広島(☆11対5★)中日 =リーグ戦10回戦(2021.06.26)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:大道 温貴(3勝1敗0S)
敗戦投手:小笠原 慎之介(5勝3敗0S)

本塁打
【広島】鈴木 誠也(9号・5回裏ソロ),長野 久義(1号・7回裏3ラン)

  DAZN
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◆広島は1点を追う2回裏、西川と大道の適時打で3点を奪い逆転する。その後は3回に林の適時打などで3点を加えると、5回には鈴木誠のソロが飛び出すなど、終わってみれば18安打で11得点を挙げた。投げては、先発・大道が6回途中5失点で今季3勝目。敗れた中日は、投手陣が崩壊した。

◆中日ダヤン・ビシエド内野手(32)は今季10本塁打を放っているが、ビシエドが本塁打を記録した試合は9戦9勝の負けなし。ビシエドが1発を打てば20年9月23日ヤクルト戦からシーズンをまたいで13連勝中だ。

◆中日大島洋平外野手(35)が通算1500試合出場を達成した。 プロ野球196人目。中日では14年に森野将彦が達成して以来21人目。初出場は10年3月26日の広島1回戦(ナゴヤドーム)。大島は「たくさんの人に支えられてここまで来ることができたので、これからもしっかり準備して試合に出続けられるようにしたいです」と、話した。

◆広島鈴木誠也外野手(26)が6日ぶりに先発復帰し、5回に9号ソロ本塁打を放った。中日2番手山本の直球を捉えて左翼席へ。「しっかり捉えることが出来ました。大道が頑張って投げているので追加点につながるホームランになって良かったです」。13日オリックス戦以来の1発で先発大道を援護した。 鈴木誠は6日に新型コロナウイルス感染から復帰したものの、ワクチン接種による副反応から22日ヤクルト戦から2試合を欠場した。24日ヤクルト戦からベンチ入りし、2戦続けて代打で出場し、1打数無安打、1四球だった。この日は20日DeNA戦以来のスタメンで、3回には復帰後初安打となる左前打でチャンスメークし、この回の3点追加に貢献した。

◆お笑いコンビ、ガンバレルーヤが始球式に登場した。ソフトボール経験者のまひる(27)が投手、よしこ(30)が捕手を務めた。マウンド下からワインドアップのきれいなフォームから投じた力強い1球はベース付近でワンバウンドするも、捕手よしこがおなかで見事に止めた。 まひるは「緊張したけど、楽しかった。始球式に出るのが夢だったから、本当に夢のステージでした。よっちゃんが体で止めてくれたので、よっちゃんとバッテリー組めて幸せでした」とうれしそうに振り返った。相方の思いを体で受け止めたよしこも「私の位置から見た、まーちゃんのフォームがすごくきれいでした。選手の貫禄がありました。まーちゃんからのボールを受け止められなかったらどうしようという不安はなかったんですよ。普段のコンビの感じが生きていて良かったと思います」と笑顔だった。

◆中日が1回に堂上の右前打で先制。広島は2回に3連打で同点。大道の2点二塁打で勝ち越し。3回も5連打などで3点を追加。 広島が5回、先発復帰した鈴木誠の9号ソロで加点。6回、中日に5安打で4点を返されるも、その裏鈴木誠の適時打で1点追加。 7回に長野の1号3ランで突き放した広島が逃げ切り、連敗を5で止めた。大道が先発初勝利で3勝目。中日小笠原は3敗目。

◆中日がともに今季最多の18被安打、11失点で大敗した。 先発小笠原は2回に広島先発投手の大道に適時二塁打を許すなど3失点で逆転され、3回も5連打などで3失点。4回を今季最多の9安打を浴びて6失点と試合を作れず、バトンを受けた山本、藤嶋、ロサリオもそれぞれ1失点した。6回に返した4得点は焼け石に水になった。 与田監督は乱調の小笠原を「両サイドの制球が甘かった。左打者への内角に球を投げきれていれば。セ・リーグは相手投手に打たれるとこういう展開になる。次は投げきれるように」と分析した。失点を重ねたリリーフ陣に対しても「次に向けて反省するしかない」と苦言を呈した。その一方で「中盤から終盤は粘れる形はできてきた」と6回の反発力には一定の評価を与えた。 6月1日以来の連勝を逃した。現在5カード連続で負け越し中で、まずは27日広島戦でその流れを断ち切る。【伊東大介】 ◆中日小笠原(4回を投げ今季最多9安打6失点で3敗目)「見ての通りです。今日は全然だめでした」 ◆中日阿波野投手コーチ(5番手橋本以外は全て失点)「広島打線の各打者にインコースをしっかり使えていないことが、苦しんでいる要因。(小笠原は)不運な当たりもあったが、左打者にやられてしまった」 ◆中日大島(プロ野球196人目の通算1500試合出場を達成)「こんな状況(コロナ禍)ですが、たくさんの方に拍手をいただきうれしかった。たくさんの人に支えられてここまで来ることができたので、これからもしっかり準備して試合に出続けられるようにしたいです」

