DeNA(★4対7☆)広島 =リーグ戦9回戦(2021.06.18)・東京ドーム=
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広島
0160000007910
DeNA
10100002041211
勝利投手:玉村 昇悟(1勝3敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗13S))
敗戦投手:濵口 遥大(4勝5敗0S)

本塁打
【DeNA】桑原 将志(5号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は先制を許した直後の2回表、玉村の適時打で同点とする。続く3回には、林の走者一掃となる適時二塁打などで一挙6点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・玉村が7回2失点の力投でうれしいプロ初勝利。敗れたDeNAは、先発・濱口が乱調だった。

◆広島松山竜平外野手(35)が、1軍に合流した。 「上半身のコンディション不良」で3日に出場選手登録を抹消され、13日のウエスタン・リーグのオリックス戦(由宇)で実戦復帰。3試合に出場して7打数4安打2打点と状態を上げ、1軍に戻った。

◆女優の関水渚(23)が始球式を行った。「八月のシンデレラナイン」で共演する俳優の仲村トオルが打席に入り、捕手役を務めた宮本秀明外野手に向けて、ワンバウンドの球を投じた。 関水は「先ほど、私の人生初の始球式が終わりました。今までに体験したことのないほど緊張して足がガクガクしてしまったんですけど(笑)、仲村さんが『大丈夫だ』と言ってくださって...。それがすごく自信につながって始球式を楽しむことができました。貴重な経験をありがとうございました!」と話した。 仲村は「本当に打ってしまわないかという不安を抱えながら打席に入りました(笑い)。直前に関水さんに『ビールの看板に当てると、ビール1年分が当たるらしい』という話をしたら、『狙ってください』と言われて...もしかして当てにいってしまうかなと思いましたけど、ちゃんと空振りできてよかったです!」とコメントした。

◆DeNA先発浜口遥大投手(26)が大乱調だった。 2回に投手の玉村に同点打を許すと、3回は2者連続押し出しなど3安打4四球で一挙6失点。2回1/3を投げ7失点で降板した。「ボールのキレがなく、ゾーン内で勝負ができなかった。序盤で降板となりチーム、中継ぎ陣に申し訳ない」。前回6月11日日本ハム戦は中5日で138球を投げて完封。交流戦では12球団トップタイの防御率0・90で2勝と絶好調だったが、炎上した。

◆DeNAは1回、宮崎の中前適時打で先制。広島は2回、玉村の左前適時打で追いつく。3回は4安打4四球で6点を挙げた。 DeNAは浜口から桜井、平田と継投し、相手の勢いを止めた。広島は先発玉村は先頭打者を出しながらも、4~6回を無失点。 玉村は7回で10三振を奪い、6安打2失点でプロ初勝利を挙げた。広島が5位に浮上し、DeNAは6位に転落した。浜口は5敗目。

◆DeNAが粘りを見せたが、最下位に転落した。ゲーム差がマイナス0・5ゲームだった6位広島と対戦。 1回に宮崎敏郎内野手の適時打で幸先よく先制したが、先発の浜口遥大投手が乱調。2回に2死一、三塁から9番投手の玉村に同点打を浴びた。3回には先頭野間から連打された後に、3連続四球で2者連続押し出し。7番林には走者一掃の左中間二塁打を浴び、玉村に四球を与えるなど、1イニング6失点と炎上した。 浜口は「ボールのキレがなく、ゾーン内で勝負ができなかったです。序盤で降板となりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と反省を口にした。1回は最速145キロと球が走っていたが、2回は最速141キロ、3回は130キロ台に球速が低下した。 前回登板の6月11日日本ハム戦(札幌ドーム)では、中5日で9回138球を投げて2年ぶりの完封勝利を挙げていた。三浦監督は疲労の影響を問われると「ないと思います。あれば先発させてませんし、初回も問題なかったし、初回はボールはよかったし」と答えた。その上で「球速どうこうより、元々ボールが多い投手だが、投手のところ2回とも2ボールから。(3回は)四球ですから。(相手打線を)切れるところで切れなかったのが今日の反省だと思う」と評した。 打線は1-7の最大6点差から、8回に3点差まで追い上げた。新人ながらチーム最多打点のポイントゲッター牧秀悟が腰の張りを訴えて欠場となったが、粘りを見せた。三浦監督は「中盤以降も粘れたし、リリーフ陣もつないでつないで粘っていた。明日につなげるだけです」と話した。4月23日以来、今季2度目の欠場となった牧の状態については「無理をさせなかった。(19日の出場は)様子を見ながらです。まだ無理させる時期じゃない」とした。【斎藤直樹】

