オリックス(3対3)西武 =リーグ戦11回戦(2021.06.26)・京セラドーム大阪=
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西武
0021000003801
ORIX
1000002003811
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【西武】柘植 世那(1号・3回表2ラン)
【オリックス】吉田 正尚(14号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は1点を追う3回表に柘植の2ランで逆転すると、続く4回にはブランドンの適時打で追加点を挙げる。対するオリックスは1-3で迎えた7回、吉田正のソロとT-岡田の適時打で2点を挙げ、同点とした。その後は両軍ともに決定打を欠き、試合は規定により9回引き分けとなった。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が2試合ぶりの本塁打で、同点を呼び込んだ。 2点を追った7回1死で、この回から登板した西武武隈のチェンジアップを捉えて右翼スタンドへ追撃の14号ソロ。選手会長の一撃で打線は勢いづき、続く杉本の三塁打とT-岡田の右前打で同点に追いついた。 4回2死満塁で二塁ゴロに倒れていた吉田正は「チャンスの場面で打てていなかったので、打てて良かったです。このあともなんとか逆転できるように頑張ります!」と気合をみなぎらせた。

◆西武平良海馬投手(21)が、連続無失点試合を37試合に伸ばし、プロ野球記録に王手をかけた。 同点で迎えた9回のマウンドを託され、2四球で1死一、二塁のピンチをつくった。それでもロメロ、大城を連続空振り三振に仕留め引き分けに持ち込んだ。これで開幕から37試合連続無失点で、歴代2位に並んだ。06年藤川(阪神)がマークした38試合連続無失点に残り1試合に迫った。

◆オリックスが初回、T-岡田の適時打で1点を先制した。西武は3回無死一塁から柘植が1号2ランを放ち、逆転した。 西武は4回2死一、三塁からブランドンの適時打で3点目を追加。オリックスは4回2死満塁の絶好機で無得点に終わった。 オリックスは7回、吉田正の14号ソロとT-岡田の適時打で同点に追いついた。終盤は両チームの救援陣が力投し、引き分けた。

◆西武は先発マスクをかぶった柘植世那捕手が今季1号2ランで援護した。 1点を追う4回、先頭のブランドンが右前打で出塁。続く打席でチェンジアップをとらえ、左翼席上段へ一時逆転の1発を放った。左肩炎症で2戦連続ベンチを外れた森友哉捕手に代わってスタメン出場し、攻守で踏ん張った柘植は「とにかく来た球を捉える、そう意識して打席に入りました。うまく反応できました」と手応え十分だった。

◆難攻不落の相手守護神に、最後は阻まれた。オリックスが9回1死一、二塁と西武平良を攻めながら、連続三振でサヨナラはならず。それでも引き分け、楽天と並んで首位を維持した。 チームの好調と「オリ姫デー」の熱気で、今季最多1万758人が来場した。2点を追う7回1死に吉田正が14号ソロ。4回2死満塁で凡退した主砲は「チャンスで打てていなかったので、打ててよかったです」。さらに杉本が三塁打で続き、T-岡田が「気持ち一本で打ちました」と同点打。つなぐ執念が実り、中嶋監督も「追いかけるという意味では非常に大きいホームランですし、ラオウ(杉本)の三塁打、Tのヒット、そういうところがつながってくれたら点になります」とうなずいた。 雨天中止になった19日楽天戦が21日に入ったことで、仙台から移動日なしの8連戦も残り1。首脳陣はこの日の試合前練習を自主練習に切り替えた。それぞれの方法で気分転換をはかり、疲労軽減へ工夫。27日こそ勝利をつかむ。

