広島(☆5対3★)西武 =交流戦3回戦(2021.06.15)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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西武
0100101003912
広島
10011002X5901
勝利投手:塹江 敦哉(2勝2敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗12S))
敗戦投手:ギャレット(1勝3敗2S)

本塁打
【西武】川越 誠司(2号・5回表ソロ),山川 穂高(10号・7回表ソロ)
【広島】宇草 孔基(2号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆広島が連敗を8で止めた。広島は初回、小園の適時打で幸先良く先制する。その後両軍点を取り合い3-3で迎えた8回裏には、宇草の2ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。敗れた西武は、3度のビハインドを追いつくも、5番手・ギャレットが痛恨の一発を浴びた。

◆広島大瀬良大地が15日西武戦に先発し、右ふくらはぎ痛から復帰後初勝利を目指す。復帰後、自身2連敗で迎えた前回8日ソフトバンク戦は7回1失点。引き分けで勝敗こそ付かなかったが、投球内容も離脱前のような球質やキレが戻った。「前回いい形で投げられたので、チームが勝てるように同じようにいい意識で入っていきたい」。好感触を得て山賊打線に挑む。「自分の投球をできるように、しっかり準備していくだけ。相手の反応、調子を見ながらできることをしっかりやっていきたい」。エースに連敗ストッパーの期待がかかる。

◆今季の西武松本航投手(24)はここまで56回1/3を投げて防御率2・88だが、イニング別で見ると4回以降の防御率が4・55に対して1~3回は1・01。 序盤の投球が安定しており、先発8試合のうち6試合は3回まで無失点。

◆西武川越誠司外野手が代打で出場し一時同点となる2号ソロ本塁打を放った。 5回2死で、投手の松本に代わって打席に立つと、広島大瀬良の初球スライダーを右中間スタンドへ運んだ。川越は「(大瀬良は)スライダーが多いとのことだったので、初球からスライダーに合わせていきました。狙い通り打つことができました」と満面の笑みを浮かべた。

◆東京五輪の侍ジャパン入りが有力視されていた広島会沢翼捕手(33)が8回の守備で負傷交代した。 同点の8回1死二、三塁で、三ゴロで飛び出した三塁走者の挟殺プレーで三塁林からの浮いた送球をジャンプして捕球すると、その場にしゃがみ込んだ。その体勢から三塁ベースカバーに入った遊撃に送球後、再びしゃがみ込んだ。 浮いた球に反応した際か、着地した際に左足を痛めたとみられ、首脳陣に肩を借りて引き揚げた。16日に病院を受診する予定で、佐々岡監督は「歩けなかったので、ちょっと心配」と話した。 会沢は3日に下半身のコンディション不良から復帰したばかり。侍ジャパンのメンバー発表を翌日に控えた中でのアクシデントとなった。

◆広島は大瀬良、西武は松本が先発。広島は1回に小園の左翼線への適時二塁打で先制。西武は2回に山田の犠飛で追いついた。 広島は4回に宇草の二ゴロの間に勝ち越し。西武は5回に川越の2号ソロで追いつくも、その裏に広島が坂倉の三塁打で勝ち越し。 広島は8回に宇草の2号2ランで勝ち越し、連敗を8で止めた。塹江が2勝目。西武ギャレットは3敗目を喫した。

◆プロ2年目の広島宇草孔基外野手(24)が大仕事をやってのけた。同点で迎えた8回に、左翼席へ決勝の2号2ラン。3度のリードを追い付かれる苦しい展開だったが、終盤に西武を突き放した。 引き分けを挟んで8連敗中だったが、ようやく止めた。この勝利で、09年以来12年ぶりに交流戦のセ・リーグの勝ち越しが決まった。広島はこれで今季の交流戦3勝目となった。

◆西武は3度食らいついたが4度突き放された。 3-3で迎えた8回無死一、二塁、得点圏打率5割の4番呉念庭に、代打岡田。犠打で二、三塁としたが、後続が打ち取られた。反対にギャレットが勝ち越し2ランを浴び、勝機を逸し交流戦勝率は5割だが、全体では借金1に逆戻り。辻発彦監督は「若い選手も投手も経験積んできて、少しずつ戦力的に変わっていくこともあるだろうし、これから」とリーグ戦再開に目を向けた。

