ロッテ(★2対7☆)ソフトバンク =リーグ戦11回戦(2021.06.24)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
10000200471002
ロッテ
2000000002700
勝利投手:武田 翔太(4勝3敗0S)
敗戦投手:佐々木 朗希(1勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(17号・1回表ソロ),柳田 悠岐(18号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、柳田のソロで先制に成功する。直後に逆転を許すも、6回表に三森の適時三塁打と柳田の適時打で2点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・武田が7回途中2失点の好投で今季4勝目。敗れたロッテは、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、リーグトップタイの17号ソロを放った。 「令和の怪物」ロッテ佐々木朗と初対決。1回2死走者なしで、初球153キロ直球を左中間スタンドの中段まで運んだ。「コンパクトにいくことだけ考えて打席に入りました。先制のホームランといい結果になって良かったです」。高卒2年目、19歳の剛腕との力勝負に勝利。その時点で、ロッテ・マーティンと並んで「キング」に浮上した。 月間5本塁打もリーグトップのロッテ・レアードと並んだ。直近4試合で見ても3発目だ。東京五輪の侍ジャパンにも選出されている男が、量産態勢に入った。

◆ロッテがソフトバンクに逆転負け。先発の佐々木朗希は6回途中5安打6奪三振3失点でプロ初黒星。

◆ソフトバンクが1回2死、柳田の17号ソロで先制。ロッテはその裏、角中の犠飛で同点とし、レアードの左前打で2点目を入れた。 ソフトバンクが6回に三森の三塁打で同点、柳田の中前打で勝ち越し。ロッテ佐々木朗は5回1/3を3失点で、本拠地初勝利ならず。 ソフトバンクが逃げ切った。柳田が9回に1試合2発となるリーグトップの18号ソロ。武田4勝目。ロッテ佐々木朗がプロ初黒星。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、今季初の1試合2発で18本塁打とし、リーグ単独トップに浮上した。まずは1回に「令和の怪物」ロッテ佐々木朗と初対決。2死走者なしで、初球153キロ直球を左中間スタンドの中段まで運んだ。 「コンパクトにいくことだけを考えて打席に入りました。先制のホームランといい結果になって良かったです」。 19歳の剛腕との力勝負に勝利した。 今度は3-2の9回先頭。高卒2年目の横山から、また逆方向の左翼席へアーチをかけた。リードを2点に広げる値千金の18号ソロで、ロッテ・マーティンを抜いて「キング」の椅子に座った。 月間6本塁打もリーグトップ。東京五輪の侍ジャパンにも選出されている男が、直近4戦4発と量産態勢だ。同点の6回1死三塁では勝ち越しの中前打。この日は3安打3打点2本塁打と暴れまくっている。

◆ロッテが2分け挟んで3連敗となり、一夜で5位に逆戻りした。 前夜は初回の1点のみ、この日も初回の2点のみと打線がつながらない。中でも2番で固定しているマーティンは、リーグ戦再開後6試合で1安打にとどまっている。井口監督は「土曜日ちょっと(打順を)変えようかなと思います。出塁率も含めて、ブレーキがかかっているところがある」と打線組み替えを示唆した。

◆ソフトバンク武田翔太投手(28)が6回2/3を5安打2失点の好投で、約1カ月ぶりの4勝目を挙げた。 立ち上がりの1回は2四死球などでピンチを作り、あっさり2点を献上。「調子は良くなかったです。変化球の制球がうまくできずに苦労した」と汗をぬぐったが、2回以降は武器のカーブを駆使して立ち直った。「拓也(甲斐)さんが使えるボールをうまく引き出してくれたおかげで、何とか7回途中まで投げることができました」と、笑顔を浮かべていた。