◆広島高卒2年目の玉村昇悟投手(20)が、"5度目の正直"で悲願のプロ初勝利をつかみとった。1軍デビューから5試合目の先発となるDeNA戦で、自己最長の7回を投げ、自身初の10奪三振で6安打2失点と力投した。自己最多115球の熱投で、交流戦18試合で勝利のなかった先発に19試合ぶりの勝ち星をもたらした。チームの最下位脱出に大きく貢献した。初めてのお立ち台で、玉村の喜びの声がドーム内に響き渡った。「やっと勝ててよかったです」。最速147キロの直球とスライダー、チェンジアップを巧みに操り、DeNA打線を手玉に取り、プロ最長7回を投げきった。計10三振を奪い、6安打2四球2失点。先発5試合目で待望のプロ初勝利を手にした。 デビュー戦の借りを返した。プロ初登板初先発のDeNA戦では、オースティン、ソトに1発を浴びるなどして、5回5失点で敗戦。「前回本塁打を打たれたので、丁寧にいこうと」。オースティンに1安打を許したが、緩急を使った投球でそれぞれ2三振ずつ奪い、リベンジを果たした。 自然豊かな福井・越前で生まれ育った。高校は実家の近所にある丹生へ入学。学校が丘の上にあることから、学校周辺に長さ、角度の違う坂が3コース存在するといい、その坂で通称「坂ラン」と呼ばれるランメニューを毎日のように行い、強固な足腰を築き上げた。「下半身と精神面が鍛えられました」。高3年時には主将、エースとして無名校を夏の甲子園をかけた福井大会の決勝まで導いた。大会5試合で「52奪三振」の新記録を打ち立て、「越前のドクターK」の異名を持った。脚光を浴び、小学生の頃から抱いていたプロ入りの夢をかなえた。 プロ1年目は大きな壁にぶつかった。強化指定選手だった左腕は、実戦よりも体作りを優先し、公式戦デビューは昨年11月1日のウエスタン・リーグ中日戦。6回のマウンドに上がり、先頭からまさかの6連打を浴び4失点。1死も取ることができず、降板した。「ボコボコにされて悔しかった。力だけで勝負するのはダメだと思った」。実戦を重ね、経験を積み、投球術を磨いていた。「怖さはずっとある。だから丁寧というか、慎重に投げられているのかなと思います」。 プロ初勝利と試合を振り出しに戻した2回のプロ初タイムリーの2つの記念球は福井の実家に送る。「もっともっと勝てるように、いいゲームを作って、勝ちを多く取っていきたいです」。20歳の左腕が、苦戦が続くチームに明るい光りをもたらした。【古財稜明】 ? ▽広島佐々岡監督(玉村について)「(リーグ戦再開後の)初戦でしっかりと試合を作ってくれ、7回まで粘り強く投げてくれたのが大きかった。期待をしている中で、いい投球をしてくれました」

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が18日、腰の張りで広島9回戦(東京ドーム)を欠場した。4月23日阪神戦(甲子園)以来、今季2度目。 三浦大輔監督は「無理をさせずベンチスタートにした。今日は休ませようと。まだ無理させる時期じゃない」と説明した。ここまで64試合に出場し、打率2割9分4厘、11本塁打、35打点。交流戦後の練習中に腰の張りを訴えていた。

◆広島高卒2年目の玉村昇悟投手(20)が、"5度目の正直"で悲願のプロ初勝利をつかみとった。1軍デビューから5試合目の先発となるDeNA戦で、自己最長の7回を投げ、自身初の10奪三振で6安打2失点と力投した。自己最多115球の熱投で、交流戦18試合で勝利のなかった先発に19試合ぶりの勝ち星をもたらした。チームの最下位脱出に大きく貢献した。玉村は球界のレジェンドの"金言"により、原点に立ち返った。新型コロナウイルスの影響で外出することができず、寮の部屋で野球に関する動画をスマートフォンで視聴することが日課だった。そこで昨季途中にたどり着いたのが、ソフトバンク工藤監督、巨人桑田投手チーフコーチが、現役引退後にそれぞれ子どもたちに技術指導を行っている動画だった。 直球や変化球の投げ方を始め、フィールディングの入り方、体の使い方、考え方などをわかりやすく説明しているという。中でも左腕が印象に残っているのがキャッチボールの意識だという。「(2人とも)『胸に投げることが大事』と言ってました。今まではいい球を投げようとかを思っていたんですけど、相手に投げる、狙ったところに投げることが一番大事だとあらためて感じた。ずっと意識してやってます」。何げなく目に留まったレジェンドの教えを継続し、悲願のプロ1勝につながった。【広島担当=古財稜明】