◆広島は大瀬良、西武は松本が先発。広島は8回に宇草の2号2ランで勝ち越し、連敗を8で止めた。09年以来12年ぶりに交流戦のセ・リーグ勝ち越しが決まった。

◆山賊が広島の好投手・大瀬良のスライダーをねらい打ちした。 1点を追う5回に西武の代打・川越誠司外野手が初球を右中間スタンドへ運んだ。さらに1点リードを許した7回、山川穂高内野手が左翼席へ10号ソロ。いずれもスライダーをとらえ、川越は「スライダーが多いとのことだったので初球から合わせていきました」。山川も「完璧の当たりでした」と手応え十分だったが、勝利につなげることはできなかった。

◆8回に勝ち越した広島が西武を破り、09年以来12年ぶりに交流戦のセ・リーグ勝ち越しが決まった。最近のセとパ ◆交流戦 1試合を残してセが49勝47敗11分けとし、セの勝ち越しが決まった。セの勝ち越しは09年以来12年ぶり。開催16シーズンで2度目になる。今季は例年の得意と不得意が逆転した。過去8度優勝(最高勝率含む)のソフトバンクは、5勝9敗4分けと9年ぶりに負け越し。一方、ソフトバンクに3連勝のヤクルト、2勝1分けのDeNAと中日が3~5位に躍進。今季が始まる前の交流戦通算勝率は中日7位、ヤクルト10位、DeNA12位だったが、この3球団がそろって勝ち越したのは大きかった。 ◆日本シリーズ 13年楽天から昨年のソフトバンクまで、パの球団が8年連続で日本一。近年優勢のパは、日本一の回数を36度として35度のセを逆転している。18年以降のソフトバンクは18年△●○○○○広島、19年○○○○巨人、20年○○○○巨人とシリーズ12連勝中。19、20年は史上初の2年連続4戦全勝だった。セの球団は13年第7戦(Kスタ宮城)から、DH制採用試合で21連敗中。

◆トンネルを抜けた。広島宇草孔基外野手(24)が「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦の8回に決勝2号2ランを放ち、チームの連敗を8で止めた。 激しい外野手争いの中でチャンスを得た若手が、2試合ぶりの先発出場で大きな仕事をやってのけた。この1勝で、セ・リーグの09年以来2度目となる交流戦勝ち越しも決まった。アドレナリンがあふれ出した。同点の8回2死一塁から、宇草は追い込まれながら高め真っすぐを上からバットをかぶせるようにたたいた。左翼方向へ上がった打球はそのままスタンドイン。勝ち越しの2号2ランに、チームメートもベンチを飛び出し喜びを爆発させた。重い空気を振り払う1発が、8連敗に終止符を打った。 「何でできないんだと不安もありますけど、グラウンドに出ているときはなにくそと思ってやろうと思っている。そういう悔しい気持ちがあるから前向きにプレーできるんだと思います」 西川に代わる2試合ぶりの先発出場。とにかく、必死だった。4回は無死一、三塁から二ゴロで打点をマークした。二直、投直に倒れた1、3打席目も捉えた打球だった。 激しい外野手争いの中にいる。主軸の鈴木誠に西川、若い羽月や野間らが3つのポジションを争う。1年目の昨季も外野の一角を任された。だが、10月に右かかと付近に死球を受けた。ベンチ裏で治療を受けながら、グラウンドに戻ることしか頭になかった。「盗塁することしか頭になかった。痛みは感じなかった。アドレナリンってすごいですね」。ただ、動いた瞬間、激痛が走った。右腓骨(ひこつ)骨折だった。 ケガからはい上がり、外野手争いに加わる。「(ケガによる出遅れは)悔しくてもどかしかった。けがした時から"進化して戻ってやろう"と強い気持ちでやっていた。進化できているかは分からないですけど、そういう気持ちを常に持ちながらやってました」。成功と失敗を繰り返しながら成長する。試合前には打撃フォームを修正。上げた右足をひねらずに、そのまま踏み込むようにしたことで好結果につなげた。 2日の日本ハム戦以来の白星。セ・リーグの09年以来2度目となる交流戦勝ち越しも決めた。佐々岡監督は「長かったね。1つ勝つのがこんなに難しく、苦しいものとは。選手たちが頑張ってくれました」と一体感でつかんだ勝利をかみしめた。【前原淳】

