オリックス(5対5)ロッテ =リーグ戦12回戦(2021.06.29)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(16号・4回裏ソロ),杉本 裕太郎(17号・6回裏2ラン)

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◆ロッテは初回、マーティンの適時二塁打で1点を先制すると、続く2回に荻野が適時打を放ち、追加点を挙げる。対するオリックスは3-5で迎えた7回に、代打・ジョーンズと福田の適時打で2点を挙げ、試合を振り出しに戻した。その後は両軍無得点のまま決着はつかず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆オリックス榊原翼投手(22)29日のロッテ戦で今季初登板を果たす。 山岡の右肘関節炎による離脱で、先発機会が巡ってきた。山岡は普段から親身になって相談に乗ってくれる先輩。「LINE(ライン)で『頑張れよ。お前ならいける』と声をかけていただきました。これだけ先発陣がいい中でやっと巡ってきたチャンスなので、1度きりだと思って」と意気込んだ。ロッテ戦は昨季2戦2敗。借りを返す好投を披露する。

◆オリックス杉本裕太郎外野手(30)は今季、ロッテを相手に打率3割5分3厘で、マルチ本塁打を2度記録するなど8本塁打の大当たり。 オリックスの選手がこのカードでシーズン10発打つと、90年石嶺以来31年ぶり。

◆復調傾向のロッテ・マーティンが先制の適時二塁打を放った。1回2死一塁で直球を高々と打ち上げ、右翼フェンスに直撃させた。「感触はよかったけど、ちょっと詰まっていたね。次はしっかり捉えられるようにしたい」。女優広瀬アリス似でたびたび話題になるが、投げたオリックス榊原は妹のすず似と言われている。広瀬アリスも自身のツイッターで「いや、、あの、、姉妹対決て」と反応した対戦は姉? が制した。

◆オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、2打席連続アーチを放った。 4回2死から左翼5階席へ16号の反撃弾。「打った感触もよかったですし、クイックにうまく対応できました! まだ負けているので、このあとも打てるように頑張ります」と意気込んでいたが、まさにその言葉通り。6回2死一塁で、中堅バックスクリーンへ2打席連続の17号2ランを放った。これで今季のロッテ戦で10本目。本塁打トップのソフトバンク柳田に1本差に迫った。

◆ロッテが初回、マーティンの適時二塁打で1点を先制。2回には荻野の適時打で2点を追加。3回にも田村の犠飛で4-0とした。 ロッテは4回に5点目を挙げたが、オリックスもその裏、杉本の16号ソロで反撃。6回には杉本の2打席連続2ランが飛び出した。 オリックスは7回に代打ジョーンズの適時打などで2点を挙げ、同点に追いついた。最後は互いに救援陣が踏ん張り、引き分けた。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が、日米通算1000打点をマークした。2点を追った7回、1死二、三塁で代打で登場。ロッテ・ハーマンの初球を捉え、左前への適時打で区切りの打点に到達した。メジャーで945打点、日本で55打点目で「自分のヒットでホームにかえってきてくれたチームメートはもちろん、MLB時代からの監督、コーチ、チームメート、自分を健康な状態でグラウンドに送り出してくれたトレーナー、関係者のみなさん全員の記録だと思っている」と感謝。イニング終了時に記念のボードを贈られ、ファンの声援に応えた。 先発を外れたときは代打の準備をしながら、チームが守備につくときには一塁側ファウルゾーンに出てくる。右翼を守る杉本のキャッチボールの相手を自ら務める。「ジョーンズ選手の方からやってくれています。日本語もすごくうまくなって、みんなを和ませてくれる。ぼくは助けられています」と杉本はメジャーリーガーのフォア・ザー・チームの姿勢に感謝する。 ここ一番の勝負どころでは、メジャーの実力者の力を披露し、劣勢から引き分けに持ち込んだ。