◆本拠地初勝利へ腕を振ったが、三度目の正直もならずプロ初黒星を喫した。ロッテ佐々木朗希投手(19)がソフトバンク戦でプロ4度目、ZOZOマリンでは3度目の先発マウンドに上がった。1回2死から柳田に先制被弾を浴び、2-2の6回にも再び柳田に勝ち越し打を許し、この回途中で降板。5回1/3を5安打3失点で負け投手になった。それでも2~5回まで4イニング連続で3者凡退に抑え、6三振を奪った。侍の壁は厚かった。1回2死、ロッテ佐々木朗はソフトバンク柳田に初球153キロを左中間席中段まで飛ばされた。6回1死三塁の"再戦"では全5球フォークで攻め、今度は中前への勝ち越し打とされた。真っすぐも、変化球も打たれた。「日本を代表するバッターと対戦できたことはとてもいい経験になりました。やっぱりフルスイングが印象的でした」。屈指の強打者の胸を借り、勉強した。 前回10日のヤクルト戦でも、柳田と同じく東京オリンピック(五輪)代表入りした村上に1発を浴びた。5回終了時点では勝利投手の権利を得ていたが逆転を許し、栗原に初めての四球を出したところで井口監督が出てきた。84球はプロ入り後、自己最少での降板となった。「球数というより、イニングを投げきれなかったのが今日のすべてです」。プロ初黒星に悔しそうな表情を隠さなかった。 それでも内容はまとまっていた。4戦目で初めて正捕手田村と組み、2回から5回は走者を出さなかった。最速154キロで奪三振は自己最多の6個。井口監督は「投球的には非常によかった」とたたえた。再度登録を抹消しての調整となる。本拠地初勝利は3度目の挑戦でもつかめなかった。ただ確実に近づいている。【鎌田良美】

◆ソフトバンクが柳田悠岐外野手(32)の今季初となる1試合2本塁打などで快勝。引き分けを挟んで2連勝とし、3カードぶりの勝ち越しを決めた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -佐々木朗との対戦を振り返って 工藤監督 真っすぐも力があるし、フォークもちゃんと制球できたらすごいんだろうなと思う。未来を感じさせるようなボールを投げていた。一番最初に柳田君が打ったのがやっぱり大きかったかなと思います。 -速い球を打ち返したのが攻略のカギだった 工藤監督 そこが大事だと思うんですけど、それが分かっていてもなかなかできない。今日はたまたま3点を取れましたけど、いいピッチャーだなと思いました。 -6回柳田の勝ち越し打はさすが 工藤監督 そうですね。昨日打てなかったのが本人の中でかなり悔しかったっていうところもあった。また同じような場面で打てて良かったかなと思いますし、ちょっとすっきりしたんじゃないかと。 -武田は7回途中2失点と粘った 工藤監督 今日は粘り勝ちですかね(笑い)。打たれた球はほとんど決め球だったけど、悪かったら悪かったなりに。彼の持ち球は癖のある球だったり、スライダーが効果的に使えたり、カーブも途中からストライクが入ったりとか。要所要所で良い球がいっていた。なかなか的を絞らせなかったということかなと思います。 -2カード連続のビジター3連戦で、まずは勝ち越し 工藤監督 弾みがついてくれればいい。ただ(明日から)チームが変わるので、元に戻って、また明日第1戦目からいいゲームをするのが大事だと思う。とにかく先を見ないで一戦一戦いい試合をしていくことが大事かなと思います。(22日)打って、(23日)打てなくて、(24日)打って。明日はどっち? みたいなところもあるかもしれないですけど、良くなってきているかなと思う。そういうなかでいいゲームをできるように。ファンのみなさんがスタンドで見てくれるだけで全然違うなという風に思うので、力に代えて頑張っていきたい。