◆トンネルを抜けた。広島宇草孔基外野手(24)が「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦の8回に決勝2号2ランを放ち、チームの連敗を8で止めた。激しい外野手争いの中でチャンスを得た若手が、2試合ぶりの先発出場で大きな仕事をやってのけた。この1勝で、セ・リーグの09年以来2度目となる交流戦勝ち越しも決まった。 ▽広島栗林(前回登板で連続無失点ストップも3者連続三振で12セーブ目)「前回は自分のミスでチームが負けてしまったので、今日は必ず勝とうと。8回に宇草がホームラン打ってチームがいい流れだったので、絶対に抑えるぞという気持ちで行けたのがいい結果につながった」 ▽広島大瀬良(7回3失点で勝ち星つかず)「簡単にスイスイいけるとは思っていませんでしたが、何とか粘り強くとは思っていた。勝ってくれて、何とか報われました」

◆広島・会沢翼捕手(33)が八回の守備の際に左脚を痛め負傷交代した。 3─3の八回1死二、三塁で栗山のゴロを三塁手・林が捕球し、会沢へ送球。その後、三走・スパンジェンバーグを三本間の挟殺プレーでアウトにしたが、会沢はその場でしゃがみ込んだ。トレーナーらが集まり、最後はおんぶされダッグアウトに戻った。 会沢に代わって、石原貴規捕手(23)が出場した。

◆広島が2分けを挟んだ連敗を8で止めた。3―3の八回に宇草の2号2ランで勝ち越した。2番手の塹江が2勝目を挙げ、九回を締めた栗林が12セーブ目。西武は連勝が3でストップ。勝率5割を切って5位に下がった。

◆広島が連敗を「8」で止めた。3─3の八回2死から林がこの試合3安打目となる右前打でつなぎ、宇草が左越えに試合を決定づける2号2ランを放った。連敗脱出の立役者の林と宇草のヒーローインタビューは以下の通り。──林選手の打撃でチームの連敗脱出に大きく貢献した。今のお気持ちをお聞かせください 林「そうですね、すごくうれしいです」 ──3安打の猛打賞。八回2死からの打席はどういう気持ちで打席に立った 「絶対にウグさんに回そうという気持ちで打席に立ちました」 ──ご自身の打撃の調子は 「しっかり塁に出られたので良かったと思います」 ──その後、代走が送られて交代。宇草選手の打席をベンチでどう見ていました 「絶対打つと思ってみていました」 ──ホームランになった 「いや、もう最高ですね」 ──続いては宇草選手です。あの打席はどのような気持ちで打席に立っていましたか 宇草「何とか次につなげるように必死に食らいついていきました」 ―─ホームランの打球はどう思った 「レフトフライかなあと思っていたのですが、入ってくれて良かったです」 ──連敗脱出に導くホームラン。格別では 「毎日何とか1軍に食らいついてやるぞと思ってやっているので、ホームランで良かった」 ──八回の守備では満塁を耐えた。チーム全員の思いを背負って打席に立った 「チーム一丸となって絶対勝つぞと思って毎日やっているのでやっと勝てて良かった」 ──明日以降へ向けて 「毎日みんな絶対勝つという気持ちでやっているのでこれからも応援よろしくお願いします」 ──林選手はお立ち台が初めて。マツダスタジアムのお立ち台の景色はどうですか 林「ずっと2軍のときからウグさんと絶対に2人でお立ち台に立とうと言っていたので叶って良かったです」 ──宇草選手が大好きなんですね 「はい。大好きです」 ──チームは2週間ぶりの勝利。ファンへひとことお願いします 「しっかり明日も勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

