1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 6 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 1 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |
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◆西武は2点を追う6回裏に山川の2ランで追いつくと、続く7回には代打・川越の適時二塁打で勝ち越しに成功する。対するロッテは直後の8回、2死満塁から藤岡が押し出し四球を選び、同点とした。その後は両軍の救援陣が得点を許さず、試合は規定により引き分けに終わった。
◆ロッテは1回2死二塁で4番角中が二ゴロ。西武は1回裏、先頭から連打で無死一、二塁とするも、森、山川が打ち取られた。 ロッテは6回1死一、二塁で中村が中前先制適時打。角中の犠飛で追加点を挙げた。西武はその裏山川が11号同点2ランを放った。 1点を追うロッテは8回2死満塁で、藤岡が平良から押し出し四球を選び同点に追いついた。両チーム決勝点は奪えず、引き分けた。
◆ロッテが西武平良を相手に同点に追いつき、カード負け越しを免れた。 2-3の8回、西武の4番手十亀からマーティンが二塁打で出塁し、その後2死一、三塁に。そこでマウンドに上がった平良に対して、安田がフルカウントから2球ファウルで粘って満塁に。7番藤岡もストレートの四球を選び、同点に追いついた。井口監督は「その前の十亀で何とか取りたかったのはありますけど、それでも粘って取れたのは大きかったと思います」と粘りを評価した。 なおも2死満塁の勝ち越し機に代打菅野を送るも、一邪飛で同点止まり。失点記録は十亀に付き、平良は34試合連続無失点のリーグ記録を作ったものの、チームとしては今季初めて平良が登板時に得点した。「スピードボールの投手なんで、とにかくそのスピードに負けないようにということじゃないですかね」と井口監督。交流戦も含め、相手の好リリーフから得点するケースが増え始めている。【金子真仁】
◆白星こそつかなかったものの、ロッテ小島和哉投手(24)が好投した。井口監督も「小島に関しては非常に今日は良かったです」とほめた。 6回2死走者なし、あと1アウトというところから四球、そして山川に同点弾を浴びた。指揮官は「最終的に点の取られ方がああなってしまうともったいないなというのが正直なところありますけど」としながら「それまでしっかりとした投球できたと思います」と安定感を高めている3年目左腕を評価した。 初回、いきなり連打を浴びるも、3番森を遊飛、4番山川を併殺にし、リズムを作った。高めの直球が走り、森からは4度、空振りを奪った。カットボールの精度も高く、最速で139キロをマーク。球威で詰まらせ、力ないフライを打たせる場面が多かった。 今季は開幕から5登板連続で白星に恵まれず苦しい展開が続いたが、これで2登板連続で5回まで無失点で切り抜けるなど、着実に力をつけている。石川が長期離脱、美馬が不調に苦しむ中で、岩下や小島が状態を上げてきているのは好材料だ。【金子真仁】
◆失点したけど...。西武平良海馬投手(21)が、34試合連続無失点で、豊田清(現投手コーチ)らのパ・リーグ記録&球団記録に並んだ。1点リードの8回2死一、三塁の場面で登板し、連続四球を与え押し出しによる同点となった。しかし記録上は、直前に登板した十亀が出した走者のため、平良は失点がつかず記録継続。チームは今季13度目の引き分けとなり、笑顔なき記録達成となった。大記録にも、首をかしげ笑顔はなかった。平良は少し戸惑っていた。「なんか、失点しているのに続いているという訳の分からない状況で。納得いかないですね、今日は」。それもそのはず、1点リードの8回2死一、三塁で十亀に代わって登板。連続四球で同点に追いつかれた。後続の代打菅野を一邪飛に打ち取り断ち切ったが、平良の本音だった。 記録上、自身が出した走者ではないため、失点はつかない。期せずして、開幕34試合連続無失点で日本記録を更新し、開幕からに限らなくても、パ・リーグ記録に並んだ。記録は並んでも、今季「0」にこだわって投げてきた男にとって、納得いく内容ではない。それだけに「次、マウンド行ったら1試合1試合積み重ねていきたいです」と1歩1歩前に進む。 野球を始めた最初の1歩は、幼稚園児のときに見た車窓の風景からだった。「父の日」の思い出を振り返り「野球始めたきっかけが(父親と)一緒に車乗っていて、たまたま野球をしているのをみて、やりたいってなったんで。それですね、一番は」。沖縄・石垣島の真喜良サンウェーブで野球を始め、球界を代表する右腕にまで上り詰めた。 