1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 0 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:伊藤 大海(5勝4敗0S) (セーブ:杉浦 稔大(0勝2敗13S)) 敗戦投手:増井 浩俊(2勝5敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムは初回、王の適時打で幸先良く1点を先制する。その後は3回表に、高濱と王の適時打で2点を加えると、4回には野村のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・伊藤が6回2失点の好投で今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・増井が試合をつくれず、打線も振るわなかった。
◆日本ハムは交流戦で3戦3勝だった伊藤大海投手(23)が先発。 日本ハムの新人が4連勝すれば16年加藤以来になるが、途中に勝敗なしの試合を挟まずに「4試合連続白星」を記録すれば06年八木以来、15年ぶり。
◆日本ハムは1回、2死から長短打で1点を先制。3回にも3安打を集中して2点を追加。オリックスは3回まで毎回安打も無得点。 日本ハムは4回に野村の1号ソロ、5回に渡辺の適時二塁打で加点。オリックスも4回に伏見の犠飛などで2点を返した。 日本ハムは継投で逃げ切り、カード3連敗を免れた。オリックスは序盤の好機を生かし切れず、連勝は11で止まった。
◆オリックスの連勝街道がついに止まった。日本ハムに敗れ11連勝でストップ。 連勝は6日の中日戦から始まったが、このとき先発し勝ち投手になったのが増井。だが、この日は立ち上がりからつかまり、5回8安打5失点。増井浩俊投手は「なんとか最少失点で粘りたかったんですが...チームがいい流れできていたので、申し訳ないとしか言えないですね」と連勝を止めてしまったことを悔しがった。 初対戦となった日本ハムの新人伊藤にもてこずった。5回まで毎回安打も2点どまり。それでも、4回無死二、三塁の好機には、ヒットが出なくても、西野の内野ゴロと伏見の犠飛で2点を奪った。6回から救援したK-鈴木も、3イニングを完全投球で反撃の舞台を整えるなど粘り強さは見せた。 中嶋監督は「(4回は)ああいう形でも(点が)取れるというのはいいことだと思う。K(鈴木)も良かったです。(9回に無失点投球の)漆(原)もしっかり投げましたし」と評価した。 11連勝で止まり、京セラドーム大阪での連勝も8でストップ。だが、目指すところはそこではない。「明日が大事? もちろんそうなります」と指揮官。切り替えて次の戦いへ向かう。苦い敗戦も、悔しい思いも、強いチームになるための糧にする。【高垣誠】
◆待ってましたジェームス弾!日本ハム野村佑希内野手(20)がオリックス11回戦(京セラドーム大阪)で今季1号ソロを放った。開幕から約3カ月、今季92打席目となった4回の第2打席で、追い求めていた放物線を左翼席へ描いた。左膝痛を抱えながらも奮闘する愛称「ジェイ」のアーチで、チームの連敗と11連勝中だったオリックスの快進撃を止めた。いろんなモヤモヤを取っ払う、壮快な放物線だった。野村がついに、本領を発揮した。4回先頭。やや内角へ食い込んできた140キロ直球を強振で完璧に捉えた。「1本出たことで、気持ちも少しはスッキリすると思う」。最近の試合では常に心掛けている強いスイングから角度よく飛び出した打球は、勢い十分で左翼席まで飛んだ。待ち望んでいた今季1号本塁打は今季92打席目、開幕から90日目でついに生まれた。 野村 長打もなかったですし、なかなかチャンスでも(打てずに)迷惑をかけていた。気にしている部分もあったので、なんとか1本出てくれて良かったかなという感じです。 23日は今季2度目の猛打賞も、2点を追う8回2死二、三塁の好機だけ凡退していた。「昨日だけじゃない。勝てる試合もなかなか僕が1本打てなくて得点に結び付かなかったりしている」と、責任を感じるとともに、持ち味の長打もあまり打てずにフラストレーションがたまっていた。