1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 4 | 9 | 0 | 2 |
ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 2 | 1 |
勝利投手:小川 泰弘(6勝1敗0S) (セーブ:マクガフ(2勝1敗10S)) 敗戦投手:板東 湧梧(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトは1点を追う7回表、中村の適時打で同点とする。続く8回には、山田がこの日2本目の本塁打となる2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小川が7回2失点8奪三振の力投で今季6勝目。敗れたソフトバンクは、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)が20号一番乗りに王手。 ヤクルトの選手が両リーグ20号一番乗りとなれば12年バレンティン以来、球団9年ぶり。ソフトバンク右腕のマルティネスから節目の1発を狙う。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、ヤクルト戦の4回に小川から14号ソロ本塁打を放ち、プロ野球110人目の通算200号を達成した。球団では17年の松田以来。「まさか自分がここまで打てるとは思いませんでした。これからも積み重ねていけるように、まず次の1本を打つことを目標に頑張っていきます」と喜んだ。 先頭打者で小川の外角高めチェンジアップを逃さず、左中間スタンドへ運び「ここ最近力みがあったので、力を抜いて、丁寧に打つことを心掛けて打席に立ちました。いいスイングができました」と振り返った。ソフトバンクはこれで2-0とした。 10年ドラフト2位で入団し、2年目の12年8月5日西武戦(ヤフードーム)でプロ1号本塁打。17年6月23日の西武戦(ヤフオクドーム)で通算100本塁打を達成した。シーズン最多は18年の36本塁打。 柳田は20年から7年契約を結んでおり、今季を含めて残り6年はソフトバンクでプレーする予定。これからどこまで数字を伸ばせるか。 ▼通算200本塁打=柳田(ソフトバンク) 12日のヤクルト2回戦(ペイペイドーム)の4回、小川から今季14号を放って達成。プロ野球110人目。初本塁打は12年8月5日の西武15回戦(ヤフードーム)で松永から。柳田はペイペイドームで通算100号。同球場で100本塁打以上は松中154本、松田146本、小久保127本に次ぎ4人目。
◆ソフトバンクは2回に松田の適時二塁打で先制。ヤクルトは初回2死一、三塁。3回に2死一、二塁の好機をつくったが無得点。 ソフトバンクは4回に、柳田の通算200号となる今季14号ソロで1点を追加。ヤクルトは6回に山田の15号ソロで1点を返した。 ヤクルトは7回に追いつき、8回は山田の2打席連続の16号2ランで勝ち越し、2連勝。ソフトバンクは9年ぶり交流戦負け越し。 ヤクルト小川は6勝、マクガフは10セーブ。ソフトバンク板東は今季初黒星。
◆ヤクルト小川泰弘投手が自身5連勝を達成し、ソフトバンク相手に勝ち越しを決めた。 直球とカーブを中心に、チェンジアップやフォークを使って、打線を翻弄(ほんろう)。7回5安打2失点と試合をつくった。これでリーグトップタイの6勝目に到達。「打線との兼ね合いもあるし、援護してくれていることにも感謝している。1点差のゲームとかを拾っていけるように、粘り強い投球を続けていきたいと思う」と意気込んだ。
◆ソフトバンクが逆転負け。交流戦は5勝8敗4分けとなり、1試合を残して12年以来9年ぶりの負け越しが決まった。2位につけるリーグ戦でも3位オリックスに1ゲーム差に迫られた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。 -マルティネスは7回2失点と粘った 工藤監督 ボールも悪くなかったですよ。打たれたのはホームランとかでありましたけど、まあ打たれないピッチャーはいないです。失投をしないピッチャーもいない。打たれることもあります。 -好投を続けていた板東が決勝2ランを献上 工藤監督 まあ、あそこのホームランは防げますね。その前に(山田は)外の球をホームランにしているので、次はバッターからすると「インサイドに来るだろう」という予測ぐらいはたちます。