助の18年、長嶋茂雄の17年、原辰徳の14年に次いで史上5位となった。

◆広島の高橋昂は四回途中5安打6失点で5月14日以来の3勝目はならなかった。4点の援護をもらいながら、4―0の三回に松原に2ランを浴びると、四回には先頭打者から連続四球を与え、北村に適時二塁打、代打広岡に2点二塁打を浴び、なお1死三塁のピンチで降板した。 球威で押し込む上々の立ち上がりだったが、四球から崩れ、打線がエース菅野を攻略したいい流れをふいにした。前回24日のヤクルト戦では黒星は喫したものの6回3失点で「最後の方で感覚を取り戻した感はある。油断せず、次の試合では最初から出していきたい」と話して臨んだが、先発の役目を果たせなかった。

◆巨人は0―4の三回に松原の2ラン、四回に北村の適時二塁打、代打広岡の2点二塁打、ウィーラーの2ランなどで6点を奪い逆転した。戸根が2勝目、直江がプロ初セーブを挙げた。広島は高橋昂が崩れ、自力優勝の可能性が消えた。

◆巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)は試合後、三回途中4失点KOの菅野智之投手(31)について、「これから(本人と)話をするが、僕の中では次の登板は難しいかな」とし、今季4度目の出場選手登録抹消を示唆した。 菅野は一回に小園に適時二塁打を浴びて先制を許すと、三回には西川にソロ、鈴木誠に2ランを被弾して降板。最速は145キロと本来の姿ではなかった。東京五輪を戦う野球日本代表「侍ジャパン」に内定しているが、状態が心配される。

◆巨人の直江がプロ初セーブを挙げた。10―4の七回に5番手で今季初登板し、九回まで無安打無失点。昨年10月に腰の手術を受けて育成選手として再契約し、6月28日に支配下選手に復帰したばかりの21歳。ヒーローインタビューで「手術してから8カ月。1軍の舞台で投げるためにやってきた」と感慨深そうに話した。 長野・松商学園高から2019年にドラフト3位で入団。昨季はプロ初登板を含めて3試合に先発し、将来を嘱望されている。「今後も1軍でチームの勝利に貢献したい」と自覚をにじませた。

◆東京五輪日本代表の建山投手コーチが代表選手の視察に訪れ、三回途中4失点で降板した巨人の菅野について「初戦まで4週間ある。この結果でどうこう、というのは僕の中には全くない」と復調を期待した。 巨人の中川がけがで出場を辞退し、代わりの選手の選定を急いでいる。巨人で同じ左投手の高梨も候補の一人で「左(打者)には圧倒的な強さを誇っている。国際大会はいい左打者が多いので、そういうタイプが有効と認識している」と話した。

◆広島は逆転負けし71試合目で自力優勝の可能性が消滅した。佐々岡監督は「それは受け止めて、僕らは前を向いて戦っていくしかない。一つずつ借金を返していくしかない」と絞り出した。 菅野を攻略し、三回までに4点を先行したが、高橋昂が4―2の四回無死での2四球から崩れた。佐々岡監督は「あの入りはちょっと首をかしげたくなる。先発として最低限の仕事は果たしてほしかった」と肩を落とした。

◆日本を代表する最強遊撃手に新たな勲章が加わった。巨人・坂本勇人内野手(32)が五回に10号ソロを放ち、13年連続で2桁本塁打を達成した。 「追い込まれていましたが、いいスイングができた」 8-4の五回に高橋樹のスライダーを捉え、左翼席中段に突き刺した。入団3年目の2009年から13年連続で2桁本塁打。遊撃手としてシーズン13度の2桁本塁打は、西鉄などで活躍した豊田泰光(1953~65年)に並んで史上最多となった。 プロ15年目。年齢とともに変化する肉体を強化するため、オフは4歳下の日本ハム・西川と自主トレを行った。「(年を重ねて)瞬発力も弱くなるかなと思うし、今の自分にはすごく大事」とジャンプ系のトレーニングも取り入れ、体をいじめ抜いた。その向上心が長年アーチを量産する原動力になっている。 負担の多い遊撃手での快挙達成に原監督は「素晴らしい数字ではあるが、まだまだ、前人未到というステージに向かって挑戦し続けてほしい」と期待した。チームはカード勝ち越しを決め、首位・阪神とのゲーム差を2まで縮めた。 坂本は遊撃での最多出場(1808試合)を更新中。まだ32歳。進化はとどまるところを知らない。(樋口航)

◆巨人・菅野智之投手(31)は三回に2被弾して三回途中6安打4失点で降板。チームは逆転勝ちで負けこそつかなかったが、「チームに迷惑をかけて申し訳ない。一日でも早く100%の状態に戻れるように頑張ります」とコメントした。 再調整のため今季3度目の抹消を経て、中17日で復帰登板。それでも状態は上がらず、この日の最速は145キロにとどまった。宮本投手チーフコーチは試合後に4度目の抹消を示唆した。 万が一、故障を抱えていれば、内定している東京五輪の出場もピンチとなる。この日、菅野の投球をチェックに訪れた日本代表の建山投手コーチは「復帰登板であまり多くは求められないと思って見ていた。今日の結果でどうこう、というのはない」と説明したが、日本代表のエース候補に暗雲が垂れ込めた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
43263 0.623
(↓0.009)
-
(-)
71305
(+1)
256
(+6)
71
(+1)
65
(-)
0.253
(↓0.001)
3.230
(↓0.04)
2
(-)
巨人
392610 0.600
(↑0.006)
2
(↑1)
68324
(+10)
266
(+4)
98
(+3)
44
(-)
0.255
(↑0.002
3.400
(↓0.01)
3
(-)
ヤクルト
36298 0.554
(↑0.007)
5
(↑1)
70308
(+6)
292
(+1)
75
(+1)
43
(-)
0.250
(-)
3.790
(↑0.04)
4
(-)
中日
283610 0.438
(-)
12.5
(↑0.5)
69218
(-)
247
(-)
40
(-)
37
(-)
0.239
(-)
3.220
(-)
5
(-)
DeNA
27399 0.409
(-)
14.5
(↑0.5)
68307
(-)
365
(-)
75
(-)
15
(-)
0.261
(-)
4.710
(-)
6
(-)
広島
23399 0.371
(↓0.006)
16.5
(-)
72253
(+4)
321
(+10)
49
(+2)
35
(-)
0.260
(-)
4.070
(↓0.09)