「ジェームスも、やっぱりホームランがないのを本人は気にしていた可能性もある」と野村の心中を察していた栗山監督も「1発出たら楽になると思う」。ここからの爆発に期待をかけた。 4月に痛めた左膝は万全ではないが、野村は「できる範囲の痛み」と強調する。根拠は過去の経験値。「ケガも何度かしているので、ある程度これはダメだなっていう線引きができるようになってきた」。痛みが伴うのは走る時だけ。グラウンドに出れば、今できる精いっぱいのラインぎりぎりを攻めながらプレーすると心に決めている。 野村 そういう状況で1軍で出してもらうことも、なかなかないことだと思うので、足が痛いとか言い訳せずに、しっかり結果を求めてやっていきたい。 前半戦は残り14試合。野村は自分らしい打球をたくさん飛ばして、チームのために突っ走る。【木下大輔】
◆日本ハムのルーキー伊藤大海投手が6回6安打2失点で、大型連勝中だった猛牛打線の勢いを止めた。ずらりと並ぶパワーバッターを前に「慎重になりすぎた」と球数がかさんだが、要所で踏ん張り「苦しい中でも、最少ダメージでという投球が出来た」。今季5勝目。球団の新人では、15年ぶりの4戦連続白星となった。 交流戦では防御率と勝利数で投手部門2冠に輝き、日本生命賞を受賞。賞金100万円をゲットした。リトルシニアで本格的に硬式野球を始めた中1の弟に、グラブを購入予定で「僕より(野球が)うまくなる予定はないです」と言いながらもうれしそうに笑った。 球団OBのダルビッシュ(パドレス)や大谷(エンゼルス)でもかなわなかった、新人での4戦連続白星。1カ月、負けなしの右腕は、今季最多借金に転落寸前だったチームも救った。 ▼ルーキー伊藤が11連勝中のオリックスから勝利。新人が2桁連勝中の相手から白星を挙げたのは、84年4月25日に池田(阪神)が12連勝中の広島に勝利して以来。パ・リーグの新人では62年7月11日に尾崎(東映)が11連勝中の南海に勝利して以来、59年ぶり。
◆日本ハムのルーキー伊藤大海が6回6安打2失点で、大型連勝中だった猛牛打線の勢いを止めた。 ずらりと並ぶパワーバッターを前に「慎重になりすぎた」と球数がかさんだが、要所で踏ん張り「苦しい中でも、最少ダメージでという投球が出来た」。今季5勝目。球団の新人では、15年ぶりの4戦連続白星となった。 交流戦では防御率と勝利数で投手部門2冠に輝き、日本生命賞を受賞。賞金100万円をゲットした。リトルシニアで本格的に硬式野球を始めた中1の弟に、グラブを購入予定で「僕より(野球が)うまくなる予定はないです」と言いながらもうれしそうに笑った。 球団OBのダルビッシュ(パドレス)や大谷(エンゼルス)でもかなわなかった、新人での4戦連続白星。1カ月、負けなしの右腕は、今季最多借金に転落寸前だったチームも救った。 ▼ルーキー伊藤が11連勝中のオリックスから勝利。新人が2桁連勝中の相手から白星を挙げたのは、84年4月25日に池田(阪神)が12連勝中の広島に勝利して以来。パ・リーグの新人では62年7月11日に尾崎(東映)が11連勝中の南海に勝利して以来、59年ぶり。
◆待ってましたジェームス弾!日本ハム野村佑希内野手(20)がオリックス11回戦(京セラドーム大阪)で今季1号ソロを放った。開幕から約3カ月、今季92打席目となった4回の第2打席で、追い求めていた放物線を左翼席へ描いた。左膝痛を抱えながらも奮闘する愛称「ジェイ」のアーチで、チームの連敗と11連勝中だったオリックスの快進撃を止めた。いろんなモヤモヤを取っ払う、壮快な放物線だった。野村がついに、本領を発揮した。4回先頭。やや内角へ食い込んできた140キロ直球を強振で完璧に捉えた。「1本出たことで、気持ちも少しはスッキリすると思う」。最近の試合では常に心掛けている強いスイングから角度よく飛び出した打球は、勢い十分で左翼席まで飛んだ。待ち望んでいた今季1号本塁打は今季92打席目、開幕から90日目でついに生まれた。 野村 長打もなかったですし、なかなかチャンスでも(打てずに)迷惑をかけていた。気にしている部分もあったので、なんとか1本出てくれて良かったかなという感じです。 