DeNA(☆10対8★)広島 =リーグ戦11回戦(2021.06.20)・東京ドーム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:砂田 毅樹(1勝1敗0S)
敗戦投手:大道 温貴(2勝1敗0S)

本塁打
【広島】石原 慶幸(1号・5回表ソロ)
【DeNA】オースティン(15号・3回裏満塁),佐野 恵太(6号・6回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAは3回裏、桑原の適時打とオースティンのグランドスラムで一挙5点を先制する。続く4回に2死満塁から伊藤光の適時二塁打で3点を加えると、6回には佐野の2ランでリードを広げた。投げては、3番手・砂田が今季1勝目。敗れた広島は、9回に4点を返すも及ばなかった。

◆広島林晃汰内野手(20)が絶好調だ。6月の成績は59打数23安打、2本塁打、13打点で打率3割9分。月間23安打は両リーグ最多で、現在2試合続けて猛打賞を記録中。 今日も好打を見せてチームの勝利に貢献できるか。

◆前日19日の投球直後に腰を痛めて緊急降板したDeNAマイケル・ピープルズ投手(29)は、選手登録を抹消される見込みとなった。 試合前に三浦大輔監督が取材に対応し「今日は自宅で安静ですね。明日病院に行く予定です」と説明。今後については「抹消します」と明言した。 ピープルズは19日の広島10回戦(東京ドーム)の3回無死一、三塁、打者林に1球目を投じた直後に、左前方へ倒れ込み、トレーナーの肩を借りてベンチへ退き、そのまま途中交代。病院に向かっていた。 代わりに中継ぎの伊勢大夢投手が登録される見込み。

◆広島2年目の石原貴規捕手(23)が、プロ1号を放った。 「8番捕手」で先発出場。8点を追う5回先頭で、カウント2-2からの6球目、DeNA坂本の外角低めチェンジアップを捉え、右翼席に放り込んだ。プロ19試合目、41打席目の1発に石原は「失点した後の回の先頭だったので、とにかく塁に出ようと思い打席に入りました。しっかり捉えることができました」とコメントした。

◆広島ロベルト・コルニエル投手(25)が、日本球界最速タイの165キロを計測した。 4点ビハインドの5回に登板。1死一塁からソトの打席で立て続けに160キロ超えの直球を連発し、最後は162キロで空振り三振。2死一、二塁から大和を変化球2球で追い込み、最後は高めの165キロ直球で空振り三振。バックスクリーンに表示された球速にドーム内がざわついた。 これまで球界最速だった大谷翔平(日本ハム)の165キロに並んだ。 コルニエルはドミニカ共和国出身の右腕で、13年に米大リーグのアストロズと契約。メジャー経験はなく、マイナー通算69試合で2勝5敗、2セーブ、防御率4・28。19年にカープアカデミーに所属し、練習生として広島の同年秋季練習に参加。20年9月末に育成選手契約を結び、開幕直前に支配下選手登録を勝ち取った苦労人だ。 今季は中継ぎとして24試合に登板し、0勝1敗、3ホールド、防御率3・13の成績を残している。

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(29)が、2試合連発となる15号満塁弾を放った。 3回、桑原の内野安打で1点を先制し、なお2死満塁。広島先発大道の2球目、外角高め136キロスライダーを捉え、バックスクリーン右へ運んだ。序盤の流れを大きく引き寄せる1発に「ヤッター! 良い打席になりました。ランナーをかえすことが自分の仕事だと思うので、結果を残すことが出来て良かったです!」と喜んだ。

◆プロ2度目の先発マウンドに上がった広島大道温貴投手(22)が、4回途中6安打8失点で降板した。 最速150キロの直球とスライダーを軸とした投球で、2回まではパーフェクトに抑えた。しかし3回は2死三塁から桑原に遊撃への内野安打で先制点を許すと、さらに連打を浴び、満塁からオースティンに甘く入った変化球を仕留められ、中越えのグランドスラムを被弾。4回は2死満塁から伊藤光に左中間への走者一掃の二塁打を許し、降板となった。

◆DeNAは3回にオースティンの15号満塁弾などで一挙5点を先制。先発坂本が粘り強い投球で3回まで1安打無失点に抑えた。 DeNAは4回2死満塁から伊藤光の走者一掃適時二塁打で3点を追加。広島は5回に石原の1号ソロなどで4点を返した。 広島が9回に2点差まで詰め寄ったが、DeNAがなんとか逃げ切り、連敗を2で止めた。広島の連勝は2でストップした。DeNA砂田が今季初勝利、広島大道は1敗目。

