ロッテ(1対1)ソフトバンク =リーグ戦10回戦(2021.06.23)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
1000000001500
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ソフトバンク】松田 宣浩(8号・3回表ソロ)

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◆ロッテは初回、2死二塁から角中が適時二塁打を放ち、先制に成功する。対するソフトバンクは3回表、松田のソロが飛び出し、試合を振り出しに戻した。両先発の降板後はロッテ、ソフトバンクともに3投手の継投で無失点に抑え、試合は規定により引き分けに終わった。

◆ソフトバンク東浜巨投手(31)が緊急降板した。7回無死、ロッテ安田への4球目を投じた後に、右手の指を気にするようなしぐさを見せて、治療のためベンチへ。そのままマウンドを降りた。 カウント2-2の状況から、2番手の嘉弥真が登板し、安田を三振にきった。今季は右肩痛に苦しみ、9日の広島戦で今季初勝利を挙げていた。

◆先発はロッテ鈴木とソフトバンク東浜。ロッテが1回2死二塁から角中の二塁打で1点。ソフトバンクは3回に松田が8号ソロ。 両先発がともに粘投し、同点のまま終盤へ。ロッテ鈴木は6回3安打1失点も2勝目ならず。ソフトバンク東浜は7回も続投。 ロッテ、ソフトバンクとも4投手の継投で互いに譲らず、1-1のまま引き分けた。ソフトバンクは早くも14度目の引き分け。

◆ソフトバンク東浜巨投手は1失点で粘ったが7回途中で無念の降板となった。 初回に1点を先制された後も制球が定まらず、4回まで82球を要した。「序盤から球数が多く、いいリズムで投げることができなかった」。100球を超えて7回も続投したが、先頭安田に4球を投げたところで右手の指がつって降板。「途中降板という形になってしまい、悔しい。中継ぎの方に申し訳ない」と唇をかんだ。工藤監督は「(指が)けいれんしたみたい。(試合後は)治っていたので次は問題ない」と話した。

◆負けないけど勝ち切れない。ソフトバンクは同点で迎えた8回1死満塁の絶好機を生かせず、今季14度目のドロー。 9回打ち切りの特別ルールで全体的にドローが多い今季だが、12球団で単独最多の引き分け数となった。 3番手佐々木千を攻め、2本の内野安打と四球で作ったチャンスだった。しかも3番柳田、4番栗原へと続く好打順。勝ち越しの期待はふくらんだ。だが、柳田は力のない投ゴロ。栗原も二塁正面のゴロに倒れて無得点。この日最大の得点機を逃し、3週間ぶりの連勝をつかみ切れなかった。 前日は8試合ぶり勝利を挙げて機能した新打線だったが、ロッテ先発の鈴木らにも苦戦し、得点は松田のソロ本塁打だけに終わった。工藤公康監督(58)は「まあね。打てるときもあるし、打てないときもあるし、本人も相当悔しそうにしていましたしね。そういうのが必ず結果になって表れるときが来る。自分に怒りがこみ上げてきたとしても、グッとこらえて。この怒りを必ず爆発できるときがあるのでね」とコメント。好機を生かせなかった主軸2人の心中も思いやった。 月間4勝と勢いに乗れない6月は、まだ6試合を残したところですでに月別最多6度目の引き分けとなった。指揮官は「上にいればそれがプラスに働く、下にいればマイナスに働く。プラスにとらえてやっていくことが何より大事。決して負けではないのでね。絶対に先々、あの引き分けが大きかったということになると思うので。そう信じてやっていきたい」と前向きにとらえた。24日の3戦目はスカッと勝って、3カードぶりの勝ち越しを決めたい。【山本大地】