次は元阪神藤川の持つ開幕に限らない38試合連続無失点の日本記録がターゲットになるが「逆転されなかったので、まあそうですね...」。最後まで歯切れの悪いままだった。【栗田成芳】 ? ▽西武辻監督(平良について)「人の子ですよ、平良も。調子が悪い時もあるでしょう。それでもここまで抑えてきたんだから。追い付かれたけどそれはしょうがないからね。勝つために平良がここしかいないと思って、1人抑えてくれというところだったんでね」 ? ▽西武豊田投手コーチ(34試合連続無失点で並んだ平良に)「こういう場面で起用したのはこちらですし、走者をかえしてしまったのは仕方ない。信頼して起用していますから。貴重な経験を積んでくれていると思います。今後もさらにチームの信頼を得る投球を心掛けてほしいです。信頼されてナンボですから」
◆西武平良海馬投手(21)が、34試合連続無失点で、豊田清(現投手コーチ)らのパ・リーグ記録&球団記録に並んだ。1点リードの8回2死一、三塁の場面で登板し、連続四球を与え押し出しによる同点となった。しかし記録上は、直前に登板した十亀が出した走者のため、平良は失点がつかず記録継続となった。平良と豊田投手コーチの肩が並んだ。初対面は19年秋季キャンプ。就任直後だった同コーチは、平良が頭角を現したブルペンの様子を伝え聞いた。「試合前のブルペンではほぼほぼストライク入らずに試合に行っていたと。ブルペンキャッチャーが取れない球も多かったと聞いていた」。実戦型で力でねじ伏せていた剛腕。ただ、20年を機に変わっていく。その姿を同コーチは間近で見ていた。 20年春季キャンプでは「いつか先発をやりたい」と先発調整を直訴し球数を増やして投げ込んだ。2月終盤まで続いた調整が転機だった。「投げればいいということじゃないけど、取り組んだことによってすごくコントロールが安定してきたと、見て感じ取れました」。最速160キロの直球に加え、チェンジアップは同コーチの助言を受け、腕の位置を修正し習得した。「どう投げたらここにいくというのをすごく突き詰めているように感じた。器用さももちろんありますけど、努力の成果なのかなと思います」。 開幕31試合連続無失点で日本タイ記録となった10日DeNA戦後、同コーチに「豊田さんの記録抜きます!」と宣言。その言葉が現実になろうとしている。【西武担当=栗田成芳】
◆父の日に家族と離れて戦う西武外国人5選手へ、サプライズ動画が流された。 球団通訳発案で、球場の大型画面に米国で暮らす夫人や子どもらが姿を見せると涙を流す選手も。12者連続凡打に打ち取るなど、6回途中2失点のザック・ニール投手(32)は「心にしみる内容だったし、自分にとっても特別な日になったよ。あんな感じでフィールドで泣いたのは、人生で初めてじゃないかな」とエールを力に変えた。
◆ロッテのフランク・ハーマン投手(37)が出場選手登録された。NPB5年目(楽天3年、ロッテ2年目)の今季は開幕から中継ぎで21試合に登板し、0勝0敗14ホールドで防御率6・30。腰の違和感で6月4日に出場選手登録を抹消されていた。 昨季はチームトップの23ホールド。今季は5月16日の西武戦(ZOZOマリン)で通算100ホールドを達成した。
◆ロッテ・藤岡裕大内野手(27)が2-2で迎えた七回無死からの3打席目で、西武2番手・武隈から中前打を放ち、11試合連続安打をマークした。交流戦6月5日のDeNA戦(横浜)から安打を続けている。
◆西武・山川穂高内野手(29)が、0-2の六回2死一塁から同点の11号2ランを放った。ロッテ先発・小島が投じた初球の外角高めのチェンジアップを右翼席に運び、「いや~、うれしいです」と満面の笑み。ベンチ裏では中村から「うまく打ったなぁ」と声を掛けられた。 6回、同点となる2点本塁打を放った西武・山川穂高 =メットライフドーム(西武ドーム)(撮影・尾崎修二) 山川は19日のロッテ戦で12試合ぶりに4番に返り咲き、この日も「4番・一塁」で先発出場していた。
◆西武の平良海馬投手が20日、メットライフドームで行われたロッテ12回戦で登板し、34試合連続無失点として2003年の豊田(西武)、14年の比嘉(オリックス)のパ・リーグ記録に並んだ。プロ野球記録は06年の藤川(阪神)の38試合。 8回、西武・平良(右から2人目)が押し出しの四球を与え同点を許す。8回を投げ終えると複雑な表情でベンチに向かった=メットライフドーム(撮影・尾崎修二) 3―2の八回2死一、三塁で登板し、2者連続四球を与えて前の投手が残した走者をかえしたが1/3回を投げて無安打無失点だった。平良は開幕からの記録では既にセ、パ2リーグ制となった1950年以降の記録を更新している。
◆ロッテが引き分けに持ち込んだ。1点をリードされた直後の八回2死満塁で藤岡が押し出し四球を選んで追い付いた。西武は六回に山川の同点2ラン、七回に代打川越の適時二塁打で勝ち越したが、八回に救援した平良が制球を乱した。