◆広島大道温貴投手がプロ2度目の先発で4回途中8失点と乱れ、初黒星を喫した。 2回までは無安打も、3回はオースティンに満塁弾を浴びるなど4長短打を集中されて5失点。4回2死満塁から伊藤光に走者一掃の二塁打を許し、降板した。「同じ失敗をしないように、今後につなげていきたい」。3、4回とも先頭打者に四球を与えており、佐々岡監督は「入りの所の反省をしっかりと生かして、次回に向けてやってほしい」と話した。

◆広島コルニエル投手が、日本球界最速タイの165キロをたたき出した。4点ビハインドの5回に登板。2死一、二塁から大和を変化球2球で追い込み、3球目に投じた外角高めの直球が165キロを計測。見逃せばボール球だったが、手が出た形で空振り三振とした。 大谷が日本ハム時代の16年に記録したNPB最速に肩を並べた。「日本最速が出てうれしい気持ち。今日は感触がよかった」とニヤリ。要因については「あまりスピードを意識せずに、コントロール良く投げることを大事に投げている」と説明。現在下半身トレーニングに重きを置いており、リリースポイントを前にすることを意識しているという。日々の積み重ねで、これまでの自己最速162キロから一気に3キロ更新してみせた。 ドミニカ共和国のカープアカデミー出身。練習生として広島の19年秋季練習に参加。20年9月末に育成選手契約を結び、今季の開幕直前に支配下選手登録を勝ち取った苦労人だ。「次も自然体で166キロを目指して頑張ります」と新記録樹立へ意欲十分だった。【古財稜明】 ◆ロベルト・コルニエル 1995年6月23日生まれ、ドミニカ共和国出身。カープアカデミーから練習生として19年の秋季練習に参加し、20年9月に育成選手契約。今春1軍キャンプに参加し、開幕直前に支配下選手登録となった。契約金は10万ドル(約1050万円)年俸8万ドル(約840万円)の6年契約。4月1日阪神戦で1軍戦初登板。193センチ、99キロ。右投げ右打ち。(金額は推定) ▽DeNA三浦監督(広島コルニエルの剛速球に)「速いなと思って見てました。最速タイですか...」 ▽DeNA大和(5回、広島コルニエルの最速165キロに空振り三振)「スピードガン表示に、165キロと出て驚きました」

◆広島2年目の石原貴規捕手(23)が、プロ1号を含む4安打2打点と躍動した。 DeNA戦(東京ドーム)に「8番捕手」で先発。8点を追う5回に先頭で坂本の変化球を右翼席に放り込んだ。前日19日の中村奨に続いて若い力がプロ初アーチを描いた。ただ、マスクをかぶった2試合で21失点しただけに笑顔はない。反省をバネに守備でも存在感を出していく。石原が悔しさを込めたバットを振り抜いた。8点差とされた直後の5回、先頭打者で打席に入った。「失点した後の回の先頭だったので、とにかく塁に出ようと」。カウント2-2から坂本の外角低めチェンジアップを逆方向へはじき返すと、打球は右翼席へ届いた。プロ19試合目、41打席目での初本塁打。「率直にうれしい。でも守備が頭の中で割合を占めている。勝っていればもっとうれしかった」。当然ながらメモリアル弾にも笑顔はなかった。 この号砲を皮切りに、打線はこの回打者一巡の猛攻で4点を返した。6点を追う9回。3点を返し2死一、二塁で、石原は三嶋の初球を捉えて中前適時打とし、2点差に迫った。2回は中前打、8回にも左安打と右へ左へ打ち分け、プロ初の4安打となった。 攻撃では4安打2打点と持ち味を発揮した一方、守備で課題を残した。2試合連続で先発マスクを任され、強力DeNA打線に合計21失点。投手陣をうまく導けなかった責任を感じていた。「投手に対して申し訳ないなという気持ちがあるし、自分が出したサインで打たれている。そこは反省をしないといけない」と悔しさをにじませた。 新型コロナウイルスの感染から復活し、14日に1軍に復帰した。正捕手会沢が故障で離脱し、首脳陣に守備力を買われてスタメン起用されているだけに、石原は「使っていただいているのに、申し訳ないというか、期待に応えられていない。もっと頑張らないといけない」と引き締めた。佐々岡監督は「守りを期待しての起用。リード面でももっともっと勉強しないといけない」と奮起を促した。 失敗を糧に次戦につなげるしかない。「打者に対しての入り方やボールの使い方とか。配球や頭の部分でしっかりもっと勉強して、整理して(試合に)入りたい」。攻守の要となるべく、鍛錬を続けていく。【古財稜明】

◆絶好調の広島林晃汰内野手(20)が3試合連続打点を記録した。 「5番三塁」で先発。5点を追う5回、2死二塁から坂本の変化球を中前にはじき返し、二塁走者をかえした。「ピッチャーにしっかり入ることができたので、いい対応ができました」。DeNA3連戦で8打点。安打は7試合連続、マルチ安打は5試合連続と勢いは止まらない。