23日は今季2度目の猛打賞も、2点を追う8回2死二、三塁の好機だけ凡退していた。「昨日だけじゃない。勝てる試合もなかなか僕が1本打てなくて得点に結び付かなかったりしている」と、責任を感じるとともに、持ち味の長打もあまり打てずにフラストレーションがたまっていた。「ジェームスも、やっぱりホームランがないのを本人は気にしていた可能性もある」と野村の心中を察していた栗山監督も「1発出たら楽になると思う」。ここからの爆発に期待をかけた。 4月に痛めた左膝は万全ではないが、野村は「できる範囲の痛み」と強調する。根拠は過去の経験値。「ケガも何度かしているので、ある程度これはダメだなっていう線引きができるようになってきた」。痛みが伴うのは走る時だけ。グラウンドに出れば、今できる精いっぱいのラインぎりぎりを攻めながらプレーすると心に決めている。 野村 そういう状況で1軍で出してもらうことも、なかなかないことだと思うので、足が痛いとか言い訳せずに、しっかり結果を求めてやっていきたい。 前半戦は残り14試合。野村は自分らしい打球をたくさん飛ばして、チームのために突っ走る。【木下大輔】 ▼日本ハム野村が24日オリックス戦の4回に今季1号ソロ。25試合92打席目での1発で、高卒2年目の昨季は10試合35打席目でプロ初本塁打となるシーズン1号を記録した。負傷離脱から復帰した6月4日以降、14試合に出場し、51打数17安打、打率3割3分3厘。先発11試合で無安打は2試合しかない。
◆「6番・三塁」で先発した日本ハム・野村佑希内野手(20)が、待望の今季1号となるソロ本塁打を放った。 3点リードで迎えた四回先頭での打席。カウント1―1から、オリックス・増井の140キロ真っすぐを強振し、左中間席に文句なしの一発を叩き込んだ。 左膝関節炎のけがから今月4日に復帰。前日23日の同カードでは猛打賞をマークするなど、長打力が自慢の3年目が復調の兆しを見せ始めている。
◆日本ハムはオリックスの連勝を「11」で止めた。一回に王柏融外野手(27)の中前適時打で先制。三回にも王の右翼線への適時二塁打などで2点。四、五回にそれぞれ1点ずつ挙げた。試合後の王柏融のインタビューは次の通り。 --先制タイムリーを振り返って 「走者を何としても絶対に返すつもりで打席に入った」 --見事な結果に 「コーチ指示があり練習通りに打席に立てた」 --三回にも貴重な追加点 「2打席とも走者をかえせて、チームに貢献できてすごいうれしい」 --序盤から得点を重ねた 「ミーティング通り、積極的に打ちに行けたから結果がでた」 --意気込み 「目の前の試合を一戦一戦戦っていく」
◆オリックスは投打で振るわず、連勝が11で止まった。6日の中日戦で先発して連勝の初戦を飾った増井が5回5失点と乱調で「チームがいい流れできていたので、申し訳ないとしか言えない」と肩を落とした。 一回から高く浮いたフォークボールを王柏融に中前適時打されるなど、8安打を浴びた。味方打線が2点を返した直後の五回も失点し、流れをつかめなかった。 好調だった打線もつながりを欠き、四回に無死二、三塁から西野の一ゴロ、伏見の犠飛で2点を返すにとどまった。中嶋監督は「(点を)取れるのはいいこと。取り方はそんなに悪くなかったけど、その後が続かなかった」と渋い表情を浮かべた。 中嶋監督(5失点の増井に)「いい部類じゃないでしょうね」
◆日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)=苫小牧駒大=が、6回6安打2失点で自身4連勝となる5勝目をマークした。 「先頭を出し続けてしまったことは反省しなければいけないと思います。野手が序盤から点を積み重ねてくれ、守備でも素晴らしいプレーをしてくれたので、常に助けられっぱなしでした。なかなか微調整ができない中、なんとかリードを守り切るという気持ちで投げました」 立ち上がりから走者を背負う苦しいピッチングとなったが、要所要所をを締めて失点は四回に許した2点にとどめた。交流戦では3戦3勝、防御率0・90で新人として初の投手2冠に輝いた伊藤が、好調オリックスの連勝を「11」で止めた。