◆「鷹の怪物」が「令和の怪物」を打った。ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、初対戦のロッテ佐々木朗希に洗礼を浴びせ、プロ初黒星を付けた。 まずは初回2死。初球の153キロ直球をとらえ、軽々と左中間席へ運ぶ先制の17号ソロ。同点の6回1死三塁では、フォークを鮮やかに中前に運び、これが決勝打になった。パワーと技、いずれも球界トップの力を見せつけた。「たまたまです。昨日寝れなかったんで。寝れたんですけど、寝れんくらい自分にイラ立ちがあった。打てて良かったです」。前日は同点の8回1死満塁で打てず引き分け。勝ち切れなかった悔しさを、バットで晴らした。 21日の球宴ファン投票の最終中間発表で、パ・リーグ最多得票を得た。この日は佐々木朗と注目の"怪物対決"だったが、自身の打撃に集中したという。「あんまり相手どうこうというより、自分のいいバッティングをできるようにという方が大きかった」。その結果が3打席の対戦で2安打2打点。それでも打席からスケールの大きさを感じたようで、「いやもう、どんどんどんどん良くなっていくんだろうな。そういう感じですね」と高いポテンシャルに感心しきりだった。 9回には5番手右腕の横山からも、左翼席へダメ押しの18号ソロで猛打賞。昨年9月10日の楽天戦以来の1試合2発で、パ・リーグの本塁打争い単独トップに浮上した。月間6発もリーグ最多で、直近4戦4発の量産態勢。東京五輪の侍ジャパンにも選出されている男が、乗りに乗っている。 チームは引き分けを挟み、3週間ぶりの2連勝。3カードぶりの勝ち越しも決めた。楽天をかわして0差で2位に再浮上し、工藤監督も「弾みがついてくれればいいなと思います」と会心だ。25日からは舞台を仙台に移し、その楽天と3連戦。首位オリックスにも1・5差に迫った。勢いに乗って、指定席を奪いにいきたい。【山本大地】

◆ソフトバンクの柳田が初対戦のロッテ、佐々木朗からソロと適時打を放ち、強烈な洗礼を浴びせた。 まずは一回2死で、高めに入った初球の153キロを逃さない。左中間へ力強くはじき返し、打球はぐんぐん伸びてスタンド中段まで届く。17号本塁打でパワーを見せつけ「コンパクトに行くことだけを考えた。いい結果になって良かった」と涼しい顔で振り返った。 2―2の六回は1死三塁で打席へ。外角のフォークボールが4球続き、1ボール2ストライクからの5球目だった。またも投じられた落ちる球を「必死に食らいついていった」としっかり反応。巧みに中前へ運んで勝ち越し点をもたらし、佐々木朗をこの回途中での降板に追い込んだ。

◆ソフトバンクが2位に浮上した。1―2の六回に三森と柳田の適時打で逆転。九回は、柳田のこの日2本目となるソロなどで4点を加えた。七回途中2失点の武田が4勝目。ロッテは佐々木朗が六回途中3失点でプロ初黒星となった。 井口監督(佐々木朗に)「柳田のところで最後に失投したぐらいで、投球的には非常に良かった。一度(出場選手登録を)外します」

◆ソフトバンクの武田は制球に苦しんだ一回に2点を失ったが、その後は得点圏に走者を背負いつつ粘る。七回途中2失点で5月18日以来の4勝目を挙げ「調子は良くなかったが、拓也さん(甲斐)が使えるボールをうまく引き出してくれた」と女房役に感謝した。 剛腕、佐々木朗との投げ合いを前に「あんな速い球は投げられないけど、技術面で負けないように」と話していたとおり、カーブとスライダーを軸に組み立てた。工藤監督は「粘り勝ちだね」とねぎらった。 工藤監督(ロッテ佐々木朗に)「真っすぐに力があるし、フォークボールもちゃんと制球できたらすごいだろうなと思う。未来を感じさせるボールを投げていた」

