1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 | 0 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 2 | 2 | 0 | 1 |
勝利投手:奥川 恭伸(3勝2敗0S) (セーブ:マクガフ(2勝1敗13S)) 敗戦投手:勝野 昌慶(3勝5敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトが投手戦を制した。ヤクルトは両軍無得点で迎えた7回裏、代打・川端の2ランが飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、先発・奥川が7回4安打無失点の力投で今季3勝目。敗れた中日は、先発・勝野が好投するも、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。
◆ヤクルト奥川恭伸投手(20)は立ち上がりの投球に注意したい。今季のイニング別成績を見ると、1回の成績は33打数14安打で被打率4割2分4厘。23失点のうち1回に9失点しており、3者凡退に抑えたのは5月5日の阪神戦しかない。
◆ヤクルト川端慎吾内野手(33)が、3年ぶりの1発となる先制2ランを放った。打線は中日勝野に6回まで無安打無得点と沈黙。 7回2死から代打宮本が中前打で初安打を放つと、続く川端が123キロスライダーを右翼席へ運んだ。18年7月21日中日戦(神宮)以来の1発。「一、二塁間も空いていたので、引っ張りにいってチャンスを拡大しようという気持ちでしたが最高の結果になってくれました。今日は父の日ということで『今日、頑張ってね』と息子に言われたので打つことが出来て良かった」と喜んだ。 ▽ヤクルト高津監督(7回川端の代打2ランにベンチ最前列まで出て感情を爆発)「いやいや出てないです。出てた? ちょっと出てたかもしれない。ゲームの展開からして、1点取るか取らないかという流れだと思ったので、そういううれしさもありました」
◆ヤクルト先発の奥川は3回まで1安打無失点。対する中日勝野も無安打無失点で序盤を終え、ともに上々の立ち上がり。 6回、中日は2死満塁、ヤクルトは1死一、三塁のチャンスをつくるも無得点。中日勝野は6回まで無安打無失点投球を続ける。 ヤクルトは7回2死一塁、代打川端の右翼へ1号2ランで先制。そのまま逃げ切った。奥川は3勝目。マクガフが13セーブ目。中日勝野は5敗目。
◆中日が4カード連続負け越しを喫した。先発勝野は7回2死まで無安打に抑えたが川端の1発に泣いた。打線は7回まで投げた奥川を相手に2度の得点圏を生かせず、8回に代打福田のソロで零封を免れるのがやっと。与田監督は「本当によく投げた」と粘投の勝野をねぎらい、打線に対して「もっと早い回で点が取れればこういう展開にならなかった」とため息。借金は5月28日以来の5となった。
◆はっきりとした成長曲線を描く。ヤクルト奥川恭伸投手(20)が中日戦で自己最長の7回を4安打無失点。父の日に3勝目を挙げた。「勝ちをつけてもらった打線にも感謝の気持ちを忘れずにしっかり勝利の報告をできればなと思います」と笑顔を見せた。 大人の投球を見せた。0-0で迎えた6回。2死二塁、3番高橋周と4番ビシエドを連続四球とした。「勝負しながら、カウントが悪くなったところでは無理せずに。特に4番のとき『2人で1人』と山田さんからも声かけてもらったり。自分でもそういう意識を持てた」。2死満塁としても、冷静さは失わなかった。5番堂上に対し、初球をスライダーで見逃しに。2球目も123キロスライダーを続け、二ゴロに打ち取った。「いつもなら速い球で攻めていたところを、緩い球を使って抑えることができた」とうなずいた。 前回8日ロッテ戦では、5回を自己ワーストの12安打6失点。決めきれなかった変化球を課題に挙げた。中11日で、即座に修正。「今までは視野が狭くなりがちだったが、視野を広く持っていろいろなボールを使えたところが、結果につながった」と胸を張った。 まだ高卒2年目。ヤクルトの絶対的なエースになるため勉強の毎日だ。抑えても打たれても、すべてが糧となる。【湯本勝大】
◆中日先発の勝野昌慶投手は7回2失点ながら4勝目を逃した。 7回2死まで無安打無得点を続け、代打宮本に初安打、続く代打川端に決勝2ランを浴びた。今季最多110球も援護なく5敗目。「四球が多くリズムが悪かったです。初安打を打たれても、特に変わらず投げたのですが...」。4月28日阪神戦を最後に白星から遠ざかっている。