◆ロッテが好調の平良から粘りの攻撃で追い付いた。2―3と勝ち越された直後の八回2死一、三塁。代走の岡が二盗を決めると、安田も8球粘って四球を選んだ。続く藤岡も不安定な制球を見極めて、1球も振らずに押し出し四球となり同点とした。 六回に2点を先制しながら逆転される嫌な展開だった。敗れれば5位転落の窮地で意地を見せ、井口監督は「みんなが頑張って追い付いてくれた。粘って(点を)取れたのは大きかった」とうなずいた。
◆西武のニールは低めに球を集めて打たせて取り、5回?を投げて2失点と好投した。ただ六回に中村奨に適時打、角中に犠飛を許して「要所でヒットを打たれてしまい本当に悔しい」と厳しい表情だった。 試合前には新型コロナウイルス禍で奮闘する外国人選手に向け、チームメートや家族らからの激励メッセージが大型ビジョンに映し出された。「心に染みる内容だったし、自分にとって特別な日になった。勝ちたかった」と話した。
◆悔しい記録更新となった。西武・平良海馬投手(21)がロッテ12回戦(メットライフ)で登板し、34試合連続無失点として2003年の豊田(西武)、14年の比嘉(オリックス)のパ・リーグ記録に並んだ。 8回、平良海馬(右)が押し出しの四球。左は三塁走者のロッテ・和田康士朗 =メットライフドーム(西武ドーム)(撮影・尾崎修二) 「あまりいい気はしない。〝失点〟しているのに、(記録は)続いているという訳の分からない状況で納得いかないですね、今日は」 3―2の八回2死一、三塁で救援し、2者連続四球を与えた。「前の投手の踏み位置が毎試合変わる中で、対応しきれなかったのが反省」。この日は十亀からの継投となったが、自分とステップ(歩幅)が違う投手が投げた後はマウンドの掘れる場所も変わることで、フォームバランスを崩した。押し出し四球で同点を許したものの、十亀が残した走者をかえしたことで、自身は?回を無安打無失点で終えた。 試合後は記録保持者だった豊田投手コーチへ感謝の思いを口にした。ブルペン担当の同コーチは試合中は相手打者の様子を詳細にメモ。「毎日、『今日はこの打者は初球から振ってくる』とか事前情報をいただいているおかげ」と明かした。 この日は父の日。一番の思い出は幼稚園の時に父の運転する車で窓越しに見た光景。小学校の校庭で練習するポニーリーグ・真喜良サンウェーブのナインの姿を見て、「僕もやりたい」と入部をねだったことだという。 次なる目標は06年に藤川(阪神)が達成した38試合のプロ野球記録。そして、その先に東京五輪が待つ。(東山貴実)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
32 | 27 | 9 | 0.542 (↓0.01) | - (-) |
75 | 268 (-) | 253 (+3) | 53 (-) | 28 (-) |
0.242 (↓0.001) | 3.560 (↑0.01) |
1 (1↑) |
ORIX |
32 | 27 | 8 | 0.542 (↑0.008) | 0 (↓1) |
76 | 279 (+3) | 258 (-) | 62 (-) | 20 (-) |
0.256 (↑0.001) | 3.550 (↑0.06) |
3 (-) |
ソフトバンク |
29 | 27 | 13 | 0.518 (-) | 1.5 (↑0.5) |
74 | 285 (+1) | 237 (+1) | 64 (+1) | 47 (-) |
0.251 (↓0.002) | 3.270 (↑0.03) |
4 (-) |
ロッテ |
29 | 29 | 9 | 0.500 (-) | 2.5 (↑0.5) |
76 | 310 (+3) | 286 (+3) | 65 (-) | 55 (+2) |
0.250 (↓0.001) | 3.990 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
27 | 28 | 13 | 0.491 (-) | 3 (↑0.5) |
75 | 270 (+3) | 282 (+3) | 58 (+1) | 55 (+1) |
0.249 (-) | 4.010 (↑0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
23 | 35 | 7 | 0.397 (-) | 8.5 (↑0.5) |
78 | 203 (+1) | 267 (+1) | 37 (+1) | 34 (-) |
0.226 (↑0.001) | 3.730 (↑0.04) |
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