◆広島は大道温貴投手が5回2/3、5失点で3勝目を挙げた。 1回に先制されたが、その後は立ち直った。打っては2回2死一、二塁から勝ち越し二塁打。プロ初安打が決勝打となった。失点を重ねた6回途中降板も、先発初勝利を手中に。「特別な思いはあります」と素直に喜びつつ、6回の投球を反省。「あと1アウトをとれなかった。課題をつぶして同じミスをしないようにしていきたい」。表情を引き締めた。

◆6日ぶりに先発出場した広島鈴木誠也外野手が9号ソロを含む猛打賞で、連敗ストップに大きく貢献した。 5点リードの5回。中日山本の浮いた直球を捉え、左翼席に放り込んだ。「たまたま甘い球がきたというだけ。まずは甘い球を仕留められた」と謙遜したが、2点差に迫れた6回は左前適時打で再び中日を突き放した。 ワクチン接種による副反応から発熱や体を動かすと息が上がる症状がみられた。22日から2試合欠場。24日ヤクルト戦からベンチ入りし、2試合連続代打出場。前日の打撃練習時もスパイクを履かず、負担を最小限にとどめた。影響が完全に拭えない中での先発出場。「長い期間休ませてもらっていたんで、早く仕事しないと(立場が)やばいんで」。守備でも随所に好プレーをみせ、攻守にブランクを感じさせなかった。 今季最多18安打の打線をけん引。佐々岡監督は存在感を示した主砲に「本当にいいところで打ってくれましたね」と最敬礼だった。 ▽広島長野(7回に代打で今季1号3ラン) (西川)龍馬と(石原)貴規がつないでくれたんでね。この位置(順位)にいるようなチームじゃないし、まだまだ上を目指してみんなで頑張っていきたいです。

◆広島・鈴木誠也外野手(26)が新型コロナウイルスのワクチン接種の副反応が治まり「4番・右翼」で5試合ぶりにスタメン復帰した。 1カ月後に迫った東京五輪の野球日本代表に選出されたスラッガーは、21日にワクチンを打ち翌22日に体調不良を訴えヤクルト戦(マツダ)を欠場した。23日に「感染拡大防止特例2021」の対象選手として出場選手登録を抹消。再登録された24日のヤクルト戦と25日の中日戦(同)は代打で出場した。プロ9年目の今季は試合前時点で56試合に出場し、打率・284、8本塁打、21打点。

◆広島・鈴木誠也外野手(26)が5試合ぶりのスタメン復帰戦で特大の9号ソロを放った。 「しっかりとらえることができました。大道が頑張って投げているので、追加点につながるホームランになってよかったです」 「4番・右翼」でスタメン出場し、6─1の五回先頭でスイッチしたばかりの山本の高めの直球を振り切った。高く舞った打球は左翼上段のコンコースに着弾。13日のオリックス戦(京セラ)以来の一発でリードを6点に広げた。 全快をアピールだ。東京五輪の野球日本代表に選出されたスラッガーは21日に新型コロナウイルスのワクチンを接種し、翌22日に体調不良を訴えヤクルト戦(マツダ)を欠場した。23日に「感染拡大防止特例2021」の対象選手として出場選手登録を抹消。再登録された24日のヤクルト戦とと25日の中日戦(同)は代打で出場していた。

◆今季最多の18安打を放った広島が連敗を5で止めた。二回に西川の適時打と大道の2点二塁打で逆転。三回も5連打で3点、五回は鈴木誠のソロで加点した。大道は5回?を5失点で3勝目。中日は小笠原が誤算で救援陣も崩れた。

◆「1番・中堅」で先発した中日の大島は1500試合出場を達成し「たくさんの人に支えられてここまで来ることができた。これからもしっかり準備して試合に出続けられるようにしたい」と感謝した。 この日は三回に二塁打を記録し、4打数1安打。「しっかり自分のバッティングができた」と話した。