その前(本塁打になったボールの1球前)も来たわけですから。あの1球で良かった。2球(インサイドに)行く必要はなかったんじゃないかと思います。ただ、拓也(捕手の甲斐)からしたら、もう1球確実に見せてから、外に行きたかったっていう思いはあると思いますよ。 -うまく山田にさばかれた 工藤監督 元々インサイドはうまいバッター。多分拓也はボール球のサインだったのかなという風に感じてます。あそこでストライクで勝負にいくっていうことは多分考えてなかったと思います。 -7回の攻撃は松田のバント失敗などで無得点 工藤監督 ミスはあるし、くよくよしていてもしょうがない。ミスが出たなら自分で取り戻せということ。ミスを取り戻せないようじゃだめだと思います。それは次の日じゃだめ。その日に打席があるなら、なんとしてでも塁に出るっていう強い覚悟で望まないといけない。 -スリーバントを選んだのは何としても一塁走者を二塁に進めたかった 工藤監督 そうです。なんとしてもです。ヘッド(小久保ヘッドコーチ)と話して、進めたらこうして、ということも考えていた。 -犠打のうまい今宮がベンチにいた 工藤監督 松田に代えて代打バントっていうのは考えていなかった。理由はこの間(10日広島戦で)成功してるから。あれが失敗していれば考えてました。次は考えます。 -交流戦は負け越しが決まった 工藤監督 明日で交流戦も終わるので、いい形で終わることの方が、交流戦明けからも気持ちよくできる。結果はここまで出ているので、明日全力でやるしかないと思います。
◆ヤクルト山田哲人内野手が驚いた。2点を追う6回1死走者なしで、真ん中に入ったカットボールを右翼ポール直撃の15号ソロ。同点で迎えた8回無死一塁では、厳しく攻められた内角のシュートを左翼席へ運んだ。 「なんで打てたのか。自分でもびっくりしている」と無意識に体が反応して、2打席連発を呼び込んだ。 4安打3打点2本塁打で勝利に大きく貢献。16本塁打でリーグ3位タイにつけるが、今季は打率2割5分8厘といまひとつの数字。トリプルスリーを3度達成したバットマンは「個人的にここ最近波が激しいというか。安定して成績を残せていない」と満足しない。チームはこれで交流戦9勝8敗。13日は最高勝率に輝いた18年以来の勝ち越しがかかる。「明日も試合があるので、活躍できるように頑張りたい」と連日の活躍を誓った。
◆ソフトバンク王貞治球団会長(80)は柳田悠岐外野手(32)の200号に「ずいぶん遅かったという感じがするけどね。彼の持っているものからしたらね」とあえて物足りなさを口にした。 実働22年で通算868本塁打を記録した「世界の王」は、柳田の新人時代から長打力に期待をかけてきた。同じアーチストとして「ここから300、400に向かってどんどん加速していけば。技術的なものは独特のものを持っているからね。まだ年齢的には、10年は十分できる。その気になって頑張ってほしいね」と量産指令を出した。
◆ソフトバンク先発のニック・マルティネス投手(30)が7回2失点と好投も、自身5連勝には結びつかなかった。 2-1の7回1死三塁。ヤクルト中村に浴びた同点打に「6回までは何とか粘って投げる事ができていましたが、最後は粘り切れなかった」と悔やんだ。その後は2死一塁で塩見を153キロ直球で空振り三振に仕留めて降板。助っ人右腕は「また次頑張ります」と前を向いた。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が「日本生命セ・パ交流戦」のヤクルト戦で、今季14号ソロを放って通算200本塁打を達成した。 プロ野球110人目で、球団では17年松田が達成して以来。ペイペイドームでも通算100号と2つの節目が重なったが、チームは逆転負けして9年ぶりの交流戦負け越しが決まった。柳田らしいアーチだった。4回無死、ヤクルト小川の外角高めチェンジアップを逃さなかった。「ここ最近力みがあったので、力を抜いて、丁寧に打つことを心掛けて打席に立ちました。いいスイングができました」。打球は左中間スタンドまで届いた。大台に王手をかけてから3試合ぶりの14号ソロ。プロ11年目で通算200本塁打に到達し「まさか自分がここまで打てるとは思いませんでした」と振り返った。 「ホームランが一番面白い」と本塁打を愛する一方で、「自分ではホームランバッターと思っていない」と謙虚に話す。15年のトリプルスリーや2度のリーグMVPなど強打者として数々の勲章を誇るが、自己最多は18年の36本塁打で本塁打王になったことがない。