DeNA(☆9対4★)中日 =リーグ戦12回戦(2021.06.30)・明治神宮野球場=
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中日
0110110004511
DeNA
43001001X91301
勝利投手:今永 昇太(2勝2敗0S)
敗戦投手:福谷 浩司(4勝7敗0S)

本塁打
【中日】ビシエド(11号・2回表ソロ)
【DeNA】ソト(13号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAが5連勝。DeNAは初回、ソトの2ランなどで4点を挙げ、先制に成功する。続く2回裏には柴田、佐野、オースティンの3者連続適時二塁打で3点を加え、試合を優位に進めた。投げては、先発・今永が5回3失点で今季2勝目。敗れた中日は、先発・福谷が乱調だった。

◆新型コロナウイルスワクチン接種の副反応で29日中日戦を欠場したDeNAタイラー・オースティン外野手(29)が「4番右翼」で先発復帰し、2打席連続の適時打を放った。 まずは1回1死二、三塁、中日先発福谷の3球目を詰まりながらも左前へ。4連勝中のチームに、さらに勢いをもたらす一打に「チャンスで打者有利のカウントだったので、積極的に打ちにいきました。先制点を挙げることができ、うれしいです」と喜んだ。 さらに6点リードの2回2死二塁、同じく福谷から左翼線へ適時二塁打をマーク。序盤の流れを大きく引き寄せた。

◆○...稲葉監督がDeNAオースティンを警戒? 先制適時打など首位打者に立つ打撃を目の当たりに「いやあ! いい打者ですよ~」と声のトーンを上げた。五輪に出場する米国代表に選出される可能性がある。「米国代表になればもちろん脅威。一塁空いてたら、あんな絶好調だったら四球でもいいよねと想定をしながら。日本でやっているドミニカ共和国の選手もひょっとしたら入ってくるのではないか」と話した。

◆DeNAは1回にオースティンの適時打などで4点を先制し、2回に3点を追加。中日は2回のビシエドの11号ソロなどで反撃。 中日は5回と6回、いずれも内野ゴロの間に1点ずつを追加した。DeNA先発今永は5回4安打3失点で降板となった。 DeNAが序盤の大量リードを守り切って5連勝。今永が2勝目を挙げた。中日は追い上げ及ばず3連敗。福谷が7敗目。

◆中日の先発福谷福谷浩司投手(30)が自己最短KOとなる2回7失点で降板。与田剛監督(55)は「序盤の7点は重く、苦しい戦いになった」と力なく振り返った。 5位DeNAに連敗して2ゲーム差に迫られた。1分け挟み3連敗で借金が今季最多の8となったことには「その数字は素直に受け入れていますが、うまくいかないときこそ力を合わせていかないと」と声を振り絞った。 ▽中日福谷(自己最短となる2回7失点KO)「守ってくれて、点も返してくださった野手のみなさんにほんとに申し訳ないです」

◆新型コロナウイルスワクチンの副反応から復活したDeNAタイラー・オースティン外野手(29)が、4安打2打点の活躍でチームを今季初の5連勝に導いた。28日に接種した倦怠(けんたい)感から29日同戦は欠場も、先発復帰即の固め打ちで打率を3割4分8厘に引き上げ首位打者をキープ。「自分のことよりチームの勝利が一番大事」とチームファーストを強調。視察に訪れた侍ジャパン稲葉監督からの高評価を伝え聞くと「感謝しているし、うれしいです」。自身の米国代表入りについては「もし選んでいただければ光栄。一生に1度のチャンスだと思うので、そういう機会があれば、いい方向に考えたい」と意欲を見せた。 体調不良から一夜明け「特に大きな問題はない」と復活。1回1死二、三塁、中日福谷から左前へ先制打を放つと、2回2死二塁では同じく福谷から左翼線へ適時二塁打。6回と8回にも「H」ランプを点灯させ、今季初の4安打とした。6月は打率4割6厘、9本塁打、25打点の大活躍で、チームを初の月間勝ち越しに導く原動力となった。ワクチン副反応もはね返した主砲が、7月も打線をけん引していく。【鈴木正章】 DeNA三浦監督(今季初の5連勝)「今日は率直にうれしいです。いい流れの中で戦えている。まだまだ借金があるので、7月も同じような流れで、早く借金を返せるようにやっていくだけです」

