西武(★0対5☆)ロッテ =リーグ戦10回戦(2021.06.18)・メットライフドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:岩下 大輝(5勝4敗0S)
敗戦投手:髙橋 光成(5勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(4号・8回表ソロ)

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◆ロッテは3回表、荻野の犠飛で先制に成功する。その後は、4回に安田の適時打で加点すると、8回には中村奨のソロなどで2点を挙げて、リードを広げた。投げては、先発・岩下が6回無失点7奪三振の好投で今季5勝目。敗れた西武は、先発・高橋が好投するも、打線が援護できなかった。

◆ロッテ荻野貴司外野手(35)はここまで9盗塁。荻野はプロ1年目の10年から2桁盗塁を続けており、今季も達成なら12年連続。1年目から12年以上続けたのは81~96年大石(近鉄=16年)まで過去3人だけで、ロッテでは初めてになる。

◆西武山川穂高内野手(29)が、二塁打コースの安打がアンラッキーな形で単打で止まった。 3点を追いかける7回無死、三塁線へ痛烈な打球を放ち、三塁手の安田のグラブをはじいた後、三塁塁審に直撃した。外野には抜けず、三塁ファウルゾーンに転がって、安田がボールを拾ったため、一塁で止まった。

◆ロッテが、1イニング2度のけん制死を記録した。 3点リードの8回無死一塁、四球を選んだマーティンの代走で出場した和田がけん制死。2死一塁から、適時打を放った安田の代走で出場した岡がけん制死を記録した。和田のけん制死後に、中村奨が宮川からソロを放ち、リードを4点に広げた。

◆西武は高橋、ロッテは岩下が先発。ロッテが3回、連続四球をきっかけに1死二、三塁の好機を作り、荻野の犠飛で先制した。 ロッテは4回、無死一、三塁から安田の右前適時打で1点を追加した。西武高橋光成は、6回2安打2失点で降板した。 ロッテが7回に1点、8回には2点を追加し、快勝した。岩下は6回無失点の好投で、チームトップの5勝目を挙げた。西武高橋は3敗目。 ▽ロッテ岩下(6回0封でチームトップ5勝目)「今年初めてカード頭を投げさせてもらって、自分の特徴を存分に生かせるように気合を入れて投げた結果」 ▽ロッテ中村奨(8回、一走和田のけん制死の直後にダメ押し4号ソロ)「すぐ流れを引き戻すことができてよかった」 ▽西武辻監督(0-5での完敗に)「いいところなかったですね。全くね。3点目であったり、4、5点目が余分だった。踏ん張り切れなかったから、こういう結果になったと思う」▽西武高橋(6回2失点5四死球で3敗目)「相手打者にかなり粘られてしまい、苦しい投球になってしまった」

◆西武源田壮亮内野手が、走攻守で復調をアピールした。初回の1軍復帰初打席で中前打をマーク。二盗も決め、守備でも堅実なプレーを披露した。 5月27日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、登録を抹消。5月22日の日本ハム戦以来の1軍出場で結果を残し「自然な形で試合に入ることができた」と話した。辻監督は「いるだけで守りが安定してるし、落ち着いて野球ができる」と信頼を示した。

◆ロッテ安田尚憲内野手(22)が有言実行のマルチ発進だ。 1点リードの4回無死一、三塁から外寄りのフォークを右前に運んで2点目を追加。西武高橋とは今季3度の対戦で1発含む6打数4安打と当たっている。「チャンスで回してもらったので思い切っていけました。リーグ戦が再開して最初の試合ですし、いい流れをつくりたかった」。投手交代後も打って2安打2打点。6月2週目からスタメン復帰し「毎日試合に出るためにアピールする」と話していたことを体現した。

◆西武が投打ともにかみ合わず、ロッテに完敗した。先発高橋光成が5四死球とリズムを作れず、6回2安打2失点で今季3敗目。守備の乱れからも失点し、2点ビハインドの7回2死一、三塁では森の二塁への悪送球で3点目を奪われた。 3点差の8回には宮川哲を投入したが、先頭のマーティンに四球。代走の和田をけん制死で1アウトを奪ったが、中村奨にソロを浴び、四球と内野ゴロで2死二塁とされ、佐野にスイッチしたが、安田に5点目の適時打を浴びた。 辻監督は「(高橋は)2点しか失点してないけど、それ以上取られてる感じだったからね、内容がね。でも、6回のああいうピッチングが本当の光成のピッチングのような気がするんだけど、何かもう一つ真っすぐに自信がないのか」と首をひねった。 3試合連続で失点した宮川については「自分で乗り越えるしかないからね。そういうピッチングをしていると、試合の中で使われるポジションが変わってくるんだから。それは、考えます」と奮起を求めた。

◆トレードで中日からロッテに移籍した加藤匠馬捕手(29)が出場選手登録され、1軍に合流した。同じくトレードでDeNAからロッテ入りした国吉佑樹投手(29)は出場選手登録されなかったが、1軍に帯同した。 両選手は16日に千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで入団会見を行い、17日の練習でチームに初合流していた。加藤は西武戦から出場できる。