ただ、柳田は「33発とかでホームラン王になるより、40発で2位の方がうれしい」と、キングへのこだわりより自身を超えることを常に追い求めている。 今年1月の自主トレでは「打球の角度を考えて練習した。ホームランになる角度、それをどれだけ確率よく持っていけるか。感覚、イメージはできている。そこにどれだけたくさん持っていけるか」と、より本塁打が増える弾道を身につけようと励んだ。春季キャンプは両アキレス腱(けん)のコンディション不良でリハビリ組に回ったが、問題なく打撃練習をこなせたことで、より自分に向き合いバットを磨く時間になった。 節目の1本はチームの勝ちにはつながらず、心から喜べる記念日にはできなかった。チームの9年ぶり交流戦負け越しも決まった。主砲は「これからも積み重ねていけるように、まず次の1本を打つことを目標に頑張っていきます」と201本目を目指して、前を向いた。【山本大地】 ○...ソフトバンクは球団公式オンラインストアで柳田の200本塁打記念グッズを販売開始した。Tシャツやフェイスタオル、トートバックなど、黒と緑を基調としたアイテムがそろう。 ▼通算200本塁打=柳田(ソフトバンク) 12日のヤクルト2回戦(ペイペイドーム)の4回、小川から今季14号を放って達成。プロ野球110人目。初本塁打は12年8月5日の西武15回戦(ヤフードーム)で松永から。柳田はペイペイドームで通算100号。同球場で100本塁打以上は松中154本、松田146本、小久保127本に次ぎ4人目。
◆ソフトバンク工藤監督が決勝2ランを浴びたバッテリーに苦言を呈した。同点の8回無死一塁。2番手板東と捕手甲斐はそれまで3安打の山田にカウント1-1から内角のボール球を見せ、4球目に同じ内角球を捉えられた。 2球続けた内角球に指揮官は「(前の打席で)外の球を本塁打にしているので、打者からすると『次はインサイドに来るだろう』という予測はたつ。あそこの本塁打は防げる」と首を傾げた。12年以来9年ぶりに交流戦負け越しが決定し「明日は全力でやるしかない」と切り替えた。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が「日本生命セ・パ交流戦」のヤクルト戦で、今季14号ソロを放って通算200本塁打を達成した。プロ野球110人目で、球団では17年松田が達成して以来。ペイペイドームでも通算100号と2つの節目が重なったが、チームは逆転負けして9年ぶりの交流戦負け越しが決まった。 柳田らしいアーチだった。4回無死、ヤクルト小川の外角高めチェンジアップを逃さなかった。「ここ最近力みがあったので、力を抜いて、丁寧に打つことを心掛けて打席に立ちました。いいスイングができました」。打球は左中間スタンドまで届いた。大台に王手をかけてから3試合ぶりの14号ソロ。プロ11年目で通算200本塁打に到達し「まさか自分がここまで打てるとは思いませんでした」と振り返った。 「ホームランが一番面白い」と本塁打を愛する一方で、「自分ではホームランバッターと思っていない」と謙虚に話す。15年のトリプルスリーや2度のリーグMVPなど強打者として数々の勲章を誇るが、自己最多は18年の36本塁打で本塁打王になったことがない。ただ、柳田は「33発とかでホームラン王になるより、40発で2位の方がうれしい」と、キングへのこだわりより自身を超えることを常に追い求めている。 今年1月の自主トレでは「打球の角度を考えて練習した。ホームランになる角度、それをどれだけ確率よく持っていけるか。感覚、イメージはできている。そこにどれだけたくさん持っていけるか」と、より本塁打が増える弾道を身につけようと励んだ。春季キャンプは両アキレス腱(けん)のコンディション不良でリハビリ組に回ったが、問題なく打撃練習をこなせたことで、より自分に向き合いバットを磨く時間になった。 節目の1本はチームの勝ちにはつながらず、心から喜べる記念日にはできなかった。チームの9年ぶり交流戦負け越しも決まった。主砲は「これからも積み重ねていけるように、まず次の1本を打つことを目標に頑張っていきます」と201本目を目指して、前を向いた。【山本大地】 ▼通算200本塁打=柳田(ソフトバンク) 12日のヤクルト2回戦(ペイペイドーム)の4回、小川から今季14号を放って達成。プロ野球110人目。初本塁打は12年8月5日の西武15回戦(ヤフードーム)で松永から。柳田はペイペイドームで通算100号。同球場で100本塁打以上は松中154本、松田146本、小久保127本に次ぎ4人目。
◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)が「4番・中堅」で出場。四回無死、14号ソロを放ち通算200号本塁打を達成した。 「いいスイングができました。まさか自分がここまで打てるとは思いませんでした。これからも積み重ねていけるように、まず次の1本を打つことを目標に頑張っていきます」 4回、ソフトバンク・柳田が通算200号本塁打を放ち、記念ボードを掲げる =ペイペイドーム(撮影・村本聡) 1点リードの四回、小川と相対した。外角の129キロチェンジアップを振り抜くと打球は柳田らしく左中間に伸びていき、スタンドにまで届いた。史上110人目の記録に到達し、記念プレートをバックスクリーンに向けて高く掲げた。 柳田は2年目の2012年8月5日の西武戦(当時ヤフードーム)で放った2ランがプロ初アーチ。今季11年目で節目にまでたどりついた。
◆ヤクルトの山田が2打席連続本塁打を放った。0-2の六回、右越え15号ソロを放ち反撃。2-2の同点で迎えた八回には、勝ち越しの左越え16号2ランをたたき込んだ。「打ったのはシュート。小川さんが頑張っているので何とかしたかった。本塁打というよりも後ろにつなぐ気持ちだった。インコースの球だったがうまく反応して打つことができた」と振り返った。
◆ヤクルトが逆転勝ちでソフトバンクに連勝。0-2の六回、山田の右越え15号ソロで1点を返すと、七回1死三塁から中村の中前適時打で同点とした。八回には山田が2打席連発となる左越え16号2ランで勝ち越した。先発の小川は7回2失点の好投で6勝目(1敗)。八回からは今野、梅野、マクガフとつないだ。 ◆6勝目をマークした小川「ソフトバンク打線はすごく良い打者が多いので気持ちで負けないように、マウンドにあがりました。先制されましたが、もう一度スイッチを入れ直し、野手を信じて粘って投げました」 投球する先発のヤクルト・小川泰弘=ペイペイドーム(撮影・村本聡) ◆七回に適時打を放った中村「打ったのはストレート小川の為にも絶対に還す気持ちで打ちました」
◆ヤクルトは六回に山田の右越え15号ソロ、七回に中村の適時打で2―2とし、八回に山田の2打席連続本塁打となる左越え16号2ランで勝ち越した。山田との一問一答は以下の通り。 --試合を振り返って 「本当にチームの勝利に貢献できてよかった」 --1本目の本塁打は 「引っかけずにコースに逆らわず、しっかりミートしていこうという気持ちで打った」 --2打席連発 「とにかくつなぐ意識でコンパクトに振っていこうと思った結果。たまたまいい角度がついてくれて本塁打になった」 --2本の本塁打を含む4安打3打点の活躍 「自分でもなんで打てたのかびっくりしている。またあしたも試合があるので、また活躍できるように頑張りたい」 --打撃内容も良かった 「個人的にここ最近、波が激しいというか安定して成績を残していないので、またあした打てるように新たな気持ちで頑張りたい」 --ソフトバンクに連勝 「チームのミーティングでも『なんとかきょうは勝つぞ』とみんなで話し合っていたので、勝つことができて良かった。あしたもきょうみたいな活躍ができるように、チームの勝利に貢献できるプレーをしたい」
◆ソフトバンクは逆転負けを喫した。柳田悠岐外野手(32)が14号ソロを放ち、通算200号を達成。通算868本塁打のプロ野球記録を持つ王貞治球団会長(81)が代表取材に応じた。 「ずいぶん遅かった感じがするけどね。でもここから加速していけば。技術的なものは独特なものを持っているからね。それに磨きをかけて、結果にうまくつなげてくれて、チームをまたぐいぐい引っ張ってくれることにもなるしね。まだ年齢的、肉体的な条件からしたら10年は十分にできるからね。その気になって頑張ってほしいね」 王会長は現役時代、巨人で歴代1位の868本塁打を記録。今は球団会長としてホークスナインの育成に尽力しているが、チームの顔が到達した節目に笑顔を見せた。