◆中日・福谷浩司投手(30)が先発するも、2回8安打7失点と炎上した。 一回にオースティンの左前への先制打、ソトの左越え2ランなどで、いきなり4点を失った。ビシエドの左越えソロで1点を返してもらった直後の二回も2死二塁から柴田、佐野、オースティンに三者連続適時二塁打を浴び、この回も3失点。全体的に球が高く、好調の相手打線にスライダーやツーシームを簡単にとらえられた。 三回無死二塁の最初の打席で、球場には代打・郡司のコール。昨季の先発転向後、二回での降板は今年4月15日の巨人戦(東京ドーム)での四回を、7失点は昨年8月26日の阪神戦(甲子園)での6失点をともに超える自己ワースト。昨季から対DeNAは4連勝中だったが、悔しい結果となった。

◆DeNAのオースティンが2試合ぶりに先発出場し、快打を連発した。29日は新型コロナウイルスのワクチン接種の副反応とみられる倦怠感で欠場したが、この日は一回1死二、三塁で2ボールから福谷の速球にやや詰まりながらも左前に運ぶ先制の適時打をマーク。「打者有利のカウントだったので、積極的に打ちにいった」と胸を張った。 二回2死二塁でも左翼線への適時二塁打を放った。試合前の練習で、首脳陣の前で軽快な動きを見せて体調面の不安を払拭し、出場が決定。4番として起用にきっちりと応えた。 三浦監督は「打撃でも守備でも常に全力プレーをしてくれる」と信頼を寄せる。6月好調のDeNAにとって、主砲が巻き返しの原動力となっている。

◆DeNAが今季初の5連勝。一回にオースティンの適時打と宮崎の犠飛、ソトの2ランで4点を先制。13安打9得点と打線が活発だった。今永が5回3失点で2勝目。今季最多の負け越し8となった中日は、2回7失点の福谷が誤算。

◆中日の京田が1軍に戻って最初の打席で安打を放った。5月28日に不振で2軍落ちとなったが、6月29日に再昇格。五回に代打で右前打を飛ばし「2軍の首脳陣、裏方さんのおかげで新たなスタートを切れた」と感謝した。 新人王に輝いた2017年から正遊撃手として定位置を守っていたが、今季は課題の打撃で精彩を欠いていた。2軍では自らのプレーを見詰め直し「変わった京田を見せられるように」と意気込む。堂上や三ツ俣が遊撃で渋い働きをしている中で、一からポジション奪取を目指す。

◆DeNAのオースティンが2試合ぶりに先発出場し、4安打2打点をマークした。29日は新型コロナウイルスのワクチン接種の副反応とみられる倦怠感で欠場したが、回復をアピールし「試合に出るパワーは残っている。チームの勝利が一番」と5連勝を喜んだ。 一回1死二、三塁で2ボールから「打者有利のカウントだったので、積極的に打ちにいった」と福谷の速球にやや詰まりながらも左前に運ぶ先制打。二回2死二塁でも左翼線への適時二塁打を放つと、六回と八回も安打を記録した。 米国出身。試合を視察した日本代表の稲葉監督は「米国代表になれば脅威」と東京五輪での代表入りに警戒感を示した。オースティンは「自分は何の情報もないが、機会があればいい方向に考えたい」と話した。 三浦監督(5連勝に)「雰囲気もいいし、いい気分。これを続けて借金を一つずつ減らしていくだけ」 ソト(一回に13号2ラン)「しっかり捉えることができた。状態は少しずつ上がっている」