◆西武平良海馬投手(21)が、プロ野球記録に王手をかけた。3-3の同点で迎えた9回に登板。先頭の吉田正を四球で出し、この試合2打点のT-岡田にも四球で1死一、二塁のピンチを背負った。苦笑いを浮かべる右腕は「いつも通り特別なことは考えず、ゼロで抑えて帰って来よう、ということに集中していました」とスイッチを入れ直す。 ロメロを追い込んでから直球で空振り三振。続く大城には初球、この試合最速の158キロでファウルを誘う。2球で追い込むと最後はスライダーで3球三振に仕留めた。引き分けに持ち込む投球で、37試合連続無失点。06年藤川(阪神)がマークしたプロ野球記録まで1試合に迫った。先駆者の火の玉ストレートには「あまりプロ野球中継を見ていなかったので...。特に自分から語れる内容はありません...」。マウンドさばきと変わらぬマイペースを貫く。 辻発彦監督(62)は27日の登板について「平良は3連投まではいけるから。球数も少ないし。でも分かんないね」と、けむに巻きつつゴーサイン。勝ちパターンでの登板で抑えれば、チームに66日ぶりの貯金生活をもたらし、同時に日本記録に並ぶ。平良は「どんな試合展開であっても、1発を浴びないように、甘いボールが行かないように、ということを意識して、与えられた場所で精いっぱい投げるだけです。次の登板でも普段通りを心掛けます」と、大記録を前にしても落ち着き払っていた。【栗田成芳】 ▽西武今井(6回4安打1失点6四死球で勝敗つかず)「全体的には、要所で抑えることができた一方で、ゾーンの中で勝負しきれなかったという反省点もあります」 ▽西武ブランドン(前日25日1軍合流しスタメンに起用に応え4回の適時打含むマルチ安打)「久しぶりの1軍の試合で緊張していましたが、打席では何も考えず集中していました。同級生の今井を援護できて良かったです」

◆難攻不落の相手守護神に、最後は阻まれた。オリックスが9回1死一、二塁と西武平良を攻めながら、連続三振でサヨナラはならず。それでも引き分け、楽天と並んで首位を維持した。 チームの好調と「オリ姫デー」の熱気で、今季最多1万758人が来場した。2点を追う7回1死に吉田正が14号ソロ。4回2死満塁で凡退した主砲は「チャンスで打てていなかったので、打ててよかったです」。さらに杉本が三塁打で続き、T-岡田が「気持ち一本で打ちました」と同点打。つなぐ執念が実り、中嶋監督も「追いかけるという意味では非常に大きいホームランですし、ラオウ(杉本)の三塁打、Tのヒット、そういうところがつながってくれたら点になります」とうなずいた。 雨天中止になった19日楽天戦が21日に入ったことで、仙台から移動日なしの8連戦も残り1。首脳陣はこの日の試合前練習を自主練習に切り替えた。それぞれの方法で気分転換をはかり、疲労軽減へ工夫。27日こそ勝利をつかむ。

◆オリックス・吉田正尚外野手(27)が、14号ソロを放った。 「チャンスで打てていなかったので、打ててよかったです! この後もなんとか逆転できるようにがんばります!」 1─3の七回1死。西武2番手、武隈が投じたフルカウントからの7球目をとらえ、右翼2階席へライナーで運んだ。 14号ソロで1点差とすると、続く杉本が中堅右へ三塁打。T─岡田の右前適時打で同点とした。 オリックスは37年ぶりの11連勝をマークしてから、24日の日本ハム戦(京セラ)、25日の西武戦(同)と2連敗中。連敗ストップへ、終盤に追い上げを見せた。

◆オリックスが1―3の七回に吉田正の14号ソロ、T―岡田の適時打で追い付いて、引き分けに持ち込んだ。六回途中から救援陣が無失点でリレーした。西武は先発の今井が6回1失点と好投したが、継投が決まらなかった。

◆西武・平良海馬投手(21)が同点の九回に登板し、2四球を許すなど制球に苦しみながらも相手の得点は許さず、2011年に篠原貴行(横浜)がマークしたプロ野球歴代2位の37試合連続無失点とした。 平良は先頭の吉田正にストライクが1球も入らずに四球を許し、杉本の右飛の後、続くT-岡田も四球で1死一、二塁のピンチを招いた。それでもカットボールを軸にロメロ、大城を2者連続空振り三振に仕留めて切り抜けた。 平良は2006年に藤川球児(阪神)が樹立したプロ野球記録の38試合連続無失点に〝王手〟をかけた。27日のオリックス戦に登板すれば3連投となるが、辻監督は「平良は3連投できるからね。でも分からない。投手コーチに任せます、そこは」と話すにとどめた。

◆西武のドラフト6位。タイシンガー・ブランドン大河内野手(23)=東農大北海道オホーツク=が、約2カ月ぶりのスタメンとなる「8番・三塁」で出場すると2安打1打点と気を吐いた。 「久しぶりの1軍の試合で緊張していましたが、打席では何も考えず集中していました。打った瞬間、抜けてくれと思いながら一塁まで走りました」。四回2死一、三塁から、二遊間を抜ける中前適時打を放った。三回にも右前打で出塁し、続く柘植の本塁打で生還するなど躍動した。 辻監督も「やっぱ成長してきているよね。変化球に対してもついていく姿勢とか。もともとバッティングはいいものがあるから、これからまたそういうふうなチャンスは増えてくると思うよ」と目を細めた。米国人の父を持つブランドンは開幕1軍入りを果たしたが、ファームと1軍を2度往復。6月25日に再昇格を果たしたばかりだった。