◆ソフトバンクは逆転負けを喫し、1試合を残して9年ぶりに交流戦負け越しが決定した。試合後、工藤公康監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --マルティネスは7回2失点 「ボールも悪くなかった。打たれたのはホームランとかになりましたけど、打たれない投手も失投しない投手もいないです」 --板東が山田に決勝2ランを浴びた。ここまで頑張ってきているが 「あそこのホームランは防げますね。その前に外の球をホームランにしている。打者なら、次はインサイドにくるだろうと予測くらいは立ちますよね。その前にもきたわけですから。あれはあの1球でよかった。2球いく必要はなかったんじゃないかなと思うところはあります。ただ(甲斐)拓也からしたら、もう一個確実にインサイドを見せてから外にいきたかった思いはあったと思いますよ」 --結果として攻守のミスが響いてしまった 「ミスはあるので。くよくよしていても仕方ないので。出たなら取り戻せと。取り戻せないようじゃだめだと僕は思います。それは次の日じゃだめですよね。その日に打席があるなら何としても出る。強い覚悟でのぞまないといけないと思います」 --七回無死一塁では松田にスリーバント。何としても進めたかった 「そうです。何としてもです。ヘッドとも話をして『進めたらこうして...』ということも考えていたので」 --ベンチに今宮が控えていたが『代打でバント』という選択肢は 「考えていなかったです。理由はこないだ(10日、広島戦、ペイペイドーム)成功しているからです。失敗していたら考えました。難しいだろうなということで今宮を出してでも、バントでと。ただこないだバントを成功している人に『失敗するだろう』と勝手な憶測で代えることはできないですね。次は考えます」 --交流戦の負け越しが決まった 「あしたで交流戦も終わるので。いい形で終わることの方がね。また交流戦明けからも気持ちよくできるのかなと思いますけど。結果はここまで出ているので、あした全力でやるしかないと思います」
◆ヤクルトは2―2の八回に山田哲人内野手(28)がこの日、2本目の本塁打となる16号2ランを放って試合を決めた。先発の小川泰弘投手(31)は7回5安打2失点の好投でセ・リーグトップタイとなる6勝目。投打の主力が力を発揮し、交流戦の勝率5割以上を決めた。高津臣吾監督(52)の主な一問一答は以下の通り。 ――山田が2本塁打 「1本目は難しい展開の中で、1点取れたというのが大きかった。試合が動きだしたというか、1点差に迫るというところは大きかったですね。2ランも大きかったですけど」 ――2本目の当たりは山田らしい一発 「ちょっとコースは分からないですけど、しっかりと捉えることができているのかなと思いました」 ――小川は安定感がある 「最初の失点は、四球から8番に長打を打たれて1点取られたというのは、悔いが残る1球だったのかなと思います。先制されたのは反省しないといけない。その後はよく粘ったのかなと思います」 ――七回無死二塁では代打・宮本を送って犠打を指示 「ちょっと迷いました。犠打をすることは迷いませんでしたけど、誰を出そうかというのは迷いました。(可能性が最も高い?)もちろん、そうです。いろんなことを考えて丈(宮本)に犠打をさせました」 ――交流戦連勝 「最初のカード以来だったので、もう1つ勝って帰りたいですね」
◆ヤクルトの小川は7回2失点にまとめて自身5連勝とした。二、四回に長打で1点ずつを失ったが、辛抱強く投げて終盤の逆転を呼んだ。「味方を信じて諦めなかったのが、いい結果につながった。野手が頼もしい」と穏やかに話した。 これでリーグトップに並ぶ6勝目。2軍調整から戻った5月15日の中日戦で完封して以降、5試合連続で7回以上を投げる安定感が光る。「(2年連続最下位と)悔しい思いをしてきた。今年は上にいきたいと思っている」とチームとともに上昇を誓った。
◆6年目左腕の高橋が13日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で今季初先発する。状態が上がらず、開幕は2軍スタート。軽めのダッシュなどで調整を終え「自分より若い奥川、金久保が投げていたので悔しい思いを持っていた。2軍でやってきたことを出せるように」と闘志を燃やした。
◆小川は7回2失点、8奪三振の好投でリーグトップタイの6勝目(1敗)を挙げた。140キロ台中盤の直球とチェンジアップ、カーブがさえ、緩急を生かした投球で相手打線を翻弄。「先制されましたが、もう一度スイッチを入れ直し、野手(の援護)を信じて投げました」と、八回の山田の決勝2ランを呼び込んだ。