◆ロッテ・佐々木朗希投手(19)が5回?を5安打3失点でプロ初黒星を喫した。 「球数というよりは六回を投げ切れなかったことが今日の全て。援護をもらいながら本当に申し訳ないです。ソフトバンク打線はスイングが鋭かった」 六回に逆転を許し、なおも1死一、二塁とピンチを広げたところで降板。初めてとなるイニング途中での降板に、右腕は悔しさをにじませた。 「自分のパフォーマンスがしっかり発揮できないと勝負にならないと思う」と、4年連続日本一チームに挑んだ。マウンドに上がる際の登場曲を大ファンのあいみょんの「今夜このまま」から「愛を知るまでは」に変更して気分も一新。しかし、一回の柳田との初対戦でいきなり〝頬〟を殴られた。初球の153キロストレートを左中間スタンド中段まで運ばれた。 それでも、直後に逆転してもらうと、一回2死から五回まで13人連続でアウトを取る快投。自己最多の6三振も奪った。しかし、六回に今宮、三森に連打を許して同点に追いつかれると、1死三塁から再び柳田に中前に運ばれた。フォークボールを初球から5球連続で投じたが、最後は高めに浮いてしまった。 六回途中に降板したロッテ・佐々木朗希=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介) 井口監督は「最後、柳田のところで失投したぐらいで、投球的には非常に良かった」と一定の評価をしながらも、交代理由については「変化球が抜け出したんでね。その辺でやはり、ストライクが取れる球が限定されてきたことが一番」と話した。確かに決して悪い内容ではなかったが、気になるのが変化球の多さ。全投球数における直球の割合がプロ初登板となった5月16日の西武戦では66%だったが、同27日に阪神戦では64・9%、6月10日のヤクルト戦では57%、そしてこの日は53・6%と減少し続けている。 結果的に柳田に格の違いを見せつけられた佐々木朗は「日本を代表する打者と対戦できて、とても良い経験になった。やはりフルスイングが印象的でした」。きょう25日に再び出場選手登録を外れる。(東山貴実)

◆ソフトバンクの三森が2本の長打で2打点を挙げた。 1―2の六回は無死二塁でバントファウルが続いて追い込まれた。だがフルカウントからロッテ、佐々木朗の速球をはじき返して右中間を破る。同点の適時三塁打とし「コンパクトに打ちにいった」とうなずきつつ、「決めなければいけない作戦をできなかったのは反省」と自戒を込めた。 九回にはダメ押しの適時二塁打。18日から6試合連続で1番で先発し、好調の打撃で存在感を高めている。

◆佐々木朗が5回1/3を5安打3失点でプロ初黒星。84球での降板に「球数というよりは六回を投げ切れなかったことが今日の全て。援護をもらいながら本当に申し訳ないです」と悔しさをにじませた。自己最多の6奪三振に加え、一回2死から五回まで13人連続でアウトを取る快投もあった。結果的に柳田に格の違いを見せつけられた格好で、「日本を代表する打者と対戦できて、とてもいい経験になった。やはりフルスイングが印象的でした」と話した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
35288 0.556
(↓0.009)
-
(-)
72293
(+2)
269
(+5)
67
(-)
24
(-)
0.257
(-)
3.510
(↓0.02)
2
(1↑)
ソフトバンク
312714 0.534
(↑0.008)
1.5
(↑1)
71299
(+7)
244
(+2)
68
(+2)
47
(-)
0.251
(-)
3.230
(↑0.02)
3
(1↓)
楽天
33299 0.532
(-)
1.5
(↑0.5)
72277
(-)
263
(-)
53
(-)
28
(-)
0.242
(-)
3.560
(-)
4
(1↑)
西武
282913 0.491
(-)
4
(↑0.5)
73276
(-)
288
(-)
59
(-)
55
(-)
0.249
(-)
3.980
(-)
5
(1↓)
ロッテ
293110 0.483
(↓0.009)
4.5
(-)
73317
(+2)
300
(+7)
67
(-)
59
(+1)
0.247
(↓0.001)
4.010
(↓0.05)
6
(-)
日本ハム
24377 0.393
(↑0.01)
10
(↑1)
75211
(+5)
277
(+2)
38
(+1)
35
(+1)
0.228
(-)
3.730
(↑0.02)