◆ソフトバンクは12球団最多の今季14度目の引き分け。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -東浜が緊急降板 工藤監督 (右手指が)けいれんしたみたい。もう治ってましたよ。次は問題ないと聞いているので、大丈夫かなと思います。指が開かない状態だったので、代えようと。今は問題ないです。 -救援陣が好投 工藤監督 良かったですね。パーフェクトですよね。リリーフ陣はよく頑張ってくれていると思います。 -8回の好機を生かせなかった 工藤監督 まあね、打てるときもあるし、打てないときもあるし、本人も相当悔しそうにしていましたしね。そういうのが必ず結果になって表れるときが来る。自分に怒りがこみ上げてきたとしても、グッとこらえて。この怒りを必ず爆発できるときがあるのでね、。悔しさを忘れないでほしいなと思います。打てないときもあるのでね。そこはしっかり自分で飲み込んで、よし明日だという気持ちでやってほしいですね。 -松田が復調 工藤監督 いいスイングでしたね。良かったと思いますよ。打順とかそういうのじゃなくてね。自分のバッティングをするという、それがいい結果につながる。どこであろうと試合に出る限りは自分のベストを尽くすと。そうすればいい結果もついてくると信じて頑張ってほしいなと思います。 -ロッテ鈴木を打ち崩せなかった 工藤監督 フォークがひとつの武器ですけど、それがいいところに決まっていた。要所要所で変化球も決まっていた。なかなか的を絞りづらいまま進んでいったかなと思います。 -引き分け数が多い 工藤監督 上にいればそれがプラスに働く、下にいればマイナスに働く。粘っていくというのもあるし、最終的に争って勝っていかなきゃいけないのでね。プラスにとらえてやっていくことが何より大事。決して負けではないのでね。絶対に先々、あの引き分けが大きかったということになると思うので。そう信じてやっていきたいと思います。引き分けは負けではないのでね。

◆東京五輪日本代表を応援する「結束!侍ジャパンナイター」として開催され、00年シドニー五輪に出場したロッテOB黒木知宏氏(47)が始球式を務めた。 名物うぐいす嬢の谷保恵美さんに名前をコールされ、リリーフカーに乗って登場。ワイシャツ、ネクタイの上からJAPANのユニホームを着用し、マウンドの手前に立って、軽めながらしっかりした球筋の投球を見せた。 「2010年の日本シリーズ第3戦以来、2回目の始球式を経験をさせていただきました。レジェンドOBとして呼んでいただけて光栄です。スタンドから『ジョニー!』と声援をもらえたのがうれしくて手を振りかえしました。観衆の前で投げることも、試合前の緊張を感じることも久しぶりでした。日の丸をまとった重みで足が震えるほど緊張しました。五輪代表は短期決戦で結果を出す必要があり、国際大会は何が起きるかわからない。ストレスのかかる1カ月になると思うので、プレッシャーに打ち勝ってパフォーマンスを発揮するためにも、しっかりと準備をすることが重要です。全力で応援してます、頑張ってください!」とコメントし、侍ジャパンにエールを送った。

◆ロッテはソフトバンクに引き分け、5位西武とゲーム差なしの4位に上がった。 守備面で明るい材料がそろった。ドラフト1位鈴木が約3週間ぶりの先発で6回1失点の粘投。腰痛で離脱していたハーマンは、1カ月ぶりの登板で7回を3者三振切り。さらに左大腿(だいたい)二頭筋肉離れから復帰した田村は2カ月ぶりの1軍で、代打に立ち8回からマスクをかぶった。 正捕手の復帰に、井口資仁監督は「しっかり守ってました。明日以降、先発も含めて(考える)」と話した。

◆左太腿裏肉離れで4月下旬から戦線離脱していたロッテ・田村龍弘捕手(27)が、2カ月ぶりに出場選手登録されてチームに合流した。 4月27日の西武戦(メットライフ)で、本塁へ滑り込んだ際に左足を負傷。イースタン・リーグ6月5日の楽天戦(ロッテ浦和)で実戦復帰し、7試合に出場して1軍昇格に備えていた。

◆24日のソフトバンク戦でプロ4度目の先発に臨むロッテ・佐々木朗希投手(19)が、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)について「パワーのあるバッターだと思うので、自分のできることを精いっぱいやりたいなと思います」と球界を代表するスラッガーとの初対決に意欲をみせた。 1軍デビューしたプロ2年目の今季は3試合に先発し、1勝0敗で防御率3・38の成績を残している。初登板のソフトバンクは4年連続日本一の強敵。「相手どうこうというより、まずは自分のピッチングをした上でだと思うので。まずは自分のパフォーマンスを発揮できたらなと思います」と自然体で臨む。勝利投手になれば、本拠地ZOZOマリン初白星となる。