◆西武の平良が同点の九回にマウンドに上がって試合を締め、37試合連続無失点とした。2006年に藤川(阪神)がマークした38試合の日本記録にあと1に迫り「いつも通り特別なことは考えず同じ気持ちで投げた。0で抑えて帰ってこようということに集中していた」と淡々と話した。 2四球で1死一、二塁を招いたが、ロメロ、大城を連続空振り三振に仕留めた。辻監督は「よく抑えたよね。(記録は)早く達成してほしいよ」と称賛した。

◆西武のドラフト6位新人のブランドンが適時打を含む2安打を放ち、チームの全3得点に絡んだ。25日に1軍に再昇格したばかりで、4月以来の出場に「久しぶりの1軍の試合で緊張していたが、打席では何も考えずに集中していた」とほっとした様子だった。 三回は右前打で出塁し、続く柘植の2ランにつなげた。四回は2死一、三塁から中前へ適時打し「打った瞬間、抜けてくれと思いながら走った」と喜んだ。辻監督は「成長している」と目を細めた。

◆西武・平良海馬投手(21)が、3-3の九回に登板し、2011年の篠原貴行(横浜)に並ぶ歴代2位の37試合連続無失点を達成。06年に藤川球児(阪神)がマークした38試合のプロ野球記録に王手をかけた。 「ゼロに抑えて帰ってこよう、ということに集中していました。どんな展開でも、甘いボールがいかないように意識して、与えられた場所で精いっぱい投げるだけです」 東京日本五輪で同僚となる吉田正に四球。1死後にT-岡田にも四球を与えて一、二塁としたが、ロメロ、大城を連続三振に仕留めた。最速は158キロを計測した。 藤川の大記録まで1試合。19歳上のレジェンドの印象は「あまりプロ野球中継を見てこなかったので...」と饒舌とはいかないが、それだけ長く破られなかった記録ということでもある。 辻監督は「平良は3連投までいけるからね」と、27日も投手コーチと相談しながら展開次第でマウンドに送り出す意向だ。「次の登板でも、普段通りを心掛けます」。マイペースな平良をよそに、周囲は一気に盛り上がってきた。(湯浅大)

◆オリックス打線が執念の粘りを見せ、今季9度目の引き分けに持ち込んだ。 「負けなかったですね。最後、(西武・平良は)打ち崩すのは難しい投手ですけど、なんとか、なんとか、1点取りたかったですけどね」 中嶋監督は悔しさをにじませたが、ナインが奮起したゲームだった。三、四回と2度、満塁機で追加点が奪えず。だが、1─3の七回に吉田正の14号ソロをキッカケに、杉本が右中間三塁打、続くT─岡田が右前適時打で同点とした。 粘りを見せた打線に、指揮官は「絶好調という感じではない。それでもつなごうという意識はしっかりありましたので。きょうは残塁が(13と)多かったので、一本出ていれば、というのはありますけど、それでも頑張っていたので、次、また頑張ってほしい」と評価した。 楽天と同率首位となったが、簡単には負けない強さがある。前半戦最後の正念場を乗り切る。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
35299 0.547
(↑0.007)
-
(↓0.5)
70285
(+3)
266
(+2)
54
(-)
28
(-)
0.243
(-)
3.490
(↑0.03)
1
(-)
ORIX
35299 0.547
(-)
0
(-)
70297
(+3)
275
(+3)
69
(+1)
24
(-)
0.255
(-)
3.490
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
312914 0.517
(↓0.008)
2
(↓0.5)
69302
(+2)
252
(+3)
70
(+1)
47
(-)
0.249
(↓0.001)
3.260
(-)
4
(-)
西武
292914 0.500
(-)
3
(-)
71282
(+3)
292
(+3)
60
(+1)
55
(-)
0.248
(-)
3.930
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
303110 0.492
(↑0.009)
3.5
(↑0.5)
72320
(+3)
301
(+1)
67
(-)
62
(+3)
0.249
(↑0.002)
3.960
(↑0.05)
6
(-)
日本ハム
24387 0.387
(↓0.006)
10
(↓0.5)
74212
(+1)
280
(+3)
38
(-)
36
(+1)
0.227
(↓0.001)
3.710
(↑0.02)