◆値千金の2発だ!! ヤクルト・山田哲人内野手(28)が0―2の六回に追撃の15号ソロを放つと、同点の八回には決勝の16号2ラン。今季3度目の1試合2本塁打で4年連続日本一のソフトバンクから連勝を飾った。 「つなぐ意識でコンパクトに振っていこうと思った。自分でも何で打てたのか、びっくりしている。また活躍できるように頑張りたい」 八回無死一塁。2番手、板東が投じた内角ギリギリのツーシームを腕を畳んで左翼席まで運んだ。六回は外角低めのカットボールを右翼ポール直撃の一発。通算19度目の1試合複数本塁打は、広沢克実、池山隆寛、岩村明憲を抜いて、球団の日本選手最多記録を更新した。 一、三回も左前打で出塁し、今季初の4安打をマークした。5月は打率・231、1本塁打と苦しんだ。今月4―6日は早出練習を敢行し、杉村打撃コーチと若手時代にルーティンとしていたティー打撃でフォームを再確認。8日のロッテ戦から計5試合で10安打、3本塁打と、いよいよ上昇気流に乗り始めた。 チームは2018年以来となる交流戦の勝率5割以上を決めた。高津監督は「1本目は難しい展開の中で、1点を取れた。(決勝)2ランもしっかりと捉えることができている」とうなずき、「もう1つ勝って帰りたいですね」と本音をこぼした。背番号「1」の復調は何よりも心強い。(横山尚杜) 七回、同点の中前適時打を放ったヤクルト・中村「小川のためにも絶対に(走者を)かえす気持ちで打ちました」
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
11 | 5 | 1 | 0.688 (↑0.021) | - (-) |
1 | 87 (+3) | 62 (+2) | 12 (-) | 5 (-) |
0.286 (↓0.002) | 3.620 (↑0.11) |
2 (-) |
中日 |
9 | 6 | 2 | 0.600 (↓0.043) | 1.5 (↓1) |
1 | 55 (+3) | 61 (+7) | 15 (+1) | 8 (-) |
0.250 (-) | 3.500 (↓0.12) |
3 (2↑) |
阪神 |
10 | 7 | 0 | 0.588 (↑0.025) | 1.5 (-) |
1 | 76 (+9) | 71 (+1) | 19 (+3) | 22 (-) |
0.246 (↑0.002) | 3.430 (↑0.16) |
4 (1↓) |
DeNA |
8 | 6 | 3 | 0.571 (↓0.044) | 2 (↓1) |
1 | 87 (+3) | 92 (+4) | 24 (-) | 3 (-) |
0.299 (↓0.003) | 5.130 (↑0.04) |
5 (1↓) |
楽天 |
9 | 7 | 1 | 0.563 (↓0.037) | 2 (↓1) |
1 | 73 (+1) | 68 (+9) | 15 (+1) | 7 (-) |
0.266 (↓0.006) | 3.840 (↓0.33) |
6 (-) |
ヤクルト |
9 | 8 | 0 | 0.529 (↑0.029) | 2.5 (-) |
1 | 74 (+4) | 68 (+2) | 21 (+2) | 13 (-) |
0.263 (↓0.001) | 4.030 (↑0.14) |
7 (1↑) |
巨人 |
7 | 7 | 3 | 0.500 (↑0.038) | 3 (-) |
1 | 68 (+11) | 66 (+4) | 23 (+3) | 9 (+2) |
0.253 (↑0.013) | 3.740 (↓0.01) |
8 (2↑) |
西武 |
5 | 6 | 4 | 0.455 (↑0.055) | 3.5 (-) |
3 | 77 (+7) | 80 (+3) | 23 (-) | 4 (-) |
0.280 (↑0.004) | 4.990 (↑0.15) |
9 (2↓) |
ロッテ |
7 | 9 | 1 | 0.438 (↓0.029) | 4 (↓1) |
1 | 80 (+4) | 79 (+11) | 16 (-) | 17 (-) |
0.262 (↓0.003) | 4.480 (↓0.42) |
10 (1↓) |
ソフトバンク |
5 | 8 | 4 | 0.385 (↓0.032) | 4.5 (↓1) |
1 | 64 (+2) | 50 (+4) | 18 (+1) | 9 (-) |
0.238 (↓0.001) | 2.860 (↓0.01) |
11 (-) |
日本ハム |
6 | 10 | 0 | 0.375 (↑0.042) | 5 (-) |