◆再昇格した広島松山竜平外野手が決勝の押し出し四球を選んだ。3日に「上半身のコンディション不良」で戦線離脱。 ウエスタン・リーグで3戦連続安打を放ち、1軍に復帰した。再昇格即先発は無安打に終わるも、2四球を選んだ。佐々岡監督は「(鈴木)誠也の後の5番は大事。結果は出なかったけど、押し出しを選んでくれて、ビッグイニングになったのは大きい」とベテランの復帰を喜んだ。

◆DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=が試合前練習に姿を見せなかった。球団によると、球場入りはしており、ベンチ裏で状態を確認したという。 牧は開幕からスタメンで起用され、ここまで欠場は1試合のみ。新人ながらリーグ2位の73安打を放つなど、打率・294、11本塁打、35打点をマークし打線を引っ張ってきた。 チームは開幕から最下位に低迷していたが、交流戦で球団最高順位に並ぶ3位と躍進。勢いに乗って迎えたリーグ内対戦初戦で、牧が故障離脱となれば大きな痛手となる。

◆DeNAの浜口は三回途中まで7失点でKOされた。1点を先制してもらった直後の二回1死から四球をきっかけに2死一、三塁のピンチを招き、投手の玉村に同点打を許した。三回にはストライクが入らず3長短打に二つの押し出しを含む4四球で失点を重ねて交代を告げられ「球の切れがなく、ゾーン内で勝負できなかった」とうなだれた。 本拠地の横浜スタジアムが野球・ソフトボールの会場となる東京五輪の準備に入ったため、東京ドームでの主催試合だった。「球場が違い、景色も変わるので、しっかり自分のボールで勝負できるようにやっていきたい」と意気込んで臨んだが、交流戦で12球団トップタイの防御率0・90を記録した安定感は影を潜め、ふがいない結果に終わった。

◆広島が5位に浮上した。1―1の三回に林の3点二塁打や菊池涼の適時内野安打などで一挙6点を奪った。2年目の玉村が7回6安打2失点でプロ初勝利。DeNAは浜口が三回途中まで7失点と誤算だった。

◆DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=が腰の張りのため今季2度目の欠場となった。三浦監督は試合後「今週の練習期間に入ってから張りを訴えていた。状況を見ながらと思っていたが、今日もまだ無理をさせる時期ではないと思ったので使いませんでした。(明日以降も)状態を見ながらになる」と説明した。 この日、試合前練習に姿を見せず、球団によるとベンチ裏で状態を確認したという。試合のベンチには入ったが、出場は回避した。 牧は開幕からスタメンで起用され、ここまで欠場は1試合のみ。新人ながらリーグ2位の73安打を放つなど、打率・294、11本塁打、35打点をマークし打線を引っ張ってきた。 チームは開幕から最下位に低迷していたが、交流戦で球団最高順位に並ぶ3位と躍進。勢いに乗って迎えたリーグ戦再開の初戦だったが、代わりに二塁で出場した田中俊が2打席連続三振で途中交代となるなど、ルーキーの欠場が大きな痛手となった。

◆DeNAは6位・広島との直接対決に完敗で再び最下位に転落した。交流戦3戦2勝無敗、12球団トップタイの防御率0・90をマークした先発の浜口遥大投手(26)が、連続押し出し四球を与えるなど三回途中7失点でまさかのノックアウト。三浦大輔監督(47)は試合後、苦言を呈した。――浜口が三回途中KO 「非常にいい立ち上がりだったが、二回も四球絡みで投手にも3ボールから(適時打)ですから。全体的に2ボールスタートで、ボール先行になってしまった」 ――コンディション面で何かアクシデントがあったわけでは 「それはないです」 ――前回138球で完封の影響も 「疲労はあると思う。ただ、影響があるなら先発させていないですし、初回もいい立ち上がりだったので」 ――今後も中6日で起用 「中6日とは決めていないですけど、先発ローテは守ってもらう。交流戦もずっと良かった。本人が一番悔しいと思うので、次、やり返してくれればいい」 ――牧が欠場 「今週の練習期間に入って腰の張りを訴えていた。状況を見ながらと思っていたが、今日もまだ無理をさせる時期ではないと思ったので使いませんでした。(明日以降も)状態を見ながらになる」 ――再び最下位転落 「中盤以降も粘って、リリーフもつないでつないでというところで、この粘りを明日の初回からつなげていくだけ」