◆ロッテ・角中勝也外野手(34)が18日からのリーグ戦再開後、初安打を放った。「4番・DH」でスタメン出場。一回2死二塁で、ソフトバンク先発・東浜から先制の左越え適時二塁打を放った。 13日までの交流戦では全18試合にスタメン出場し、通算打率・350(60打数21安打)をマーク。だが、18日からの西武3連戦(メットライフ)は通算8打数無安打で22日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)は4打数無安打と沈黙していた。リーグ戦再開後、5試合目の初安打だった。

◆左太腿裏肉離れで4月下旬から離脱していたロッテ・田村龍弘捕手(27)が、1-1の七回2死から代打で登場した。41試合ぶりの出場は空振り三振に終わったが、観衆の拍手を浴びて八回から守備に就いた。 田村は4月27日の西武戦(メットライフ)で、本塁へ滑り込んだ際に左足を負傷。翌28日に出場選手登録を抹消された。 その後、イースタン・リーグ6月5日の楽天戦(ロッテ浦和)で実戦復帰し、7試合に出場して1軍昇格へ準備。同23日に2カ月ぶりに出場選手登録され、チームに合流していた。

◆ロッテで活躍し、2000年シドニー五輪に出場した黒木知宏氏が始球式を行った。東京五輪開幕を1カ月後に控え、野球日本代表の応援機運を高めるため「結束!侍ジャパンナイター」として開催された試合。代表のユニホームを着用して力強い球を投じた黒木氏は「日の丸をまとった重みで足が震えるほど緊張した」と話した。 代表選手に向けては「ストレスの掛かる1カ月になると思う。プレッシャーに打ち勝つためにしっかり準備することが重要」と、経験を踏まえてエールを送った。

◆ソフトバンクが追いついて引き分けた。0―1の三回2死から松田が8号ソロ。救援3投手は走者さえ許さなかった。ロッテは一回に角中の適時二塁打で1点を先制し、鈴木は6回1失点と好投したが、援護できなかった。

◆ソフトバンクの東浜はアクシデントで降板し、1失点で勝敗はつかなかった。七回先頭の安田に4球目を投じたところで右手の指を伸ばすしぐさをし、そのままベンチへ。「途中降板という形になってしまい悔しい」と唇をかんだ。 工藤監督は指がつってけいれんしていたと説明し「試合が終わったときには治っていた。トレーナーからも次は問題ないと聞いている」とほっとした様子だった。

◆ロッテのドラフト1位新人、左腕の鈴木は6回1失点と力投した。切れのある球で6三振を奪い、失点は三回のソロだけ。勝敗は付かなかったが、4月25日にプロ初勝利を挙げたソフトバンク相手に再び好投し、「しっかりと自分の投球ができて試合はつくれた」と満足そうだった。 1年目ながら先発、救援の両輪でチームを支える。前回登板した4日はDeNA打線に3回5失点と打ち込まれたが、2軍調整を経て復調を印象づけた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
35278 0.565
(↑0.008)
-
(-)
73291
(+3)
264
(+1)
67
(+3)
24
(-)
0.257
(↓0.001)
3.490
(↑0.03)
2
(1↑)
楽天
33299 0.532
(↑0.007)
2
(-)
72277
(+6)
263
(+4)
53
(-)
28
(-)
0.242
(↑0.002)
3.560
(↓0.01)
3
(1↓)
ソフトバンク
302714 0.526
(-)
2.5
(↓0.5)
72292
(+1)
242
(+1)
66
(+1)
47
(-)
0.251
(↓0.001)
3.250
(↑0.03)
4
(1↑)
ロッテ
293010 0.492
(-)
4.5
(↓0.5)
74315
(+1)
293
(+1)
67
(-)
58
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.960
(↑0.05)
5
(1↓)
西武
282913 0.491
(↓0.009)
4.5
(↓1)
73276
(+4)
288
(+6)
59
(-)
55
(-)
0.249
(↑0.001)
3.980
(↓0.03)
6
(-)
日本ハム
23377 0.383
(↓0.007)
11
(↓1)
76206
(+1)
275
(+3)
37
(-)
34
(-)
0.228
(↑0.001)
3.750
(↑0.01)