◆DeNAのタイラー・オースティン外野手(29)が来日初の満塁本塁打を放った。 1点を先制した三回。なおも2死満塁で打席に入り、1ストライクからの2球目を一閃した。打球はバックスクリーン右の中段に着弾。来日初のグランドスラムをド派手なアーチで飾った。 オースティンは前日19日の広島戦(東京ドーム)でも一回に左越えソロ。2戦連発の本塁打で点差を広げた。

◆広島のロベルト・コルニエル投手(25)が五回2死一、二塁で日本球界最速タイの165キロを計測した。打席に大和を迎え、カウント0―2からの3球目だった。高めへ投じた直球で空振りを奪い、三振に。東京ドームの大型ビジョンには165キロと表示され、場内がどよめいた。 右腕・コルニエルは5月18日の巨人戦(東京ドーム)で自己最速の162キロをマーク。日本球界での最速は2016年に当時日本ハムに在籍していた大谷翔平(現エンゼルス)が記録した165キロで、助っ投がこれに並んだ。

◆DeNAが逃げ切った。三回に桑原の適時内野安打とオースティンの満塁本塁打で5点を先制。四回に伊藤光の3点二塁打、六回には佐野の2ランで加点した。3番手の砂田が2年ぶりの白星。広島は大道が四回途中8失点と崩れた。

◆広島のルーキー大道は中8日で先発し、四回途中まで8失点でプロ初黒星を喫した。三回、先頭打者に四球を与えて2死三塁として桑原の適時内野安打で先取点を奪われると、オースティンに満塁本塁打を浴びた。四回も2四球から満塁のピンチを招き、伊藤光に走者一掃の二塁打を許した。 プロ初先発した前回登板の11日のオリックス戦では5回を無安打無失点だったが、快投の再現はならなかった。「少しバランスが崩れてしまい、気持ちの切り替えもできず、修正できなかったことが大量失点につながってしまった」とうなだれた。

◆広島の2年目の石原がプロ初本塁打を放った。五回、先頭打者として打席に入り、坂本の外角へのチェンジアップを素直に振り抜いて右越えに運び「率直にうれしい。感触は良かった」と振り返った。 兵庫県出身で、岡山・創志学園高から天理大を経てドラフト5位で入団。九回には中前適時打を放つなどプロ入り後初の1試合4安打をマークしたが、捕手としては2試合連続で先発マスクをかぶって計21点を失った。「投手に対して申し訳ない気持ちがあるし、自分が出したサインで打たれている」と反省も忘れなかった。

◆DeNAのタイラー・オースティン外野手(29)が東京ドームでの主催試合で来日初の満塁本塁打を放ち、白星を手繰り寄せた。 「すごく最高な気分。勝利に貢献できる打撃ができて非常にうれしい」 0―0の三回に1点を先制し、なお2死満塁で打席へ。そして2球目、高めに浮いた136キロのスライダーをフルスイング。「かなりいい感触はあった。今年はミスピッチをうまくさばけている」と納得の今季15号は、バックスクリーン右の中段へ突き刺さるド派手な一発となった。チームの連敗を2で止める活躍に、三浦監督は「本当にチームを引っ張ってくれている」と賛辞を惜しまなかった。 打率・335のオースティンは22日の巨人戦(金沢)で4打席に立てば規定打席に到達し、リーグトップに躍り出る可能性がある。頼れる4番が力強く勝利へ導く。(箭内桃子)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
40212 0.656
(↓0.011)
-
(-)
80283
(+1)
224
(+2)
68
(+1)
60
(+1)
0.254
(↓0.001)
3.250
(↑0.02)
2
(-)
巨人
322510 0.561
(↑0.007)
6
(↑1)
76271
(+2)
244
(+1)
83
(+1)
41
(-)
0.252
(↓0.001)
3.490
(↑0.04)
2
(-)
ヤクルト
32257 0.561
(↑0.007)
6
(↑1)
79273
(+2)
255
(+1)
67
(+1)
41
(+1)
0.249
(↓0.002)
3.790
(↑0.05)
4
(-)
中日
26319 0.456
(↓0.008)
12
(-)
77193
(+1)
210
(+2)
37
(+1)
31
(+1)
0.240
(-)
3.070
(↑0.01)
5
(-)
広島
21338 0.389
(↓0.007)
15.5
(-)
81218
(+8)
270
(+10)
42
(+1)
33
(+1)
0.257
(↑0.002
3.940
(↓0.11)
6
(-)
DeNA
22379 0.373
(↑0.011)
17
(↑1)
75278
(+10)
345
(+8)
67
(+2)
14
(-)
0.257
(↑0.001
4.860
(-)