◆オリックスが、連発ラオウ弾で首位を守った。5点差を追いかけた4回、杉本裕太郎外野手(30)が左翼5階席へ16号ソロ。4点差の6回2死一塁ではバックスクリーンに2打席連続の17号2ランをたたき込んだ。4番の豪弾に勢いづいた打線は7回にロッテ・ハーマンをつかまえ、引き分けに持ち込んだ。 「ぼくがホームラン打った試合でそんなに勝てた記憶がないんで、次は自分が打って勝てるように頑張りたいです」。楽天も引き分け首位を譲らなかったとはいえ、杉本はまず勝てなかったことを悔やんだ。ただ、驚異のロッテキラーぶりを見せつけた2発だ。 ロッテ戦のマルチ本塁打はこれで今季3度目。ロッテ戦でシーズン10本は、オリックスでは90年石嶺和彦以来31年ぶりとなった。「青学のOBがたくさんいらっしゃるんで、いいところを見せたいというところはあります。今までおるかおらんかわからん選手やったんで」と"母校愛"を語り「甘い物、好きなんで」と"ロッテ愛"もちらり。チームの日本人右打者の年間17本は、近鉄との合併後では05年北川博敏の16本を抜いた。 「本当にあの2発で追いかける形ができた」と中嶋監督。チームを勇気づける99番の背中が、何より頼もしかった。【堀まどか】

◆ロッテが5点リードを追いつかれた。投打に粘りきれなかった。守っては二木康太投手(25)がオリックス杉本に2打席連続被弾。攻撃は7回にスクイズ失敗。9回無死一、二塁では代打柿沼のバントが投手正面に転がり、併殺に倒れた。 井口資仁監督(46)は「もったいない。途中から出るのは難しいでしょうけど、そういうのも含めてしっかりやらないと上にはいけない。改めて全員感じたと思います」。同率3位の3チームから抜け出せなかった。 ▽ロッテ二木(2被弾3失点)「2本目は前の吉田さんを歩かせたのがもったいなかったし、同じ打者に2本はやってはいけないこと。序盤から中盤はすごくよかったので、最後のホームランを防げたらよかった」

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(30)が、チームトップとなる16号ソロを放った。 「打った感触もよかったですし、クイックにうまく対応出来ました! まだ負けているので、この後も打てるように頑張ります!」 0─5の四回2死。ロッテ先発・二木が投じたカウント2─1からの4球目、143キロの直球をとらえ、左翼5階席まで運んだ。 杉本は今季のロッテ戦は打率・353、8本塁打、12打点(28日時点)と、キラーぶりを発揮している。

◆ロッテの荻野がベテランの味を発揮した。 二回に榊原の内角スライダーを詰まりながら左前に落とし、2点適時打をマーク。「前のみんながつないでくれた打席で打てて良かった」と謙虚に仲間を持ち上げた。 四回は左腕山田の速球を、今度は右翼線へ二塁打を放った。これで複数安打を3試合連続で記録した。 不動のリードオフマンを務める35歳。それでも今季は開幕から全試合に先発し、プロ入りから12年連続で2桁盗塁を記録している。 この日も二回に二盗を成功した。衰えを知らないプレーで、チームを引っ張っている。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が、日米通算1000打点を達成した。 3─5の1死二、三塁の好機に代打で登場。ロッテ2番手、ハーマンの初球を左前へ弾き返し、NPB通算55打点目をマーク。メジャー時代の945打点と合わせ、日米通算1000打点となった。 その後、なおも1死一、三塁で福田が中前適時打。5点差を追いついた。

◆オリックスが0―5から引き分けに持ち込んだ。杉本が四、六回と2打席連続本塁打。2点差の七回は代打ジョーンズ、福田の連続適時打で同点とした。ロッテは2番手のハーマンが誤算。中盤以降は拙攻を重ねて流れを手放した。 中嶋監督(榊原に)「残念っちゃ残念。次のことは分からない」 榊原(三回途中4失点)「後ろの投手やチームに申し訳ない」 福田(七回に適時打)「ジョーンズの適時打に勇気をもらった」

