広島(★5対8☆)ヤクルト =リーグ戦9回戦(2021.06.23)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:大西 広樹(2勝0敗0S)
(セーブ:マクガフ(2勝1敗14S))
敗戦投手:九里 亜蓮(5勝5敗0S)

本塁打
【ヤクルト】オスナ(5号・3回表3ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトが3連勝。ヤクルトは初回、無死一塁から青木が適時二塁打を放ち、先制に成功する。逆転を許して迎えた3回表には、オスナの3ランなどで4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、2番手・大西が今季2勝目。敗れた広島は、先発・九里が4回7失点と乱調だった。

◆広島森下暢仁投手(23)が3日ぶりに全体練習に合流した。登板から2日後の21日は予定通り休養日に充て、新型コロナウイルスのワクチンを接種。翌22日には副反応が出た可能性があるため、2日続けて練習せず寮で静養した。 また、同じくワクチン接種の副反応が出た可能性から22日は欠場した鈴木誠也外野手(26)もグラウンドに姿を見せた。22日は練習に参加しなかった

◆広島は「感染拡大防止特例2021」を適用して、鈴木誠也外野手(26)の出場選手登録を抹消した。代替指名選手として、大盛穂外野手(24)が出場選手登録された。 鈴木誠は21日にワクチンを接種し、副反応が出たため、22日の全体練習に参加しなかった。この日はグラウンドに姿を見せ、練習にも参加。キャッチボールやノックを行い、フリー打撃ではセンターバックスクリーンへの柵越えを放つなど回復ぶりは示していた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、広島戦の4回裏の守備から途中交代した。 第3打席の4回2死二塁、右膝付近に自打球が直撃し、治療後に打席に立ったが、見逃し三振に倒れた。この日は東京五輪の日本代表の稲葉監督が視察に訪れ、試合前に言葉をかわした。

◆サッカー日本代表のサンフレッチェ広島川辺駿選手(25)が始球式を務めた。広島カープとサンフレッチェ広島がコラボした真っ赤な記念ユニホームを着用して登場。18年以来の始球式は山なりでヤクルト塩見の右足かかと付近に直撃する"死球"式となった。「難しいですね。全然ダメでした。練習したかったんですけど、時間なくて全然できませんでした。0点です。前回の方が良かったです。悔しいですね」。 新型コロナウイルス感染対予防策のためキャッチボールができなかったことも影響。不本意な投球となり、頭をかいた。 この日も着用した記念ユニホームは7月3日鳥栖戦(Eスタ)で着用する。

◆広島が1点リードの3回、ヤクルトはオスナの3ランなどで4得点。広島もその裏、坂倉が2点適時打。 ヤクルトは4回に塩見、山田の適時打で2点を追加して九里をKO。その裏、広島に1点を返され、サイスニードも降板となった。 継投で逃げ切ったヤクルトが3連勝。2番手大西が2勝目。対広島6連勝となった。広島は3連敗で8年ぶり借金14。九里5敗目。

◆ヤクルトが12安打8得点で打ち勝ち、3連勝で貯金を今季最多の9とした。 3回にオスナの特大の5号3ランで勝ち越すなど、4回までに7得点で広島九里をKO。東京五輪の代表に内定した山田は、適時二塁打を含む3安打1打点で健在をアピールした。視察に訪れた稲葉監督からは、一塁の守備の準備も伝えられ「打撃もスピードも期待しています」と信頼を寄せられた。 ▽ヤクルト・オスナ(3回に決勝の5号3ラン)「ゴロを打たせにくる配球をしてくると思ったので、ケアをしながら打席に入った。甘く入った球を完璧にとらえられた」

◆広島先発九里亜蓮投手(29)が今季最短4回7失点でKOされ、5敗目を喫した。 初回にあっさり先制点を献上。3回は味方守備のミスで同点とされると、1死一、三塁でオスナに左越え3ランを被弾。4回にも2点を失った。「チームに流れを持っていけるようなピッチングができなくて悔しいです」。チームは3連敗で、ヤクルト相手には2分けを挟み6連敗。借金は13年7月24日巨人戦以来8年ぶりで、佐々岡監督就任後最多の「14」に膨れあがった。

◆広島菊池涼介内野手(31)が好走塁で侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)をうならせた。 1点を追う初回、先頭で左翼線への二塁打を放ち、左翼手青木がもたつく間に三塁へ進塁。1死三塁から小園が放った中堅方向への浅めのフライでタッチアップ。ヘッドスライディングで本塁へ生還し、一時同点とした。視察した稲葉監督は「ああいうところの走塁、スライディングはさすが。いろんな状況の中でいろんなことをやってくれる」と絶賛。東京五輪の打順については「1番も考えられる」と示唆した。