◆中日は1点差で敗れ、4カード連続負け越しとなった。先発勝野昌慶投手(24)は7回2死から代打宮本に打たれるまでヤクルト打線を無安打に抑えたが、代打川端の1発に泣いた。 打線は7回まで投げた奥川から4、6回にともに1死二塁の得点機を作ったが生かせず、8回に代打福田のソロで零封を免れるのがやっとだった。 与田剛監督(55)は20歳の奥川について「真っすぐと変化球を精度良く投げられた」とその投球術をたたえ、竜打線の沈黙にはため息をついた。「(狙い球を)絞っていこうと対策したが、なかなか絞りきれなかった。甘い球も捉えられなかった。もっと早い回でチャンスはあった。もっと早い回で点を取ればこういう展開にならなかった」。 交流戦は9勝7敗2分けで、14年以来7年ぶりに勝ち越して4位に食い込んだが、4カード連続負け越しと下降ペースが続く。指揮官は「結果は結果なのでしっかり勝たないといけない」と受け止めた。借金は再び5となり、目指している4月3日以来の勝率5割復帰はまた遠のいた。【伊東大介】 ▽中日パウエル打撃コーチ(奥川について)「いろんな球種をいいリズムで投げてきていた。奥川のリズムで投げさせてしまった。チャンスで1本出なかった」 ▽中日阿波野投手コーチ(勝野について)「最後は代打攻勢にやられた。そこまでの投球に関しては無駄な四球はあったが、いいものを発揮できていた。次回以降の登板でも自分のカウントをどう作っていくかがテーマなので、それをできるようにしてほしい」
◆ヤクルトが代打・川端の右越え1号2ランで均衡を破った。先発の奥川は7回4安打無失点の好投。七回2死一塁で奥川の代打で登場した川端は、中日先発・勝野のスライダーを捉え、右翼席にたたき込んだ。
◆ヤクルト先発の奥川恭伸投手(20)が自己最長の7回を投げ4安打無失点の好投を見せた。中日先発・勝野との投手戦で譲らなかった。最大のピンチは六回。2死二塁から高橋、ビシエドには際どいコースを攻めた結果、いずれも四球とし5番・堂上との勝負。外角のスライダーを打たせて二ゴロとし、ガッツポーズを見せた。 打線は無安打に抑えられていた七回2死から代打・宮本が中前打で出塁。続く奥川の代打・川端が右翼席へ先制2ランを放ち、奥川に3勝目の権利が生まれた。
◆ヤクルトが投手戦を制し、このカードを勝ち越した。先発の奥川は自己最長の7回を投げ4安打無失点の好投で3勝目(2敗)を挙げた。打線は七回、2死一塁から奥川の代打・川端が右翼席へ先制1号2ランを放った。 中日先発・勝野との投手戦で譲らなかった。最大のピンチは六回。奥川は2死二塁から高橋、ビシエドには際どいコースを攻めた結果、いずれも四球とし5番・堂上との勝負。外角のスライダーを打たせて二ゴロとし、ガッツポーズが飛び出した。七回の川端の2ランの後、中日に八回に1点を返されなおも1死一、三塁のピンチとなったが、梅野が好救援。九回はマクガフが無失点で締め、13セーブ目を挙げた。
◆ヤクルトは0―0の七回2死一塁から代打川端が3年ぶりとなる本塁打を放って均衡を破った。奥川は力のある直球を軸に7回4安打無失点で3勝目を挙げた。奥川との一問一答は以下の通り --投球を振り返って 「チームの勝利に貢献できる投球ができた。前回の反省を生かして、投げようと思った」 --六回は二死満塁のピンチ 「野手の先輩が声をかけてくれて、安心して投げることができた」 --初めて七回のマウンドに 「しっかり抑えようと思って投げた」 --代打・川端が決勝弾 「本当に格好良いと思った」 --きょうは父の日 「勝利を届けることができてホッとしている」 --今後へ向けて 「次回も粘り強くなげて、チームに勝ちをつけられるようにがんばりたい」
◆ヤクルトは0―0の七回2死一塁から代打川端が3年ぶりとなる本塁打を放って均衡を破った。奥川は力のある直球を軸に7回4安打無失点で3勝目を挙げた。川端との一問一答は以下の通り --代打で決勝弾 「本当にうれしい。久々に本塁打を打ったので良い感触だった」 --3年ぶりの本塁打 「気持ちいい。うれしかった」 --奥川の代打 「初回からずっとがんばってくれていたので、何とかしたいという気持ちは持っていた。まさか本塁打になるとは思わなかったけど、良い結果になって良かった」 --3年ぶりの本塁打 「打った瞬間、入ると思った。感触を久々に思い出した。お客さんの前で打てて本当に最高」 --きょうは父の日 「朝から『きょう打ってね』と言われていたので、本当に打ててうれしい。息子にホームランボールをプレゼントしたい」 --2カード連続の勝ち越し 「阪神とはまだまだゲーム差はあるけど、追いつけると思っている。一つ一つ、勝てるようにがんばる」
◆ヤクルトは20日、中日11回戦(神宮)に2―1で競り勝ち、2カード連続の勝ち越しを決めた。先発した奥川恭伸投手(20)が自己最長の7回を投げ、4安打無失点で今季3勝目(2敗)を挙げた。昨季、2軍でのプロデビュー戦からちょうど1年。〝大人の投球〟で中日打線に的を絞らせなかった。父の日の白星を挙げ、父・隆さんへ感謝の思いを届ける1勝にもなった。 ◆プロ最長7回4安打無失点の好投 365日間で確かな成長を示した。1年前の6月20日。奥川はイースタン・リーグの開幕戦で1回無失点と好投。ちょうど1年後に〝大人の投球〟を披露した。プロ最長の7回を4安打無失点と好投。直球の最速は149キロを計測し、3勝目を手にした。 「緩急を使うことを意識して投げることができましたし、良かったと思います」 前回8日のロッテ戦ではストライクゾーンにボールを集中しすぎ、12安打を浴びて6失点。その反省を生かし、対戦した26人中、12人の初球にボール球を投じた。