2 | 52 (+4) | 65 (+3) | 6 (-) | 10 (-) |
0.235 (↑0.005) | 3.660 (↑0.05) |
12 (-) |
広島 |
2 | 9 | 3 | 0.182 (↓0.018) | 6.5 (↓1) |
4 | 44 (+2) | 75 (+3) | 9 (-) | 12 (+1) |
0.251 (↓0.004) | 5.130 (↑0.13) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
38 | 19 | 2 | 0.667 (↑0.006) | - (-) |
84 | 267 (+9) | 210 (+1) | 64 (+3) | 56 (-) |
0.255 (↑0.001) | 3.250 (↑0.04) |
2 (-) |
巨人 |
30 | 23 | 10 | 0.566 (↑0.008) | 6 (-) |
80 | 258 (+11) | 229 (+4) | 79 (+3) | 41 (+2) |
0.255 (↑0.003) | 3.460 (-) |
3 (-) |
ヤクルト |
29 | 24 | 7 | 0.547 (↑0.009) | 7 (-) |
83 | 257 (+4) | 241 (+2) | 61 (+2) | 38 (-) |
0.251 (-) | 3.810 (↑0.03) |
4 (-) |
中日 |
25 | 28 | 9 | 0.472 (↓0.009) | 11 (↓1) |
81 | 180 (+3) | 196 (+7) | 33 (+1) | 30 (-) |
0.240 (-) | 3.020 (↓0.04) |
5 (-) |
広島 |
18 | 29 | 8 | 0.383 (↓0.008) | 15 (↓1) |
88 | 175 (+2) | 222 (+3) | 35 (-) | 30 (+1) |
0.254 (↓0.001) | 3.780 (↑0.01) |
6 (-) |
DeNA |
20 | 35 | 9 | 0.364 (↓0.006) | 17 (↓1) |
79 | 249 (+3) | 317 (+4) | 61 (-) | 12 (-) |
0.254 (-) | 4.770 (↑0.01) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
32 | 24 | 9 | 0.571 (↓0.011) | - (-) |
78 | 261 (+1) | 239 (+9) | 52 (+1) | 28 (-) |
0.244 (↓0.001) | 3.510 (↓0.09) |
2 (-) |
ソフトバンク |
29 | 25 | 11 | 0.537 (↓0.01) | 2 (-) |
78 | 274 (+2) | 223 (+4) | 58 (+1) | 45 (-) |
0.258 (-) | 3.260 (-) |
3 (-) |
ORIX |
29 | 27 | 8 | 0.518 (↑0.009) | 3 (↑1) |
79 | 262 (+3) | 248 (+2) | 59 (-) | 19 (-) |
0.255 (-) | 3.610 (↑0.03) |
4 (-) |
ロッテ |
27 | 28 | 8 | 0.491 (↓0.009) | 4.5 (-) |
80 | 295 (+4) | 272 (+11) | 62 (-) | 51 (-) |
0.252 (-) | 4.100 (↓0.12) |
5 (-) |
西武 |
24 | 26 | 12 | 0.480 (↑0.011) | 5 (↑1) |
81 | 250 (+7) | 262 (+3) | 53 (-) | 53 (-) |
0.250 (↑0.002) | 4.090 (↑0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
21 | 34 | 5 | 0.382 (↑0.012) | 10.5 (↑1) |
83 | 186 (+4) | 255 (+3) | 31 (-) | 34 (-) |
0.224 (↑0.001) | 3.880 (↑0.01) |
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