◆西武・源田壮亮内野手(28)が1軍に復帰した。5月27日に遠征先の広島で新型コロナウイルス感染が判明。隔離期間を終え、6月15日のイースタン・リーグ、日本ハム戦で実戦復帰。2軍戦には3試合プレーし、この日からの1軍昇格となった。 源田は球団を通じて「隔離期間中はずっと太陽の光に当たっていなかったので、ファームで過ごしたこの時間では外の空気、そして日差しに慣れることができました。普通の動きはできるかなと思います」とリフレッシュも完了し、試合に臨む。 「自分自身、これからどんどん調子を上げていって、チームに貢献できるように戦っていきたいです」。東京五輪の日本代表にも選出されており、ハツラツプレーに期待がかかる。

◆19日の西武戦に先発するロッテ・中村稔弥投手(24)が「交流戦で中継ぎで投げた中で、自分のピッチングができていたのでそれを継続したい。チームの勝利に貢献できるように、しっかり自分のピッチングをしていきたいと思います」と今季初勝利へ意欲をみせた。 亜大から入団3年目の左腕は今季6試合に登板し、0勝1敗で防御率3・15。前回登板は11日の巨人戦(ZOZOマリン)で、先発の美馬が大量10失点で降板した後に2番手で登板し、巨人の強力打線を5回6安打1失点に抑えた。この好投を受け、中6日で先発マウンドに立つ。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(33)が「5番・一塁」でスタメン出場し、1-0の四回無死一塁からの2打席目で、西武先発の高橋からを中前打を放ち、12試合連続安打をマークした。6月2日の中日戦(バンテリンドーム)から安打を続けている。 日本球界7年目(日本ハム4年、ロッテ3年目)の今季は、5月16日の西武戦から29日の広島戦(ともにZOZOマリン)まで11試合連続安打もマークしている。

◆ロッテは三回に荻野の犠飛で先制し、四回に安田の適時打で加点した。七回に失策で1点、八回に中村奨のソロと安田の適時打で2点を加点。岩下は6回3安打無失点で5月19日以来の5勝目を挙げた。西武は今季2度目の零敗を喫した。

◆新型コロナウイルス感染で離脱していた西武・源田壮亮内野手(28)が、隔離期間を含め約3週間ぶりに1軍に復帰した。「2番・遊撃」で3打数1安打、1盗塁をマークした。 「今日は自然な形で試合に入ることができたかな、と思います。まだこれからどんどん調子を上げていきたいですし、ここから頑張っていければと思います」 一回の第1打席では岩下の150キロを中前打。守備でも持ち前の堅実なプレーで打球をさばいた。辻監督も「やっぱり、いるだけで守りが安定するから。それだけでも非常に助かるし、安心して落ち着いて野球ができると思います」と、東京五輪の野球日本代表に選出された〝職人〟の存在の大きさを実感していた。

◆西武の高橋は5四死球を与える荒れた投球で6回2失点だった。味方の援護にも恵まれず、開幕5連勝から3連敗となり「四球を出してしまい、いいリズムをつくることができなかった」と反省した。 三回、2四球と送りバントで1死二、三塁のピンチを招き、荻野に犠飛を許して無安打で先取点を奪われた。四回にも先頭打者への四球から無死一、三塁とされて安田に右前適時打を浴び「相手打者にかなり粘られてしまい苦しい投球になった」とうなだれた。 辻監督(零敗を喫した打線に)「いいピッチャーからはそう点を取れない」

◆ロッテの安田が5試合ぶりの打点を挙げ勝利に貢献した。1―0の四回無死一、三塁で高橋の甘く入った変化球を逃さず、右前に運んで1点を加え「好機で回してもらったので思い切っていくことができた」と振り返った。 4―0の八回にも左前にしぶとく落として1点を奪った。調子を落としていたが8日から7試合連続で先発出場を続け、復調の兆しを見せている。 井口監督(5勝目の岩下に)「ローテを回ってくれながら調子も波がない。イニングを投げてしっかり放ってくれる」

◆西武の源田が新型コロナウイルス感染から復帰し、即安打を放った。「2番・遊撃」で先発出場し、0―0の一回1死で、岩下の高めの速球を捉えて中前へはじき返し、5月21日以来の安打をマーク。2死から二盗を決め、回復ぶりを存分にアピールした。 5月27日に遠征先の広島で発熱して陽性と判明し、28日に出場選手登録を外れた。今月8日にファームで練習を再開して準備を整えて昇格。「自然な形で試合に入ることができた。これからどんどん調子を上げていきたい」と話した。辻監督は「安心して守備を見られる。落ち着いて野球ができる」と歓迎した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32269 0.552
(↓0.009)
-
(-)
76268
(+2)
250
(+5)
53
(-)
28
(-)
0.243
(↓0.001)
3.570
(↓0.02)
2
(1↑)
ORIX
31278 0.534
(↑0.008)
1
(↑1)
77276
(+5)
258
(+2)
62
(+2)
20
(+1)
0.255
(↓0.001)
3.610
(↑0.04)
3
(1↓)
ソフトバンク
292711 0.518
(↓0.009)
2
(-)
76279
(+1)
231
(+2)
61
(-)
47
(-)
0.254
(↓0.002)
3.280
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
29288 0.509
(↑0.009)
2.5
(↑1)
78305
(+5)
276
(-)
65
(+1)
53
(+1)
0.252
(-)
4.030
(↑0.07)
5
(-)
西武
262812 0.481
(↓0.01)
4
(-)
77260
(-)
277
(+5)
56
(-)
54
(+1)
0.249
(-)
4.060
(-)
6
(-)
日本ハム
23355 0.397
(↑0.011)
9
(↑1)
80197
(+2)
261
(+1)
34
(+2)
34
(-)
0.225
(-)
3.750
(↑0.05)