◆貯金を狙ったロッテに天敵が立ちはだかった。快調に飛ばしていた二木が、5―0からオリックスの杉本に2本塁打を浴びた。四回は速球を豪快に左翼席に運ばれ、六回はフォークボールをすくわれてバックスクリーンへ2ラン。これで杉本の今季17本塁打のうち、ロッテ戦で10本を献上したことになる。 4番打者が活気づけた打線に主導権を奪われ、楽勝ムードから一転して引き分け。井口監督は「配球ミスも含めて、もっと意識付けをさせないと。ミーティングで話したい」と杉本対策に頭を悩ませていた。 二木(杉本に2本塁打を許し)「同じ打者に2本は、やってはいけないこと。何とか防がなくてはいけなかった」 中村奨(四回に適時二塁打)「内角球だったが、何とかフェアゾーンに落ちてくれて良かった」

◆4番のひと振り、ふた振りが、オリックスベンチの雰囲気をガラっと変えた。〝ロッテキラー〟の杉本が、今季3度目の1試合2発。2打席連発の豪快なアーチをキッカケにチームは5点差を追いつき、今季10度目の引き分けに持ち込んだ。 「たまたま、ロッテに偏っているだけだと思います。得意としているわけじゃないです。でも、青学(大)のOBがロッテにたくさんいるので、いいところを見せたい、というのはあります」 井口監督を始め、青学大OBが多く在籍するロッテ相手に、この日も存在感を発揮した。まずは0─5の四回2死から左翼5階席へ16号ソロ。六回2死一塁ではバックスクリーンへ17号2ランを叩き込んだ。これで、今季のロッテ戦は10本塁打目。ロッテ相手に1シーズンで10発を記録するのは、チームでは1990年の石嶺和彦以来、31年ぶり。今季3度の1試合2発に、2度目の2打席連発はいずれもロッテ相手という、まさにロッテキラーだ。杉本がそれまで打ちあぐねていた先発・二木をとらえたことで、打線が活気づく。七回の同点劇にもつながり、中嶋監督も「いやもう(二木から)全然、点入る感じがなかったですからね。あの2発で追いかける展開が出来た」とたたえた。終盤の猛攻で楽天との同率首位をキープ。ただ、杉本は「2本打てましたけど、三振も2つしているので、別にきょうよかったというわけじゃない。まだまだ反省はあります。あしたは打てるように頑張ります」と悔しさも口にした。「(ロッテ商品は)好きですね。甘いものとか好きなので。チョコパイとか好きです」お口の恋人ならぬ〝ロッテの恋人〟杉本のバットが、昨季5勝18敗1分けと苦戦した相手を粉砕していく。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
362910 0.554
(-)
-
(-)
68293
(+5)
273
(+5)
55
(-)
28
(-)
0.245
(-)
3.490
(↓0.03)
1
(-)
ORIX
362910 0.554
(-)
0
(-)
68312
(+5)
280
(+5)
72
(+2)
24
(-)
0.257
(-)
3.470
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
313114 0.500
(-)
3.5
(-)
67306
(-)
260
(-)
70
(-)
47
(-)
0.248
(-)
3.270
(-)
3
(-)
ロッテ
313111 0.500
(-)
3.5
(-)
70333
(+5)
309
(+5)
68
(-)
65
(+3)
0.249
(-)
3.960
(↓0.01)
3
(-)
西武
303014 0.500
(-)
3.5
(-)
69287
(-)
304
(-)
61
(-)
56
(-)
0.247
(-)
3.990
(-)
6
(-)
日本ハム
24398 0.381
(-)
11
(-)
72220
(+5)
293
(+5)
40
(+1)
36
(-)
0.229
(↑0.002)
3.780
(↓0.02)