◆広島は18安打11得点で連敗を5で止めた。体調不良からスタメン復帰した鈴木誠が3安打2打点と活躍。佐々岡監督の主な一問一答は以下の通り。 ーー鈴木誠がスタメン復帰戦で猛打賞 「4番がタイムリー、ホームランと、本当にいいところで打ってくれましたね」 ーー6番に林を起用するなど打線組み換えが奏功した 「(5番)坂倉は打撃の調子がいいのでファーストを守らせていますけど、本当につないでくれた。林もちょっと落ちるかなというところで、しっかりとつないで。(西川)龍馬も意地というところで、最近はバッティングの内容がよくなってきたのでしっかり結果を出してくれた」 ーーD3位・大道(八戸学院大)は5回?を8安打5失点で先発初勝利。投打に活躍した 「まず5回までしっかりと投げてくれればというのと。1回1回、しっかりと自分のボールを集中して投げるということと。6回はちょっと惜しかったけど、しっかりと試合を作ってくれましたし。(二回の)タイムリーはこっちがびっくりした」 ーー長野が七回に1号3ラン 「ことしはまだホームランが出ていないという話をした矢先でのきょうの一発で、大きな一発。チームの勢いが付く、盛り上がる一発だった」

◆稲葉監督、安心してください! 広島・鈴木誠がスタメンに戻ってきた。しかも、本塁打に猛打賞。さらにはレーザービームと全快をアピール。東京五輪で金メダル獲得を目指す野球日本代表の主軸としても、カムバックを宣言した。 「(体調は)大丈夫ですよ。長い期間休ませてもらっていたんで、早く仕事をしないとヤバい」 ■レーザービームも魅せた■ 侍ジャパンのメンバーに内定し、21日に新型コロナウイルスのワクチンを接種したが、翌日に体調不良を訴え、ヤクルト戦を欠場。23日に「感染拡大防止特例2021」の対象選手として出場選手登録を抹消された。 「4番・右翼」で6日ぶりに先発出場すると、3─1の三回1死一塁では左前打。五回先頭では左翼上段に特大9号ソロをたたき込むと、2点差まで追い上げられた六回2死三塁では左前適時打で突き放す。さらに4度ゴールデングラブ賞に輝いた右翼守備では一回2死一、二塁で堂上の右前適時打を捕球すると、三塁へ矢のような送球で一走・ビシエドを憤死させた。二回はフェンスにぶつかりながら右邪飛を好捕。今季最多の18安打と打線が爆発し、連敗を5で止めた殊勲に対し、佐々岡監督は「本当にいいところで打ってくれました」と絶賛した。 ■侍ジャパンも引っ張る■ 5月20日には新型コロナに感染するなどスムーズにはいかないが、ここまで打率・294、9本塁打、23打点と存在感を示す。「打てて守備が駄目では僕は意味がないと思う。負けていい試合はないが、楽しくやらないとおもしろくない」。チームは最短29日に自力優勝の可能性が消滅する危機に陥っている。エンジョイベースボールの精神で、広島を、侍ジャパンを引っ張る。(柏村翔)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
42242 0.636
(↓0.01)
-
(-)
75294
(+1)
237
(+3)
69
(-)
62
(-)
0.255
(↓0.001)
3.140
(↑0.01)
2
(-)
巨人
362510 0.590
(↑0.007)
3.5
(↑1)
72298
(+10)
251
(+3)
90
(+1)
43
(-)
0.253
(↑0.001)
3.380
(↑0.02)
3
(-)
ヤクルト
35277 0.565
(↓0.009)
5
(-)
74295
(+3)
279
(+10)
69
(-)
42
(-)
0.251
(↑0.001)
3.820
(↓0.08)
4
(-)
中日
28349 0.452
(↓0.007)
12
(-)
72211
(+5)
234
(+11)
39
(-)
37
(+2)
0.239
(↑0.001
3.170
(↓0.11)
5
(-)
DeNA
24399 0.381
(↑0.01)
16.5
(↑1)
71287
(+3)
356
(+1)
70
(+1)
14
(-)
0.257
(↑0.001)
4.760
(↑0.05)
6
(-)
広島
22378 0.373
(↑0.011)
16.5
(↑1)
76239
(+11)
299
(+5)
45
(+2)
33
(-)
0.262
(↑0.004
3.970
(↓0.01)