1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 6 | 8 | 2 | 1 |
広島 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:柳 裕也(6勝3敗0S) (セーブ:又吉 克樹(0勝1敗8S)) 敗戦投手:塹江 敦哉(2勝3敗0S) 本塁打 |
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◆中日は1点を追う5回表、柳と三ツ俣の適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。その後同点とされるも、8回にビシエドの3ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・柳が7回3失点の好投で今季6勝目。敗れた広島は、3番手・塹江が痛恨の一発を浴びた。
◆先発は広島が玉村、中日が柳。広島は2回2死三塁から宇草の一塁強襲適時打で先制。中日は3回2死一、二塁も無得点。 中日が5回に柳の右前適時打で同点。三ツ俣の2点三塁打で勝ち越し。広島は6回に坂倉のソロと堂上の適時失策で追いついた。 8回にビシエドの10号3ランで勝ち越した中日が勝利。7回3失点の柳が6勝目、又吉8セーブ目。広島は今季3度目の5連敗で最下位転落。 塹江は3敗目。
◆9回に代走から出た中日根尾昂内野手(21)が左翼守備で見せた。 2死一、二塁で同学年の広島小園が左前打。二走・松山の本塁突入を自慢の肩で阻止した。「しっかり刺せる準備はしていました」。23打席連続無安打ながらレーザービームで存在感を見せつけた。
◆広島の追い上げムードが、一瞬にして消え去った。3点を追う9回。1死から代打松山、2死から野間がヒットで出塁。2死一、二塁のチャンスで小園が左前打をマーク。2死満塁で4番林を迎える...はずだった。しかし、小園の一打で三塁コーチャー広瀬外野守備走塁コーチが、二塁走者の松山に対してすかさず右腕をグルグルと回し、本塁突入を指示。左翼の中日根尾の本塁への好返球もあり、ホームベース手前でタッチアウトで試合終了。本拠地がため息に包まれた。 チームは今季3度目の5連敗を喫し、17日以来の最下位に転落。借金は今季ワーストを更新する16まで膨らんだ。 ▽広瀬外野守備走塁コーチ(報道陣の問いかけに) 僕の責任です。
◆広島は同点の8回にセットアッパー塹江がビシエドに勝ち越し3ランを浴び、今季3度目の5連敗を喫した。今季最多借金16となり、最下位に転落した。佐々岡真司監督(53)の談話は以下の通り。 -8回、塹江投手は追い込んでからの勝負球を打たれた 佐々岡監督 真っすぐでいったのは、攻めた結果だと思う。1発を避けないといけないところでも、インコースにいくのは悪くはない。責められないけど、インコースのどこか(高低)というところ。8回投げている投手として、先頭の入りから、いつもの課題がなかなかできていないというのが何試合か続いている。 -配置転換か 佐々岡監督 技術面、精神面と、今の状態ではきついかなと思う。 -先発玉村投手の評価 佐々岡監督 良かった中で、5回はもったいない失点だったかなと思う。2アウトから(投手柳を迎えて)ほっとしたわけじゃないんだろうけど、ああいうところから3失点。もったいない。でも、彼にとっては勉強になったと思う。 -同点に追いついた6回。2死一塁で代打に鈴木誠を送った 佐々岡監督 代打も待機している中で当然の策だと思う。代打陣が残っている中、早めにいくということで、誠也からいったということ。 -順位は最下位となった 佐々岡監督 こういう状況だけど、選手は一生懸命やっている。また明日切り替えて、としか言いようがない。前を向いてやるしかない。
◆広島が8日ぶりに最下位に転落した。 同点で迎えた8回。1死一、二塁からセットアッパー塹江敦哉投手(24)がビシエドに決勝3ランを被弾。佐々岡真司監督(53)は塹江について「技術面、精神面と今の状態ではきつい。ちょっと考えないといけない」と2軍再調整の可能性を示唆した。チームは今季3度目の5連敗で借金は最多の16に。指揮官は「こういう状況だけど、選手は一生懸命やっている。また明日切り替えて、としか言いようがない。前を向いてやるしかない」と話した。 ▽広島玉村(5回3失点)「なかなか制球が定まらない中で、4回まで(無失点で)いけたのは良かったが、(5回は)粘られてしまった。チームに流れを持っていけなかった」 ▽広島塹江(8回、ビシエドに決勝3ランを浴びて3敗目)「走者を出すことが多くなっているので、結果的に打者に嫌がる投球ができていない」
◆中日柳裕也投手(27)が7回6安打3失点で6勝目を挙げた。 1点を追う5回2死二塁では自ら同点適時打を放ち、この回の一時逆転に貢献。同点でマウンドを降りた直後の8回にビシエドが決勝3ランを放って、3試合ぶりの白星が転がり込み「粘りながら自分のピッチングができたと思います」と素直に喜んだ。 ▽中日与田監督(柳について)「前回より球にばらつきがなかった。今年の柳は修正能力が高い。同点でも耐えられた」
◆中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が決勝3ランを放った。3-3の8回1死一、二塁。広島3番手塹江の2ボール2ストライクから低めを突く149キロ直球を見逃さず仕留め、左越えへ運んだ。「反応だよ。どんな球が来ても対応できるようにしていた」。来日から6年連続の2桁本塁打で勝利を呼び込んだ主砲は胸を張った。 交流戦では打率4割9厘と打ちまくって首位打者に輝いたが、リーグ戦再開後は絶不調。これが19打席ぶりの安打だった。「4日間試合がなかったこともあり、(リーグ戦にうまく)入っていけなかった」と自己分析。無安打だったここ4試合は、球場を離れると「野球以外のことを考えていた」とひたすらリラックスに努めた。ようやく生まれた快音。本塁打となると2本を放った5日オリックス以来だった。与田監督は「4番の一振りで流れを大きく変えてくれた。この本塁打をきっかけに徐々に感じをつかんでほしい」と復活を期待した。 中日は借金5で、自力優勝が消滅する可能性がちらつき始めている。その苦境に、ビシエドは「試合に出たら役に立ちたいし、結果も欲しい。自分のスイングをどの試合でもして、勝利に貢献したい」と巻き返しを誓った。今季広島戦では3度目のV打。5カード連続で負け越し中のチームが、主砲のアーチを浮上のきっかけとする。【伊東大介】