◆広島の林が3安打3打点で打線を活気づけた。三回無死満塁で制球に苦しむ浜口の外寄りに浮いたスライダーを逃さず左中間を破る3点二塁打を放ち「甘い球が来るのではないかと思って打席に入った。コースに逆らわず、しっかり捉えることができた」とうなずいた。 二回には5試合連続安打となる左前打、七回には右前打と広角に打ち分けた。智弁和歌山高から入団して3年目の今季は、交流戦で打率3割3分9厘をマークするなど急成長中。「しっかり毎試合毎試合必死にやることは変わらない。その中で自分のものを出していければ」と気を引き締めた。 佐々岡監督(玉村に)「七回まで粘り強く投げてくれた。成長している。期待をしている中で、いい投球をしてくれた」

◆DeNAは本拠地の横浜スタジアムが東京五輪の野球・ソフトボールの会場となる準備に入ったため、東京ドームで主催試合を戦った。ビジターとして三塁側ベンチで巨人と戦う普段とは違い、一塁側ベンチで戦った。 三浦監督は「それほど違和感はない」と気にする様子はなかった。横浜スタジアムに戻るのは五輪後の8月31日で、それまでは神宮球場でも主催試合を行う。

◆DeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=が18日、広島9回戦(東京ドーム)を腰の張りのため欠場した。欠場は今季2度目。 16日からの練習期間に張りを訴え、この日の試合前練習も不参加だった。三浦監督は試合後に「まだ無理をさせる時期ではないと思った」と説明。19日の出場可否は状態を見て判断する。 牧は新人ながら開幕からスタメンで起用され、打率.294、11本塁打、35打点と打線を引っ張っている。

◆〝借りぐらし生活〟は、無念のスタートとなった。交流戦で12球団トップタイの防御率0・90をマークしたDeNA・浜口遥大投手(26)が、連続押し出し四球を与えるなど三回途中まで7失点と大乱調。がっくり肩を落とした。 「ボールの切れがなく、ゾーン内で勝負ができなかった。序盤で降板となりチーム、中継ぎ陣に申し訳ない」 本拠地・横浜スタジアムが東京五輪の野球・ソフトボールでメイン会場になるため、8月31日まで主催試合を東京ドーム、神宮球場で行うDeNA。この日は、その第一歩だった。 セ・リーグ公式戦で、巨人以外の球団が東京ドームを本拠とするのは初めて。一塁側や右翼スタンドにベイ党が集まり、ハマスタの場内アナウンス担当者やスタッフも派遣されるなど〝本拠地仕様〟の光景となったが、白星で飾ることはできなかった。 交流戦を3位で終え、セ・リーグ5位に浮上したチームは、相手を上回る12安打をマークしながら敗れ、最下位に逆戻りした。それでも、三浦監督は最後に3点差まで迫った内容を評価し「この粘りを明日の初回につなげていくだけ」と前を向いた。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
40192 0.678
(↑0.006)
-
(-)
82280
(+7)
216
(+1)
66
(+1)
59
(-)
0.256
(↑0.002)
3.250
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
31247 0.564
(↑0.008)
7
(-)
81268
(+5)
247
(+2)
65
(+2)
40
(+1)
0.251
(-)
3.780
(↑0.03)
3
(1↓)
巨人
302510 0.545
(↓0.011)
8
(↓1)
78263
(+1)
241
(+7)
79
(-)
41
(-)
0.253
(↓0.001)
3.560
(↓0.07)
4
(-)
中日
25309 0.455
(↓0.008)
13
(↓1)
79185
(+2)
205
(+5)
35
(+2)
30
(-)
0.238
(↓0.002)
3.080
(↓0.04)
5
(1↑)
広島
20328 0.385
(↑0.012)
16.5
(-)
83198
(+7)
249
(+4)
38
(-)
31
(-)
0.252
(-)
3.820
(↑0.02)
6
(1↓)
DeNA
21369 0.368
(↓0.007)
18
(↓1)
77257
(+4)
325
(+7)
62
(+1)
14
(-)
0.255
(↑0.001
4.750
(↓0.04)