◆ポスト会沢は俺だ! 広島坂倉将吾捕手(23)が2戦連続猛打賞となる3安打2打点1得点で気を吐いた。4試合ぶりの先発マスクで好調な打撃をアピール。正捕手会沢が負傷離脱の中、捕手として出場機会を増やすためには、結果を残し続けるしかない。チームは3連敗で、8年ぶりの借金14。打者としてだけでなく、捕手としても救世主になることを誓う。3安打した結果など、もう頭になかった。最後の打者となった坂倉は、4試合ぶりの先発マスクでチームを勝利に導けなかった悔しさをかみしめた。打撃では2本の二塁打を含む3安打2打点1得点。捕手として2度盗塁を刺すも、3連敗。打者としての力だけでなく、捕手としての存在感も示したかった。 一塁との併用が続く中で、打撃は好調を維持する。2回に左中間への二塁打を放ち、一時は勝ち越しとなるホームを踏んだ。3点ビハインドの3回は右中間を破る2点二塁打で1点差に迫った。「追い込まれていたので、何とかしようと思いました。上からコンパクトにたたくことが出来ました」。5回も右翼へクリーンヒット。2戦連続猛打賞で打率3割1分7厘に上げた。昨季まで打率を下げる要因となっていた苦手左腕に対し、今季は右投手時よりもややオープン気味に構えることで対策。今季対左投手の打率は右投手の打率3割2厘を上回る3割6分4厘。高打率につながっている。 2番手捕手として期待されながら、5月に正捕手会沢が離脱した間、出場機会は増えなかった。台頭した石原に先発の機会を譲る試合が多くなった。当時「どこかで受け入れてしまっている自分がいる」と冷静に自分の課題と向き合おうとしていた。現状打破のきっかけを探ろうと、背番号31を引き継いだ石原慶幸氏の著書を熟読。一塁との併用も、切り替えを心がけた。 会沢の再離脱後6試合、スタメンマスクは石原が4試合で、坂倉は2試合しかない。積極起用される若手の中で、坂倉には1軍で積んだ経験がある。成功だけでなく、失敗もほかの若手よりも多い。併用される一塁でも、打者として結果を求めつつ、捕手としてのプライドも胸に刻む。【前原淳】 広島坂倉「ヒットが出てるのは悪いことじゃない。(捕手としては)こういう結果が結果なんで、しっかり反省したい。(一塁併用は)出れば出るほど考えることが増えるので、いいことも悪いこともあると思いますけど、いいふうに考えられるようにしたいなとは思います」

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(28)が、2―2と同点に追いついた直後の三回1死一、三塁から、左翼席後方の防球ネットに直撃する特大の5号3ランを放った。 広島の先発右腕・九里が投じた139キロのシュートを捉え「一、三塁で、ゴロを打たせにくる配球をしてくると思ったので、ケアをしながら打席に入り、結果甘く入った球を完璧に捉えました」。打った瞬間、スタンドインを確信し、左翼手の西川も一歩も動かない強烈な一撃だった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が途中交代した。「4番・三塁」で先発出場したが、四回2死二塁の第3打席で自打球が右膝付近に直撃し、苦悶の表情を浮かべた。その後打席に戻ったが、内角の球に反応せずに見逃し三振。四回の守備から宮本が三塁の守備に就いた。 4回、ヤクルト・村上宗隆は自打球を当てる=マツダスタジアム(撮影・村本聡) 村上は、東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーにも選出されており、この日は同・稲葉監督も視察に訪れていた。

◆広島の九里は4回を今季ワーストの10安打7失点で5敗目。チームは3連敗で、負け越しが14に膨らみ「流れを持っていけるような投球ができなくて悔しい」と肩を落とした。 一回はいきなり塩見に四球を与え、続く青木に二塁打を浴びて簡単に先制を許した。2―1と勝ち越した直後の三回は、1死一、二塁から村上の一ゴロを松山が二塁へ悪送球し、同点。直後にオスナに特大の3ランを浴び、四回にも4安打を集められ、失点を重ねた。 佐々岡監督は「九里が全て。ずっと言っているように先発が試合をつくらないとこうなる。責任を持ってやってもらいたい」と憤った。(マツダ)

