楽天(5対5)日本ハム =リーグ戦13回戦(2021.06.29)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
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楽天
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【日本ハム】渡邉 諒(2号・4回表ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは3回表、高濱と王の適時打で4点を先制する。対する楽天は1-5で迎えた5回、小深田と島内の適時打などで4点を奪い、試合を振り出しに戻した。両先発の降板後は、楽天が5人、日本ハムは4人の救援陣が無失点に抑え、試合は規定により引き分けに終わった。

◆10年目の楽天釜田佳直投手(27)が2年ぶりの1軍先発マウンドに上がる。 29日日本ハム戦(楽天生命パーク)で今季初登板初先発。2軍で昨季セーブ王獲得も、今季は先発で5勝、防御率2・23の2部門でトップに立つ。翌30日同戦は自主トレをともにする田中将が先発予定。「田中さんと同じ舞台でプレーすることも目標だった。いい流れでつなげられれば」。7月1日同戦は岸が中8日で回る見込み。

◆日本ハム・バーヘイゲン投手が、脱力投球で2勝目を目指す。 29日楽天戦(楽天生命パーク)に先発。前回22日オリックス戦では6回途中2失点も、フォームに手応えをつかんだ。「特にテークバックをいかにリラックスさせるのか、ゆっくりさせるのかを意識して力強く投球できるのか心掛けた」と継続する。

◆日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(30)はここまで1勝6敗の成績だが、唯一の白星が楽天戦。 このカードは来日から通算6試合に登板して4勝負けなしで、防御率1・06。得意の相手から今季2勝目となるか。

◆楽天生え抜き10年目の釜田佳直投手(27)が2年ぶりの先発登板も4回5失点で降板した。 3回に高浜、王柏融に適時打を浴び4失点。4回にも先頭渡辺にソロを浴びた。18年に右肘、右肩を手術。19年4月21日オリックス戦以来800日ぶりの白星を逃し「感じは悪くなかったと思います。3回2アウトから1点取られ、その1点で踏ん張れなかったのが痛かったです」と悔やんだ。

◆直球破壊王子こと日本ハム渡辺諒内野手(26)が面目躍如の1発を放った。 4回に真っすぐを捉えて20試合ぶりとなる2号ソロをバックスクリーンへ突き刺した。「(小笠原)ヘッド(コーチ)や信二さん(高橋打撃コーチ)、西川さんにいろいろとアドバイスをもらっていたので、感謝の気持ちがスタンドまで運んでくれたと思います」と振り返った。

◆日本ハムは3回に高浜の適時打、王柏融の3点適時二塁打で4点を先制。先発バーヘイゲンは3回まで1安打無失点。 日本ハムは4回に渡辺のソロで加点。楽天は4回に1点、5回に小深田、島内の適時打など4得点。5点差を追いついた。 両軍ともに7回以降は決め手を欠き、楽天は10度目、日本ハムは8度目の引き分け。楽天は5点差を追いつき同率首位を守る。

◆楽天が総動員でオリックスとの同率首位を死守した。5点差を追う4回に1点を返し、5回に小深田大翔内野手(25)の適時打、鈴木大地内野手(31)の犠飛、島内宏明外野手(31)の2点適時二塁打で一挙4得点で追いついた。5回以降は5投手の無失点リレー。投手4人、外野手1人を残し、ベンチ入り26人中21人が出場。今季10度目の引き分けに石井一久GM兼監督(47)は「よく同点まで持ってきてくれた。選手がしっかりとアプローチをしてくれた」とたたえた。 天敵を捉えた。日本ハム先発のバーヘイゲンに試合前時点で通算6戦0勝4敗、31イニングで4得点と苦手としていたが、5点を奪い、5回途中でマウンドから降ろした。先制を許してからの引き分けは6度目。自己最多タイの今季57打点目を挙げた島内は「4連勝で来ていたので、点を取られてもいける感じはあった。周りも調子がいいので何とかついていけたら」と勢いを力に変えた。チームは11勝9敗1分けで、月間勝ち越しを決めた。

◆日本ハム先発バーヘイゲン投手(30)が5点リードを守りきれず、引き分けた。 勝利投手の権利がかかった5回に崩れた内容に栗山英樹監督(60)も「あそこは頑張んないといけないところだろ。普通だったら7回、8回をフーッといかなきゃいけない投手。よく考える」と再調整の可能性も示唆した。勝てる試合を取れず、3位タイのロッテも引き分けたため、この日も"単独Bクラス"は変わらなかった。