◆昨年10月の左肩手術から全快アピールとまではいかなかったが、今永が5回を4安打3失点で2勝目。「今日は自分のボールで抑えたのではなく、彼(捕手の山本)のリードのおかげ」と振り返った。稲葉監督は左肋骨(ろっこつ)骨折で代表を辞退した巨人・中川の代替候補選手の1人であることを明言。東京五輪1次リーグの2戦目(7月31日)がメキシコ戦となることで「(プレミア12のメキシコ戦で6回1失点と好投した)彼の印象は今でも強く残っている」と話した。

◆東京五輪で悲願の金メダル獲得を目指す侍の前に立ちふさがるかもしれない。本拠地・横浜スタジアムが五輪の会場準備のために使えず、神宮球場での主催試合となった中日戦。米国ジョージア州出身のDeNA、タイラー・オースティン内野手(29)が4安打2打点で、チームを今季初の5連勝に導いた。 「万全の体調とはいえないが、ゲームに出るだけのパワーは残っていたよ」 6月28日に新型コロナウイルスワクチンを接種。直後から副反応とみられる強い倦怠(けんたい)感を訴えて、同29日は欠場したが、この試合で4番に復帰して打ちまくった。一回に先制の左前適時打を放つと、二回2死二塁では左翼線二塁打。実に52年ぶりとなる1イニング4二塁打の球団タイ記録を演出した。 この姿に、思わずのけぞったのが、視察に訪れていた日本代表・稲葉監督だ。「米国代表に入れば、もちろん脅威。そういう想定もしながら見ている。あれだけ絶好調だったら、一塁が空いていれば四球でもいいよね」。今季打率は両リーグ1位の・348。6月は69打数28安打(・406)、9本塁打、25打点と勢いを増した。現時点で米国代表の最終メンバーは確定しておらず、移動のリスクなども考えると、メンバー入りする可能性は残されている。 オースティンは「(東京五輪は)一生に一度のチャンス。もし、選んでいただければ、良い方向で考えたい」と前向きな姿勢を示し、「稲葉監督からうれしいコメントをもらって感謝しているよ」と不敵に笑った。(東山貴実) ◆今季初の5連勝を飾ったDeNA・三浦監督 「チームの雰囲気も良いし、いい気分。ただ、まだまだ借金があるので、一つずつ減らしていくだけ」 ◆東京五輪・野球米国代表 2018年までエンゼルスで指揮したソーシア監督の下、米大陸予選で出場権を獲得した。マイナー選手中心の編成で、今季5月にオリックスを自由契約となったディクソン(カージナルス傘下)、昨季広島と楽天に所属したDJ・ジョンソン(インディアンス傘下)とNPB経験者もいる。メジャー通算287発で11年に本塁打、打点の2冠に輝いたケンプ(無所属)ら元メジャー選手も同予選に出場した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
43253 0.632
(-)
-
(-)
72304
(+2)
250
(+2)
70
(+1)
65
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.190
(↑0.01)
2
(-)
巨人
382610 0.594
(↓0.009)
3
(↓0.5)
69314
(-)
262
(+1)
95
(-)
44
(+1)
0.253
(↓0.001)
3.390
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
35298 0.547
(-)
6
(-)
71302
(+2)
291
(+2)
74
(+1)
43
(-)
0.250
(-)
3.830
(↑0.03)
4
(-)
中日
283610 0.438
(↓0.006)
13
(↓0.5)
69218
(+4)
247
(+9)
40
(+1)
37
(-)
0.239
(↓0.001)
3.220
(↓0.07)
5
(-)
DeNA
27399 0.409
(↑0.009)
15
(↑0.5)
68307
(+9)
365
(+4)
75
(+1)
15
(+1)
0.261
(↑0.002
4.710
(↑0.01)
6
(-)
広島
23389 0.377
(↑0.01)
16.5
(↑0.5)
73249
(+1)
311
(-)
47
(+1)
35
(+1)
0.260
(↓0.002)
3.980
(↑0.06)