慎重な投球で試合を進めた。 六回2死二塁から3番・高橋、4番・ビシエドに際どいコースに投げ続けて連続四球を与えた。それでも動じず、5番・堂上を緩いスライダーで二ゴロに打ち取り、何度も拳を握った。ビシエドを迎える前に「(4、5番の)2人で(アウトを)1つと(二塁手の)山田さんからも声掛けをもらった。自分の中でも、そういう意識を持って、投球できた」と余裕を持って後続を断った。 ◆父から「謙虚と感謝の気持ちを」 父の日の1勝。幼少期に自宅で毎日、スポンジボールのトスを上げてくれた父・隆さんへの感謝の思いを込めた。石川・星稜高時代の2019年夏の甲子園大会で準優勝するなど華々しい活躍の裏で、隆さんから言われ続けた言葉が胸に刻み込まれている。 「謙虚と感謝の気持ちを持ち続けなさい」―。中学時代、父の日に迎えた大会でサヨナラ本塁打を放ったこともある20歳。今年は恩返しの白星を届けた。 奥川の好投でチームの貯金は7に。高津監督は「(六回は)絶対に丁寧にいかないといけない場面。力任せではなく冷静に試合の展開、流れ、相手の打者を見ながらの投球。また階段を昇ったと思います」とたたえた。 奥川は「(父に)勝利を届けられればと思っていたので、ホッとしています」と胸をなで下ろした。父と指揮官、ヤクルトファンにも1年間で進化した姿を見せつけた。(横山尚杜) ◆父に「打撃教わっていた」 奥川は父・隆さんとの思い出について「よくキャッチボールをしてもらったりとか、家で打撃をするときにトスをあげてもらったりとか、いろいろしてもらいました」と振り返る。金沢市工高の野球部で内野手だった隆さんには「小さい頃は打撃を教わっていた」といい、「今日は打つ方も頑張りたいなと思っていたんですけど、ちょっと打てなくて残念です」と2打数無安打だった打席に苦笑いだった。
◆ヤクルト・石山泰稚投手(33)が20日、出場選手登録を抹消された。今季は29試合の登板で10セーブを挙げているものの、0勝4敗、防御率5・40と精彩を欠いていた。高津監督は「投手コーチと石山を交えて話をしました。一生懸命、状態を上げる努力をしてくれると思います」と説明した。
◆両チーム無得点で迎えた七回2死一塁で、代打出場のヤクルト・川端慎吾内野手(33)が、右越えに値千金の1号2ランを放った。 中日先発、勝野に七回2死まで無安打に抑えられていた。代打・宮本がチーム初安打となる中前打で出塁すると、2015年の首位打者が決勝弾。高津監督の代打策がズバリとはまり、代打の2安打で勝利を飾った。18年7月21日の中日戦(神宮)以来、3年ぶりのアーチに川端は「本当にうれしい。久々に思い出しました、本塁打の感触を」と興奮した様子で話した。 「父の日」で6歳の長男からは「今日、頑張ってね」と声をかけられたという。「本塁打のボールも返してもらって、息子にプレゼントしたいと思います」と頼もしい父の姿だった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
40 | 21 | 2 | 0.656 (↓0.011) | - (-) |
80 | 283 (+1) | 224 (+2) | 68 (+1) | 60 (+1) |
0.254 (↓0.001) | 3.250 (↑0.02) |
2 (-) |
巨人 |
32 | 25 | 10 | 0.561 (↑0.007) | 6 (↑1) |
76 | 271 (+2) | 244 (+1) | 83 (+1) | 41 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.490 (↑0.04) |
2 (-) |
ヤクルト |
32 | 25 | 7 | 0.561 (↑0.007) | 6 (↑1) |
79 | 273 (+2) | 255 (+1) | 67 (+1) | 41 (+1) |
0.249 (↓0.002) | 3.790 (↑0.05) |
4 (-) |
中日 |
26 | 31 | 9 | 0.456 (↓0.008) | 12 (-) |
77 | 193 (+1) | 210 (+2) | 37 (+1) | 31 (+1) |
0.240 (-) | 3.070 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
21 | 33 | 8 | 0.389 (↓0.007) | 15.5 (-) |
81 | 218 (+8) | 270 (+10) | 42 (+1) | 33 (+1) |
0.257 (↑0.002) | 3.940 (↓0.11) |
6 (-) |
DeNA |
22 | 37 | 9 | 0.373 (↑0.011) | 17 (↑1) |
75 | 278 (+10) | 345 (+8) | 67 (+2) | 14 (-) |
0.257 (↑0.001) | 4.860 (-) |
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