◆西武は2―3の七回に山川が10号ソロを放つなど、先行されながら3度同点とする粘りを見せたが、最後はギャレットが痛恨の一発を浴びて連勝が3で止まった。辻監督は「せっかくいい形で追い付いたんだけど、残念でした」と肩を落とした。 交流戦は途中で5試合勝ちなしと苦しむ時期もあったものの、最終的に7勝7敗4分けの勝率5割で終えた。辻監督は「序盤の流れからいえば、終盤に頑張ってここまで持ってきた。選手はよく頑張ったと思う」とねぎらった。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1251 0.706
(-)
-
(-)
096
(-)
70
(-)
13
(-)
5
(-)
0.287
(-)
3.760
(-)
2
(-)
阪神
1170 0.611
(-)
1.5
(-)
082
(-)
76
(-)
20
(-)
25
(-)
0.244
(-)
3.520
(-)
3
(-)
DeNA
963 0.600
(-)
2
(-)
091
(-)
93
(-)
24
(-)
5
(-)
0.297
(-)
4.900
(-)
4
(-)
中日
972 0.563
(-)
2.5
(-)
058
(-)
65
(-)
15
(-)
8
(-)
0.250
(-)
3.550
(-)
5
(-)
ヤクルト
1080 0.556
(-)
2.5
(-)
080
(-)
72
(-)
23
(-)
14
(-)
0.262
(-)
4.030
(-)
6
(1↑)
楽天
981 0.529
(-)
3
(-)
078
(-)
74
(-)
16
(-)
7
(-)
0.266
(-)
3.960
(-)
7
(1↓)
西武
774 0.500
(↓0.038)
3.5
(↓0.5)
087
(+3)
90
(+5)
26
(+2)
4
(-)
0.274
(↑0.001
4.730
(↓0.05)
8
(-)
ロッテ
891 0.471
(-)
4
(-)
085
(-)
83
(-)
18
(-)
18
(-)
0.262
(-)
4.450
(-)
9
(-)
巨人
783 0.467
(-)
4
(-)
072
(-)
71
(-)
23
(-)
9
(-)
0.251
(-)
3.840
(-)
10
(-)
ソフトバンク
594 0.357
(-)
5.5
(-)
068
(-)
56
(-)
21
(-)
11
(-)
0.233
(-)
3.040
(-)
11
(-)
日本ハム
6110 0.353
(-)
6
(-)
153
(-)
69
(-)
7
(-)
10
(-)
0.231
(-)
3.620
(-)
12
(-)
広島
3113 0.214
(↑0.06)
7.5
(↑0.5)
159
(+5)
90
(+3)
12
(+1)
13
(-)
0.250
(↑0.003
5.060
(↑0.13)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
39192 0.672
(-)
-
(-)
83273
(-)
215
(-)
65
(-)
59
(-)
0.254
(-)
3.280
(-)
2
(-)
巨人
302410 0.556
(-)
7
(-)
79262
(-)
234
(-)
79
(-)
41
(-)
0.254
(-)
3.490
(-)
2
(-)
ヤクルト
30247 0.556
(-)
7
(-)
82263
(-)
245
(-)
63
(-)
39
(-)
0.251
(-)
3.810
(-)
4
(-)
中日
25299 0.463
(-)
12
(-)
80183
(-)
200
(-)
33
(-)
30
(-)
0.240
(-)
3.040
(-)
5
(1↑)
広島
19318 0.380
(↑0.013)
16
(↑0.5)
85190
(+5)
237
(+3)
38
(+1)
31
(-)
0.253
(↑0.001
3.830
(↑0.02)
6
(1↓)
DeNA
21359 0.375
(-)
17
(-)
78253
(-)
318
(-)
61
(-)
14
(-)
0.254
(-)
4.710
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
32259 0.561
(-)
-
(-)
77266
(-)
245
(-)
53
(-)
28
(-)
0.244
(-)
3.550
(-)
2
(-)
ソフトバンク
292611 0.527
(-)
2
(-)
77278
(-)
229
(-)
61
(-)
47
(-)
0.256
(-)
3.300
(-)
3
(-)
ORIX
30278 0.526
(-)
2
(-)
78271
(-)
256
(-)
60
(-)
19
(-)
0.256
(-)
3.650
(-)
4
(-)
ロッテ
28288 0.500
(-)
3.5
(-)
79300
(-)
276
(-)
64
(-)
52
(-)
0.252
(-)
4.100
(-)
5
(1↓)
西武
262712 0.491
(↓0.009)
4
(↓0.5)
78260
(+3)
272
(+5)
56
(+2)
53
(-)
0.249
(-)
4.060
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
21355 0.375
(-)
10.5
(-)
82187
(-)
259
(-)
32
(-)
34
(-)
0.224
(-)
3.860
(-)