◆楽天石井一久GM兼監督(47)が5点差を追いついた選手たちをたたえた。 2年ぶりの先発登板となった釜田が4回5失点。通算6戦0勝4敗の日本ハム・バーヘイゲンから4回に岡島の適時打で1点を返し、5回に小深田の適時打、鈴木大の犠飛、島内の同点2点適時二塁打で4得点を奪い追いついた。 以下、石井GM兼監督の一問一答 -5点差を追いついた 4回までに5点をリードされて、その中でよく同点まで持ってきてくれたなと。結果として勝てなかったですけど、引き分けまで持ってきてくれたのは選手が粘り強くしっかりとアプローチしてくれた結果だと思います。 -釜田は今季初登板で4回5失点 初登板を差し引いても自分の狙ったターゲット、コースへの意識がもうちょっとあったら違う結果になったんじゃないかと思います。ボールの質はすごくいいんですけど、ちょっとアバウトすぎるというか、そこら辺が課題かなと思います。 -釜田の今後は 今決められるわけではないので。選手はやっぱりチャンスをものにしたいと思う。でもチャンスは何回もあるわけじゃない。その中で次投げさせたいという投球にはなかったので、いろいろ考えてから決めたいと思います。 -5回に島内が同点打 島内に限らず、島内までつないだ打線の中にいる選手がすごくいい役割をしてくれたなと。そこを島内が仕上げてくれたと思います。 -島内自己最多タイの57打点 島内は本来本当に粘っこいバッター。諦めずにアプローチしてくれるので、結果が出ていても出ていなくても島内らしさが出ているので、勝負強さも発揮してくれているし、役割をやってくれているなと思います。 -中継ぎも粘った 今日は攻撃面のところでいうと打線の中に入った選手がよくやってくれたし、代わりに出たキャッチャーの(田中)貴也も足立もナイスリードをしてくれたし、ブルペンもしっかりやってくれたので何とか引き分けというところで収まったと思います。 -5回に捕手太田に代打黒川 まだイニング中盤でしたけど、ここでなんとか点数を縮めたいという気持ちもあったので、黒川をいった。キャッチャーもその分出番があってその役割を出してくれたなと思います。

◆日本ハム渡辺諒内野手が感謝の一撃も、空砲に終わった。 4回の先頭、直球を捉えてバックスクリーンへ2号ソロ。「(小笠原)ヘッド(コーチ)や信二さん(高橋打撃コーチ)、西川さんにいろいろとアドバイスをもらっていたので、感謝の気持ちがスタンドまで運んでくれたと思います」と頭を下げた。20試合ぶりのアーチが飛び出すも、その後は2三振と沈黙した。

◆日本ハムは楽天13回戦(楽天生命パーク)で痛恨の引き分けに終わった。序盤に5点リードをもらった先発ドリュー・バーヘイゲン投手(30)が5回途中で追いつかれてKOされる背信投球。今季3度目の先発全員安打をマークした打線も、5回からは相手中継ぎ陣の前に追加点を奪えず、勝てる試合をものにできなかった。まさかの展開だった。バーヘイゲンの顔は、みるみる紅潮していった。5回、先頭打者への四球から2点を返され、なお2死一、二塁。今季2勝目の権利まで、あと1死のところで4番島内に右翼線への同点適時二塁打を浴びた。「ランナーを出した場面で粘ることができず失点してしまい、悔しく思います」と振り返ったが、最大5点のリードを守りきれなかった右腕について栗山監督は厳しい口調で言った。 栗山監督 もう、あそこは頑張んないといけないところだろ。5回だからな。普通だったら7回、8回をフーッといかなきゃいけないピッチャーだから。 普通に投げてくれれば、勝てた試合も終わってみれば今季8度目の引き分け。昨季8勝を挙げたような安定感が見られないバーヘイゲンの今後は「もう1回、よく考えるよ。内容的に」と、再調整させることも示唆した。 打線も試合前半に見せた迫力が、後半に消えてしまった。先発釜田を攻略後は、楽天のリリーフ陣の前にわずか3安打で無得点。指揮官も「投手が変わって完全に止まっちゃいけない」と苦言。日本ハムもリリーフ陣が踏ん張りを見せたのが明るい材料だが、全体的には重苦しい雰囲気は取り払えなかった。 試合がなかった28日に日本ハム以外の5チームが勝率5割以上となり、3位に3チームが並んだことで"単独Bクラス"となった。試合前に栗山監督も「なかなかないよな。本当に、ごめんなさい」と、巻き返しへ気合を入れ直したが、状況はこの日も変わらず。突き抜けるチームが出てくるまでに、仕切り直したい。【木下大輔】

◆29日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発する日本ハム・バーヘイゲンは「とにかく内容重視で自分が納得いくような投球ができることを心がけてやっていきたい」と意気込んだ。 前回22日のオリックス戦では5回?を投げ、2失点の粘投も6敗目を喫した。昨季2戦2勝という相性のいい敵地マウンドでの登板となるが「昨年の結果は気にしていない。今年できることをやるだけ」と気合を入れた。