◆「2番・遊撃」で、18日以来の先発出場だった中日の三ツ俣が勝負どころで好結果を出した。五回2死一、二塁で玉村の直球を2点三塁打とし「後ろの周平(高橋周)につなぐ気持ちで打った」と胸を張った。 第2打席まで安打がなく、三回の守備では失策もした。それでも0―1の五回、柳の適時打、大島の中前打とつながり、最後は三ツ俣が右翼線への三塁打。「エラーして迷惑を掛けてしまったので打ててよかった」と安堵した。 主に控えだった三ツ俣は堂上とともに、不振で2軍落ちした京田の定位置を争う。今季は1軍定着を掲げており、この日はアピールに成功した。
◆中日が競り勝った。3―3の八回にビシエドが勝ち越しの10号3ランを放った。柳は7回3失点で6勝目、九回を締めた又吉が8セーブ目。広島は投手陣が要所で踏ん張れず、今季3度目の5連敗で最下位に後退した。
◆広島は同点で迎えた八回、ビシエドに勝ち越しの10号3ランを許して、万事休す。投手陣が要所で踏ん張れず、今季3度目の5連敗で最下位に後退した。 先制したのは広島だった。まだ明るいマツダスタジアムが沸いた。大卒2年目の24歳、宇草が一塁強襲の適時内野安打を放った。 「打ったのはストレート。何とか先制点を取ることができて良かったです。まだまだチームが勝てるように頑張ります」 0─0の二回1死二塁で、試合前時点で防御率リーグ2位(2・31)の竜のエース・柳と向き合った。1球目の直球を振り抜き、ライナーが一塁・ビシエドのグラブを弾いた。その間に一塁全力疾走で内野安打をもぎ取り、先制に成功した。 チームが低迷する一方で、宇草、林、小園、羽月、中村奨、坂倉ら20代前半の若鯉がアピールを続ける。5月に菊池涼、鈴木誠が新型コロナウイルス感染で離脱した影響で5─6月の交流戦最下位だったが、河田ヘッドコーチは「若い選手がしっかりと頑張ってくれて救われている」と若手を評価する。 先発の高卒2年目の20歳の左腕、玉村が勝ち投手の権利獲得目前の五回につかまり1─3と逆転を許したが、若鯉が反撃の狼煙を上げる。2点を追う六回2死で、高卒5年目の23歳の坂倉が左越えに2号ソロを叩き込み1点差に。さらに西川が右翼線二塁打でつなぎ、宇草が適時失策を誘って追いついたが...。八回に3点を勝ち越されてしまった。
◆広島は今季3度目の5連敗を喫し、最下位に転落した。3─3の八回に塹江がビシエドに決勝の3ランを被弾。打線は柳の前に7回6安打3得点と攻略できず。佐々岡監督の主な一問一答は以下の通り。 ──塹江はビシエドを追い込んでいたが3ランを浴びた 「真っすぐでいったのは攻めた結果。1発を避けないといけないところでも、インコースにいくのは悪くない。責められない。八回を投げている投手として、先頭の入りといういつもの課題がなかなかできていない。ここ何試合か続いている」 ──先発の玉村の投球を振り返って 「球自体は悪くない。よかったのに五回はもったいない失点だった。四球が絡み、2アウトから(の柳の適時打は)ホッとしたんだろうけど。もったいないが彼にとって勉強になったと思う」 ──最下位に転落 「こういう状況だけど選手は一生懸命やっている。またあした切り替えて、としかいいようがない。前を向いてやるしかない」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
42 | 23 | 2 | 0.646 (↓0.01) | - (-) |
76 | 293 (-) | 234 (+3) | 69 (-) | 62 (-) |
0.256 (-) | 3.150 (↑0.04) |
2 (1↑) |
巨人 |
35 | 25 | 10 | 0.583 (↑0.007) | 4.5 (↑1) |
73 | 288 (+7) | 248 (+1) | 89 (+2) | 43 (+1) |
0.252 (-) | 3.400 (↑0.03) |
3 (1↓) |
ヤクルト |
35 | 26 | 7 | 0.574 (↓0.009) | 5 (-) |
75 | 292 (+1) | 269 (+7) | 69 (-) | 42 (-) |
0.250 (↓0.001) | 3.740 (↓0.03) |
4 (-) |
中日 |
28 | 33 | 9 | 0.459 (↑0.009) | 12 (↑1) |
73 | 206 (+6) | 223 (+3) | 39 (+1) | 35 (+1) |
0.238 (-) | 3.060 (↑0.02) |
5 (1↑) |
DeNA |
23 | 39 | 9 | 0.371 (↑0.01) | 17.5 (↑1) |
72 | 284 (+3) | 355 (-) | 69 (+1) | 14 (-) |
0.256 (-) | 4.810 (↑0.07) |
6 (1↓) |
広島 |
21 | 37 | 8 | 0.362 (↓0.006) | 17.5 (-) |
77 | 228 (+3) | 294 (+6) | 43 (+1) | 33 (-) |
0.258 (-) | 3.960 (↓0.04) |
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