◆ヤクルト・中村悠平捕手(31)が「6番・捕手」で先発し、プロ野球史上512人目となる通算1000試合出場を達成した。五回終了後に手渡された記念ボードを掲げて、頭を下げた。初出場は2009年10月2日の広島戦(神宮)。 選手会長の中村。31歳の誕生日を迎えた17日に「首位の阪神の後ろにいますけど、ゲーム差以上にすごく力の差というのはあるので、そこは一つでも埋めていきたい。何とか食らいついて。阪神だけじゃなくてジャイアンツもいますし、下からも突き上げてくるところは確実にあるので、勝っていける一試合一試合を多くしていきたい」と今後に向けて意気込みを口にしていた。

◆日本代表の稲葉監督が視察に訪れ、「みんなで金メダルを取ろうと話をした」と、森下、ルーキー栗林ら代表に選んだ選手を激励した。 新型コロナウイルスのワクチンを接種して副反応があったとして、出場選手登録を外れた鈴木誠とも交流。改めて4番候補として期待を寄せ「だいぶ感じは良くなっていますと(言っていた)。責任感が強い選手。とにかく五輪で、合宿で元気な姿で会いましょうと話をさせてもらった」と明かした。

◆ヤクルトが広島戦6連勝。2―2と同点に追いついた直後の三回1死一、三塁で、オスナが左翼席後方の防球ネットに直撃する特大の5号3ランを放った。広島の先発右腕・九里が投じた139キロのシュートを捉え打った瞬間、スタンドインを確信。左翼手の西川も一歩も動かない強烈な一撃だった。

◆侍戦士が、またも〝御前打〟を放った。東京五輪日本代表に選出されているヤクルト・山田が、四回2死一塁から右中間へ適時二塁打。貴重な追加点をもたらし、頬を緩ませた。 広島の先発右腕・九里が投じた直球を捉えた。 「失点した後だったので、1点でも多く追加点がほしかった。追加点を取ることができてて良かったです」。この日は、東京五輪で侍を率いる稲葉監督が視察。試合前練習の際にあいさつし、和やかな雰囲気で談笑しながら激励を受けていた。 山田の〝稲葉ジャパン〟での活躍といえば、2019年11月に行われた国際大会「プレミア12だろう。決勝の韓国戦で決勝3ランを放ち、世界一に貢献。大舞台で力を発揮した。 今季、稲葉監督が視察した試合で何度も結果を残している。4月14日のDeNA戦(神宮)では2本塁打を含む3打数2安打3打点。5月23日の同戦(同)でも適時打を含む3打数1安打1打点と活躍し、侍の指揮官から「見に来ている試合で打つと印象が良くなりますし、そういう巡り合わせ、運命があるのかなと思います」と評価されていた。 打線は山田の一打を含む効果的な攻撃で広島を突き放して、3連勝。敗れた首位阪神に5ゲーム差とした。山田の東京五輪での目標はもちろん「金メダル獲得」。だが「シーズンも大事になってくるので、そこでしっかり結果を出して、自分の調子を上げていきたい」と口にする燕の主将が、勝利に導く一打を放ち続ける。(赤尾裕希)

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が23日、広島9回戦(マツダ)で途中交代した。「4番・三塁」で先発したが、四回2死二塁の第3打席で自打球が右膝付近に直撃し、その後打席に戻ったが、内角球に反応せずに見逃し三振。四回から、宮本が三塁の守備に就いた。 高津臣吾監督(52)は試合後、「明日(24日)出場できるかどうかは現時点では何とも言えないです。ただ、すごく時間がかかるような感じでもない。少し時間がたてば痛みは落ち着いてきたようなので、そんなに深くは考えてないですけど、明日確認してみないと何ともいえない」と説明。広島市内の病院で検査を受け、骨には異状なしと診断された。 村上は、東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーにも選出されており、この日は同・稲葉監督が視察に訪れていた。

◆東京五輪の日本代表に選ばれているヤクルトの村上が四回に右膝付近に自打球を当て、直後の守備から退いた。広島市内の病院で検査を受け、骨に異常はないと診断された。試合後は患部をアイシングしながら歩いてバスに乗り込んだ。 高津監督は、出場選手登録を外さない方針を示し「あす出場できるかは現時点で何とも言えないが、すごく時間がかかる感じでもない」との見通しを示した。