◆D1位・伊藤(苫小牧駒大)が好調のオリックス打線を相手に6回2失点と力投し、自身4連勝となる5勝目をマーク。六回を除いて毎回走者を背負う内容だったが「苦しい中でもダメージの少ない投球ができた」と笑顔で振り返った。援護に恵まれず黒星が先行してきたが、交流戦の3試合で3勝した勢いに乗って、ようやく一つ勝ち越した。
◆増井から始まったオリックスの大型連勝は、増井で止まった。先発して5回を5失点。19日ぶりに敗れ、連勝街道は「11」で途切れたが、中嶋監督は敗戦のなかにも光を見出した。 四回は西野の内野ゴロと 「ああいう形でも(点が)取れるというのは、いいことだとは思います」 指揮官が評価したのは0─4の四回の攻撃だ。初対戦の日本ハムD1位・伊藤(苫小牧駒大)の前に、それまで好機を作りながら無得点。だが、四回は先頭のT─岡田が四球、続くロメロが中堅フェンス直撃の二塁打。無死二、三塁から西野の一ゴロの間に1点を返し、なおも1死三塁で伏見も中犠飛と続いた。 適時打がなくとも、得点が奪える。将も「(点の)取り方としてはそんなに悪くはなかった。向こうのいいプレーもあって、こんな感じにはなりましたけど」とうなずいた。 伏見の犠飛で、しぶとく2点を奪った 誤算は増井だった。四回までに4失点。打線が奮起し、2点を返した直後の五回にも1点を失った。今季5敗目を喫し「なんとか最少失点で粘りたかったんですが...。チームがいい流れできていたので、申し訳ないとしか言えないですね」と唇をかんだ。 ただ、試合後に報道陣から「連勝はいつかは止まるものだが」と問われた指揮官は「もちろん、そうだと思います」と淡々。阪急時代の1984年以来となる11連勝で盛り上がった前夜も「連勝のことは本当に考えていなくて。目の前の試合を1つ1つ、目の前の投手から点を取って、1点でも少なく抑えて勝ち抜くことしか考えていない」と口にしていただけに、一切、動じない。これまでも、これからも変わらず、一戦一戦を全力で勝ちにいくだけだ。(西垣戸理大)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
35 | 28 | 8 | 0.556 (↓0.009) | - (-) |
72 | 293 (+2) | 269 (+5) | 67 (-) | 24 (-) |
0.257 (-) | 3.510 (↓0.02) |
2 (1↑) |
ソフトバンク |
31 | 27 | 14 | 0.534 (↑0.008) | 1.5 (↑1) |
71 | 299 (+7) | 244 (+2) | 68 (+2) | 47 (-) |
0.251 (-) | 3.230 (↑0.02) |
3 (1↓) |
楽天 |
33 | 29 | 9 | 0.532 (-) | 1.5 (↑0.5) |
72 | 277 (-) | 263 (-) | 53 (-) | 28 (-) |
0.242 (-) | 3.560 (-) |
4 (1↑) |
西武 |
28 | 29 | 13 | 0.491 (-) | 4 (↑0.5) |
73 | 276 (-) | 288 (-) | 59 (-) | 55 (-) |
0.249 (-) | 3.980 (-) |
5 (1↓) |
ロッテ |
29 | 31 | 10 | 0.483 (↓0.009) | 4.5 (-) |
73 | 317 (+2) | 300 (+7) | 67 (-) | 59 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 4.010 (↓0.05) |
6 (-) |
日本ハム |
24 | 37 | 7 | 0.393 (↑0.01) | 10 (↑1) |
75 | 211 (+5) | 277 (+2) | 38 (+1) | 35 (+1) |
0.228 (-) | 3.730 (↑0.02) |
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