◆日本ハムの高浜が0―0の三回2死一、二塁から4試合連続となる安打を放って3試合ぶりの打点を挙げた。 1ボールからの2球目、釜田の内角速球に詰まりながらもしぶとく左前に運んで走者1人をかえした。「ランナーがいる場面では常にかえすことだけを意識している。いいところに落ちてくれて良かった」と笑顔で話した。勢いに乗り、五回の第3打席には中前打を放って2試合連続の複数安打とした。 7年目の今季は4月11日のオリックス戦でプロ初本塁打を放つなど成長を見せ、打撃不振や急性腰痛で戦列を離脱する主砲の中田の代役として一塁手での先発出場が続いている。

◆先発で今季初登板した楽天の釜田は4回を投げて8安打5失点と打ち込まれた。0―0の三回2死一、二塁で高浜に左前適時打を許す。「その1点で踏ん張れなかったのが痛かった」と悔しがったのは、その後の投球。満塁で迎えた4番王柏融には浮いた変化球を左中間への3点二塁打とされた。四回は先頭の渡辺に本塁打を浴び、立ち直れなかった。 プロ10年目の今季は田中将とともに自主トレーニングを行った。2軍では完封を飾るなど13試合で防御率2・23と安定した成績を残し、1軍昇格を果たした。30日に先発する田中将からは「もちろん頑張ってほしいし、いい流れでつないでくれると信じている」とエールを送られていたが、期待に応えられなかった。 小深田(五回に左前適時打)「タイムリーになって良かった」

◆楽天が引き分けに持ち込んだ。0―5の四回に岡島の適時二塁打で1点を返し、続く五回に小深田の適時打、鈴木大の犠飛、島内の2点二塁打で4点を奪った。日本ハムは先発のバーヘイゲンがリードを守れなかった。

◆日本野球機構(NPB)の木内九二生審判員(54)が29日の楽天―日本ハム13回戦(楽天生命パーク宮城)で三塁塁審を務め、通算1500試合出場を達成した。NPB審判員としては97人目、現役では17人目。

◆DeNAの桑原が大野雄との好相性ぶりを発揮した。一回に中前打を放つと四回は右翼線への二塁打で出塁し、次打者の柴田の二塁打で生還。2―2の五回2死三塁では初球の速球を狙い打ち、勝ち越しの左前適時打とした。今季の対戦成績を11打数8安打とし「いいコンタクトができ、一発で仕留めることができた」とうなずいた。 これで2試合続けて3安打と絶好調を維持。今季はキャンプで2軍スタートだったが、実戦で好結果を残し、中堅の定位置を奪った。1番打者として役割を果たし、巨人に移籍した梶谷の穴を埋めている。それでも「慢心することなく、出た試合で自分のベストを尽くすことを考えていく」と気の緩みはない。 三浦監督は「1番打者として全打席で出塁して、いい働きをしてくれた」とたたえた。

◆日本ハムは5点のリードを守れず引き分けた。先発バーヘイゲンが5―1の五回に先頭打者への四球をきっかけに無死満塁のピンチを招き、一気に同点とされて降板。栗山監督は「普通なら7、8回投げないといけない投手。あそこは頑張らないといけないところだろ」と怒気を込めた。 投打がかみ合わない試合が続き、パ・リーグで唯一、勝率5割を下回って最下位に沈んでおり「しっかりやっていきます」と言うしかなかった。 バーヘイゲン(4回2/3を7安打5失点)「勝利に貢献しようと最善を尽くしたが、走者を出した場面で粘ることができず悔しい」 王柏融(三回に3点二塁打)「満塁のチャンスで何とか走者をかえしたいという気持ちだった」 渡辺(四回に2号ソロ)「最高の結果になって良かった」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
362910 0.554
(-)
-
(-)
68293
(+5)
273
(+5)
55
(-)
28
(-)
0.245
(-)
3.490
(↓0.03)
1
(-)
ORIX
362910 0.554
(-)
0
(-)
68312
(+5)
280
(+5)
72
(+2)
24
(-)
0.257
(-)
3.470
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
313114 0.500
(-)
3.5
(-)
67306
(-)
260
(-)
70
(-)
47
(-)
0.248
(-)
3.270
(-)
3
(-)
ロッテ
313111 0.500
(-)
3.5
(-)
70333
(+5)
309
(+5)
68
(-)
65
(+3)
0.249
(-)
3.960
(↓0.01)
3
(-)
西武
303014 0.500
(-)
3.5
(-)
69287
(-)
304
(-)
61
(-)
56
(-)
0.247
(-)
3.990
(-)
6
(-)
日本ハム
24398 0.381
(-)
11
(-)
72220
(+5)
293
(+5)
40
(+1)
36
(-)
0.229
(↑0.002
3.780
(↓0.02)