◆広島は3連敗で借金が今季ワーストの14に膨れ上がった。先発の九里が4回10安打7失点(自責5)で5敗目。佐々岡監督の主な一問一答は以下の通り。 ──九里の投球を振り返って 「きょうは九里がすべて。ずっといっているように先発が試合を作らないとこうなる。ヨーイ・ドンで四球を出しているし、きのう(22日)の(大瀬良)大地にしろ、先発は1週間の調整を与えているんだからしっかりと出してほしい。九里に関してはスピードも切れもないボールだったんじゃないかなと思う。ずっといっているのは先発がまずはゲームを作らないと、そこが続いている。責任を持ってやってもらいたい」 ──鈴木誠が新型コロナウイルスのワクチン接種の副反応のため、コロナ特例を適用した上で出場選手登録を抹消した 「当然出られるなら。練習をしているしあしたの状態を見てから」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が23日、広島戦(マツダ)の四回に右膝付近に自打球を当て、直後の守備から退いた。広島市内の病院で検査を受け、骨に異常なしと診断された。試合後は患部をアイシングしながら歩いてバスに乗り込んだ。 高津監督は24日の出場について「現時点では何とも言えない」と説明した。出場選手登録は抹消せず、状態を見極める方針。村上は、東京五輪日本代表のメンバーにも選出されており、この日は同・稲葉監督が視察に訪れていた。

◆「6番・捕手」で先発した中村が、プロ野球512人目となる1000試合出場を達成した。初出場は2009年10月2日の広島戦(神宮)。「一日一日の積み重ねで、ここまで達成できた。もっともっと試合に出られるように、また一試合一試合を大切にやっていきたい」と振り返った。この日は二回に中前打を放ち、七回無死一、二塁では犠打を決めて追加点につなげるなど勝利に貢献した。(マツダ) ◆三回1死一、三塁から左翼席後方の防球ネットを直撃する決勝の特大5号3ランを放ったヤクルト・オスナ 「待っていたゾーンに来たという感じ。どこまで飛んだか知りたいけど、見ていなかった」

◆「ここぞ」の場面で力を発揮した。ヤクルト・山田哲人内野手(28)が5打数3安打1打点の活躍で8―5の勝利に貢献。3連勝、3カード連続の勝ち越しに導いた主将は笑顔で汗を拭った。 悪い流れを断ち切った。1点差に詰め寄られた四回。塩見の中前適時打で1点を加えると、2死一塁から右中間へ適時二塁打を放った。「失点した後だったので、1点でも多く追加点がほしかった」。勝負の分かれ目で、貴重な1点をスコアボードに刻んだ。 この日は東京五輪の日本代表、稲葉監督が16日のメンバー発表後、初めてヤクルト戦を視察。24人に名を連ねた山田は試合前練習であいさつし、「みんなで金メダルを取ろう」と激励された。 山田の〝稲葉ジャパン〟での活躍といえば、2019年11月に行われた「プレミア12」だ。決勝の韓国戦で殊勲の3ランを放ち、世界一に貢献。大一番で結果を残した男は、今季の〝御前試合〟でも活躍している。 稲葉監督が視察した4試合で15打数6安打の打率・400、2本塁打、5打点。かつて侍の指揮官に「そういう巡り合わせ、運命があるのかな」と言わしめたほどで、この日も三回の左前打、八回の中前打で今季6度目の猛打賞(1試合3安打以上)を記録。広島戦は6連勝(2分け挟む)で貯金は今季最多の9に伸ばし、敗れた首位・阪神とのゲーム差を5に縮めた。 代表決定後に「シーズンでしっかり結果を出して、自分の調子を上げていきたい」と口にした燕の主将。まずはチームの順位を押し上げる。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
41222 0.651
(↓0.01)
-
(-)
78287
(+2)
231
(+6)
69
(+1)
60
(-)
0.255
(↑0.002)
3.240
(↓0.04)
2
(-)
巨人
342510 0.576
(↑0.007)
5
(↑1)
74281
(+4)
247
(+2)
87
(+2)
42
(+1)
0.252
(↓0.001)
3.430
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
34257 0.576
(↑0.007)
5
(↑1)
77287
(+8)
261
(+5)
68
(+1)
42
(-)
0.250
(↑0.001
3.750
(-)
4
(-)
中日
27329 0.458
(↑0.01)
12
(↑1)
75200
(+6)
214
(+2)
38
(+1)
34
(+2)
0.238
(-)
3.030
(↑0.02)
5
(-)
広島
21358 0.375
(↓0.007)
16.5
(-)
79224
(+5)
284
(+8)
42
(-)
33
(-)
0.259
(↑0.001
3.940
(↓0.02)
6
(-)
DeNA
22399 0.361
(↓0.006)
18
(-)
73281
(+2)
355
(+4)
68
(+1)
14
(-)
0.256
(-)
4.880
(↑0.01)